こんにちは。鹿野一郎です。
僕は昔は腹筋台で腹筋運動をするのが好きでした。
昔通っていた成田市体育館の腹筋台は、傾斜角が最大で30度ぐらいまでしか調整できなかったので、頭の後にプレートを持って負荷をかけてやっていました。
大塚のゴールドジムには、傾斜角を90度まで調整できる腹筋台があったので、喜んでそれをやっていました。
やればやるほど腹筋が強くなり、とうとう傾斜角90度でも10回3セットできるようになった時は、とてもうれしかったです。
傾斜角が90度まで調整できる腹筋台は、記憶が正しければ、大塚のゴールドジムの他に、海浜幕張のゴールドジムアネックス、名古屋金山のゴールドジムにもありました。
多分成田のゴールドジムにもあったと思います。
でも、最近は90度まで調整できる腹筋台はめっきり見なくなりました。
津田沼のゴールドジムにあった腹筋台は30度ぐらいまでしか調整できなかったし、天台スポーツセンターのトレーニングルームの腹筋台も、千葉市のみつわ台体育館のトレーニングルームの腹筋台も30度ぐらいまでしか調整できませんでした。
さらにいうと、僕が今通っている24時間ジムには腹筋台そのものがありません。
腹筋を鍛えるマシーンが2台ありますが、腹筋台はありません。
腹筋運動は腹直筋に効いていないと言いますが
腹直筋の動きは、真っ直ぐな背骨を曲げる動きであって、股関節を動かして上体を太腿にくっつける動きではないと言います。
なので腹筋運動の時、本当に腹筋に効いているのは、真っ直ぐに伸びた状態を、背中を丸めて曲げるまでで、その後、上体を起こす動きは、腸腰筋(ちょうようきん)という別の筋肉を使っていると言います。
腸腰筋というのは、直立姿勢から膝蹴りを出す要領で、膝を持ち上げるときに使う筋肉で、太腿の付け根から骨盤にかけての筋肉だそうです。
確かに腹筋運動をしていると、腹筋そのものよりも先に、太腿の方がきつくなってきます。
それが、腸腰筋が効いている状態なんでしょう。
また、一時期、腹筋運動は腰を痛めるとも言われていました。
最近はあまり聞かなくなりましたが、以前はかなり言われていたと思います。
果たして腹筋運動で腰を痛めるというのは事実なんでしょうか?
僕は腹筋運動をやって、腰を痛めた事はないですし、僕の周りでも腹筋で腰を痛めたという人はいないです。
最近、ジムで腹筋台を見なくなったのにはこういう理由もあるんでしょうか?
あっても30度ぐらいまでしか調整できないのは何故なんでしょうか?
90度の腹筋台で腹筋運動をする人がいないからなんでしょうか?
昔の腹筋運動
僕が中学生、高校生だった昭和の頃は、学校の体育の授業で腹筋運動をしていました。
ジャッキー・チェンも映画「酔拳」や「蛇拳」(ともに1978年)の中で、体を鍛えるために腹筋運動をしていました。
でも、もしかしたらそれはうさぎ跳びと同じ運命を辿っているのでしょうか?
昔は体育の授業でうさぎ跳びをするのは当たり前の話でした。
若い人はわからないかも知れないので、簡単に説明すると、しゃがんだ状態で、手を腰の後で組み、ちょんちょんと前にジャンプして進むんです。
これが何のトレーニングになるのかと言われたら、実に難しいです。
昔は常識だったこのうさぎ跳びは、ある時から、意味がないし、膝関節を壊すだけだと言われるようになり、次第に消滅していきました。
僕自身は高校生ときに、その転機が訪れました。
体育の先生が、うさぎ跳びは膝を痛めるからやらない事にしたと説明し、今日からはアヒル歩きをすると言いました。
それはしゃがんだ状態で歩き続ける種目でした。
5人1組とか10人1組になって、1列に並び、前の人の肩につかまって全員で足を揃えて右、左、右、左と歩きます。
これは本当にキツかったです。
僕のような脚の太いデブ(当時)にとってはしゃがむだけで苦痛なのに、しゃがんだまま歩くというのは拷問のような苦しみでした。
まるで膝が燃えているようでした。
では、今時の高校の体育の授業はどうなんでしょうか?
