katochan33さん、サイヤマンさんお疲れ様でした

ボディービルダー ボディービル

こんにちは、鹿野一郎です。
昨日、2021年9月11日(土)に富山県で、日本クラス別ボディービル選手権大会が開催されました。
この大会の65kg級には筋肉系ユーチューバーのkatochan33さんとサイヤマングレートさんがエントリーしていました。
僕が普段から見ているユーチューバーが直接対決するということで、ずっと楽しみにしてきました。
一部の情報によると大会の様子はネットで無料配信をしていたそうなんですが、僕が調べた限りでは、その無料配信のサイトを見つけることができなかったので、昼間はどきどきしながらも、状況が全く分からずにいました。
夕方になって、早速サイヤマンさんが速報動画をアップしてくれたので、様子が少し分りました。
65kg級には22人がエントリーしていましたが、そこから12人に絞るピックアップという段階では、サイヤマンさんは通過しました。
次に12人から6人に絞る段階で、サイヤマンさんは残ることができず、そこで終わりになりました。

夜になってJBBF(Japan BodyBuilding & Fitness Federation)が試合結果をインターネットで公開したので、それで2人の順位を知ることができました。
サイヤマンさんが7位で、katochan33さんが10位でした。

katochan33さんにとっては3度目の挑戦でした

katochan33さんは、日本クラス別選手権に2回出場したことがあり、今回が3回目でした。
最初に出たのは2016年で、その時は65kg級で4位でした。
次に出たのは2018年で、この時は予選敗退だと本人が言っていました。
ただ、12人に絞るピックアップには残ったそうなので、順位はついたと思うんですが、決勝に残れなかったということで予選敗退という表現になったのだろうと思います。

katochan33さんは2016年には西日本ボディービル選手権の65kg級で優勝しています。
さらに2019年にはオールジャパンメンズフィジーク大会でも優勝しています。
かなり実績のあるボディービルダーです。
おそらくkatochan33さん本人は今回の挑戦で優勝を目指していたのではないかと思います。

大会から一夜明けた今日、9月12日の朝にkatochan33さんが動画を出してくれたので、さらに様子がわかりました。
動画を見た率直な感想として、katochan33さんは、他の選手と比べると線が細いと感じました。
ただ、ポージングはとても上手で、特にサイドチェストの美しさはピカイチだったと思います。
katochan33さんの動画は2014年頃からすべて見ていますが、katochan33さん本人が言っているように、筋肉の大きさでは勝負をしていません。
それよりも絞りとポージングで勝負をするというスタイルでした。
でも、日本クラス別選手権に出たあたりから、やはりもっとバルクが必要と認識するようになり、バルク重視のトレーニングも取り入れるようになったと話していました。そして肩や腹筋は以前より大きくなったと思うんですが、でもそれでも、周りに人々がデカすぎて、線が細く見えてしまいました。

katochan33さんは身長が168cmあります。

これは65kg級の選手の中ではかなり高い方です。

JBBFのホームページに出場選手の全員の身長と年齢、体重が記載してあるんですが、エントリーナンバーは体重の軽い階級から順番に、背の順で決まっているんですね。

55kg級で一番背が低い人がエントリーナンバー1番で、55kg級で一番背の高い人が22番になっています。 そして60kg級で一番背が低い人が23番という具合です。

暇だったので、階級別の平均身長を計算してみたんですが、次のようになりました。

        平均身長   最高身長   最低身長
55kg級    159.8cm   167cm   155cm
60kg級    160.6cm   165cm   158cm
65kg級    163.2cm   169cm   159cm
70kg級    166.3cm   169cm   162cm
75kg級    168.5cm   173cm   158cm
80kg級    173.2cm   181cm   164cm
85kg級    174.8cm   178cm   170cm
90kg級    178.3cm   183cm   175cm
90kg超級   186.5cm   188cm   188cm

katochan33さんの身長は168cmなので、65kg級では大きい方です。 ちなみにサイヤマンさんは163cmです。 katochan33さんは70kg級に階級をあげても、平均より背が高いです。 75kg級まで階級をあげれば、平均的な身長になります。

