こんにちは、鹿野一郎です。
今日は2021年12月26日の日曜日です。
ふと電車の中で考えました。
もし僕が自宅に持っているバーベルを失って、代わりにパワーブロックを手に入れたら、トレーニングの仕方はどのように変わるのだろうか?と。
これは、もしダンベルかバーベルのどちらかを買おうと考えている人がいたら、どういうアドバイスをするか?と自問自答した末にひらめいた仮定です。
僕は、バーベルブログを書いているぐらいなので、バーベルとダンベルで迷っている人がいたら、もちろんバーベルを勧めます。
理由はいくらでも説明できます。
でもそうではなくて、もし僕がバーベルを失って、代わりにパワーブロックを手に入れたらどうなるのかを考えてみることにしました。
僕のバーベルとトレーニング
僕は自宅にバーベルを持っています。
バーベルシャフトは、マーシャルワールド製で、長さ160cm、太さ28mm、重さ9kgです。
プレートはNIPPYOのペイントプレートが1kg2枚、2kg2枚、3kg2枚、5kg4枚、7.5kg2枚と、ALEXのペイントプレートが15kg4枚と、ボディーメーカーのペイントプレートが20kg4枚あります。
バーベルは最高で、195kgまで組む事が出来ます。
上記の重さを全部足すと196kgになりますが、訳あって1kgのプレートは1枚が使用不可能な状態にあるので、こういう結果になります。
(使用不可能な状態になった理由については、下に内部リンクを貼っておきます)
9kgから194kgまで、大体2、3kg刻みぐらいに重さを設定する事が出来ます。
もともとバーベルを買うつもりだったのではなく、最初はダンベルを買いました。
NIPPYOの1kgから7.5kgのプレートはすべて、ダンベルのプレートとして買いました。
学生の時にダンベルを買って、長い間ダンベルでトレーニングをしていたんですが、重さが足りなくなって、ダンベルには大きすぎますが、ALEXの15kgのプレートを4枚買い足しました。
もうこの頃から、バーベルを買うことは宿命づけられていたと思います。
それだけのプレートを持つとどうしてもバーベルが欲しくなり、とうとうバーベルシャフトを買いました。
バーベルシャフトを手に入れてしまうと、プレートの重さがまた足りなくなったので、ボディーメーカーの20kgのプレートを2枚買い足しました。
それでしばらくは良かったんですが、また重さが足りなくなったので、さらに20kgのプレートを2枚買って現在に至ります。
ダンベルバーも持っているので、自宅でダンベルを組んで扱う事も出来ますが、ダンベルはサイドレイズでしか使っていません。
その他の種目はすべてバーベルでやっています。
僕がやっているトレーニングを順番に述べさせていただきます。
まず、大胸筋のトレーニングはフロアプレスをしています。
畳の上に、タイル状のクッションを並べて、その上に厚さ18mmの板を敷いて、その上に寝て、バーベルを持ち上げます。
畳の上に直に寝ると、バーベルを下げた時に、シャフトが胸に触れる前に、肘が畳についてしまうので、それを避けるために、背中に板やタイル状クッションをしいています。
最高で124kgまで扱いますが、バーベルをスタートポジションに持っていくのに、ちょっとした工夫が必要になりました。
床に置いてある124kgのバーベルをいきなり持ち上げるのは僕には無理なので、ちょっとした工夫をしています。
まずは、バーベルの下に潜り込みますが、胸まで入らないで、おへそのまでバーベルの下に入ります。
そしてバーベルを両手で握って、両足を畳につけます。
その状態からおへそを上に突き上げるようにブリッジをして、バーベルを押し上げます。
そうしたら両手でバーベルを弾いて、おへそから胸の方へ滑り下ろします。
そして両手でバーベルを受け取って、肘を畳につけます。
この時、前腕を軸としてバーベルを支えている状態になります。
これがスタートポジションです。
この後、お尻を板の上に下ろして、フロアプレスを始めます。
ベンチプレスをする時のように、自宅にもラックがあれば簡単に始められるんですが、僕はラックを持っていないので、このようにして、おへそで押し上げてからスタートポジションに持って行っています。
これをすると124kgのバーベルでも簡単にスタートポジションに持っていけるので、ベンチプレスと同様のトレーニングが自宅で出来ます。
次は腕のトレーニングです。
上腕二頭筋を鍛える種目はカールをやっています。
カールをするときは、バーベルの重さを34kgから50kgぐらいにして、立ってやっています。
ダンベルとベンチがあれば、いろいろなバリエーションのカールが出来ると思いますが、僕がやっているのは立ち姿勢のバーベルカールだけです。
