身の周りでコロナに感染した人々

コロナ

こんにちは、鹿野一郎です。
東京オリンピックも終わり、世の中は日常に戻りつつありますね。
その一方で、新型コロナウィルスの要請者数は爆発的に増加していて、全国で1日あたり15000人の新規陽性者が確認されるのが当たり前になりつつあります。
新型コロナウィルスについては、2020年の2月にクルーズ船、ダイヤモンドプリンセスが横浜港に着岸した時から日本中の話題をさらっていますが、去年と比べると今年の感染状況は極めて深刻だと思います。
去年は1年間で国内で新型コロナウィルスに感染して亡くなった人は3500人程度でしたが、今年2021年は年始からの7ヶ月余りで11500人以上亡くなっています。
僕は予備校で講師をしていますが、職場でコロナの陽性者が出た場合は、必ずメールで連絡が来るようになっています。
校舎の職員、生徒、学生バイト、講師が陽性反応をしめした場合は必ずメールで連絡が来ます。
メールの頻度は、初めの頃は数ヶ月に1通でしたが、それがほぼ毎月来るようになり、毎週来るようになり、今ではほぼ毎日通知が来ます。多い時は1日で6人も陽性者の報告がありました。
そして、僕が身近に接している人の中にも感染者が3人も出ています。
コロナは確実に身近に迫っていると感じています。

身の回りでコロナに感染した人々

職場でコロナに感染した人々は数え切れないほどいると思いますが、僕が面識があり、付き合いがある人の範囲でも3人も陽性者が出ています。
そしてそれは今後も増えていくに違いないと思うと恐ろしくなります。
もちろん、僕や家族が感染する危険性もどんどん高くなっているのを感じます。

僕の身の回りで感染した人は全員予備校講師です。
まず最初の方をAさんと呼ぶ事にします。
Aさんは、50代前半の男性で、肥満体型に近い方です。
以前は完全に肥満体型でしたが、ダイエットが功を奏し、今は少しスリムになりました。
4月の中旬に感染し、5週間も仕事を休み、5週間丸ごと代講を出しました。
新年度が開講して、1回だけ授業をしたら、翌週から5週間仕事を休みました。
最初は何があったのかと思いましたが、まさかコロナだとは想像もしませんでした。
Aさんは今は復帰して元気にしていますが、5週間仕事を休んだとなると、経済的な打撃は結構大きいと思います。
Aさんの事情は詳しくは知りませんが、仮に住宅ローンや車のローンなどを抱えていて、子供が私立学校に通い、予備校にも通っているなんていう人の場合は、5週間も仕事を休んだら、尋常でないダメージがあると思います。
(でもAさんは独身ですが。)
どのぐらいの症状が出たのかは、なかなか本人に聞きにくいので、詳しくは知りませんが、5週間休んでいたという事を考えると、かなり大変だったのではないかと思います。
とにかく、無事に復帰してくれて良かったです。
もうコロナなんてどこ吹く風というぐらい元気になっています。
Aさんが感染したのは4月中旬頃だったので、当然ワクチンは打っていなかったと思います。

