成田市体育館のトレーニングルームについて

成田市体育館のケーブルマシーン ジム

こんにちは、鹿野一郎です。
今日は2022年1月18日の火曜日です。
先日、3年振りに成田市体育館に行ってトレーニングルームで筋トレをして来ました。
その時の様子は前に投稿しましたが、まだ写真がたくさん残っているので、写真を使い切るためにも、トレーニングルームの機材について、レビューを書きたいと思います。

ベンチプレスのマシーン

まずはベンチプレスのマシーンです。

このマシーンは1993年に僕が初めて成田市体育館に行った時からある機材です。
相当な年代物です。
左右が別々に動かせるのが面白いところです。
負荷は左右70kgまであったと思いますが、バーベルのベンチプレスで100kgを挙げられる人からしたら、軽過ぎて使えないです。
プレートの重さが70kgでも、テコの原理で実際の負荷はもっと軽くなるんです。

なので、この機材は、全くのトレーニング初心者が使うのが良いと思います。
おそらく使い始めてすぐに軽過ぎて意味がないと感じるようになると思うので、そうなったらバーベルを使ったベンチプレスに移行すれば良いと思います。

いきなりバーベルを使ったベンチプレスをするのは、1人の場合はしない方が良いと思います。
かなり不安定で、バーベルがぶれて、トレーニングどころではないと思うので、指導者がいる場合を除いて、初心者はマシーンから始めた方が良いと思います。

バタフライのマシーン

次はバタフライのマシーンですが、これは写真の撮り方が下手過ぎました。
後のマシーンと重なって、何が何だかわからないですね。
今後、気をつけます。

バタフライというのは大胸筋を鍛える種目です。
スタートポジションでは、肘を90度に曲げて、前腕部を黄色のクッションに当てます。
このとき両腕は開いていて、右肘、右肩、左肩、左肘が一直線になっています。
この上体から腕を前方に動かして閉じます。
この動きで重りを持ち上げます。
以前はこの機材は、トレーニングジムのポスターの主役のように、あちこちで見かけましたが、最近はあまり見なくなりました。
マシーンを使ったバタフライよりも、ダンベルを使ったフライをする人の方が増えてきたんでしょうか?

腹筋のマシーン

次は腹筋を鍛えるマシーンです。
以前は、成田市体育館には腹筋台が2つあったんですが、今はありません。
その代わり下のマシーンがあります。

椅子に座って、円柱形のクッション付きのレバーをおなかで押しながら、体を前に倒すマシーンです。
これで腹筋を鍛えます。
僕は、個人的にはこういうマシーンより、腹筋大の方が好きですが、おそらく多くの人はこっちのマシーンの方が好みだと思います。

腹筋台で腹筋をしていると、だんだんシャツがめくれてきたり、ポケットからロッカーのキーが落ちたりします。
さらに、苦しくなってくるとかなり顔をしかめて頑張っても体が上がらなくなって来ます。
しかも腹筋台なので、そのしかめ面は低い位置にあり、人目につきやすいです。
人前でそういう姿をさらしたくない人は、おそらくマシーンを選択すると思います。

レッグプレスのマシーンその1

次は脚を鍛えるマシーンです。

写真の右のマシーンはレッグプレスのマシーンです。

椅子に座って、2つのペダルを足で前方に押します。
これは主に大腿四頭筋(太ももの前面の筋肉)を鍛えるマシーンです。
確か左右100kgまで重りがあったと思います。
これもベンチプレスのマシーンと同様に、左右が分かれていて、別々に動かせるのが面白い特徴です。
これも全くの初心者の人には良いと思います。
重りは左右100kgずつですが、これもテコの原理で軽くなるので、しばらく使っているとすぐに物足りなくなると思います。
そうなったら、下のマシーンに移行しましょう。

レッグプレスのマシーンその2

そうなったら次は本格的なレッグプレスのマシーンに移行します。

上の写真がそれです。
このマシーンのバーベル用のプレートをはめて、脚で持ち上げます。
斜め45度に押しあげるので、真上にあげる場合に比べて随分と重い重量を扱えます。
ちょっと鍛えている人ならば、200kgとか250kgぐらいのプレートを付けても挙げられます。

ただ一つ、大きな問題があります。
成田市体育館のトレーニングルームの最大の問題点だと思いますが、プレートが足りないんです。
プレートはパワーラックと、ベンチプレス台の脇にありますが、このレッグプレスのマシーン用のプレートというのは用意されていません。
だから、パワーラックか、ベンチプレス用のプレートを持ってこなければならなくなります。
もし、パワーラックとベンチプレス台の両方で、ハードトレーニーがトレーニングをしていたら、そこからプレートを持ち出す事は出来ませんので、このレッグプレスのマシーンも使えない事になります。

逆に、レッグプレスのマシーンをハードトレーニーが使っている場合、パワーラックのプレートがほとんどなくなっている事もあるので、その場合はパワーラックを使う事が事実上出来なくなります。
これは大きな問題です。

上の写真には、左上に赤いダンベルが映っています。
これは確か2kgから10kgまでの軽いダンベルだったと思います。主に女性向きですね。
そして、右上にはバーベルが映っています。
これは30kgから50kgまで5kg刻みにあったと思います。
カールやフロントレイズ、ショルダープレスをするのには良いですね。