クラス別の試合では、みんな同じ体重で仕上げてくるので、背が低い人の方が有利だと思います。
なのでkatochan33さんは65kg級で戦うには、背の高さという点で不利な要素を抱えていることになります。

katochan33さんの動画では、本人も奥さんも、過去1番の仕上がりだったとおっしゃっていました。
過去の自分に勝てたということは、勝利だと思います。
でも、もしもっと上の順位を目指すのであれば、65kg級にとどまるよりも、階級をあげて徹底的にバルクアップを目指した方が良いのかも知れません。
僕はkatochan33さんのことは尊敬してますので、彼がどういう道を選んでも、これからも動画を見続けていくつもりですが、もしかしたら今回が一つの転換点になるかも知れないです。

過去1番の仕上がりだったけど、予選で敗退となると、来年度も同じ65kg級に挑戦というふうにはならないのではないかと思います。
でも、もしkatochan33さんがその道を選んだとしても、僕がとやかくいうことではないし、僕なんかよりkatochan33さんの方が遥かに知識も経験も豊富で、正しい判断をできるでしょうから、彼の選ぶ道が正解なんだと思います。
これからも応援させていただきます。

サイヤマンさんにとっては初めての挑戦でした

サイヤマンさんは今年の1月にコロナに感染してしまい、今年は非常に良くない幕開けとなりました。
一人暮らしだけど、減量食を大量にストックしていたため、文字通り家から一歩も出ずに自主隔離していました。
サイヤマンさんはその自主隔離の様子も動画で上げてくれていました。
味覚と嗅覚がなくなって、カレーの匂いも味も分からなくなったときは、最初は面白かったそうです。
でもすぐに、とても辛くなったといいます。
保健所の指示にすべて従い、ゴミも隔離期間が明けるまでは部屋から出さずに、すべて部屋の中に積み上げていました。
とても真面目な人だと思いました。
サイヤマンさんの症状としては、倦怠感とだるさが大きかったのではないかと思います。
あれほどまでに燃えていた筋トレもまったくやる気がなくなってしまったと言っていました。
およそ1ヶ月の自宅隔離が明けて、筋トレを再開しようとした矢先、バク転の練習で首を怪我して、筋トレができなくなりました。
このため、出場を予定していた5月のボディービル東京ノービス選手権大会を棄権しました。

まさに踏んだり蹴ったりの状況でしたが、ここからの彼は凄かったです。
もともとすごかったですが、さらに人が変わったように猛烈なトレーニングをするようになりました。
そして7月にクラシックフィジークの横浜オープンでオーバーオール優勝し、さらにボディービル東日本大会65kg級で2位になりました。
東日本2位は本当に驚きました。
そして2位に入ったことにより、今回の日本クラス別選手権の参加資格を得て、出場しました。

エントリー直後は、サイヤマンさんは出場者の名簿を見て、「俺は偉いところにエントリーしてしまった。」と言っていました。
そして、今年は無理だけど、それなりの爪痕を残し、来年こそは優勝するとも言っていました。
この試合のかけるサイヤマンさんの意気込みはただものではありませんでした。

北井大吾さんというパーソナルトレーナーの地獄のトレーニングに耐え抜き、さらに強い体を作り上げました。
北井さんとのトレーニングの動画を見て、僕は指導者の重要性をひしひしと感じました。
1人でトレーニングをするよりも、指導者の指示に従ってやる方が遥かにきついトレーニングに耐えられるし、指導者は指導だけでなく補助もしてくれるので、1人でトレーニングをするよりも、何倍も効果的だと思いました。

そして今回、サイヤマンさんは12人から6人を決めるときに漏れてしまいました。
まずはファーストコールで4人が呼ばれました。
この4人は上位が濃厚な選手たちで、お互いの比較をするために細かく審査します。
次はセカンドコールで、そこには5人の選手が呼ばれました。
サイヤマンさんはここで呼ばれ、5人の真ん中に立って審査を受けました。
通常、評価の高い人がセンターに立たされるので、セカンドコールでセンターならば、表彰台は無理でも、入賞の可能性は高いと思います。
そして、3回目のコールで残りの選手たちが呼ばれ、比較審査が行われました。
katochan33さんはこの最後のコールで呼ばれました。

