「もしパパが1京円持っていたら、小遣いを100万円にしてくれる?」と娘から聞かれた話

カッパの人形 その他

こんにちは、鹿野一郎です。
先日、娘から「もしパパが1京円持っていたら、小遣いを100万円にしてくれる?」と聞かれました。僕は即座に、

鹿野一郎
鹿野一郎

うちにそれだけのお金があっても、トンボの小遣いは600円のままだよ。

と答えました。
娘は、なんで?と理由を聞きますが、簡単なことですよね。
贅沢を身につけさせないためですよ。
でも、娘には理解できないようでした。
まだ、6年生なんだから仕方ないと思いますが。

もし億万長者になれたなら

今から21年前の2001年5月に僕は株式投資を始めました。
インターネットで株の売買が出来るようになり、インターネットの証券会社が次々に誕生していた頃でした。
僕はまだ31歳で、今よりずっと若かったです。

あの頃は良く、夢物語を空想していました。
もし株で成功して大金持ちになれたなら、ハワイに住んで、自家用ジェットでラスベガスに遊びに行きたいと思っていました。
ハワイには旅行で2回行ったことがあり、ラスベガスには旅行で3回行ったことがありました。
でもカジノは遊び程度にしかやったことがありません。
ちなみにパチンコは全くやった事がありません。

株で成功したら高級車を10台ぐらい買って、それらを全てビルトインで収納できるような大きい家を建てたいと思っていました。
もちろん、そんな大成功はするはずもなく、今でも普通に暮らしていますけど。
でも若い頃、金持ちになった自分を、あれこれ勝手に空想するのは楽しかったです。

さて、娘には大金があったら小遣いを上げてくれるか?と問われて、瞬時に否定しましたが、もし本当にそれだけのお金があったら何がしたいだろうかと考えました。
僕は今、54歳で、今年55歳になりますが、31歳だった頃とは、やりたい事がかなり変わっていることに気がつきました。

まずハワイに住みたいと思わないし、自家用ジェットもいらないです。
ラスベガスにはまた行きたいですが、自家用ジェットなんかじゃなくて、ビジネスクラスで十分ですよ。

ワイキキビーチです。新婚旅行で行きました。

念のために断っておきますが、大金持ちだったらビジネスクラスという話ですよ。
今の僕だったら、エコノミークラス以外ありえないです。

あ、最近はLCCというのがあるんですね。
Low Cost Carrierですよね。
乗った事がないので、なんとも言えないですが、成田からラスベガスまではかなりの長旅なので、エコノミークラスより狭い飛行機には乗れないと思います。
国内線ならば、狭くても我慢できるかも知れないですが、ラスベガスは無理です。
ちなみにラスベガスに行くときは、ロスで乗り換えになりますね。
少なくとも以前は成田からラスベガスの直通便はありませんでした。

ビジネスクラスは乗った事がないので、うなるほどお金があるなら乗ってみたいです。
ファーストクラスはまた別格ですよね。
乗った事ないですが、もしビジネスクラスに不満を感じるようなら、その時に検討すると思います。
エコノミークラスから、ビジネスクラスを飛び越して、ファーストクラスに乗るという判断はしないと思います。

昔の事になりますが、堀江貴文氏がライブドアの社長だった頃、彼は自家用ジェット機を買いました。
ガルフストリームVという飛行機で、中古で40億円だったそうです。
飛行機は駐機しておくだけでも莫大なお金がかかるといいます。
フライトの度にまた莫大なお金がかかります。
飛行機を買うのが精一杯という人は、飛行機を持つ事は出来ないんだと思います。

そう言えば、ハリウッド俳優のジョン・トラボルタは自家用にボーイング747を持っているとそうです。
恐るべきお金持ちですね。
確か彼は操縦士の免許も持っていて、2004年のインド洋大津波の時には、自分でボーイング747を操縦して現地に駆けつけ、飛行機に詰める限りの食料を現地の人々に配ったそうです。
お金も凄いですが、人間性も凄いですね。
見習いたいです。

今の僕が大金持ちだったら、まず最初にするのは仕事を減らす事だと思います。
今は週5日働いていますが、それを4日に減らすと思います。
好きでやっている仕事なので、辞めることはないですが、今はちょっと時間に余裕がないので、少し減らしたいと思います。

他に改善したい点は、睡眠時間をもう少し確保したいという事と、通勤を楽にしたいという事でしょうか?
仕事が週4日になれば、それである程度の睡眠時間は確保出来るかも知れません。

通勤を楽にしたいなら、タクシーで通勤するという方法がありますね。
でも、本当にそんな事するでしょうか?
お金の問題とは別に、罪悪感により、それは出来ないような気がします。

2006年、ラスベガスのホテル、ニューヨークニューヨークです。

お金が十分にあったなら、旅行に行く時に泊まるホテルは、ちょっと贅沢したいですね。
今は一泊15000円程度の所が多いですが、30000円とか40000円のホテルだと、随分と感じが違うんだと思います。
ただ、こういう贅沢は、一度身についてしまうと、なかなか抜けなくなると思うので、本当にお金がある場合しか泊まれないと思います。

いろいろ考えてみて、31歳の僕と54歳の僕では、億万長者になれた場合にしたい事がかなり違っている事がわかり、面白いです。
今の方が現実的に物事を見ているような気がします。
まあ、年を取ったんだから当然なんですけどね。

