僕のバーベル その4(トレーニングベルトを購入)

バーベル

こんにちは。鹿野一郎です。
平成28年(2016年)10月20日、津田沼のゴールドジムで、トレーニングベルトを買いました。
店頭で10000円のベルトと5000円のベルトを比べ、かさばらない方が良いと考えて、5000円のベルトを買いました。
10000円のベルトはとにかくゴツいベルトで、幅も広く、材質も堅そうで、重そうでした。
それに比べて5000円のベルトは幅も狭く、そんなに重そうではなかったです。
ジムでトレーニングをする時は、ベルトを持っていく事になるので、かさばらず、重くない方が良いと思って、5000円のベルトを買いました。

ジムでトレーニングをしていると、ベルトを巻いているゴリゴリのマッチョマッチョをよく見ますが、そもそもなんでベルトを巻いているのか、わかりませんでした。
ベルトを買ったこの日ですら、なんでみんながベルトを締めているのか分かっていませんでした。
では、なぜベルトを買ったのかというと、この年の12月にパワーリフティングの千葉県大会に出る事に決めたからです。
試合に出るとなったらベルトぐらい持っていないと仕方ないだろうと思い、買いました。


別にベルトがなかったら試合に出られない訳ではないんですが、この時は試合に出るならベルトを買わなければと思っていたようです。

ベルトを締めると、そうでない場合に比べて怪我をしにくいというのはなんとなく分かっていましたが、まだこの時点では「腹圧をかける」ということすら知りませんでした。
僕はスクワットとデッドリフトの時だけベルトを締めていました。
試合ではベンチプレスの時もベルトをしている人が多いですが、何故なのか今だにわかりません。
何か理由があるんだとは思うのですが、僕はベンチプレスの時にはベルトをしないです。
とにかく邪魔なだけでメリットがないと思うからです。

スクワットやデッドリフトをする時は、ベルトをきつく締めた方が腰を痛めにくいのはわかります。
でもベンチプレスの時はベルトをしていてもしていなくても、怪我には関係ないと思うんですよ。
個人的にはベンチプレスで怪我をするのはいつも肩なので、腰や背中は関係ないと思っています。
また、スクワットとデッドリフトでは、ベルトを締めている方が重たいバーベルが挙げやすいですが、ベンチプレスでは全くそのような恩恵を感じません。
ただ邪魔なだけなので、ベンチプレスの時はベルトを締めない事にしました。

あ、そうそう。
ベルトのサイズを書いておきましょう。この時買ったベルトはなんとXSでした。
服を買う時は必ずXLを買うこの僕がXSのベルトを買うなんて、自分でも信じられませんでした。
XSはウエストサイズが75cmから90cmで、Sは80cmから95cm、Mは85cmから100cm、Lは90cmから105cm、XLは95cmから105cmでした。
このときの僕のウエストは、完全に脱力しても84cmぐらいだったので、XSサイズにしました。
トレーニングベルトは、普通のベルトと違って、思い切りきつく締めるので、Sだと締め付けが足りないかもしれないと思ったんです。
結果としてXSで正解でした。

少し話がそれますが、このベルトを買うよりも遥か昔に一度ベルトを買ったことがあります。
2003年頃、左腕の重い怪我でベンチプレスができなくなり、スクワットばかりやっていた時期がありました。
その時に、ナイロン製のベルトを買いました。調べてみたら2004年1月25日とわかりました。
成田のスポーツオーソリティーで買ったようです。
ナイロン製のベルトは革製のものに比べてとにかく安いですが、安いからナイロン製のものを買ったのか、スポーツオーソリティーにそれしか売っていなかったからなのかは覚えていません。当時の日記にもそこまでは書いてありませんでした。
でもおそらくナイロン製のベルトしか売っていなかったんだと思います。今、スポーツオーソリティーに行っても、革製のベルトなんて売っていませんからね。

ベルトを止めるのはピンではなく、マジックテープでした。
今思えば、おもちゃのような物ですが、当時はそれで怪我予防だと考えていました。
その当時は今よりだいぶ太っていましたが、その後減量したら、ベルトが緩すぎて使えなくなったので、友達に譲りました。
確かその時のベルトはサイズがXLだったと思います。
それを考えると本当に痩せたんだと思います(^○^)。

話が戻ります。
このベルトを買ったのは、12月のパワーリフティング千葉県大会に出るためだったんですが、なんと試合当日のコスチュームチェックで、このベルトでは出場できないと言われてしまいました。
このベルトは腰の部分が分厚く盛り上がっていて、クッションが効くようになっているんですが、パワーリフティングの規約では、ベルトの厚さは一様でなければならないそうです。
そんな事も知らず、調べもせずに買ってしまったため、結果として無駄な買い物になってしまいました。

試合の日は、係員の方が親切なことに、ベルトを貸してくださいました。
なので、試合には出ることが出来ました。
インザーというメーカーのレバーアクションベルトで、てこの原理でかなりきくつ絞めることができる高級なベルトでした。
僕が買った5000円のものとは明らかに別物で、それを腰に巻くと猛烈に締め付けられる感じがしました。