腰を痛めるという理由で腹筋運動はしていないんでしょうか?
もしそうならばちょっとショックです。
僕は腹筋運動が大好きだったからです。
前に職場で生徒に聞いたことがあるんですが、高校でうさぎ跳びをするところは今ではほとんどないそうです。
でも完全にゼロでもないのは驚きです。
果たして腹筋運動がどうなのかは、今度また生徒に聞いてみようと思います。
腹筋台のよろこび
昔、僕は友達と千葉市のみつわ台体育館でトレーニングをしていました。
そこには傾斜角が最大で30度ぐらいの腹筋台がありました。
最初は30度でも腹筋をするのがキツくて、辛かったですが、やればやる程どんどん出来るようになりました。
そうなると30度の傾斜では物足りなくなります。
でもそれ以上の角度にすることは出来ないので、頭の後に何かものを持って、負荷をかけることを考えました。
今はどうなのか知りませんが、当時のみつわ台体育館(昭和末期から平成の幕開け頃)にはマシーンしかなくて、バーベル用のプレートはありませんでした。
なので、仕方なく、トレーニングルームに備え付けてある消化器を頭の後ろに持って腹筋をしていました。
やがて、消化器も軽くなってしまったので、やむなく自宅から僕のダンベルのプレートを持ち込んで腹筋をするようになりました。
時は流れて友達とトレーニングをする場所は、千葉市のみつわ台体育館から、成田市体育館に変わりました。
一緒にトレーニングをする友達も変わりました。
どちらも学生時代のバイト仲間ですが、社会人になると引越しなどもあるので、メンバーが変わりました。
成田市体育館の腹筋台も傾斜角は30度ぐらいでしたが、そこにはプレートがあったので、一時は15kgのプレートを持って腹筋をしていたこともありました。
でも、あまり良いものではないです。
プレートを持って腹筋運動をすること自体があまり良くないです。
それよりは、傾斜角をもっと大きくして手は頭の後ろに組んで腹筋をする方がやりやすかったです。
手を頭の後ろに組んで腹筋をしていると、たまに注意を受ける事もありました。
手は頭の後ろに組むのではなく、胸に当てるのだと言います。
手のひらで胸を触るようにして、左右の手を交差して胸に当てます。
その姿勢の方が反動を使えないので良いのだと言います。
それはわかるんですが、その姿勢が妙に女性的な感じがして、僕はやりたくありませんでした。
反動を使わないことが重要ならば、顎を思い切り引いて、胸に密着させれば同じ事ではないかと思って、手は頭の後ろで組んでいました。
初めて大塚のゴールドジムに行った時、そこに90度まで調整できる腹筋台があるのを見て驚きました。
どんな人が90度ので腹筋をするんだろうかと思いました。
そして自分も90度で腹筋が出来るようになりたいと思いました。
これもやればやるほど成果は出ました。
45度から60度、75度とどんどん角度がキツくなり、いつしか90度の腹筋台で腹筋が出来るようになりました。
90度で10回3セット出来るようになりました。
とても嬉しかったですし、友達からは「すごいな。」と言われました。
実は、やってみて思うんですが、腹筋台が一番きついのは傾斜角が60度ぐらいの時で、実は90度はそんなにキツくないんです。
でも、90度の方が見た目のインパクトはとても大きいですよね。
90度の腹筋台で体を起こした後、さらに脚に力を入れると、レッグエクステンションの要領で、自分の体がさらに上にあがります。
腹筋台によって、足首と膝は固定されているので、脚を伸ばそうとして力を入れると、膝から上の体全体が持ち上がるんです。
一時はそれが面白くて、腹筋と組み合わせて、その変則的なレッグエクステンションをやっていました。
友達からは、
すごいけど、お前バカだろ?