上腕三頭筋はライイング・トライセップ・エクステンションをやります。
ジムではベンチに寝転んでやると思いますが、ベンチはないので、畳の上に寝てやっています。
ベンチがなくても十分に効いていると思います。
逆に、この種目はダンベルではとてもやりにくいですよね。
次は肩です。
肩の種目はショルダープレス、フロントレイズ、アップライトローをバーベルでやっています。
サイドレイズだけはダンベルを使ってやっていますが、ダンベルを組むのが面倒なときは、15kgのプレートや20kgのプレートを手に持ってサイドレイズをやります。
つまり、ダンベルがなくてもサイドレイズは出来るんです。
まあ、ダンベルの方が握りやすくて、やりやすいんですけどね。
一時期、15kg、20kgのプレートでカールを出来ないかと考えた事もありますが、さすがにこれはやりにくすぎて無理があると思いました。
ショルダープレスの時は44kgから61kgぐらいの重さでやります。
フロントレイズは34kgから44kgぐらいの重さでやります。
アップライトローは34kgから50kgぐらいの重さでやります。
アップライトローはダンベルでは出来ない種目ですよね。
次は背中です。
背中のトレーニングは、デッドリフトと、ベントオーバーローをやっています。
他にジムや公園で懸垂もしますが、自宅で出来るのはデッドリフトとベントオーバーローです。
デッドリフトは149kgから194kgぐらいでやります。
ベントオーバーローは89kgから104kgぐらいでやります。
デッドリフトはダンベルでやるのは、ちょっと無理がありますね。
バーベルでやる種目だと思います。
ベントオーバーローはその気になれば、2個のダンベルを持って出来ると思うんですが、ダンベルを使う場合は、ベンチに片膝をついて、ワンハンドローをするのが普通のような気もします。
最後は脚です。
脚のトレーニングだけは、自宅では出来ないので、ジムでやっています。
バーベルを担いだスクワットは、ラックがないとどうしようもないので、自宅では出来ません。
だからスクワットはジムでやっています。
他にマシーンを使って、レッグエクステンション、レッグカールなどもやりますが、これも自宅では出来ません。
実は、ダンベルを使ったブルガリアンスクワットをすれば、自宅でも脚を鍛えられるんじゃないかと最近思うようになっていますが、パワーリフティングをしている都合上、やっぱりバーベルを担いだスクワットをしたいです。
以上が最近、僕が自宅で自分のバーベルでやっているトレーニングの種目です。
自宅でのトレーニングは、ジムでのトレーニングに比べるといろいろと気楽です。
まず、マスクをしなくて良いし、バーベルやダンベルを扱った後も、殺菌のためにスプレーをかけたり、拭き取ったりしなくて良いです。
これは大きいですよね。
そして、当たり前ですが、自分が使いたい機材を他の誰かが使っているという事がありえないです。
また、自分が使っている機材が空くのを待っている人もいないので、圧倒的に気楽です。
僕は自宅でトレーニングする時は、インターバルにYouTubeの筋トレの動画を見たり、部屋の掃除をしたり、洗濯物を干したりしています。
これは自宅トレーニングだからこそ可能なことで、ジムでは絶対に無理なことですよね。
もし僕がバーベルを失ったら、大変な打撃を受けるでしょう。
すぐにまたバーベルを買うことは間違い無いです。
今度買う事があるならば、もっと計画的にプレートを用意するでしょう。
今から買うなら、1.25kg4枚、2.5kg4枚、5kg8枚、10kg2枚、15kg4枚、20kg4枚ですね。
このように買えば全ての重さを2.5kg刻みに組めるようになります。
1.25kgから5kgのプレートはダンベルでも使えるように4の倍数で買います。
10kg、15kg、20kgのプレートはバーベルでしか使わないので、2の倍数で買います。
シャフトは今使っている160cmのサイズ感がとても気に入っているので、また160cmのものを買うと思います。
今度買うならば、ペイントプレートじゃなくて、ラバープレートを買うと思います。
その方が音が出ないからです。
バーベルを扱うことによって、妻から音の苦情を随分受けてきたので、次があるならば、ラバープレートにしたいです。
お金はかかりますけどね。
パワーブロックの長所
さて、パワーブロックです。
パワーブロックというのは、箱のような形をしたダンベルです。
昔ながらのダンベルと違って、プレートとバーからなる構造ではなく、ピンの抜き差しで瞬時に重量変更が出来る優れものです。
知らない人向けに説明するならば、こんな感じでしょうか?
