こんにちは、鹿野一郎です。
今回はナローベンチプレス、ナローフロアプレスについて話したいと思います。
バーベルを握る手幅を狭くしたベンチプレスがナローベンチプレスで、同じく手幅を狭くして床に寝ころんでバーべルを押しあげるのが、ナローフロアプレスです。
僕は自宅にバーベルを持っているので、ジムに行くとナローベンチプレスをし、自宅ではナローフロアプレスをしています。
自宅にはバーベルはあるんですが、ベンチはないので、こうなるんです。
ナローベンチプレスについて
ナローベンチプレスというのは上腕三頭筋を鍛える種目と言われていますね。
普通のベンチプレスに比べてグリップの幅を狭くしてベンチプレスをすると、上腕三頭筋(腕の後側の筋肉)が鍛えられると言います。
僕は普段、上腕三頭筋のトレーニングはライイング・トライセップ・エクステンション以外ははやらないので、ナローベンチプレスはほとんど全くした事がないです。
でも今は、ベンチプレスで右肩を痛めてしまっているため、時限的にナローベンチプレスをしています。
通常のワイドグリップでベンチプレスをすると、シャフトだけを挙げても痛いんですが、ナローベンチプレスだと100kgを挙げても痛くないんです。
この事を発見したため、右肩を痛めているにもかかわらず、ベンチプレスを休まずに済んでいます。
おそらく、肩が治ったらまたやらなくなると思います。
ナローベンチプレスのグリップ幅ですが、あまり狭くしすぎて、右手と左手がくっつく位にしてしまうと、確かに上腕三頭筋に効きますが、バーベル遠下ろした時に、手首を曲げる大きな力がかかって痛くなるので、肩幅ぐらいにしています。
随分前のことですが、筋肉系ユーチーバーのkatochan33さんが動画でそのように説明してくれていたので、僕も肩幅でやっています。
通常のベンチプレスは主に大胸筋を鍛えると言われていますが、ナローベンチプレスは上腕三頭筋を鍛える種目と言われています。
上腕三頭筋を鍛える種目は他に、ライイング・トライセップ・エクステンション、フレンチプレス、プレスダウン、トライセップ・キックバック(別名プッシュアウェイ)などがありますね。
普段は全くやらないんですが
ナローベンチプレスは普段は全くやらないので、最初はやりにくくて仕方なったです。
肩を怪我しているのに何故ナローベンチプレスをするのか?その理由は二つあります。
(1)ナローベンチプレスだと肩が痛くないから
(2)12月12日にベンチプレス栃木県大会にて出るので、トレーニングは休みたくないから
こういう理由なので、試合が終わったらやらなくなると思います。
昔、ちょっとだけナローベンチプレスをやった事がありましたが、普通のベンチプレスに比べると、重いバーベルが挙げられないですね。
胸ではなく、腕を鍛える種目で、目的が違うんだから当然なんですが、当時はそれもわからず、挙がらない事が面白くなくて、やめてしまいました。
僕は普通のベンチプレスは110kgまで挙げられます。
(「止め」なしのタッチ&ゴーなら120kgまで挙がります)
この間、ナローベンチプレスをやったら105kgまで挙げる事が出来たのには驚きました。
ナローでそんなに挙がると思っていませんでした。
自宅ではナローフロアプレスをしていますが、昨日は79kgから始めて2kgずつ増やし、97kgまで挙げました。
ナローフロアプレスを始めた時と比べると、段々力が出るようになってきています。
次は100kg以上のバーベルまで挙げたいです。
フロアプレスはベンチプレスより可動域が狭く、ベンチプレスより重たいバーベルを扱えます。
それは、フロアプレスの場合は、バーベルシャフトが胸に着くより先に、肘が床に着いてしまうからです。
これを解消するために怪我をする前は、床に板を敷いてその上に寝てやっていました。
そうするとシャフトが胸に接触しても肘が床につかなくなるんです。
そうやって可動域が狭いという弱点をカバーしていましたが、今は右肩を痛めている身なので、可動域は狭いままの方が安心できます。
なので、じかに床に寝て、狭い可動域でやっています。
ベンチに寝てナローベンチプレスで105kgを挙げる事が出来たので、床にじかに寝るフロアプレスでは、115kgぐらいは挙げたいです。
挙がる気がしないですが。
上腕三頭筋ではなく大胸筋に効いています
ナローベンチプレスやナローフロアプレスをしても上腕三頭筋に効いている感じがしません。
むしろ大胸筋に効いている気がするんですが、どうなんでしょうか?
