こんにちは、鹿野一郎です。
僕は今とても興奮しています。
来る9月11日がとても楽しみです。
9月11日というと、2001年にアメリカ合衆国で同時多発テロが起こった日ですが、楽しみにしているのは日本クラス別ボディービル選手権です。
その65kg級に注目の選手が二人出場し、直接対決するので、いやがおうにも気分が盛り上がっています。
とても楽しみですが、ただ心待ちにするだけでなく、僕も少しでもたくさんトレーニングを重ねてその日を迎えたいと思います。
(僕はその試合に出ませんが)
1 katochan33さん
僕が筋肉系ユーチューバーの動画を見るようになったのはkatochan33さんが初めてでした。
今から6年ほど前にkatochan33さんが50kgのダンベル2個でダンベルプレスをしているのを見たのが最初でした。
それ以来、katochan33さんの動画はほとんどすべて見ていると思います。
トレーニングの動画だけでなく、減量の動画や家族旅行の動画、ミニ四駆の動画、鉄道乗車の動画、ロードバイクの動画など幅が広いですが、ほぼすべて見たと思います。
katochan33さんからはトレーニングの仕方もたくさん教わりましたが、何と言っても減量についてとても多くの事を教わりました。
それまでの僕は減量を決意しては失敗する事の繰り返しで、減量とは永遠にかなわない夢のように思っていました。
でもkatochan33さんは2016年に久しぶりのボディービルコンテストに出るために減量し、あっとう間にバキバキの体に仕上げ、試合が終ったらご褒美として好きなものを食べていました。それを見て僕は一体何をしているんだろうかと空しくなったものでした。
その当時の僕は、減量といえば根性で空腹に耐える事しかしていませんでしたが、katochan33さんの減量は遥かに計画的で、論理的でした。
多少予定外の事が起こっても、絶対に焼けを起こさず、減量を投げ指す事もしません。
僕は驚き、彼の真似をしようと思いましたが、すぐにはうまく行きませんでした。
何年もかかって少しずつ減量のイロハが分かってきて、ようやく期日までにきっちりと体重を落とす事が出来るようになりました。
蛋白質、脂肪、炭水化物のバランスを考えた食事というのも理解できるようになりました。
katochan33さんはボディービルとフィジークの試合に出ていて、主な戦績は以下の通りです。
2012年 ボディービル東海大会優勝
2015年 西日本ボディービル選手権65kg級7位
東海メンズフィジーク大会優勝
2016年 西日本ボディービル選手権優勝
日本クラス別ボディービル選手権65kg級4位
2018年 オールジャパンメンズフィジーク大会5位
2019年 オールジャパンメンズフィジーク大会優勝
katochan33さんは、筋量はそれほど多くないと思いますが(本人も認めています)、減量のうまさはおそらく国内最高レベルだと思います。
彼の絞りは本当に素晴らしく、まるで彫刻のような体を作り上げます。
また、ポージングも上手で、と軽量級では日本を代表するボディービルダーと言っても言い過ぎではないと思います。
僕は一応パワーリフティングをやっているので、katochan33さんの筋力についても述べておきます。
僕が動画で見てきた範囲内では、katochan33さんのベストは、スクワットは180kg、ベンチプレスは140kg、デッドリフトは230kgです。
合計すると、550kgです。参考までに僕の試合でのベストは、スクワット165kg、ベンチプレス110kg、デッドリフト185kgです。
今年、katochan33さんは日本クラス別ボディービル選手権に3度目の挑戦をします。
2回目に挑戦したのは2018年で、その時はまさかの予選敗退でした。
今年は2016年の4位を上回る結果を残して欲しいと願っています。
試合の日は9月11日です。
2 サイヤマングレートさん
サイヤマングレートという名前のユーチューバーがいるというのは随分前から知っていましたが、動画はほとんど見た事がなかったです。
彼の動画をみるようになったのは、彼が同じく筋肉系ユーチューバーのコアラ小嵐さんと仲良しで、しょっちゅうお互いの動画に出ているからです。
それでたまにサイヤマンさんの動画を見るようになりました。
サイヤマンさんというと、腹筋がものすごく、アブローラーの第一人者という印象がありましたが、最近はかなり真剣にボディービルに打ちこんでいます。
サイヤマンさんのトレーニングの動画は毎回ものすごい気迫で、本当に本気です。
僕なんかのトレーニングとはまるで本気度が違います。
なので、トレーニングをする気になれないときなど、サイヤマンさんの動画を見ると、奮い立たされます。
そのサイヤマンさんは今年(2021年)の1月に新型コロナウィルスに感染してしまいました。
彼はほぼ毎日自分の体調について動画で報告してくれましたが、身につまされるものがありました。
とてもだるくて、何かをしようという意欲がまったくなくなってしまったと言っていました。
ベンチプレスの試合に向けてあんなに燃えてトレーニングをしていたのに、全くやる気が無くなってしまったといいます。
さらに、味覚と嗅覚もなくなりました。
最初の事は、「おお、これか!」という感じで面白がっていたそうですが、それが続くととても辛いと言っていました。