結果としてサイヤマンさんは6人に入ることができず、決勝には進めませんでした。
JBBFの結果一覧によると、サイヤマンさんは7位でした。
試合後の彼の話ぶりでは、確かな手応えを掴んだように見えました。
試合後の動画はカメラに向かって話すのではなく、撮影している人との会話で、カメラ目線ではありませんでしたが、十分にやりきって満足した様子と、手応えを感じて、来年はやってやるというような意気込みが感じられました。
その姿を見て、僕は羨ましく思いました。
僕はパワーリフティングをしていますが、試合が終わった後、僕もあんな風に話せるようだったら良いなと思いました。

サイヤマンさんは凄いです。
これから一年でさらに成長するでしょう。
サイヤマンさんの動画を見ていると、ものすごい体だと思うんですが、やはり世の中には上には上がいて、もっとでかい人と並ぶと、サイヤマンさんですら小さく見えました。
サイヤマンさんはエントリーナンバー46番でしたが、48番の浅野さんという方は、元アジアチャンピオンだそうで、その背中のデカさはすごかったです。
本当にサイヤマンさんが小さく見えてしまいました。

サイヤマンさんは来年もこの試合に出るでしょうし、間違いなく今年より上に行くと思います。
表彰台にも届くと思います。
でも、一番高いところに立つためには、もっともっと体をでかくしなければならないのも事実だと思います。
高く遠い目標ですが、サイヤマンさんは実現のために何も惜しまずに全力でトレーニングにあたるでしょう。
彼の凄まじいトレーニングは今後も続くと思います。

それにしても、改めてサイヤマンさんは凄いと思いました。
彼が最近猛烈な勢いで成長しているのはわかっていましたが、それでも最後はkatochan33さんの経験と技術が上回ると思っていました。
でも、結果はサイヤマンさんが7位、katochan33さんが10位でした。
まさに限界を知らない成長だと思います。
本当に尊敬します。

今回の日本クラス別選手権は面白かったです

今回の日本クラス別は面白かったです。
katochan33さんとサイヤマンさんが直接対決したから面白かったです。
筋肉系ユーチューバーどうしの対決というのは他にいくらでも例があると思います。
僕が知っている例だと、2018年の、ビーフ佐々木クラシックというフィジークの大会で、カネキンさんとJINさんが対決しています。
2人とも決勝に残り、カネキンさんが優勝しました。
他にもこういう例はたくさんあるんだろうと思いますが、僕にとっては今回の直接対決は特別でした。
筋肉系チューチューバーは、よく他のユーチューバーとのコラボ動画を出します。
なので、お互いに顔見知りで仲良しということが多いです。
カネキンさんとJINさんもおそらく顔見知りだと思います。
サイヤマンさんもJINさんと動画でコラボしたことが何度かあります。

でもkatochan33さんは、他のユーチューバーとのコラボというが、おそらく全くないと思います。
トレーニングは1人でしていることが多いです。
長男くんと一緒にトレーニングを教えながらすることはあっても、他の競技者と合同トレーニングをするというのは見たことがないです。
もしかしたら他のユーチューバーと関わるのが好きではないのかな?と思うぐらいに1人でもくもくとトレーニングをし、動画をあげています。

katochan33さんもサイヤマンさんもお互いに相手のことを知っているはずですが、YouTubeのコラボではなく、試合会場で直接対決をすることになったというのがとても注目の点でした。

結局2人の動画の中で、2人が並んで会話している場面はなかったですが、katochan33さんは動画の最後に、サイヤマンさんに会ったと言っていました。
一緒に写真を撮ろうという話をしたけれど、時間がなくて撮れなかったという感じでした。
今回はコロナ対策も兼ねて、試合は階級別に入れ替え制をとって、選手が長時間会場にいないようにしていたそうなので、時間が取れなかったのでしょう。
試合の当日まで、2人とも動画の中で、katochan33さんが出るとか、サイヤマンさんが出るという話は全くしていませんでしたが、試合が終わった後では、サイヤマンさんに会いましたと言ってくれました。
可能ならば、2人が並んで立っているところを見たかったです。