2人目に感染した人はBさんとしておきましょう。
Bさんは60代前半の男性で、やはりぽっちゃり体型の方です。
Bさんは6月の終わりに感染し、1学期の最後の3週間の授業を全て代講に出しました。
その後、夏期講習に入り、普段とはスケジュールが変わるので、Bさんが仕事に復帰したのかまだ休んでいるのかはわかりませんでした。が、ある先生から噂を聞き、Bさんがかなり重症になっていた事を知りました。
一時は命の危険にさらされていたそうです。
酸素飽和度がある日、80台まで低下したため、病院に連絡したら入院する事になりました。
でも重症化する可能性が高いので、エクモが使える病院に転院する必要があると言われたそうです。
それで日本に4台しかないエクモカーに乗ったそうですが、意識を失い、7日後に意識が戻ったという事でした。
回復したあと、Bさん本人がTwitterに体験記を投稿していたので、詳しく事情を知ることができました。
読めば読むほど、恐ろしいと思います。
意識が戻って、親族との対面はオンラインだったそうです。
息子さんとお孫さんの顔を見たら涙が止まらなくなったそうです。
Bさんが書いていましたが、Bさんは考えられ得る最高の医療を受けて命を取り止めたそうです。
6月の末だったので、このような処置をして貰えましたが、これから感染する人々はそういうわけには行かないだろうということでした。
今は感染者数が多すぎて入院できない、検査すら受けられないという人がたくさんいるので、今重症化してしまったらとても危険だと思います。
Bさんは、まだの人は早くワクチンを打つように促していました。
Bさんは、ワクチンの接種券が届いて予約を取ろうと思ったら感染してしまったそうです。
妻もBさんの投稿を読みましたが、それで一気に「ワクチン接種派」に傾いたようで、僕の分まで予約を取られてしまいました。
妻はもともとワクチン接種派でしたが、僕は「様子見派」でした。
しばらく様子を見て大丈夫そうなら打っても良いと思っていましたが、今回、妻の猛烈な圧力に負けて、僕もワクチンを打つ事になってしまいました。
1回目の予約は9月の下旬で、2回目は10月の下旬だったと思います。

3人目に感染した方は、40代後半の女性です。
この方はCさんと呼ぶ事にします。
Cさんは痩せ型の体型で、持病などはなかったと思います。
Cさんにはもう何年も会っていませんが、別の先生からこの話を聞かされました。
話を聞かせくれた先生をDさんとします。
Dさんは今週で夏期講習が全て終わりのはずだったそうですが、8月5日に代講の依頼があり、来週のタームを丸ごと代講で引き受ける事になったそうです。
その話を聞いて、Cさんが丸ごと1タームの授業を代講に出す事を知りました。
8月中旬以降の代講を8月5日の時点で決めてしまうので、ただ事ではないというのはわかります。
もしかしたら交通事故などかも知れませんが、世の中的には交通事故よりコロナの方が可能性が高いと思います。
確証はないですが、おそらくコロナではないかと思います。
Cさんには息子さんがいます。
もう高校生になったのではないかと思いますが、旦那さんとは別れているので、Cさんが感染したとなったら、色々大変だと思います。
そもそも入院できるんでしょうか。それとも自宅療養になるんでしょうか。
自宅療養をする場合、家族にうつさないのは簡単な事ではないですね。

去年の今頃は、コロナの感染者は知り合いの知り合いの範囲にもいませんでしたが、今は知り合いに3人もいます。
このうち2人は毎週職場で顔を合わせていた人です。
このまま冬を迎えたら一体どうなってしまうのでしょうか。
考えると恐ろしいです。

二日間の自主隔離の経験

実は僕はPCR検査を受けたことがあります。
今年の1月の末でした。
その日は娘を病院に送ってから仕事に行くつもりでした。
病院に行くんだから念のための体温を測るように妻に言われました。
別に自宅で測らなくても、職場の入り口でどうせ検温するんですが、職場に行く前に病院に行くので、渋々熱を測りました。
するとなんと7度5分ありました。
えっ!と思いました。
僕は普段は平熱が35度代で、36度を超えることはあまりないんですが、いきなり7度5分だったので、驚きました。
熱はありましたが、何の自覚症状もありませんでした。
娘の行く病院は車でないといけない奥地にあり、妻は運転ができないので、僕が運転するしかなかったんですが、僕は病院に入らず、車の中でずっと待っていました。
車の中で何度か熱を測りましたが、どんどん熱が上がり、7度9分まで上がってしまいました。
授業の開始まであと3時間に迫っていました。
これはもうダメだと思って教務に連絡したら、今日は休むように言われました。
そして今日のうちに病院に行って検査を受けるように言われました。