昔ドリフターズのコントでこんな物がありました。
ドリフのメンバーが泥棒で、銀行かどこかに忍び込んで、金庫破りをする話です。
巨大な金庫を開けると、その中にまた金庫が入っていました。
その金庫も開けて見ると、さらに小さな金庫が入っていました。
それも開けるとまた金庫が入っています。
これを繰り返すうちに、初めは人の背よりもはるかに大きかった金庫がどんどん小さくなっていき、最後にはてのひらに乗るほどの大きさになってしまいました。
最後にそれを開くと、活字でも書け無いものが出て来ました。
小学生だった僕はそれを見て大笑いしました。
父も一緒に笑っていましたが、母はしかめつらをして、「やーねー」と言っていました。
そして、今は亡き志村健さんがそれを自分の股間にくっつけて走り回るという落ちでした。
それと同じように、パワーブロックもいくつもの箱形のパーツからなっていて、幾つの部品を合体させるかによって重量が変更出来るんです。
一番重たい状態から、一番外側の箱を取り除けば2番目の重さのダンベルになります。
さらに外側の箱を取り外すと、また軽くなります。
これがピンの抜き差しだけでできるので、普通のダンベルに比べるととても楽なんですよ。
普通のダンベルでは、重量変更はとても面倒です。
一つのダンベルの左右にプレートがあるので、左の重さを変えて、次に右の重さを変えます。
重さを変えるためには、まずカラーを外して、次にプレートのつけはずしをして、またカラーをはめます。
それを左右でやったあと、2個目のダンベルでも同じようにやります。
これは実際にやって見ると結構な手間です。
この手間がいらないので、パワーブロックはとてもよく売れているんだと思います。
値段はパワーブロックの方が大分高いんですけどね。
以前のパワーブロックは、握り手の部分が狭くて、リストストラップを巻きにくいという欠点があったそうですが、現行型ではそれは改善されているそうです。
形が箱形だという事が気にならなければとても扱いやすいダンベルなんだと思います。
かくいう僕はパワーブロックは見た事はありますが、それを使ってトレーニングをした事はありません。
した事はないんですが、パワーブロックのレビューを見ると、肯定的な評価ばかりで、否定的な意見をまず見ないので、本当に優れたものなんだと思います。
パワーブロックは値段がとても高いので、似たような物でもっとずっと安い物も多数出回っているようですが、口コミによるとやっぱり本家本物が一番良いそうです。
パワーブロックを使った自宅でのトレーニング(想像)
さあ、ここからが空想の時間です。
もし僕が自分のバーベルを失って、代わりにパワーブロックを与えられた場合にどうやってトレーニングをするかです。
パワーブロックは一番重いもので40kgまであるそうです。
それが2個うちにあると仮定して、どんなトレーニングを出来るのか考えてみたいです。
まず大胸筋のトレーニングです。
畳の上にクッションや板を敷いて、可動域を確保して、その上に寝てダンベルプレスをする事になりますが、まず40kgでは重さが足りないです。
それと、仮に50kgまで重さを増やせるとしても、危なくて出来ないと思います。
バーベルを使ったベンチプレスと、ダンベルを使ったダンベルプレスでは、圧倒的にバーベルの方が高重量を扱いやすいです。
ダンベルで限界近い重量を扱うのは、非常にやりにくいし、危ないです。
だから、フロアプレスに関しては、バーベルがパワーブロックに変わってしまうと、トレーニング環境が悪化します。
ただし、パワーブロックを持っていたら、ダンベルフライを簡単に出来るようになるので、きっとやるようになるでしょう。
これはメリットと言えます。
次は腕です。
カールはダンベルでやるようになりますが、僕の意見としてはカールをダンベルでやるのもバーベルでやるのも同じだと思います。
そう言ってしまうと、多くの方々が、
いや、それは違うぞ!カールはダンベルの方が良いぞ。
現にボディービルダーは全員ダンベルでカールをしているし、バーベルと違ってダンベルだと、最後に腕のひねりを加えて、より上腕二頭筋に効かせる事が出来るんだ。
とおっしゃると思います。
それはよくわかります。
でも、ぼくはその意見に対して懐疑的です。
例えばダンベルを使った場合の効果が100で、バーベルだと60程度しか効果がないというならば、ダンベルの方が良いという意見を認めますが、仮に100対98だったら、どうでしょう?