サイヤマンさんの動画にkatochan33さんの奥さんと次男くんが映り込んでいました

サイヤマンさんの試合当日の動画は何度か見ましたが、動画に対する視聴者の方のコメントの中に、サイヤマンさんの動画の中にkatochan33さんの奥さんと次男君が映り込んでいたというものがありました。
僕は驚いてもう一度動画を確認しました。
ステージを写している画面に映り込むはずはないので、試合前に会場入りする時か、試合後にホールで話している時かどちらかだろうと思いました。
そして、本当に映っていました。
試合後のホールでの立ち話の時に、サイヤマンさんの後ろを横切る人が3人いるんですが、そのうちの2人が奥さんと次男君でした。
奥さんと次男君は画面左から現れてすぐに太い柱の後ろに消えます。後ろ姿なので、顔はわかりませんでした。
その後、柱の影から次男君が右側に1人で現れて、そこにあったソファーに腰掛けて、カメラの方を見ます。
もしかしたらそこにいるのがサイヤマンさんで、その撮影をしていることに気づいたからかも知れないです。

その後、もう1人若い女性が画面右から左に通り抜けますが、この方ももしかしたら出場選手の関係者なのかも知れないです。
katochan33さんは、次男君の空手の試合の動画をよくあげているし、家族旅行の動画もあげているので、長男君と次男君の顔は知られています。
ソファーに座っているのは紛れもなく次男君でした。
凄い偶然があるんですね。

奥さんはkatochan33さんの動画では声だけの出演で、顔を表したことはありません。
今回の写り込みでも後ろ姿が一瞬映っただけなので、お顔はわかりません。
でもずいぶんと髪が長いんだなと思いました。

少しバラしてしまうと、katochan33さんが2010年8月18日に公開した動画には奥さん(と思われる人)の顔も映っています。
11年も前なので、今は変わっていると思いますが。

それにしても、試合後にサイヤマンさんがカメラ撮影の人に試合の感想を語っているところを偶然、katochan33さんの奥さんと次男君が通りかかるというのは凄いですね。まるで仕組まれたドラマのようです。

あ、そうそう。長男君は今回会場に来ていませんが、確か塾があるから来られないというような理由だったと思います。

試合は終わりましたがまだ興奮が続いています

日本のトップを決める大会はレベルが高かったです。
ああいう人たちは、実際に会ったらものすごくデカイんでしょうね。
サイヤマンさんは腕まわりが42cmになったと言っていました。
かなりの太さですよ。
なのにステージに立つと、もっとでかい人々がいます。
本当に世の中には凄い人がいるんですね。

僕はボディービルじゃなくてパワーリティングをやっていますが、もっともっと真剣にやろうと思うようになりました。
それだけの刺激を今回与えていただきました。

一時は会場まで見に行こうかと思いました。
その時点でチケットはSS席とS席は売り切れていましたが、A席は残っていました。
千葉から富山まで車で行くとなるとかなりのドライブです。
しかもA席からだったら小さくて見えないだろうから、YouTubeで見れば良いやと思ってしまって、現地には行きませんでした。
まあ、行きたいと言っても妻が許してくれる訳はないですから、どうせ行けなかったと思いますが、行けばきっと現場でしかわからない感動もあったと思います。
やっぱり行けばよかったですかね。

僕は筋トレが好きです。
だからパワーリフティングをしています。
普段はプロ野球も大相撲も見ません。
サッカーも見ません。高校野球も見ません。
競馬もパチンコもしません。
筋トレが好きです。
ならば、ボディービルの試合を見るために遠方に行く事もためらう必要はないだろうと思うようになりました。
一体僕は今まで何に遠慮して、おとなしくしていたんでしょうか。
やりたい事をやるのは当然だし、そのために生きているんですよね。

来年こそは日本クラス別ボディービル選手権を見に行きたいと思います。
どこで開催されるかわかりませんが、近ければうれしいです。

明日からもトレーニングを頑張りたいと思います。
ありがとうございました。

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