昔、母が言っていた言葉

今から20年ぐらい前でしょうか?
母が次のように言っていました。

それは、お金、健康、生き甲斐だって。
テレビでそう言っていたわよ。

そして、この3つの中で一番難しいのは生き甲斐を見つける事だとも言っていました。
これは、老後に限らず、人生全般について言えることなんじゃないでしょうか?
お金と健康と生き甲斐がある人が、自分の不幸を恨んで、日々陰鬱に過ごすというのは、かなり考えにくいです。
この3つが揃っていれば、概ね幸福な人生だと言えると思います。

一応、僕にはパワーリフティングという生き甲斐があります。
健康にも自信はあります。
お金も無いわけではないと思います。
なので、僕はある程度は幸福な暮らしを出来ているんだと思います。

そう思うことにします。
でも、もう少し仕事を減らして、もう少し睡眠時間を確保して、もう少し通勤を楽にしたいんですが。
あと、もう少しお金があったら楽が出来るんですが。

2006年、ラスベガスのホテルMGMグランドです。

もし娘には100万円乗ったお小遣いをあげたら

もし娘には100万円乗ったお小遣いをあげたらどうなるんでしょうか?
簡単に予想がつきます。
漫画と服が一気に増えると思います。
それはもう間違いないでしょう。

他にはショッピングモールでの買い食いなども常態化するかも知れません。
でも、最近はダイエットに目覚めて、食事制限をしているので、買い食いはしないかも知れません。
小学生のダイエットには賛成できませんが、言っても聞かないので仕方がないです。
娘はそもそも太ってないので、痩せる必要なんかないんですが、友達の影響を受けて、ダイエットに目覚めたようです。

お金は使い始めるとあっという間に無くなりますが、さすがに小学生が毎月100万円を使い切るのは難しいと思います。
でももし、友達におごる事が日常になってしまったら、やっぱりすぐになくなると思います。
でも、それは身の破滅を意味するような気がします。
例えば、友達と4人でディズニーランドに遊びに行く事になり、タクシーで往復し、入場料も昼ごはん代も全部おごってしまうような事をしていたら、お先真っ暗ですね。
お金が途切れた時が破滅の時だと思います。

逆に、もし毎月100万円のお小遣いをあげたとして、それを全額「将来のために」と貯蓄するようなら、すごく関心な事ですが、まあ、12歳の子供がそんな事をするはずはないですよね。
娘には貯蓄の重要性をこれまでに何度か話した事がありますが、まだまだ貯めることよりも、使うことに熱心です。

ラスベガスです。

お金の問題ではないと思います

もし僕が1京円を持っていたら、というのが、娘が置いた前提条件でした。
それだけのお金があったら何でも出来るでしょう。
でも、出来るからするのかと言われたら、それは違うと思います。

ぼくは自宅にバーベルとダンベルを持っています。
可能ならハーフラックも欲しいと思っています。
本当はパワーラックの方が良いですが、家が狭いので、現実的にはハーフラックです。
でも、妻の許可が得られないので、現実的にはどっちも無理です。

1京円ものお金があったら近所に土地を買って、立派なジムを建てる事も簡単に出来ます。
じゃあ、そうしますか?と言われたら、しないと思います。
もし、将来引っ越しをするような事があれば、その時にはトレーニングルームを作れるほどの家を建てるかも知れないですが、そういう事情もなしに、いきなり土地を買って、ジムを建てるというのは、ありえない事だと思います。
お金の問題ではないです。

引っ越しをするタイミングは、あるとするなら娘が高校や大学に入って、家から通うのが遠い場合ですかね。
それ以外では引っ越しはないような気がします。
まあ、お金が無限にある場合の話なんですが。

10億円、100億円、1000億円、1兆円

もし、買ってもいない宝くじが当たって10億円を手にしたら、どうするでしょうか?
やっぱり、仕事を減らして、睡眠時間を確保して、旅行のホテルで少し贅沢をすると思います。
10億円あっても、都内に引っ越したり、高級車に買い替えたりはしないと思います。
そもそも都内の一等地に豪邸を建てたら、10億円あってもなくなってしまいますよね。
それだったら貯金として持っておいた方が良いと思ってしまいます。

では、100億円だったらどうでしょう?
自家用ジェットを持つ事ができますが、おそらくそれでほとんどお金は消えてしまうでしょう。
ちょっともったいない使い方だと思います。
じゃあ、都内に引っ越しますか?高級車を買いますか?
と言われても、別にそんなに魅力は感じていません。
現に僕は佐倉市の環境をとても気に入っているので、23区内に引っ越したいとは思わないです。
佐倉市には印旛沼があり、多くの公園があり、城下町があります。

では、1000億円だったらどうでしょうか?
さすがにここまで来ると別格なお金持ちですね。
もうこうなってくると、一代で使い切るのはほぼ不可能で、子供へ、孫へと順繰りに相続していくことになるんでしょうか?
その場合は、相続税で、やがてゼロになってしまいますね。
日本人にも資産が1000億円以上あるお金持ちが何人かいますが、彼らは普段、どういうものを食べて、どういう服装をしているんでしょうか?
やっぱり、オーガニックの食品だけを食べて、オーダーメイドの服を着ているんでしょうか?
ユニクロの柳井社長は、ユニクロの服を着ているんでしょうか?
ちょっと想像がつかないです。

もう1兆円なんて考えるだけ無駄なので、やめておきます。

最後に断言しておきますが、僕はかりに買ってもいない宝くじが当たって1京円のお金を手にしても、仕事はやめないし、パワーリフティングも辞めないです。
パワーリフティングは生きがいだし、仕事も好きでやっているので、どんなにお金があっても辞めないです。

ダンベル

以上、全く無駄な空想をしてみました。
ありがとうございました。

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