カレーライスを食べても臭いも味もしないというのがとても辛いそうです。
彼は減量食を大量に蓄えていたので、自宅にこもっている間、食事に困る事はなかったそうです。
ゴミを外に捨てる事もせず、すべて部屋の中に置いておくまじめな人です。
保健所の指導にはすべて従い、やがて症状が収まって、自宅療養期間が終ります。
味覚、嗅覚の異常はしばらく残ったそうですが、それもやがて回復します。
自宅療養で減ってしまった筋肉を取り戻すべく、トレーニングを再開しますが、そこからがすごかったです。
6月に行われた横浜オープンクラシックフィジーク大会で優勝しました。
彼にとっては初めての優勝でした。
サイヤマンさんはとても勝ち気な正確で、ドラゴンボールでいうとベジータのような正確の人だと思います。
横浜オープンで優勝した後、将来の目標は65kg級のボディービルで日本一になると宣言しました。
僕はそれを見て、すごい人だと思いました。
内に秘めてそう思う事は誰でも出来ますが、それをYouTubeで宣言してしまうのはすごい事です。
65kg級のボディービルで日本一になるということは、katochan33さんに勝つという事です。
果たしてそんなことが可能なのだろうか?と思いました。
サイヤマンさんのベンチプレスのベストは170kgと聞いています。
すごいですね。スクワットとデッドリフトのベストがどのくらいなのかは知らないですが、デッドリフトで200kgを挙げる動画は見た事があります。
3 7月23日東日本ボディービル選手権
そのサイヤマングレートさんは、7月23日に開催された、東日本ボディービル選手権に出場し、なんと2位になりました!
本人は優勝を目指していたので、2位という結果を悔しがっていましたが、僕はとても驚き、やってくれた!と思いました。
横浜オープン優勝と、東日本2位では、後者の方が遥かにすごい事だと思います。
そして、動画の中でサイヤマンさんが言っていた事ですが、東日本で2位になれたので、9月11日の日本クラス別選手権に出場する資格を得たんです。
という事は、もう今年の9月にkatochan33さんとサイヤマンさんの直接対決が実現するんです。
こんなに早く直接対決が実現するとは思っていなかったので、とても驚きました。
そしてとても楽しみです。
果たしてどっちが勝つんでしょうか?
4 二人の比較
katochan33さんは名古屋にあるオッスジムというジムのパーソナルインストラクターです。その仕事の傍ら、YouTubeをやっています。
サイヤマンさんはYouTubeが本業で、他にも全国各地に講演やパフォーマンスのために仕事で出掛けています。
katochan33さんは40代半ばで、サイヤマンさんは30代半ばです。年齢は10歳ぐらいサイヤマンさんの方が若いです。
katochan33さんには奥さんと二人の息子さんがいます。
長男君は中学生で、最近はkatochan33さんと一緒にトレーニングをしているようです。
次男君は小学生で、空手をやっていて、全国大会に出場するほどの腕前です。
奥さんはジムのインストラクターをしていたそうです。katochan33さんとは職場結婚です。奥さんが今も仕事をしているのかどうかは、僕は知りません。
一方、サイヤマンさんは独身で、最近になって彼女が出来たそうです。
身長はkatochan33さんが168cmで、サイヤマンさんは163cmだそうです。
身長差は5cmですね。
ボディービルでは背が低い方が体が太く見えて有利だと言います。
二人の体を見比べると、筋肉はサイヤマンさんの方がたくさんあるように見えますが、減量時の仕上がり体重はサイヤマンさんの方がわずかに軽いです。
サイヤマンさんの方が太く見えますが、身長が低いから仕上がり体重が軽くなるんだと思います。
ボディービルは筋肉をバランス良く、たくさん付けるだけでなく、脂肪を落とす事が必要です。
そしてさらにステージの上でいかに筋肉を大きく、美しく見せるかが重要な問題になります。
いわゆるポージングにもうまい、下手の差があるようで、ポージングの練習に終りはないと言います。
おそらく空手の型の練習のようなものなのだろうと勝手に思っています。
空手の型というのは動きがわかっていれば良いのではなく、素早く正確に力強く動けるために、何百、何千という練習を積み重ねます。
型のうまい人と、そうでない人の差は一目瞭然です。
(一応、僕は空手をやっていました。型は苦手でした。)
おそらくポージングにもそのぐらいの差があり、審査員の目で見ると違いがはっきり分かるんだと思います。
ポージングのうまさではkatochan33さんの方が数段上だと思います。
彼には豊富な知識と経験があり、場数も踏んでいます。
一方のサイヤマンさんはすごい筋肉量を持ち、何と言っても若くて勢いがあります。
これから9月までにまた一段とでかくなる事は間違いないと思います。
そしてポージングももっと練習して磨きをかけて行く事でしょう。
二人の対決は本当に楽しみです。
僕も単なる傍観者にならないように、出来る限りのトレーニングをして、パワーアップして行きたいと思います。
僕は10月24日のパワーリフティング千葉県大会に出場します。
ありがとうございました。