僕は、このぐらいの違いだったら、同じものとして扱ってしまいます。
あるところに双子の兄弟がいるとしましょう。
2人とも腕まわりは35cmです。
その2人の片方にバーベルを与え、もう片方にダンベルを与え、1年、2年とトレーニングをさせた場合、どういう結果になるんでしょうか?
ダンベルを使ってトレーニングした方の腕まわりが40cmに達した時、バーベルで同じようにトレーニングした方の腕まわりは37cmとか38cmにしかなっていないんでしょうか?
僕はこういう実験をした事がないので、単なる予想をのべることしか出来ませんが、おそらくほとんど差はないと思います。
場合によってはバーベルの方が太くなっている事だってあるんじゃないでしょうか?
そう考えると、どっちを使っても同じだと僕は思ってしまうんです。
さて、次は上腕三頭筋です。
バーベルを使わないで上腕三頭筋を鍛える時は何をするんでしょうか。
ライイング・トライセップ・エクステンションは出来ないと思います。
では、フレンチプレスやトライセップ・キックバックでしょうか?
僕はこれらの種目をやった事がありますが、僕にはやりにくくて仕方なかったです。
だから僕にとっては、バーベルを失って代わりパワーブロックをもらったら、上腕三頭筋のトレーニングがほとんど出来なくなってしまいます。
これは大きなデメリットです。
次は肩です。
ショルダープレスはパワーブロックでも出来ます。
僕の経験で言わせてもらうと、立ち姿勢でバーベルでショルダープレスをするよりも、垂直ベンチに座ってダンベルでショルダープレスをする方が三角筋に直に刺激が入ると思います。
でもうちには垂直ベンチがないので、立ち姿勢でバーベルでやっています。
パワーブロックの良い点の一つとして、垂直ベンチを使った場合のオンザニーがやりやすいという事が挙げられますね。
オンザニーというのはスタートポジションを作るための動作をいうんですが、垂直ベンチに座った後、ダンベルを肩に担ぐのに、腕の力だけで引き上げられないので、膝で押し上げながら腕で引いて引き上げる動作のことを言います。
パワーブロックは箱形をしていて、側面は平らなので、このオンザニーがやりやすいんです。
でも、垂直ベンチがなければ結局立ってやるしかないですね。
垂直ベンチがなくても、ちゃんとしたアジャスタブルベンチがあれば良いんですが、うちにはそれどころかフラットベンチもないので、やっぱり無理です。
普通の椅子ならありますが、余程丈夫な椅子でないと背もたれがぶっ壊れると思うので、やっぱりちゃんとしたベンチが必要です。
続いて、サイドレイズです。
これはパワーブロックだったら文句なしにやりやすいですね。
そしてフロントレイズも大丈夫でしょう。
個人的にはバーベルで繋がっている方がフロントレイズはやりやすいと思いますが、パワーブロックでも十分出来ると思います。
でもアップライトローはパワーブロックでは無理ですね。
これはバーベルじゃないと出来ないと思います。
次は背中です。
パワーブロックでデッドリフトをするのは不可能ですね。
40kg2個じゃ軽すぎるし、仮に100kgのダンベルが2個あっても、ダンベルでデッドリフトはやりにくすぎて話にならないです。
僕はパワーリフティングをしているので、デッドリフトはトレーニング種目ではなくて、競技種目です。
試合ではバーベルを引き上げるのに、トレーニングがダンベルというのは論外です。
そしてベントオーバーローです。
これはダンベルでやったことはないですが、やって出来ない事はないかも知れないです。
でも40kg2個じゃ、やっぱり重さが足りないので、アウトです。
以上、いろいろ考えてきましたが、やっぱりバーベルを失って、パワーブロックを手にしたら、僕にとってはトレーニングの環境はかなり悪化しそうです。
やっぱりバーベルの方がいいと思いますよ。
やっぱりバーベルを買いましょう
これから体を鍛えたいと思っている若いお兄さんや、お姉さん、運動不足を解消したいお父さんやお母さん、トレーニング機材を買うなら、バーベルを買いましょう。
バーベルには28mm規格と50mm規格がありますが、余程本気で鍛えるつもりの人以外は、28mm規格の方が良いですよ。
パワーリフティングやウエイトリフティングの試合はすべて50mm規格のバーベルを使いますが、あれはシャフトだけで20kgもあります。
初心者には20kgのシャフトは重すぎます。