帰宅して夕方地元の病院に行って検査をしてもらいましたが、なんと僕が受けたのはインフルエンザの検査であって、PCR検査ではなかったんです。
何ということでしょう。
インフルエンザは陰性でしたが、聞きたいのはそれではなかったんです。
でもその病院ではPCR検査はできないと言われたので、諦めて家に戻りました。
職場にもそう伝えましたが、そうすると明日保健所に連絡してPCR検査を受けられる病院を紹介してもらうように言われました。
予備校としてはPCR陰性が確認されるまでは職場に復帰させない考えでした。
翌日、保健所に電話したらすぐに電話がつながりました。
噂では保険所の電話はパンクしていて全くつながらないと聞いていたので、驚きました。
そして熱が出たというと、細かい事を色々聞かれました。
身内にコロナの感染者はいますか?最近外国に行きましたか?外国から帰国した人と最近会いましたか?目の奥に痛みはありますか?熱は何度まで上がりましたか?咳やたんは出ますか?喉に痛みがありますか?
倦怠感はありますか?関節の痛みはありますか?最近東京に行きましたか?味覚や嗅覚は正常ですか?
これらの質問に全て答えたら、病院を紹介すると言われました。
そして紹介されたのは、うちのすぐ近くの耳鼻科でした。
あそこでPCR検査をしているのか?全く聞いたことがないぞと思いました。
電話を切ったあと、その耳鼻科のホームページを見てみましたが、PCR検査をしているなんてどこにも書いてありません。
本当に大丈夫なのかと思いながら電話をし、保健所から紹介されたというと、検査をするから車で来るようにと言われました。
歩いて行ってはいけないのかと尋ねると、院内には入れないので、徒歩で来るより車の方が楽だろうと言われました。
病院の脇(駐車場とは違い場所)に車を止めると、他にも車が止まっていました。
そして唾液を採取して検査に回されました。
結果が出るのは二日後と言われました。
もし陽性だったら僕は2週間隔離され、妻と娘も濃厚接触者として隔離されるかも知れません。
そして病院の看護師さんからは次のように言われました。
「PCR検査を受けたからは、陰性の結果が出るまでは自分が陽性者であるという前提で行動してください。
外出はダメだし、家族とも接触しないでください。」
これはかなり効きました。
結果が出るまでのわずか2日間ですが、自主隔離は正直辛かったです。
自分が陽性であるという前提に立つならば、自宅で風呂に入るわけには行かなくなります。
僕の後に家族が風呂に入ると感染する可能性があるからです。
僕が最後に入っても翌日に家族が入れば同じことです。
なので僕は2日間風呂に入りませんでした。
トイレも別です。
僕は2階のトイレだけを使い、妻と娘には1階のトイレを使ってもらいました。
僕は完全に部屋に閉じこもって、トイレ以外全く部屋から出ませんでした。
洗面所で歯を磨いたら、後に洗面所を使う家族が感染するかも知れないので、歯も磨かず、顔も洗いませんでした。
食事は全てドアの前に置いてもらい、家族と顔を合わせずに一人で食べました。
使った食器はそのまま部屋に置いておきました。
食器を妻に洗ってもらったら、妻が感染するかも知れないからです。
脱いだ服も洗濯するわけにいかないので、全て部屋に置いておきました。
ニュースでは洗濯物を洗うときは80度以上の熱湯に10分以上つけてから洗うように言っていましたが、そんなことできるわけがないので、ずっと洗わずに部屋に保管していました。
この二日間はとても精神的にキツかったです。

もし陽性だったらこれが14日続くのかと思うと、地獄でした。
そして二日後、病院から電話があって陰性だったと知らされました。
妻と娘は陰性と聞いて抱き合って喜んでいました。
僕が無事だったことが嬉しいのではなく、自分たちが隔離されなくて済むことが嬉しかったようです。
結局僕は仕事を3日間休みましたが、受験間際の最後の追い込みに授業を全部休んでしまいました。
生徒たちに最後の激励をすることもできず、煙のように消えてしまったことが残念でならなかったです。

