ジムの思い出 その9(ゴールドジム津田沼千葉)

ジム

こんにちは。鹿野一郎です。
ゴールドジム津田沼千葉は2013年2月11日にオープンしました。
僕が初めてここに行ったのは、この年の4月2日でした。
今回は津田沼のゴールドジムについて語りたいと思います。

1 次々にオープンするゴールドジム

僕がゴールドジム自体に初めて行ったのは、2007年5月26日のことで、行ったのは幕張のゴールドジムでした。
職場の友達がゴールドジムの会員で、今度一緒にトレーニングをしようと誘われたので、僕はビジターとして行きました。
このときは千葉県内にはまだ幕張にしかゴールドジムがなかったと思います。
幕張にはWBG(World Business Gargen)の中と、幕張プレナの中にあり、なぜか幕張にゴールドジムが二つありました。
WBGの中の店舗はゴールドジム幕張千葉WBGで、プレナの中の店舗はゴールドジム幕張千葉ANNEXです。
どっちが先にできたのか知りませんが、名前からするとANNEXの方が後なのでしょう。
おそらくWBGに人が集まりすぎてジムが混雑してきたから、後からANNEXを作ったのではないかと考えています。
僕が初めて行ったのはWBGの方でした。

その後、2008年の春頃に成田にゴールドジムが出来て、おそらく2009年に柏にもゴールドジムが出来ていました。
そして、2013年に津田沼が出来て、2019年頃に千葉ニュータウンにもゴールドジムが出来ました。
本八幡のゴールドジムがいつ出来たのかは記憶にないですが、津田沼に人が集まりすぎて混雑がひどくなったため、混雑緩和のために本八幡店がオープンしたのだろうと思っているので、おそらく2016年頃ではないかと思います。
これが僕が覚えている千葉県内のゴールドジムの誕生の歴史ですが、インターネットで調べてみたら、さらに浦安、行徳、南船橋にゴールドジムがあるんですね。
普段行かないところは、知りませんでした。

2 津田沼のゴールドジム

ゴールドジムは、いろいろん店舗に行きましたが、僕が最もたくさん通ったのはこの津田沼でした。
津田沼のゴールドジムは、京成線の津田沼駅のすぐ脇のビルの地下にあります。
そこにはもともと別のスポーツジムがありましたが、そのジムが撤退してゴールドジムに変わりました。


僕は元のスポーツジムに行ったことはないですが、そのジムの会員だった人によると、地下にプールがあったそうです。

ゴールドジムにはプールはありませんでした。そのプールだった場所はどうなっているのでしょうか。
いくらなんでも埋め立てるとは思えないので、今でもプールのまま放置されているのでしょうか。
関係者以外立ち入り禁止の扉を開けると、そこに使われていないプールがあるのでしょうか。
もしそうなら、ちょっと怖いですね。

京成電鉄の日暮里駅と上野駅の間には、昔、博物館動物園という駅がありました。
僕がその駅のホームを初めて見たときは、そんな事を全く知らなかったので、とても驚きました。
日暮里の次は上野だとばかり思っていたら、廃墟のような駅のホームが見えてきて、本当に驚きました。
しかも薄暗い中、壁にペンギンの絵が描いてあって、とても不気味でした。
なんか、それに通じる不気味さがありますね。

さて、ジムの話ですが、津田沼のゴールドジムにはサンドバッグが1本だけありました。
重さは80kgだそうです。
他のゴールドジムと違って、サンドバッグだけの個室になっていました。
1本しかないので、予約制になっていましたが、使っている人はほとんどいませんでした。
僕は津田沼のゴールドジムに通い始めた頃は、トレーニング後に必ずサンドバッグを殴り、蹴っていましたが、やがて次第にやらなくなりました。
空手をやめて、随分経つので、だんだんやらなくなったのでしょう。

僕が津田沼のゴールドジムに行っていたのは、2013年から2019年にかけてですが、過去のトレーニングに記録を調べて見たら、ここに行った回数は、
2013年が25回、2014年が19回、2015年が0回、2016年が7回、2017年が19回、2018年が24回、2019年が30回でした。


こうして書き出してみると、思ったほど通っていなかったようです。
2015年に一回も行っていないのは何故なのか、よくわかりませんが、2016年と2017年の回数が少ないのは、ゴールドジムの代わりに千葉市の天台スポーツセンターに行っていたからです。