そういうもんなんでしょうか?
変な話ですが、僕はカールをやっても、ショルダープレスをしても大胸筋が効くようです。
一体どういうフォームでやっているんでしょうか?
ナローフロアプレスが本当に大胸筋に効いているなら助かります。
右肩に負担をかけずに大胸筋を鍛えられるということなので、ありがたい話です。
ナローグリップだとワイドグリップより左右差がはっきりとわかります
ナローグリップでベンチプレスやフロアプレスをすると、筋力の左右差がはっきりとわかります。
当たり前の話ですが、ワイドグリップよりナローグリップの方がバーベルが傾きやすくなるので、左右差がすぐにわかります。
僕の場合は右に比べて左が圧倒的に弱いので、バーベルが左下がりになりそうになって、すぐに左がキツくなります。
例えば90kgで8回やるときは、7回目とか8回目は左だけで押しているような感覚になります。
実際は左右が同じ強さで押しているはずなんですが、右には余裕があるのに、左が悲鳴をあげているので、左ばかりがきついんです。
本当に左手片手で持ち上げているような錯覚を覚えます。
ワイドグリップと違って、ナローグリップの場合は、バーベルが傾いたらすぐにバーベルを床に落としてしまいそうです。
ワイドグリップに比べるとまるっきり安定感がないです。
床に寝ていてバーベルを床に落とすんだったら、座布団でも置いておけば衝撃を吸収できますが、ジムでベンチに寝てやっている時に、左右のバランスを崩してバーベルを左に落としたら、とても危ないですね。
なので、ナローベンチプレスでは、無理な追い込みはしないようが良さそうです。
でも、ワイドグリップの時のようにバーベルが傾いてでもとにかく押してしまうという事が出来ないので、左右差の矯正には良いかも知れないです。
試合まであと少しです
ベンチプレスの栃木県大会まであと10日になりました。
74kg級に出場します。
右肩の怪我がなければ、バリバリにベンチプレスをして試合に臨むところですが、怪我のためかなり違う展開になっています。
試合ではどうしても110kgを成功させたいです。
試合で110kgを成功させたことはまだないですが、最近はジムでのトレーニングで110kgを立て続けに成功させていたので、試合でも110kgは挙げられると思っていました。
でも、怪我のため怪しくなって来ています。
怪しくはなっていますが、ナローベンチプレス、ナローフロアプレスをやっているので、やっぱり絶対に110kgは成功させたいです。
右肩が痛いので、右肩に負担をかけないように、ダンベルを使って左だけでダンベルプレスをすることもあります。
これはベンチの上に寝てやると危ないので、自宅で畳の上に寝てやっています。
左だけやると左右のバランスがとても悪いので、左側に転がりそうになります。
だから、倒れないように左足で踏ん張りながらやります。
最近は40kgぐらいまで扱えるようになって来ました。
次はもっと重たいダンベルに挑戦したいです。
今朝の体重は73.5kgでした。
僕はいつもはパワーリフティング千葉県大会に出ています。
パワーリフティング千葉県協会の体重計と、うちの体重計には500gの誤差があり、千葉県協会の体重計の方が軽く出ます。
なので、今朝の体重は千葉県協会の体重計で測ったら73kg調度だっただろうと思います。
でも今度は栃木県大会です。
栃木県協会の体重計は果たしてどうでしょうか?
この試合とは関係なく、僕は今減量中で、この試合までに体重を71kgにする目標を持っていました。
あと9日で2.5kg落とすのはかなり無茶をしなければならないので、もう71kgにするのは諦めます。
次の目標は年末までに70kg以下にするというものです。
何とか頑張りたいと思います。
と言いながら、お酒もお菓子もやめるつもりはありませんが。
職場で聞いた暗い話、武士道と云うは死ぬことと見付けたり
今日、職場で聞いたんですが、僕が勤めている予備校のある校舎が来年の3月で閉鎖されるそうです。
それは首都圏の校舎ではなく、地方の校舎です。
それを聞いてちょっと暗い気分になりました。
別にその校舎が閉鎖されたからと言って、僕の給料が減ることはないと思いますが、そういう問題ではなくて、地方の校舎がなくなるというのはいろいろ問題があるんですよ。
首都圏だったらあちこちに校舎があるので、一つの校舎が閉鎖されても、生徒は近隣の校舎に移れば済みます。
でも、地方の校舎が閉鎖されたら、近隣に同じ予備校の校舎はないので、生徒は他の予備校に移らざるを得ません。
今そこに通っている浪人生、高校3年生はいいですが、2年生、1年生はどうなるんでしょうか?
近くの他の予備校があるならば、新学年に上がると同時にその予備校に乗り換えればいいんですが、地方だと他の予備校もない可能性があります。
そうなると、生徒達は予備校難民になってしまいます。
ネット配信の授業を見て、自分で勉強するしかなくなってしまうのでしょうか?
とても気の毒だと思います。
次は予備校の職員や掃除のスタッフ、警備の方などが気の毒です。
その校舎がなくったら雇用はどうなるんでしょうか?
例えば雇用は硬く確保されて、首都圏とか別の地方の校舎に異動になるならば良いですが、もし解雇なんて事になったらあまりにも気の毒です。
例えば40歳で住宅ローンと幼い子を抱えた職員の人がクビを切られてしまったら、どうやって生活して行くんでしょうか?
地方なので、そんなに簡単に次の仕事が見つかるとは思えません。
本当に恐ろしい話だと思います。
職員の方だけでなく、黒板の清掃で入っている人々もみんな職を失ってしまいます。
黒板清掃のスタッフは高齢な方が多いですが、最近は外国人労働者の方もいます。
そこまで人が足りないものなのかと思ってしまいます。
その方達も校舎がなくなってしまったら、仕事を失ってしまいます。
代わりの仕事がすぐに見つかるなら良いですが、黒板掃除というのは予備校にしか存在しない仕事だと思うので、再就職は難しそうです。
一体その方達はどうなってしまうんでしょうか?
校舎が閉鎖されれば、予備校講師もクビになるでしょう。
もしかしたら他の校舎へ出講する形で生き残る人もいるかも知れないですが、僕は予備校講師がクビになることについてはあまり同情しません。
それは自分も予備校講師だからです。
予備校講師は、もともとは1年契約の非正規雇用で、前年の働きが悪ければそれでクビになる業種です。
僕は1993年に25歳で予備校講師になりましたが、その労働契約書を見て愕然としたのを今でも覚えています。
契約期間が1年間しかなかったからです。
1年経ったらクビなのか?
と思うと恐ろしくて仕方なかったです。
職場でベテランの先生に相談すると、
今年の君の働きに予備校側が満足して、来年も契約したいと思ってくれれば来年も働けるよ。
と言われました。
これを聞いてとても恐ろしくなったのを覚えています。
だから、若い頃は本当に死に物狂いで働きました。
予備校講師は時間給は良いですが、仕事が出来なくなったらすぐにお払い箱です。
そういう仕事だと思っていました。
まさに、武士道と云うは死ぬことと見付けたり、です。
これまでに同僚が何人消えて行ったかわかりません。
個人の能力の問題で消えて行くなら仕方ありませんが、今回のように校舎が消えるから講師も消えるというのはちょっと可哀想にも思います。
でも、本当に力があれば他の地域に引っ越してでも生き残ることは出来るだろうから、校舎の閉鎖で講師がクビになることについては、あまり同情はしないです。
僕自身にもいつかそういう日が来るかも知れないと覚悟しています。
もし、そういう日が来る前に定年退職できたら、そんなに素晴らしいことはないです。
ちなみに僕は25歳でこの世界に入る時、働けるのは40歳までという覚悟を持っていました。
少子化のことは当時からわかっていました。
予備校業界がどんどん悪くなることもわかっていました。
40歳で仕事を失うならば、それまでに資格を取ってその後は別の仕事に就こうと思っていました。
それが現実には54歳になってもまだ教壇に立てているんですから、ありがたい事です。
今回はこんなところです。
ありがとうございました。