ショルダープレスで去年の自分を圧倒しました!

トレーニング

こんにちは、鹿野一郎です。
今日は2023年3月6日の月曜日です。

今日は自宅でショルダープレスとプレート・リストカールだけをやりました。
明日はジムに行って、スクワット、ベンチプレス、懸垂、レッグエクステンション、レッグカールなどの種目をやってくるつもりです。

今日のショルダープレス

今日は自宅でアジャスタブルベンチに座って、自分のバーベルでショルダープレスをしました。
今日の目標は61kgのバーベルで、合計42回以上あげる事でした。


61kgのバーベルというのは、160cm9kgのバーベルシャフト(28mm規格、マーシャルワールド製)の片側に15kg(ALEX製)、5kg2枚(NIPPYO製)、1kg(NIPPYO製)をつけたバーベルです。
片側26kgなので、両方で52kg、それにシャフトを足して61kgです。


なんで目標が42回なのかというと、去年は1年間で61kgのバーベルでショルダープレスをした回数が31回で、一昨年は41回、その前の年は17回だったからです。
今年はまだ61kgでショルダープレスをしていませんが、過去3年間を見ても1年間に61kgのバーベルでショルダープレスをした回数は最高で41回だったんです。
こんなのは、1回のトレーニングで軽く超えてみせるわ!
と思って今日は42回以上挙げることを目標にしていました。

先週は49kgを10回挙げた後、59kgのバーベルで10回3セットを挙げているので、自信はありました。
ちなみに59kgを今年あげた回数は、先週のトレーニングで97回になり、過去最高になりました。
正直なところ、とても驚きましたよ。
まだ3月になったばかりですよ。
なのにもう去年1年間の合計回数を超えてしまったんです。

61kgのバーベルです。


去年は1年間で59kgを93回挙げました。一昨年は89回で、その前の年は70回です。
去年の僕はかなり弱かったようです。
ちなみに去年は1年間でショルダープレスを42回やり、合計ボリュームは、44kg以上の重さの集計で106トン強でした。
でも今年は集計を49kg以上の重さに変更したので、その結果去年1年間のボリュームは65トン弱まで減りました。
つまり、44kgから48kgの重さで41トン以上稼いでいたことになります。

実に卑怯な手だと思うので、今年は49kg未満はすべて切り捨てることにしました。
重いバーベルほど重点的に挙げて、去年のインチキな年間ボリュームを凌駕しようと思っています。

その第一歩が今日のトレーニングでした。


しつこいですが、目標は今日1日で61kgのバーベルを42回以上挙げることでした。

床に置いてあるバーベルを、ウエイトリフティングのハイクリーンの要領で鎖骨のあたりまで持ち上げて、ゆっくりあとじさりをしてアジャスタブルベンチに座ります。
そしてショルダープレスを始めました。
今日の内容は以下のとおりです。

ショルダープレス
 61kg10回、10回、10回、8回、7回(合計45回)
 63kg8回、7回(合計15回)



61kgのバーベルは重くなかったです。
合計42回の目標は簡単に達成できました。
まずは一安心です。

61kgの回数で過去最高を達成したら、次の目標は63kgでの回数を過去最高にすることです。
63kgのバーベルを年間で挙げた回数は驚くほど少なく、去年が3回、一昨年とその前の年は9回でした。
こんなに少ないなら、来週まで待たなくても今すぐできるだろうと思って、61kgを5セットやったあとは、重さを63kgに変更しました。
一番外側の1kgのプレートを外して2kgのプレートをはめれば63kgです。

やってみると63kgもそんなに重くありませんでした。
1セット目が8回で、2セット目が7回でした。
これで合計15回になったので、あっけなく過去最高になりました。

過去の自分に勝つのは嬉しいですが、相手が弱すぎて嬉しさが少ないです。
去年までの僕は一体何だったのでしょうか?