次の試合までにまたベルトを買わなければならないので、そのインザーのベルトを買おうと決めましたが、結局いくつかの理由で断念しました。

話が戻りますが、ゴールドジムの店頭で僕がみた10000円のゴツいベルトを買っていれば、もしかしたら試合で使うことが出来たかも知れません。
パワーリフティングの試合に向けてベルトを買うならば、ちゃんと調べてから買わなければダメですよね。
ベルトにも色々な用途があって、パワーリフティングで使うベルトは、パワーリフティング用のものでなければいけません。
ウエイトリフティングで使うベルトと、パワーリフティングで使うベルトは別物なんです。
普通のトレーニングベルトで試合に出ようと思ったこと自体が、知識不足でした。

ところでパワーリフティングの千葉県大会では、2021年の9月以降の大会からリストラップ、ニースリーブは、IPF公認品のみに限定されます。
IPFというのはInternational Powerlifting Federationのことで、この団体が公認している品以外は試合で使えなくなります。
これから初めて千葉県大会に出ようと思っている人で、これからリストラップ、ニースリーブを買おうと思っている方は注意した方が良いと思います。
(そもそもそんな人がこの文章を読んでいるんでしょうか。その前にこれを読んでくれている人がいるんでしょうか?)

この膨らみが問題になりました

パワーリフティングの千葉県大会では、今のところ試合の時にコスチュームについて、シングレットや吊りパンを推奨していますが、まだ強制はしていません。
でもこの調子だといずれシングレットと吊りパン以外は認められない流れになりそうです。関東大会以上の大会では、すでにそうなっていますから。

ちなみに2016年に僕が初めてパワーリフティングの試合に出たときは、吊りパンではなく、なんと海パンを履いて出場しました(°▽°)。
今思うと顔から火が出そうなくらい恥ずかしいですが、これは本当の話です。
しかもその海パンは、わざわざ試合のために買ったものでした。
あの時は本当に何を考えていたんでしょうか。
自分でも信じられないです。

実はこれには理由があります。
ずいぶん昔のことですが、2005年にベンチプレス千葉県大会に出場したことがあります。
その時は服装のルールも知らず、普段トレーニングをしている格好で試合会場に行きました。
Tシャツに短パンです。
しかし、それが問題になりました。
ベンチプレスでは、尻がベンチから少しでも離れたら失格になるため、ズボンは尻に密着するものでないといけないんです。
だぶだぶのズボンだと、尻がベンチから離れたのか、離れていないのかわかりにくいからです。
シングレットとか吊りパンなら全く問題ありません。
僕が履いて行ったのは、ダブダブの半ズボンで、当然コスチュームチェックはアウトです。
しかし、僕が初めて出場する新人であることを考慮して、特別に出場を認めてくれました。
この時に僕は、海パンのようなぴったり密着する履物でないと試合に出られないのだと知りました。
この当時はベンチプレスでブリッジを組むなんてことも知らなかったので、尻が離れたか離れなかったかが問題になることはありませんでした。
試合の結果はビリでした。

そして2016年、買うならばシングレットか吊りパンを買えば良いのに、なぜか僕は海パンを買ってしまいました。
試合会場で海パンを履いていたのは当然僕だけです。
妻と娘も見にきてくれていたのに、恐ろしくカッコ悪いです。
おそらく当時は、海パンなら試合の時だけでなく、海やプールでも履けるから合理的だと考えていたのでしょう。
でもピチピチのサイズのものを買ったので、夏に富士川でラフティングをしている時に真っ二つに裂けてしまいました。
全く馬鹿なことをしました( ´Д`)y━・~~。

話が猛烈に脱線しましたが、わざわざ試合のために買ったベルトが、パワーリフティングのルールに適合していなくて使えなくなり、わざわざ試合のために買った履物が、シングレットや吊りパンではなく、海パンだった訳です。
目的がパワーリフティングの試合だったのだから、それに集中するべきでした。

その後、そのトレーニングベルトは毎回トレーニングの時に使っていましたが、その後パワーリフティングの競技に使えるゴツいパワーバルトを買ったら、用済みになってしまいました。ゴツいパワーベルトを初めて締めた時、それまでのトレーニングベルトとあまりにも違ったので、もう戻ることが出来なくなりました。
腹巻きは、一度絞めると外せなくなると昔はよく聞きましたが、そんな感じです。
デッドリフトやスクワットをする時の締め付け、安定感が違いすぎて、ゴールドジムのトレーニングベルトは置物と化しました。
別にゴールドジムが悪いと言っているんではないですよ。
パワーリフティング用のベルトとそれ以外のベルトはまるで違うと言っているんです。念のため。

2021年3月現在、今でもそのゴールドジムのトレーニングベルトはうちにありますが、もう使うことはないと思います。
でも、捨てずに取っておきます。人生何が起こるかわからないので、もしかしたらいつか誰かが使うようになるかも知れないからです。
ありがとうございました。

僕のバーベル その5へつづく

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