と言われました。
腹筋運動のツイストとストレート
僕が高校生だった頃、ボクシングの世界タイトルマッチで、試合前のボクサーの控え室の様子を映す時、トレーナーが足首を押さえて腹筋運動をしている事がありました。
でもそれは普通の腹筋ではなくて、上体を起こしたところで、体を左右に振る、ツイスト運動が加算されていました。
何故それをするのか、初めは疑問でしたが、あのように体を捻る事によって、外腹斜筋を鍛えるのだという説明をどこかで聞いたことがあります。
シルベスター・スタローン主演の映画「ロッキー3」(1982年)でも対戦相手のクラバー・ラング(俳優名ミスターT)が30度程度の腹筋台で、体を起こした後、唸り声を上げながら左右にツイスト運動をし続ける場面があります。
どうやら当時のプロボクサーはああいうツイストの腹筋運動をやっていたようです。
ジムでもたまにそれをやっている人はいましたが、ちょっとやり方が違いました。
ボクサーのツイスト腹筋は、上体を起こしてから体を左右に振って、また体を倒します。
でも、ジムで一時期よく見たのは、上体を起こすときに体を左に捻り、体を倒します。そして次の回は上体を起こすときに体を右に捻ります。
このように1回ごとに、左、右、左と交互にやるんです。
僕も一時期真似をしてやってみましたが、あまり効果を感じなかったので、すぐにやめてしまいました。
僕はストレートの腹筋運動の方が好きでした。
外腹斜筋を鍛えると言われても、外腹斜筋が効いているような実感は得ることが出来ませんでした。
腹筋を鍛えるマシーン
津田沼のゴールドジムの腹筋台は傾斜角が30度ぐらいまでしか調整できませんでしたが、代わりに腹筋を鍛えるマシーンがありました。
僕が今通っている地元の24時間ジムにも同じタイプのものがあります。
椅子に座って、体を前に倒すタイプのマシーンです。
マシーンなのでいくらでも負荷をかけることが出来ます。
僕も何回かやった事はありますが、どうも腹筋運動に比べるとトレーニングをしている実感が持てなくて、面白くないです。
やっぱり昔ながらの腹筋運動をしたいです。
腹筋台をめっきり見なくなったのは、本当に腰を痛めるからだけなんでしょうか?
それとも、見た目の問題なんでしょうか?
頭を低くして傾斜をつけた腹筋台で、必死にトレーニングをしている姿を、はたから見たらあまり良いものではないのかも知れないです。
レッグカールのマシーンがそうでした。
昔はレッグカールのマシーンは、台の上にうつ伏せに寝て、膝を曲げることでウエイトを持ち上げるタイプのものばかりでした。
前にもこのバーベルブログに書いたことがありますが、あれは男女を問わず、余程体型の良い人でない限り、他人がそれをしているのは見たくないものです。
もちろん、僕がそれをやっている時も、付近の人は目を背けていたと思います。
でも今時のレッグカールのマシーンは、椅子に座ったまま膝を曲げるタイプのものが主流になって来ていて、はたから見た時の見苦しさがなくなりました。
もしかしたら腹筋台が姿を消しつつあるのには、そういう理由もあるのかも知れないです。
傾斜をつけた腹筋台で何度も腹筋運動をしていると、次第にシャツがはだけてきて、おへそやお腹の毛が露出してしまう人もいます。
(僕はお腹や胸に毛は生えていませんが)
確かにそういう場合は、少し見苦しいと感じる事がありました。
もしかしたら腹筋台が減っている理由は、腰を痛めるという理由よりも、はたから見た時の見苦しさという理由の方が大きいのかも知れないです。
ハンギング・レッグレイズ
僕は筋肉系ユーチューバーの動画をよく見ます。
katochan33さん、コアラ小嵐さん、サイヤマングレートさん、ShoFitnessのShoさんの動画をよく見ますが、誰も腹筋運動はしていません。
よくやっているのは、ハンギング・レッグレイズという種目です。
パワーラックや懸垂台などにぶら下がって、腰を折る形で、膝を伸ばしたまま脚を前方にあげます。