今日の目標だけでなく、来週の目標まで達成してしまいました。
今日のショルダープレスはこれで終わりにしましたが、次は65kgで過去最高を更新する事が目標になります。

63kgのバーベルです。


65kgでショルダープレスを挙げた回数は、去年はなぜか67回で、65kgや63kgよりも多いです。
一昨年とその前の年は65kgのバーベルは1回も挙げていません。
来週65kgにチャレンジしますが、いくらなんでも1回のトレーニングで合計67回はできないと思うので、来週と再来週でこれを超えたいと思います。

去年の11月のパワーリフティング関東大会の不甲斐ない結果で緊張の糸がプツッとキレてしまって、パワーリフティングに対する意欲が低下していましたが、こうやってパワーリフティングと違う部分で成長を感じられると、徐々にまたやる気が戻ってくるような気がします。
ショルダープレスは間違いなく、去年より今の方が強いです。
しかもかなりの差をつけています。
こう思える事がとても嬉しいです。

また、先日前腕の周囲を測ってみたら、右が30cm、左が28cmでした。
左は細いですが、右が30cmの大台に乗ったのは自分史上初めてのことだったので、とても嬉しかったです。
前腕にはほとんど全く脂肪がなくて、皮膚の下は筋肉なので、前腕の筋肉が増えたと考えて間違い無いと思います。
本当に嬉しいです。

あまりにも弱い去年の自分

去年の僕は、今の僕と比べるとショルダープレスは別人のように弱かったようですが、去年は僕にとってはショルダープレスは大きな飛躍の年でした。
去年はショルダープレスで70kgを合計13回挙げていますが、それ以前では1回も挙げられない重さでした。
70kgが挙がった時の喜びは今でも覚えています。


去年のショルダープレスは5/3/1プログラムでやっていました。
5/3/1プログラムは、スクワット、ベンチプレス、デッドリフトでやっていましたが、ショルダープレスをどうしてもサボるので、5/3/1プログラムに従ってやる事にしたんです。
プログラムに従うとなると、気分次第で「今日はやめておこう」というのは通用しなくなります。
必ず毎週やらなければならないし、やるとなったら、「もう十分効いたからこの辺でやめておこう」というのも通用しなくなります。
何が何でもやらなければならなくなります。
それにより、トレーニングのボリュームが増えて、パワーアップしたのでした。


でも、今年はもう5/3/1プログラムはやらないです。
その理由はただ一つ、飽きたからです。
飽きました。
これが唯一の理由です。


5/3/1プログラムに欠点があると思うようになったとか、自分に合わないと感じるようになったとか、そういう事は一切ないです。
最大筋力の更新を目指すならば、かなり理想的なプログラムだと思いますが、ずばり飽きました。

気分としては2年間毎日ラーメンを食べていたような感じでしょうか。
もう当分ラーメンはいらないです。
じゃなくって、当分5/3/1プログラムは良いです。


というより、プログラムに従って黙々とやるより、気分次第で気楽に決める自由なトレーニングをしたいです。
パワーリフティングで自己ベストを更新するために、個人的にはかなり自分を追い込んでトレーニングしたつもりでしたが、それが個人の限界に達してしまったのだと思います。
ラーメンを毎日2年も食べ続けたら、見るのも嫌になりました。

もちろん、意思の力が強い人は、それでも構わず、弱音も吐かず、頂点だけを目指して努力に努力を重ねると思いますが、僕はそんなに強くないので、気持ちが折れたんです。
なので、今は気分次第のトレーニングで自己満足を繰り返し、心の回復を待つ状態なのだと思います。

印旛沼のふろさと広場の風車です。本文とは関係ありません。

右の上腕が40cmに達していました!

前腕が30cmに達したのが嬉しくて、昨日は上腕の周囲を測ってみました。
すると、何と右が40cmで左が38cmでした!
ついに40cmに届きました。
最近は腕のトレーニングは個人的に頑張っているので、もしかしたら40cmに届いているかも知れないと思っていました。
そして本当に届いていました。
これは嬉しいです。
本当に嬉しいです。

かつて、今よりもっと太っていた時、一時的に腕周りが42cmに達した事がありましたが、あれはおそらく測り間違いだったと思います。
普通のメジャーで腕周りを測るのは難しいんですよね。
測り方によってかなり誤差が出ると思います。
今は周囲を測るのに特化したメジャーで測っているので、正確に測れていると思います。
メジャーで輪っかを作り、そこに腕を通して輪っかを締めて行って目盛りを読み取るんです。
これだとかなり正確に測れます。
secaというメーカーのメジャーです。

こうやって小さな成功を積み重ねて行きたいです。
理想を言わせてもらえれば、胸囲を120cm以上、ウエストを70cm以下にしたいですが、これは一生無理なような気がします。
現在、胸囲は117cmです。
ウエストは測っていませんが、パワーベルトが88cmの穴でややきついので、90cmぐらいあると思います。