レッグカールのマシーン

下の写真はレッグカールのマシーンです。

以前も成田市体育館にはレッグエクステンションとレッグカールのマシーンがありましたが、これとは違うものでした。
金属部分が白で、クッションが赤のマシーンでした。おそらく上の腹筋マシーンと同じメーカーの物だったと思います。
でも、今ではレッグエクステンションと、レッグカールはBULL製の物に変わっています。
BULLはバーベルのメーカーで、パワーリフティングの試技台やバーベルを作る公認メーカーの一つです。
なので、物は確かです。

写真の黒い台の上にうつぶせで寝ます。
右が頭で、左が脚です。
黒いクッションのレバーに足首を引っかけて、膝を曲げる動きでレバーを動かします。
そうやって大腿二頭筋(別名ハムストリング、太ももの裏側の筋肉)を鍛えます。

アジャスタブルベンチとダンベル

次はアジャスタブルベンチとダンベルです。

アジャスタブルベンチは、写真のようにフラットの状態から、背もたれを起こして椅子のような形にする事もできます。
背もたれの角度は物によって違いますが、90度まで起こす事が出来るものもあります。
これとダンベルがあれば、かなりいろいろな種目が出来ますね。

まずはダンベルプレスです。
フラットベンチに寝ころんで、両手にダンベルを持ち、ベンチプレスの要領で持ち上げます。
ダンベルプレスはバーベルを使ったベンチプレスに比べると使用重量は軽くなります。
例えば、バーベルで80kgを5回出来る人は、40kgをダンベルを2個持って5回挙げる事は出来ないはずです。
おそらく1回も出来ないと思います。

マシーンに比べて、バーベルの方が不安定で使用重量が落ちるもんですが、ダンベルになるとさらに不安定で使用重量が落ちます。
でも、ボディービルダーなど、ボディーメイク系の人々は、主にダンベルを使ってトレーニングをしているようなので、筋肥大の効果はバーベルよりもダンベルの方が上なのかも知れないです。

次はショルダープレスです。
アジャスタブルベンチを起こして、椅子の形にして、そこに座ってダンベル2個でショルダープレスをします。
これは脚や腰の動きで負荷を吸収したり、反動を付ける事が出来ないので、ダイレクトに肩に効きます。
肩を鍛えるのに、とても良い種目だと思います。

そう言えば、成田市体育館にはショルダープレスのマシーンはないですね。今気付きました。

そしてダンベルフライです。
フラットベンチに寝ころんで、両肘は軽く曲げて、開いた両腕を持ち上げて胸の上で閉じます。
バタフライのマシーンと似た動きです。

さらに、ワンハンドローで広背筋を鍛える事が出来ます。
ワンハンドローを右腕でやるときは、フラットベンチに左膝と左手を付いてやるのが良いです。
立ったまま、前傾姿勢をしてやることも出来ますが、これだと無意識のうちに腰のひねりを使ってしまって、あまりトレーニングの効果が得られなくなります。
きちんと膝と手を付いてやって方が良いと思います。

あと、ダンベルカールは立ってやっても良いですが、ベンチを起こして、椅子型にして、それに座ってやる方法もありますね。
立ってやるより扱える重量は減りますが、立ってやるのとは違った効果があるようです。
詳しい事は知りません。

ふくらはぎを鍛えるマシーン

次はカーフレイズです。

写真の左のマシーンはふくらはぎを鍛えるマシーンです。
椅子に座って膝は伸ばし、足首の屈曲だけで椅子をスライドさせます。
僕のレベルだと重さは十分でした。
でも、椅子の動きが滑らかではなく、ごりごり言いながら、動きます。
かなり摩擦力が働いているのがわかります。
悪くはないんですが、もう少し滑らかに動くともっと良いと思います。

パワーラック

最後はパワーラックです。

ZIVAというブランドのパワーラックですが、これがあれば、スクワット、ショルダープレス、カール、ベントオーバーロー、アップライトローなどが出来ます。
懸垂も出来ます。
ベンチを持ち込めば、ベンチプレスも出来ます。
パワーラックが1台あれば、ほぼ全てのトレーニングをする事が出来ると思います。

その他

今回は掲載していませんが、他にベンチプレス台が1つ、スミスマシーンが1つ、ケーブルマシーンが1つあります。
ベンチプレスのプレートはNIPPYOのカラーラバープレートで、ケーブルマシーンはBULLです。

ケーブルマシーンには懸垂バーも付いています。

全体的な感想

成田市体育館のトレーニングルームの機材は、公共の体育館としては揃っている方だと思います。
少なくとも千葉市のみつわ台体育館や佐倉市民体育館よりは揃っています。
でも、千葉市の天台スポーツセンターのトレーニングルームに比べると、明らかに劣ります。
まあ、相手は市営ではなくて県営ですからね。仕方ないですね。

この成田市体育館の最大の問題点は、プレートが足りないという事です。
レッグプレスのマシーンのためにも、20kgのプレートを20枚位増やして欲しいです。
可能なら、ベンチプレスの台ももう1台増やして欲しいです。
そうすると、かなりトレーニングがしやすくなると思います。

あとは初心者向けに、ショルダープレスのマシーンもあるともっと良いと思いました。

久し振りに行って見て感じたのはこんなところでした。
少しは参考になったでしょうか?

とても広い休憩スペース。かつてはママさんバレーの奥さん方でにぎわっていました。写真ではわかりにくいですが、ちゃんと木の椅子があります。以前はテーブルもあったんですが、おそらくコロナで撤去されたんだと思います。

ありがとうございました。

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