ジムの思い出 その10(天台スポーツセンター)

ジム

こんにちは、鹿野一郎です。
僕は2016年から2017年にかけて、千葉市の天台スポーツセンターのトレーニング室でトレーニングをしていました。
それまでは津田沼のゴールドジムで仕事の合間にトレーニングをしていたんですが、2016年からおよそ2年間はゴールドジムに行かずに天台スポーツセンターでトレーニングをしていました。

津田沼のゴールドジムに行かなくなった理由

津田沼のゴールドジムに行かなくなったのは、時間の都合が付きにくくなったからです。
僕は予備校の講師をしていて、曜日ごとに勤務校舎はバラバラです。
浪人生の授業をしてから別の校舎に移動して夜に高校生の授業をすることが多いですが、津田沼で授業をする時は浪人生も高校生も津田沼だったので、授業の合間に3時間の空き時間がありました。
とても暇な時間でしたが、この時間に職場を抜けてゴールドジムでトレーニングをし、そしてまた職場に戻るということをしていました。


これはなかなか理想的な時間の使い方でした。

津田沼のゴールドジムに行く前は、車で成田のゴールドジムまで行っていましたが、成田となると仕事の合間に行くのは無理なので、朝のうちにトレーニングをしてしまって、午後から仕事に出かけるという感じでやっていました。


まだこの頃は、子供が小さくてとても手がかかる時期だったので、妻と子供を残してトレーニングのために家を空けるのは、非常に非常に後ろめたくて、ほとんどトレーニングは出来無くなっていました。

ですが、ある日、津田沼にゴールドジムができました。
偶然にも津田沼で働く日は長い空き時間を持て余していました。
だから空き時間に津田沼のゴールドジムでトレーニングをすれば、妻にかける負担を全く変えずに僕はトレーニングが出来るのでした。


これは素晴らしいアイデアでしたが、次第に問題点がはっきりしてきます。
ずばり、時間の制約です。
3時間の空き時間があると言っても、浪人生の授業が終わった瞬間に校舎を出る事は出来ませんし、高校生の授業が始まる直前に校舎に戻ることも出来ません。

例えば浪人生の授業終了から10分後に校舎を出て、高校生の授業が始まる30分前に校舎に戻るとしても、もう2時間20分しか時間がありません。
校舎からゴールドジムまでは歩いて15分かかるので、往復で30分になります。
そうなるとゴールドジムに入ってから出るまでが1時間50分という事になります。
1時間50分全てトレーニング出来るなら良いですが、トレーニングで大汗を書くので、風呂に入ってから校舎に戻る事になります。
となるとトレーニング出来る時間は最大でも1時間20分ぐらいです。
もしパワーラックやベンチプレス台がふさがっていたら、心理的に打ち砕かれます。


さらに、浪人生が授業後に行列で質問に来たりすると、校舎を出るのが遅くなり、場合によってはトレーニングを断念しなければならなくなります。
このようにモヤモヤしながらトレーニングをしているうちに娘が幼稚園に通うようになり、妻の負担も大幅に軽減されました。
ならば、僕も家を開けられるかも知れないと思い始めていました。
そのときに、妻の方から天台スポーツセンターのトレーニング室に行ったらどうかと言われたんです。
それで天台に乗り換える事にしました。

天台スポーツセンターのトレーニング室

天台スポーツセンターに初めて行ったのは2016年2月9日でした。
この日はトレーニングではなく、見学で行きました。
果たしてトレーニングをするのに十分な環境があるのかどうかを見極めるために行きました。
係の人が案内してくれようとしていましたが、機材は全て使い方がわかるので、あとはパワーラックを間近で見て判断するだけでした。
天台スポーツセンターのトレーニング室にはパワーラックが2台とスクワットスタンドが1台ありました。
スクワットスタンドはかなり頑丈なもので、あれだったらパワーリフティングのチャンピオンやプロレスラーがスクワットをやっても大丈夫そうでした。
パワーラックは2台ありますが、片方は簡単な作りのシンプルなもので、もう片方のものはマルチラックとでも言うんでしょうか?
なんでも出来そうな重厚なパワーラックでした。
パワーラックにアジャスタブルベンチを装着出来るようになっていて、かなりの高重量でいろいろな種目が出来そうな凄いものでした。
これならばゴールドジムと比べても引けを取らないと思い、そこに通うことを決めました。
県営のジムなので、入会という概念はなく、毎回料金を払います。
または回数券を買うという方法もあります。