今は太っている状態で、普段はパワーベルトは85cmの穴で締めていました。
パワーリフティングの試合が近づいて、減量をし、体重が73kg程度まで落ちると、82cmの穴でも締まるようになります。

個人的にはこの辺がダイエットの限界で、ウエスト70cmなんて、握力200kgと同じぐらい不可能な目標に思えます。
ボディービルダーの方々はコンテストに向けて猛烈な減量をし、お腹の脂肪もつまめないぐらいに絞り上げますが、ものすごい精神力だと思います。
とても真似できないです。

千葉ニュータウンのビッグホップに西松屋が入っていました。

トレーニングは昼頃にやって、そのあとはずっと妻の買い物に付き合っていました。
妻はまずフレスポ稲毛に行ってテレビと掃除機を買いたいと言っていました。
フレスポ稲毛というのは千葉市の稲毛区にあるショッピングモールですが、JR稲毛駅からはかなり遠いです。
歩ける距離ではなく、バスでもものすごく時間がかかると思います。


あの場所が稲毛と言われても、え?と思ったのが正直なところです。

フレスポ稲毛の中には昔、ファンタジーキッズリゾートという子供向けの屋内遊技場がありました。
巨大な風船でできた滑り台や、トンネル、迷路や砂場などがあり、小さい子供が遊ぶには理想的な場所です。
ゲームコーナーもあり、着飾ってセットを背景に写真撮影できる場所もあります。
付き添いの大人が休憩できる休憩スペースもあり、レストランもありました。


毎回入り口で1時間待ちという大人気ぶりでしたが、そのファンタジーキッズリゾートがなくなっていました。
ちょっと寂しいですね。

ファンタジーキッズリゾートです。滑っているのは娘です。

ファンタジーキッズリゾートは、印西市のビッグホップというショッピングモールにも入っていて、どちらかというとそっちの方によく行っていました。
ビッグホップのファンタジーキッズリゾートは今でも健在です。

で、フレスポ稲毛で、ファンタジーキッズリゾートが撤退した跡地には、ノジマ電気が入りました。
が、そのノジマ電気が撤退するそうで、最大50%の割引をしていたんです。
妻がそれを見つけて、僕が車で連れて行くことになりました。

最大50%引きと言っても、目当ての製品は大体20%ぐらいの割引だったため、散々比較検討した末に何も買わずに帰ることにしました。


2014年にフレスポ稲毛に行った時の日記には、マミーマートというスーパーマーケットが入っていると買いてありましたが、そのスーパーはなくなり、今はトップというスーパーが入っています。
まだ新そうなので、最近できたばかりなのでしょうか?
やっぱり9年も経つと、店が入れ替わりますよね。
他にも以前はなかった店がたくさんあり、随分と雰囲気が変わっていました。
回転しない寿司の魚べいは2014年にはすでにあったようですが、今日もまだありました。
通りの向こうのバーミヤンもいまだに健在でした。

さて、ノジマ電気で何も買わなかった妻は、今度はカルディー(という店)に行ってドレッシングを買いたいといいます。
カルディーはうちの近所では、八千代緑が丘のイオンの中と、印西のビッグホップの中にあります。
どっちに行きたいかと言われたら、道路の混雑の都合から僕はビッグホップに行くことにしました。

ビッグホップについてはこのバーベルブログで何回も記事を書いていますが、今日久し振りに行ってみると、西松屋(赤ちゃん、子供の服を売る店)が入っていました。
場所は、白いトランポリンの向かいです。


昔はそこはエディーバウアーやライトオン(だったと思うんですが、記憶がはっきりしないです)などが入っていたと思います。
あの屋外の白いピーナッツ型のトランポリンは子供に人気で、小さい子供が何人も乗って飛び跳ねているので、そこに西松屋が入るのはとても良いと思います。

数年前に、カルディーやシャトレーゼなどが入ったことによって、廃墟モールとまで言われたビッグホップはかなり盛り返してきていると思いますが、今回西松屋が入ったことでさらに勢いがつくのではないかと思いました。
他に、ネイルアートのスクールなども新規で入っていました。
新しい店が入るのはとても良いことだと思います。

ビッグホップの中央広場にはステージを設置する事ができますが、以前はアンパンマンショーやウルトラマンショーをやっていました。
僕も見た事がありますが、これらのショーが開催されるときはもう満員御礼でした。
今でもああいうショーはやっているんでしょうか?
ビッグホップを盛り上げるためにもどんどんやった方が良いと思います。