津田沼のゴールドジムは狭い場所に器具がたくさんあり、少しゴミゴミしているイメージがあります。
幕張のゴールドジムと比べると、WBGと比べてもANNEXと比べても大分狭いと思います。
機材は、僕が行き始めたときは、パワーラックが2台だったと思いますが、その後、3台に増えました。
当初は、シーテッドバーベルショルダープレスのラックがありましたが、使う人が少ないので、あるとき撤去されて、代わりに三つ目のパワーラックが入りました。
これはありがたかったです。また、スミスマシーンは2台ありました。

僕は腹筋台をよく使っていましたが、幕張や大塚と違って、津田沼のゴールドジムの腹筋台は傾斜角を90度まで増やす事ができません。
それどころか最大で30度ぐらいまでしか傾斜させられませんでした。
その事が僕は不満でした。

ベンチプレスの台は3台ありました。インクラインベンチプレスの台もありました。
でも、使う人も多かったので、たまに待つ事がありました。パワーラックはよく待ちました。
人が集まりすぎたからでしょう。その後、本八幡にゴールドジムがオープンして、津田沼は少し人が減りましたが、しばらくするとまた増えてきたように思います。
僕が一時期ゴールドジムではなく、天台に行っていたのは、ゴールドジムがひどく混雑してきたからだったと思います。

津田沼のゴールドジムには風呂がありました。
人工温泉という事ですが、浴槽はなかなか大きかったです。
四畳半ぐらいの広さでしょうか。


シャワー室は10室ぐらいあったと思いますが、ホテルの風呂場のような洗い場はありませんでした。
つまり、座ったままシャワーやカランを使えるような洗い場はありませんでした。
他に、僕は一度も使った事がありませんが、ミストサウナもあります。
シャワー室はタイル張りですが、おそらく暖房が入っていて、真冬でも全く寒いことはありませんでした。
風呂の設備は、ゴールドジムの中では、この津田沼は整っている方だと思います。

僕の記憶では、風呂があるゴールドジムは幕張WBG、成田、津田沼です。
風呂がなくてシャワーがあるのは大塚、幕張ANNEX、千葉ニュータウンだったと思います。
記憶を頼りに書いているので間違っているかも知れませんが。

3 ボディービル全日本チャンピオンによるセミナー

津田沼のゴールドジムではボディービルチャンピオンの鈴木雅さんのセミナーを受けた事があります。
2015年の2月11日でした。
セミナーと言っても、パーソナルトレーニングではなく、座って話を聞くタイプのものです。
参加者は70人ぐらいいたと思います。
参加費用はわずか500円でした。
この日の日記には以下のような記述があります。


津田沼のゴールドジムで鈴木雅(まさし)によるトレーニングセミナーを受けた。
鈴木雅は全日本ボディービル選手権を2010年から2014年まで5連覇しているチャンピオンだ。
ゴールドジムではアドバンストレーナーをしている。
彼は身長が167cmというが、実際にそんな感じだった。
決して大男ではない。しかし、彼の腕は太かった。
彼の服装はゴールドジムのトレーナーの服装で、上は半袖シャツで下は長めの半ズボンの下に黒のタイツを履いていた。
腕の太さはすぐに分かったが、他は目立たなかった。
例えば胸板が厚いとか、肩が大きいとか、ウエストが締まっているとか、脚が太いとは思わなかった。
全日本チャンピオンでも服を着ているとそういうものなのだろうか。
初め、腕を見たときは正直、大したことないなと思ったのだが、それは最初だけだった。
両手を伸ばして直立で立っているとそのような印象だったのだが、マイクを持ってしゃべりだすと全然違っていた。
マイクを手で持つため、肘を90度ぐらいに曲げるのだが、力を入れていなくてもそれだけで筋肉が隆起し、今まで見たこともないようなゴツイ腕に変わったのだ。
ものすごい腕だった。会場には70人ぐらいの人がいて、皆床に置かれたヨガマットの上に座っていた。
1つのマットに2人ずつ座った。僕は前から5列目だったので、鈴木さんまでの距離は7メートルぐらいは離れていたと思う。
最前列だったらもっと全然違っていただろう。

この日は、チャンピオンから直接トレーニングや食事についての説明を聞くことができましたが、とにかく細かかったです。
トレーニングのフォームもそうですし、食事の管理についてもとにかく本当に細かいところまで気を配っているようでした。
到底真似できるレベルではありませんでした。
特に印象に残ったのはサイドレイズの時のダンベルの握り方についての話でした。
全く知らなかったのですが、人差し指に力を入れてものを握る時と、小指に力を入れてものを握る時では、使う神経が違うそうです。
そしてサイドレイズをする時は、小指で握った方が効果的に三角筋に刺激を与えることができるそうなのです。
だから、サイドレイズをする時は小指に力を入れてバーを握り、親指や人差し指は触れている程度で良いという事でした。