ベンチプレスやデッドリフトだったら、20kgなんて問題ないと思いますが、ショルダープレスになると20kgでもあげられない人は結構いると思います。
それに、50mm規格のバーベルシャフトは長さも220cmあって、家の中ではデカすぎて邪魔です。
余程本気でやる人以外は、28mm規格の方が良いと思います。
そしてシャフトの長さもちゃんと考えた方が良いと思います。
僕はかつて弟からもらって、長さ200cmのシャフトを持っていましたが、それは6畳の和室で使うには長すぎてとても不便だったので、結局捨ててしまいました。
今使っているのは160cmです。
家の中で使うならば、このぐらいのサイズがちょうど良いと思います。
初心者がトレーニング機材を買おうと思った時、バーベルとパワーブロックでは、パワーブロックの方が購買意欲をそそりますよね。
絶対にパワーブロックの方が欲しくなりますよね。
そしてパワーブロックの口コミを見ると、良いという声ばかりで、悪いという評価はほとんど全く聞こえてきません。
そうなると、どうしてもパワーブロックを買いたくなりますよね。
その気持ちはとてもよくわかります。
でも、僕はバーベルを取り上げられて、代わりにパワーブロックをもらってもちっとも嬉しくありません。
散々書いてきたようにトレーニングの環境が悪化するからです。
迷ったらバーベルを買いましょう!
最近の女子小学生は卒業式で袴を履くそうです
最後にちょっと私的なことを書かせてもらいます。
今日は2021年12月26日です。
僕の娘は3月に小学校を卒業します。
娘には仲の良い友達が4人いますが、その4人は全員、卒業式で袴を履くそうです。
ハカマですよ、ハカマ。
僕は今までの人生で1回だけ袴を履いた事があります。
それは結婚式の時です。
神前式でやったので、僕は袴をつけ、妻は着物を着てカツラを付けました。
袴をつけるのは大変で、全部介添さんにやってもらいました。
僕はただ立っているだけでしたが、それでも結構時間がかかったと思います。
あんなものを小学生が卒業式で履いていくというんですよ。
まず第一に、本物を買うなんてお金がもったいなくて出来ないです。
では、レンタルをするのか?
レンタルをしたとしても、着付けを出来る人がいないので、無理です。
で、調べて見ると、安物の似非ハカマがあるんですね。
安い物は1万円ぐらいからあるそうです。
素材は絹ではなくて、ポリエステルだそうです。
着付けもしやすいように、マジックテープなどをふんだんに使っているそうです。
それでも結構面倒なんだそうですが。
安い物が1万円と言っても、卒業式で1回着ておしまいのものに1万円も払いたくないですよ。
僕が小学生の時は、新調したばかりの中学校の学生服を着て出たと思いますが、今時は違うんでしょうか?
昨日、娘に聞いてみました。
友達はどういう袴を着てくるのかと。
すると娘の友達のカリルちゃんは、6万円で本物の袴をレンタルして、お母さんが着付けをしてくれるそうです。
僕は自分の耳を疑いましたよ。
レンタルで6万円ですよ。
6万円も払うんだったら、アルファード(という車)を1日借りる事ができますよ。
6万円と言ったら、僕が住んでいる千葉県佐倉市ではアパートの1ヶ月分の家賃に相当します。
たった1日袴をレンタルするために6万円も払うというのは、どういう家庭なんでしょうか?
聞いてみると、カリルちゃんのお父さんは会社の社長さんで、お母さんは病院の看護師さんだそうです。
そうでございますか。
おそれいりました。
娘のあの調子を見ていると、式には絶対に袴で出たいようです。
おそらく妻は娘との根比べに屈して、最終的には安物の袴を買うことを認めるでしょう。
でも、妻は娘に着付けをしてあげるつもりはないようなので、僕がやり方を覚えるしかなさそうです。
小学校の卒業式でそんな騒ぎになってしまうなら、中学や高校の卒業式はどうなるんでしょうか?
あれ?
中学や高校の卒業式は、普通に考えたら制服ですよね。
それなら心配は無用ですね。
ゲームもそうですし、習い事にしても、卒業式の服装にしても、今時の子供たちの贅沢さ加減にはとにかく驚かされます。
僕が小学6年生だった昭和54年とはあまりにも違います。
今回はこんなところです。
ありがとうございました。
内部リンク「僕のダンベル その6(ゴミ箱とプレート)」
内部リンク「194kgが195kgになりました。簡単な算数のはなし。」