とはいうものの、2階のショップは相変わらず空き店舗ばかりで、シャッター商店街と化しています。
なんとかビッグホップ全体が活気付いて欲しいのですが、難しいようです。

僕のうちは千葉県佐倉市なんですが、千葉市稲毛区のフレスポ稲毛にテレビと掃除機を買いに行き(買いませんでしたが)、印西市のビッグホップに行って自宅に戻ると、もう暗くなっていました。
家を出たのは2時で、家に戻ったのは6時でした。

本当はもっとトレーニングをしたかったんですが、明日はジムに行ってみっちりやるので、大丈夫です。

大学に行く必要を感じなくなってきました。

インターネットで見つけたニュースに、次のようなものがありました。
新生児が80万人を割り込んで大学も淘汰の時代に入るというようなタイトルの記事でした。
僕は予備校講師をしているので、18歳人口の推移には敏感です。
なので、このタイトルがものすごく時代遅れなものだと感じました。
大学の淘汰はもうとっくに始まっています。


僕の記憶では一番最初に破綻した大学は山口県の萩国際大学で、2005年に破綻しています。
その後もいくつかの大学が破綻し、特に印象に残ったのは広島県の立志館大学の破綻でした。
2000年にオープンし、なんと2003年に破綻しました。
つまり、一人の卒業生も送り出す事なく破綻したわけです。
取り残された学生は、呉大学が引き取ってくれたんだと記憶しています。
(おかしいですね。萩国際大学が最初だと思ったのに、立志館大学の方が先に破綻していますね。僕の記憶はこの程度のものです。)

このように大学の破綻は随分前から起こっているので、大学の数は減っているものと思っていましたが、なんと今でも増え続けているそうです。
新規にオープンする大学もあるし、専門学校から大学に鞍替えするところもあるそうです。
しかし、しかしですよ。

今55歳の僕が18歳だったときは、18歳人口が200万人を超えていたのに、今は110万人で、18年後には80万人になるんですよ。
今から大学を作るなんて意味がわかりません。
普通に考えたら大学の数はもっと減っているべきだと思います。

このニュースにもいろいろな人がコメントを書いていますが、それらを読んでいるうちに、もうみんなが大学に進学する時代は終わったのではないかと思うようになりました。


ある人のコメントに、大学と教育産業が諸悪の根源だとありました。
予備校講師である僕としては、諸悪の根源といわれてしまうのは不満ですが、読んでみると説得力のある内容でした。
まず、大学の学費が高すぎるし、大学に入るための予備校の学費も高すぎるそうです。
そして無理してレベルの低い大学に奨学金を借りて入っても、卒業後は延々と借金を返さなければならず、貯蓄もできない。
そうなると結婚して子供を育てようなんて意欲も湧いてこないというのです。
確かにその通りだと思いました。

大学はお金がかかります。
国立大学に行ける人は良いですが、私立の場合はとてもお金がかかります。
僕が大学受験をした1986年当時の相場では、理系の場合は早稲田、慶應が年間120万円、上智が年間130万円、東京理科大学(我が母校)が65万円でした。


でも今はもっと高いんですね。
ちょっとしか調べていませんが、早稲田大学の理工学部は年間170万円ぐらいかかるようです。
ということは単純計算で、4年で680万円になります。
大学受験で浪人していた場合は、さらに年間80万円ほど予備校の学費がかかります。
高校生のうちから予備校に通っていたらさらにお金がかかります。
もしある高校生が、予備校で英語、数学、物理の授業を毎週受けていたらどのくらいの学費がかかるんでしょうか?
僕には具体的な金額はわかりませんが、中学1年生の娘が塾に通っていた時の学費の高さを考えたら、月5万円ぐらいはかかるかも知れないです。
ものすごい負担ですよね。
それにプラスして春期講習、夏期講習、冬期講習、直前講習があります。

予備校に払う学費だけで150万円を超えてしまいそうな勢いです。
(高3と浪人の合算です。しかもかなりずぼらな概算です。)
この上に大学の学費で680万円加算されたら、830万円になってしまいます。

それだったら高校を卒業して仕事に就いた方が良いのではないでしょうか?


一般に高卒より大卒の方が給料が良いといわれますが、スタートの時点で830万円ものハンデがついていて、しかも高卒の人は大卒の人が卒業する時点ですでに4年間働いています。
ハンデはもっと大きいですよね。
果たして取り返せるんでしょうか?