最初から最後までこんな感じで、とにかく圧倒されるばかりでした。
ただ、残念だったのは、最後に上半身裸になってポーズをとってくれることを期待していましたが、そういうことはありませんでした。
日本一の肉体美を間近で見たかったです。

4 ゴールドジムのすごい人々

ある日僕がパワーラックでスクワットをしていると、隣のパワーラックで若いお兄さんが、トップサイドデッドリフトを始めました。
デッドリフトはバーベルを床に置いてそれを引き上げるのが基本だと思いますが、その動作の上半分だけをやるために、セーフティーバーを膝ぐらいの高さまで下げて、そこにバーベルを置いてデッドリフトをするのがトップサイドデッドリフトです。
この種目の目的は背中だけを効果的に鍛える事にあります。
デッドリフトでは、下半分(ファーストプル)は主に脚に負荷がかかり、上半分(セカンドプル)では背中に負荷がかかると言われています。
なので、背中の筋肉を大きく発達させるためにデッドリフトをするならば、トップサイドデッドリフトが良いという考え方があるんです。
若いお兄さんは、なんと180kgのバーベルでトップサイドデッドリフトを始めました!
それを10回数セットやっていました。


僕はその当時はデッドリフトのMAXが150kgで、しかもそれを自慢に思っていたので、驚嘆してしまいました。
なんという化け物なんだと思いました。
そのお兄さんは、背中が大きくあいたタンクトップのような白いシャツを着ていましたが、広背筋が見事に発達して逆三角形の体型をしていました。
それを見て、「さすがゴールドジムだ。会員も化け物だ。」と思ったものでした。

他にも若いお兄さんが、足を床から浮かせたベンチプレスで110kgを軽々と10回以上挙げていることもありました。
また、レッグプレスのマシーンをする時に、数え切れないほどのプレートを装着してトレーニングをしている人もいました。
おそらく300kgぐらいはあると思いますが、それを軽々と持ち上げます。

ゴールドジムには本当に化け物のような人がたくさんいました。
その当時は職場で周りの人に、ゴールドジムで鍛えているというと、「おお!」という反応がありました。
超人しかいない、普通ではないジムという認識を持っている人が多かったんだと思います。
そして本当にそういうジムでした。
でも、決して初心者が行ったら邪険にされるとか、そういう事はないです。
何も怖い事はないんですが、初心者の方々は怖がって、近づかない事が多いです。

そう言えば、別のジムの話ですが、職場の先輩が上野のジェクサーというジムに通っていました。
普段はマシーンで鍛えていて、ある程度力に自信がついてきたので、フリーウエイトのエリアでトレーニングをしたいと言っていました。
フリーウエイトというのはバーベルやダンベルのことです。
概してどこのジムでもフリーウエイトのエリアにはゴリゴリのマッチョがいるものです。
その先輩は、驚いた事に、フリーウエイトのエリアに1人で入るのが怖いから一緒に来てくれと言います。
なので、合同トレーニングという名目で、わざわざ佐倉から上野まで出かけていき、4000円も払ってビジター利用でそのジムに行った事があります。
その先輩は、バーベルの重さに驚いていました。
ベンチプレスマシーンでは80kgまで押せるけど、80kgのバーベルだと一回も挙げられないからです。
なのでその日は60kgでトレーニングをしてもらいましたが、バーベルが安定せず、ブルブルと震えていて、危なっかしかったです。
僕も初めてバーベルでベンチプレスをした時はこんな感じだったなと懐かしく思い出しました。
何が言いたかったかというと、フリーウエイトのエリアに1人で入れないぐらいに怖がる人がいるのと同様に、当時のゴールドジムは人々から恐れられていたという事です。あくまでも私見ですが。

5 最後に

津田沼のゴールドジムには色々な思い出がありますが、最後に行ったのは2019年11月28日でした。
これ以降、現在(2021年5月)までゴールドジムには行っていません。
行かなくなった理由は新型コロナウィルスが蔓延し始めたからです。
あれがなければ今でも津田沼に通っていたかも知れません。

ありがとうございました。

ジムの思い出その10へつづく

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