場合によって、前方ではなく、握り手の位置まで足首が挙がるぐらいに持ち上げることもあります。
さらには、足を一番上まであげた状態から、車のワイパーのように足を左右に振る運動もあります。種目の名前はわかりません。
やったこともないです。
かなり難しいようで、相当な強さの人でないと出来ない技だと思いますが、そういうのがあります。
あ、そうだ。
サイヤマンさんと言ったら、ハンギング・レッグレイズではなくて、アブローラーですね。
彼こそが、ミスターアブローラーだと言って間違い無いでしょう。
僕は何回かハンギング・レッグレイズをやったことがありますが、腹筋に効いている気がしないので、すぐにやめてしまいました。
脚を上げるときに、体が振れないように、背中を固定してやるなら良いですが、ただぶら下がってやっていると、体がブラブラと前後に揺れてしまって非常にやりにくかったです。
なので、僕はやっぱり腹筋を鍛えるならば、昔ながらの腹筋運動がしたいんです。
アブローラー
今、上の文章を書いて、アブローラーの存在を思い出しました。
僕はアブローラーをやった事はありません。
あれはどうなんでしょうか?やっぱりかなり効くと思いますが、効くのは腹筋だけでなく、腕や肩なども同時に猛烈に効くんじゃ無いでしょうか?
昔、成田市体育館に通っていたときに、マッチョなおじさんが、バーベルをアブローラーにして立ちコロをしているのを見たことがありますが、正直なところ、
人間じゃ無い!
と思いました。
伸びた時は、お腹がぺったりと床についているのに、その状態から腕も脚も曲げないで、腹筋の力だけで元の姿勢に戻るんです。
とても信じられませんでした。
でもアブローラーは腹筋を鍛えるのに良い道具かも知れないですね。
もしジムにアブローラーが置いてあるならば、試してみようと思いますが、試す前にいきなり買うのはちょっと抵抗があります。
買ってもろくに使わなかったらもったいないからです。
今度ジムに行ったときに、探してみようと思います。
探せばどっかにありそうな気がします。
そういえば、僕も自宅に分厚いアディダスのマットを買ったので、あの上でダンベルをアブローラーにして立ちコロをすることが出来るかも知れません。
いきなり立ちコロは無理だと思うので、まずは膝をついた膝コロからやってみようかと思います。
最近の僕の腹筋運動
僕は腹筋台が姿を消した事によって、ほとんど腹筋のトレーニングをしなくなりました。
たまに、このままではまずいと思って、自宅で無荷重のクランチをやることもありますが、年に数回しかやらないです。
自宅に腹筋台が欲しいと思う時もありますが、ネットで調べてもなかなか90度まで調整できる腹筋台はないようです。
アブローラーがどのぐらい効果があるのかわからないですが、試しにやってみようと思います。
腹筋をしっかりと割りたいと思っているのに、腹筋を鍛えないというのは矛盾した話です。
いまだに腹筋の上にはしっかりと脂肪さんが載っています。
早く脂肪さんとはお別れして、皮膚の下はすぐ筋肉という状態にしたいんですが、まだまだ道のりは長いです。
脂肪の厚さは5mmぐらいでしょうか?
脂肪の厚さが同じならば、腹筋が大きく鍛えられている方が割れやすいです。
なので、脂肪を減らすと当時に、腹筋もきちんと鍛えるべきですね。
今日のフロアプレス
今日は自宅で午前中に軽くフロアプレスだけをしました。
今日の内容は以下の通りです。
フロアプレス 64kg5回、70kg10回、74kg10回、78kg9回、80kg9回、 84kg7回、88kg6回、90kg4回、74kg9回
最近そうしているように、今日も背中の下に板とタイルマットを敷いて、バーベルシャフトが胸についても、肘が畳につかないように可動域を確保してやりました。
最初の64kgは大胸筋の筋肉痛がバキバキなって痛かったですが、次の70kgからは何でもありませんでした。
明日もフロアプレスをしようと思います。
今回はこんなところです。
ありがとうございました。
内部リンク「ジムの思い出 その2(みつわ台体育館)」