早稲田、慶應などの一流大学入れる人は良いですが、頑張っても人並み以下の大学にしか入れない人の場合は、大学に行かずに高卒で働いた方が良いような気がします。

今から10年前か、20年前か忘れましたが、衝撃的なデータを見た事がありました。
それは「大卒フリーターの平均年収は140万円」というものでした。
140万円という数字よりも、大卒フリーターという言葉が衝撃的でした。

大学を出てもどこにも就職できず、フリーターをするしかない人々がたくさんいるため、「大卒フリーター」というカテゴリーが出来てしまったわけですよね。
それこそ、言ってしまえば、フリーターになるなら大学に行く必要ないじゃん、となってしまいます。

僕自身大学生活は楽しかったですが、大学の勉強をちゃんと修めたのかといわれたら、答はノーです。
量子力学の勉強をしている大学3年生から「シュレーディンガー方程式がよくわからないので、導出から詳しく教えてください。」と言われたら、僕の返事は、「わかりません。」です。
シュレーディンガー方程式には時間に依存しない方程式と時間に依存する方程式があるのは知っていますが、その式を書けと言われても書けません。

解析力学の勉強をしている大学2年生から、「ハミルトニアンがよくわからないので教えてください。」と言われたら、僕の返事は「わかりません。」です。
確か一般化座標でも扱いやすいように考案された方程式だったと思いますが、詳しいことは何もわからないし、ハミルトン方程式を書けと言われても書けません。

力学の勉強をしている大学1年生から、「ラグランジアンがよくわからないので教えてください。」と言われたら、僕の返事は「わかりません。」です。
他に相対性理論を勉強している学生から「世界距離の概念がよくわからないので教えてください。」と言われても、「わかりません。」です。

まさに形だけ卒業したようなものです。

千葉ニュータウンのビッグホップです。


では、大学に行ったことは無駄だったのかと言われたら、そうでもないです。
僕は予備校で大学受験の物理を教えているんですが、一応物理学科にいたので詳細がことごとく不明でも、理論の大枠はそれなりに知っているので、背景知識として役に立ちます。
無駄ではなかったと思います。
それに大学受験の指導をする予備校講師が高卒では、そもそも採用してもらえません。

身も蓋も無いことを書いてしまうと、世の中の仕事の大部分は大学の勉強など知らなくても出来るものだと思います。
でも多くの人は大学に行くことを当然と考えているようで、大学受験の教育産業に高い学費を払い、私立大学にさらに高い学費を払っています。
そして卒業後は、奨学金を長年にわたって返し続けるんです。
だったら、高校を出てすぐに働いた方が良いと思ってしまうんです。

僕はついこの間まで、自分の娘にはいい大学に行って欲しいと思っていました。
でも娘が不登校になり、高校進学の道が事実上閉ざされてしまった今となっては、大学に行かなくても良いじゃないかと思うようになりました。

例えばどうしても就きたい仕事があるとか、どうしても入社したい会社があって、そのためには一流大学を出ている必要があるのだという場合は、合格のために全力で勉強すれば良いと思いますが、別に勉強が好きでもなく、みんなが行くからなんとなく大学に進学するという理由で、学費が高い割に就職に有利にならない大学に進学するなら、高校を出て働いた方がコストパフォーマンスが良いのではないかと思うんです。

予備校に来ている生徒たちに受験をやめろなんて言うつもりはないですよ。
そんなのは迷惑な話だし、不愉快な話でしかないですから。
僕が言っているのは、大学に行きたい訳でもなく、勉強をしたい訳でもない若者が、なんとなくレベルは高くないのに学費だけは高い大学に行って、将来奨学金の返済に追われるならば、高校を出て働いた方が良いのではないかと思うということです。


おそらく僕の娘もこれに該当すると思います。

それにしてもお金がかかりますね。


僕が受験生だった頃は、大学の学費は早稲田の場合120万円だったのに、今は170万円ですよ。
僕が浪人した時、予備校に払った学費は67万円でした。それが今では80万円ですよ。
せめて値上げをせずに現状維持は出来ないのでしょうか?

まあ、僕はその予備校から給料をもらっている人間なので、あまり言えた立場ではないのですが。

でも、大学と予備校が諸悪の根源という指摘には反論できないです。

今回はこんなところです。
ありがとうございました。

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