電車に乗るのは怖くなりました

BさんのTwitterの投稿を読んで、コロナの恐ろしさを知ったような気がします。
Bさんはどこに行くにも車で移動し、電車には乗っていませんでした。
一体どこで感染したのか、大きな謎ですが、最近は電車に乗るのが少し怖いと感じるようになりました。
それはマスクをせずに電車内でお酒を飲んでいる人がちらほらといるからです。
全員がシラフでマスクをしっかりつけて、黙っているならばそこまで怖くないですが、最近の電車はだんだんそうではなくなってきました。
また、小田急線ではとんでもない八つ当たり的な通り魔事件も発生し、10人もの怪我人が出ました。
なので、僕は今日からの5日間は電車ではなく、車で仕事に行く事にしました。
1日で二つの校舎を回るので、駐車料金も2回払わなければなりません。
痛い出費ですが、コロナよりはマシだと思っています。
今週さえ働き切れば、来週から今月一杯は夏休みなので、感染の危険性も低くなるでしょう。

家族旅行はキャンセルしました

今月は中旬に3泊で乗鞍高原に旅行に行く予約をとっていましたが、この感染状況では行くべきではないと妻が強力にいうので、旅館はキャンセルしました。
残念ですが、こればかりは仕方ないです。
職場で他の先生方の話を聞いても、沖縄旅行をキャンセルしたという話をとても多く聞きます。
ただし、沖縄をキャンセルして、箱根に変えたとか、沖縄を諦めて那須高原にしたなど、結局旅行には行くようです。
行くならばくれぐれも気をつけて欲しいと思います。
これから第4、第5の僕の知り合いの感染者が出てしまうかも知れないし、僕が感染するかも知れないですが、とにかく気をつけるしかないと思います。
冬になったら一体どうなってしまうんでしょうか。
去年の今頃も死者はほとんどいなくて、コロナはただの風邪だと言われていました。
でも年末年始には一日100人がなくなる日も珍しくなくなりました。
今年の感染状況は去年よりかなり悪いので、もっと悲惨な事になってしまうのではないかと心配しています。

死者が少ないのはワクチンのおかげなのか?

2021年8月現在、1日あたりにコロナで命を落とす人は10人前後で、一時期よりかなりペースが落ちています。
世間ではワクチンが効果を発揮しているからという理由になっていますが、本当にそうなんでしょうか。
去年も夏の間はほとんど死者がいませんでした。でも冬になってから猛烈な勢いで人が亡くなりました。
なので僕としては、今度の冬を迎えても死者が増えないようならば、その時に本当にワクチンが聞いていると結論づけられるのではないかと考えています。
なのでその結論が出るまではワクチン摂取は様子見をしたいと思っていたんですが、妻の圧力に負けて来月には打つ事になってしまいました。

職場でもワクチンの話はとても多く、熱が出たとか出ないとか、痛みが36時間で引いたとか、全く何もなかったというような話題が豊富です。
僕がまだ打っていないというと哀れみの目で見られます。
どうしてまだ打てないんだと聞かれるので、僕は「様子見派」だと答えるんですが、職場のほとんどの人は「ワクチン接種派」のようです。

学習塾でクラスターが相次いでいるようです

今日、職場で聞いてきたんですが、船橋の学習塾で70人ものクラスターが発生したそうです。
職場で職員から受けた説明では、講師が発熱して咳もしていたのに、授業をさせていたそうです。
そのため生徒が大量に感染したという酷い話のようです。
僕が勤めている予備校では、マスク着用は絶対で、拒否するとクビになります。
入り口では検温をし、熱が7度5分を超えたら校舎に入れません。
先週はそれで夏期講習の一つの講座が飛んだそうです。
つまり、先生が発熱していて校舎に入れなかったので、授業が出来なくなったそうです。
急遽代講を頼まれて休みが飛んだ先生から話を聞きました。
感染対策は本当にちゃんとやらないといけないですね。
ちゃんとやっていてもかかるときはかかってしまうのが、恐ろしいところです。

みなさん、本当に気をつけましょう。
僕も気をつけます。
ありがとうございました。

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