僕のバーベル その6(規格外品のダンベルを友達に譲る)

バーベル

こんにちは。鹿野一郎です。
平成29年(2017年)の2月19日にTMスポーツのダンベル(規格外品)を友達に譲りました。
プレートは20枚で合計64kg、ダンベルバーは3本譲りました。
訳あって、ダンベルバーは1本だけ自分用にとっておく事にしました。

1 使いにくい規格外品は不要になりました

僕は大学生の時にダンベルを買いました。そして弟が結婚する時に、弟からダンベルセットを譲り受けました。
その後、僕は15kgのプレートを4枚買い、バーベルシャフトを買い、20kgのプレートを2枚買いました。
僕が自分で買ったものは全て28mm規格品ですが、弟からもらったバーベル、ダンベルは直径が26mmしかない規格外品でした。
互換性が低く、弟から貰ったプレートはバーベルシャフトにハマらなかったので、次第に使わなくなりました。
それ以来、ずっと押し入れの中にしまってあったんですが、友達が自宅でトレーニングをしたいと言い出したので、譲る事にしました。
その友達は極度に運動不足の研究者(学生時代のバイト仲間です)なので、20枚で合計64kgのプレートと3本のバーがあれば、重量に不足はないと思いました。

10kg2枚、5kg6枚、2kg4枚、1kg4枚、0.5kg4枚と、2kgのバー3本なので、これらを使って重さが左右対象なダンベルを2個組もうと思ったら、
最小の2kgから最大の39kgまで、10kgと11kgと20kg以外は1kg刻みに組むことができます。
重さが左右対象でなくても良いならば、10kgも11kgも20kgも組むことが可能です。
おそらくこれで不足が生じる事はないでしょう。
その友達は、学生時代はそれなりに力がありましたが、研究者になってから、睡眠時間が一週間で20時間という恐ろしい労働環境になり、みるみる体力を失って行きました。もちろん本人が好きでやっている事で、誰かに無理矢理やらされている訳ではないので、本人は満足だったようですが。

2 極度に運動不足の友達にダンベルを寄贈

その日、野田のラーメン屋で待ち合わせをし、ダンベルを引き渡しました。
僕の家が千葉県佐倉市で、彼の家が埼玉県和光市だったので、どちらからも同じぐらいの距離ということで野田で待ち合わせをしました。
もちろん、ラーメン屋で食事をしましたよ(笑)。
食後、車のトランクを開けて、そこにある三つのダンベルを見た友達は、驚きの声を上げました。
そして「これは鍛えられるな!」とうなっていました。
もっとチャチなダンベルを想像していたのでしょう。
そのダンベルは規格外品ですが、規格品のプレートやバーを組み合わせて使おうとせず、その規格外品だけを使う分には十分立派なダンベルです。
合計60kg以上のダンベル3つを自分の車のトランクに移しながら、友達は頑張ると言っていました。
その後、その友達から来る年賀状には、毎年、ダンベル使っていませんと書いてあります(笑)。

まあ、仕方ないですよね。
僕もダンベルを買ってから、ちゃんと使うようになるまでに20年も掛かったんですから。
それまでは本当にただの置き物で、何度も処分してしまおうかと考えたものでした。
しかし、手放さずに持っておいて本当に良かったです。
ちゃんと使うようになる日は、ずっと後になってちゃんとやってきました。

3 物は捨てずに取っておきましょう

あ、そうそう。これを読んで下さっている、ダンベルを持っているけど使っていないお父さん、またはお兄さん。
あるいはお母さん、お姉さんでも良いですが、使わないダンベルは捨てずに手元に持っておくことをお勧めします。
将来ちゃんと使う日が来るかも知れないし、もしご自分で使わなくても、あなたのお子さんが使う日が来るかも知れないからです。

僕は30歳を少し過ぎた時、何を考えたのか、キーボードを買いました。
キーボードと言ってもパソコンのキーボードではなく、楽器のキーボードです。
楽器など全く出来ないし、ピアノも弾いた事がないのに、弾けるようになりたいからと思って買ってしまいました。
でも、練習したのは最初の一週間だけでした。
後はずっと、ずっと、ずっと納戸で眠っていました。
しかし、それからおよそ20年の月日が流れて、生まれてきた僕の娘がキーボードを弾くようになったんです!
考えてもいなかった事ですが、無駄にならずに済みました(笑)。

もう一つ、実は僕は高校時代に、恥ずかしながら漫画を書きました。
漫画と言っても、鉛筆で書いたど素人丸出しのものです。
300ページぐらいの長編です。
内容はただ戦っているだけの単純なものですが、個人的には力作だったので、ずっと取っておきました。
そしてこれも、娘が読む日が来たんです!
高校時代に漫画を書いた時は、まさか自分の娘がそれを読む日が来るなんて夢にも思っていませんでした。
娘は僕の漫画をとても喜んでくれたので、僕の方がうれしかったです。
そして、なんと娘は僕の漫画の続編を描いてくれているんですよ!
ものは捨てずに取っておくと、後で良い事があるもんですね。
くれぐれもダンベルは捨てないようにしましょう。