うちから天台スポーツセンターまでは車で30分ぐらいでした。
個人的には天台スポーツセンターの機材はよかったです。
パワーラック2台、スクワットスタンド1台の他に、スミスマシーンも1台ありました。
ベンチプレスの台は多分3台だったと思います。
ラックの幅が広いタイプのものが2台と、狭いタイプのものが1台ありました。
他にアジャスタブルベンチが2つ置いてあったと思います。
ダンベルは2kg刻みに軽いものから重いものまで揃っていました。
一番重いダンベルが何kgだったかは覚えていませんが、僕が使う分には不足は全くありませんでした。


天台スポーツセンターには、アシスト付きチンニングマシーンもありました。
知らない人向けに簡単に説明すると、自重で懸垂ができない人のために、クッションが膝を押し上げてくれてアシストしてくれる懸垂台です。
アシストの重さは5kg単位で変更できたと思います。
僕は成田市体育館に通い始めた頃は、自重の懸垂が一回も出来なかったんですが、それでもやり続けるうちにだんだん体が挙がるようになって、天台に移った頃には何回かできるようになっていました。
でも回数が多くできなかったので、このアシストチンニングマシーンは助かりました。

他にマシーンもありました。
全部は覚えていませんが、レッグプレス、ラットプル、バラフライ、ショルダープレス、ベンチプレスのマシーンがあったと思います。


エアロバイクやトレッドミルもありました。
腹筋台は2台あったように思います。
やはり市営のジムと県営のジムの差なのだと思いますが、ここの設備はこれまで僕が通っていたところと比べると格段によかったです。

圧倒的なシャワー室

そしてなんと言っても圧倒的に良かったのはシャワールームです。
天台のシャワールームは、みつわ台体育館、成田市体育館と比べて段違いに良いです。
ずばり、真冬でもシャワーが寒く無いんですよ。
みつわ台、成田はシャワー室がタイル張りで暖房もなかったですが、天台はシャワールームが一つ一つ独立した部屋になっていて、まるでユニットバスのようなのです。
ユニットシャワーという言葉があるのかどうか知りませんが、冬でも全く寒くなくて本当に快適でした。


とても快適なシャワーでしたが、さすがにゴールドジムにはかないません。
成田のゴールドジムには風呂があり、ちゃんとした洗い場もあります。
もちろんシャワーもあり、真冬でも全く寒くありません。
津田沼のゴールドジムもそうです。
風呂があり、シャワーがあります。
ゴールドジムと、天台スポーツセンターでは料金が全然違うので、ここではゴールドジムは比較の対象から外したいと思います。

天台スポーツセンターにはもう一つ、すごい点がありました。
何故か更衣室の鏡は、まるで魔法でもかかっているように、自分の体がマッチョに見えるんです。
これは本当に不思議ですが、自宅の鏡で見るのとまるで違って見えるのです。
なのでシャワーを浴びて、バスタオルで体を拭いているときには、鏡を見て幸せな勘違いをする事ができました。

スポーツセンターの頭上をモノレールがとおっています。

豊富なインストラクター

この天台スポーツセンターには、インストラクターの人々がたくさんいました。
いつも4、5人のインストラクターの方が、トレーニンングをしている人々を見守っていました。
その人達は、ジムに出勤してくるとトレーニングしている全ての人に順番に「こんにちは」と挨拶をしてくれました。
ベンチプレスで潰れた人がいるとすぐに助けに行っていました。
そういう人々が常に4、5人はいました。男性も女性もいました。
これは、みつわ台体育館、佐倉市民体育館、成田市体育館ではなかった事です。
さすがに県営のジムだけあって、市営とは違うなと感じました。

不満だった点

さてここまで褒めちぎってきた天台スポーツセンターのトレーニング室ですが、全てに満足していた訳ではなく、不満もありました。
まずベンチプレスの台です。
ベンチプレスの台はラック幅が広いものが2台と狭いものが1台ありました。
当然広い方がやりやすいのですが、僕には不向きでした。
バーベルを引っ掛けるラックの位置が可変式ではなく、固定されたラックがおそらく3つしかなかったと思います。
腕が短い僕にとっては実質2つでした。
しかも低いラックにバーベルをセットすると、低すぎて力が入らず、バーベルをラックから外す事ができませんでした。


仕方がないので、もう一つ上のラックにバーベルをセットすると、今度が手がギリギリ届く程度で、やはりバーベルをラックから外す事ができなかったのです。
通常は5cm刻みぐらいにラックの高さを調整できるものだと思いますが、ここのベンチ台は低い段と高い段の差が20cmぐらいあったような気がします。
僕は身長が164cmと低いのでこういう事になるんです。
普通の身長の人ならば、高い方のラックで問題なく使えているようでした。