最近の若い人々の間では、ミニマリストというのが流行っているようです。
物を持たず、最小限の持ち物だけ生活するスタイルのことを言うそうです。
子供の頃もらった賞状や、卒業証書などもみんな捨ててしまって、持ち物はリュックサック一つに入るというような人までいるようです。
その人たちが、今の僕の話を聞いたら、「これだから昭和世代はダメなんだよ(笑)」と思われそうですが、物を捨てずに持っておく事にも良い面はあると思いました。

4 ビリーズ・ブートキャンプ

若い人は知らないと思いますが、一昔前、ビリーズ・ブートキャンプというものが流行りました。
僕の娘が生まれた頃だったので、今(2021年)から12年ぐらい前だと思います。
多くの女性がダイエットのために取り組んでいた、自宅でできるエクササイズです。
かなり話題になっていて、僕の友達も一人DVDを買って励んでいました。
ビリーというのはインストラクターの名前で、そのビリーと練習生が画面の中でビリーの指示にしたがってエクササイズをします。
それはダイエットのための運動というよりも、筋トレに近く、格闘技の動きも取り入れられていました。
DVDは全部で4枚ぐらいあったでしょうか。
僕も一度友達から借りて、自宅で妻と共にやってみたことがあります。
60分のメニューですが、ちゃんとやるとかなりヘロヘロになりました。
僕は空手をやっていたので、突きや蹴りの動きはわかっていましたが、妻の動きは盆踊りのようでした(笑)。
DVDの中で一番堪えたのは腹筋プログラムでした。
腹筋プログラムは30分の短いものですが、徹底的に腹筋ばかり鍛えるので、翌日から一週間も筋肉痛が抜けなかったです。
よくこんなに腹筋を鍛えるメニューを思いつくなと感心しました。
全部自重トレーニングで、器具は使いません。
しかも一般のウエイトトレーニングのメニューとは違うんですよ。
ビリーズ・ブートキャンプはとても面白くて、僕もハマりましたが、同じDVDを何度も見ていると飽きてくるので、次第にやらなくなってしまいました。
もしテレビで毎日放送してくれていたら、それに合わせてエクササイズを続けることができただろうと思います。

つまり、僕の友達はダンベルを貰っても、扱えずに置き物にしてしまっていますが、テレビでダンベル体操のような番組を放送してくれれば、それに合わせてトレーニングをしやすくなると思うんですよ。
テレビが無理ならYouTubeでも良いですが、一人で意志の力だけでやるのが難しい場合、そのような媒体があるとやりやすいと思います。
僕自身もどうにもトレーニングをしたくない気分の時に、katochan33さんやコアラ小嵐さんなどの動画を見て、気持ちを奮い立たせてトレーニングに励むことが何度もありました。
何かそういうペースメーカーがあると良いですよね。

5 TMスポーツのダンベルの流転

僕が弟からTMスポーツのダンベルセットを譲り受けたのは、2000年から2001年にかけてのことでした。
かつてこれに関する投稿をしたことがあるんですが、その時は一体いつ貰ったのか全くわからず、大きな謎になっていました。
詳細は、僕のダンベル その9(大いなる謎 前編)(内部リンク)に書きました。

ですが、その後、思い出しました。
簡単にまとめると、当時弟は福島県いわき市に住んでいました。
いわきで結婚をし、狭いワンルームの部屋から広い部屋に引っ越しました。
そして僕はいわきの広い部屋でダンベルセットを譲り受ける話をしました。
弟が結婚したのは2000年の秋頃なので、ダンベルセットを引き取ったのは、2000年の末頃から2001年にかけてという事になります。
弟は結婚を機にトレーニングをやめたので、必要なくなって僕にそれをくれました。
僕はしばらくそれを使っていましたが、規格品と規格外品では互換性が低いので、あまり使わなくなり、2017年に友達に譲る事になりました。

つまり、僕のうちには16年から17年もあったんですね。
果たしてあのダンベルはその後どうなったでしょうか。
まだ友達のうちにあると思いますが、やがてまた別の人の手に渡るのでしょうか。
彼には子供がいないので、また人の手に渡る可能性が高いと思います。
ダンベルの寿命は無限だと思いますから、そのダンベルはどんどん主人を変えながら、この日本中を転々としていくのかも知れません。
ありがとうございました。

僕のバーベル その7へつづく

タイトルとURLをコピーしました