こういう事情により、僕はいつもベンチプレスはラック幅の狭いベンチ台でやっていました。
ラック幅が狭いと、肩がラックに当たって非常に不快なんですが、それしかなかったので仕方ないです。


天台ではベンチプレスの台には結構な不満がありました。

次はスクワットスタンドです。
パワーラックが2台とも塞がっている時は、スクワットスタンドでスクワットをするしかなかったんですが、天台スポーツセンターのスタンドは、セーフティーバーの高さが固定されていて、変更できないタイプのものでした。
初めのうちは問題なく使っていましたが、ある日、問題が発生しました。
2016年の12月に僕は初めてパワーリフティングの千葉県大会に出ることを決めたんですが、競技でのスクワットはかなり深くしゃがまなければいけないんです。
具体的には股関節が膝関節より下になって、大腿部が膝から股関節に向かって明確に下り勾配にならなければならないんです。
僕が普段やっていたスクワットでは浅すぎたので、もっと深くしゃがむようにフォームを改善していきました。

ある時、140kgのバーベルを担いでしゃがんだら、バーベルシャフトがセーフティーバーに当たってしまい、立ち上がるときにバランスを崩しました。
よろめきながらもなんとか立ち上がりましたが、あれでもし転んでいたら大変な事になっていました。
左にバランスを崩してよろめいたんですが、天台スポーツセンターは壁が1面窓ガラスになっています。
床から天井まで全てガラスなんですよ。
そのガラスの壁がスクワットスタンドのすぐ左にありました。
140kgのバーベルを担いだままこけてしまったら、ガラスが大破する事は間違い無いと思います。
また、僕自身もバーベルとセーフティーバーに挟まれて再起不能な大けがをしたかも知れません。
考えるだけで恐ろしい事です。
僕はその時以来、そのスクワットスタンドを使うのはやめました。
でも、これも背が低く無い人ならば問題ないのかも知れません。

スミスマシーンの方が安全

パワーリフティングをやるならば、バーベルを担いでスクワットをする事は避けられませんが、パワーリフティングをしない人は、スミスマシーンの方が安全で良いかも知れません。
スミスマシーンならば、シャフトは上下にしか動かないので、トレーニーが前後や左右によろけて倒れるという事はあり得ないと思います。

パワーラックの中でスクワットをする時、前に倒れるとか、後に倒れる場合はしっかりとラックが受け止めてくれるのでも大事には至らないと思いますが、横に倒れる場合はどうにもなりません。横へのふらつきを考えたらスミスマシーンの方が安全だと思います。

ただ、バーベルシャフトがセーフティーバーに当たるという事が起こらなければ、左右にバラウンスを崩すことも無いと思うので、あまり気にしなくても良いと思います。
僕自身、スクワットでバランスを崩して危ない思いをしたのはこの時だけでした。

天台で知り合った人達

この天台のトレーニング室では、二人の人と仲良くなれました。
一人のジムの主のようは風格のある人で、密かに「リーダー」とあだ名をつけていました。
もう一人は肩書きのあるサラリーマン風の方だったので、密かに「部長さん」とあだ名をつけていました。
その後、実際に話するようになり、二人の名前も知る事になりましたが、影で勝手にあだ名をつけていた事は最後まで言えませんでした(笑)。
リーダーはすごい体の人で、見るからに長年トレーニングをしている人でした。
部長さんは見るからにサラリーマンという感じでしたが、トレーニングをとても熱心にやっていて、筋力も普通のサラリーマンよりはだいぶ強かったです。
ある時、リーダーから、今度うちで三人で飲もうと誘っていただいたのですが、その当時僕はまだ子供が小学生になったばかりだったので、家を空ける訳に行かず、実現できませんでした。心残りです。

僕は2017年4月26日に天台に行った後、半年もの間天台には行きませんでした。
仕事のシフトが変わってしまって、午前中に天台に行くのが難しくなったからです。
なので再び津田沼のゴールドジムに戻る事になりました。リーダーと部長さんにその事を伝えることもできずに姿を消したのが、残念でなりません。

この建物の1階がトレーニングルームです。

半年後の10月20日、いつもと同じ曜日の同じ時間に天台に行きましたが、二人ともいませんでした。
直接会って、もう来られそうにないと伝えたかったのですが、それもかないませんでした。
この日は一人でトレーニングをし、天台スポーツセンターとお別れしました。

ありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました