ジムの思い出 その8(ゴールドジム成田千葉)

ジム

こんにちは。鹿野一郎です。
2008年5月4日に初めてゴールドジム千葉成田に行きました。
それまで毎週友達と成田市体育館でトレーニングをしていました。
成田市体育館の利用料金は市内の人は210円で、市外の人は320円でした。
僕は市街の人間だったので、毎回320円払って入っていました。

1 成田にゴールドジムが出来ました

成田市体育館の設備はとても気に入っていたし、不満はなかったんですが、ある時成田にゴールドジムが出来ました。
ボンベルタの中に出来ました。
駅からは随分遠いです。
成田市体育館はJR成田駅から歩いたら15分ぐらいですが、ボンベルタはさらに遠いので、歩いたら30分はかかるでしょうか。
JR成田駅から、駅を背にして太い道路をまっすぐ行くと、右手に成田市体育館のある中台運動公園で見えます。さらに直進すると、左手にボンベルタがあります。インターネットで調べてみたら、駅からボンベルタまでは2.2kmだそうです。
やっぱり歩いたら30分はかかります。
ちなみにボンベルタの向かいにある赤坂公園は、懸垂をするのにとても適した公園だと思います。

成田市体育館にもボンベルタにも無料の駐車場があったので、いつも車で行っていました。
ボンベルタというのは成田にある商業店舗で、成田駅付近では唯一のデパートです。
ゴールドジムができる前にそこに何があったのかは知らないですが、2007年から2008年にかけてのある時期に、ボンベルタ内にゴールドジムができました。
これもインターネットで調べてみたら、2007年の9月だったそうです。
初めて行った時に思ったのは、意外とボンベルタに空き店舗が多かったという事です。

2 急速に開発された成田の街

この頃、成田では空港通りの開発が盛んで、巨大なイオンが建設され、周りに無数の飲食店がオープンしました。
友達と成田でトレーニングをした後は、昼ごはんを食べてから解散していましたが、店が多すぎてどこにするか迷うぐらいでした。
成田の開発はそこだけではなく、ボンベルタのすぐ近くでも盛んに行われていました。
成田のボンベルタのすぐ近くに花の木台という住宅地があるんですが、当時は何もない原野でした。
ある日、道が一本開通し、印旛沼の方までつながったと思ったら、恐るべき勢いで家と店が立ち並び、街が出来上がってしまいました。
そのようにして成田は空港通りや花の木台などが猛烈に開発され、北総公団線が成田空港まで繋がり、成田湯川という新しい駅までできましたが、ボンベルタは勢いを失って行ったようです。
今(2021年5月)では国道464号線がイオンのすぐ近くまで伸びています。
あれが成田空港まで繋がるのは時間の問題でしょう。
とにかく成田は僕が成田でトレーニングをしていた頃から、ずっと開発が進んでいます。
そういえば、JR成田駅と京成成田駅の間は昔はかなりゴミゴミしていましたが、すっかり再開発されて、バス乗り場が整備され、大きなビルも建ちました。
本当に開発が続いていると思います。

話がかなりそれましたが、成田にゴールドジムが出来た事によって、成田市体育館のトレーニングルームに来る人は減り、少し寂しい感じになりました。
ゴールドジムなので、成田市体育館よりさらに設備が整っていることはわかっていましたが、料金が全く違うので、ゴールドジムに行こうとは思っていませんでした。
当時のビジター利用は、確か一回2500円だったと思います。
成田市体育館のおよそ8倍です。
それだったら空いている成田市体育館でトレーニングを続ける方が良かったのです。

3 成田のゴールドジムに行きました

でも、2008年5月4日に初めて行きました。
おそらく一度覗いて見たいという好奇心からだったと思います。
行ってみると成田市体育館で顔馴染みだった人が何人もいました。
この成田のゴールドジムにも幕張同様、格闘技のリングがあり、サンドバッグも何本かありました。
パワーラックは確か3台あったと思います。
広さは幕張ANNEXぐらいで、機材は充実していました。
まあ、そういうことは行く前からわかっていたので、別に驚きませんでした。
ゴールドジムなんだから、そうだろうなと思っていました。

ただ、他のゴールドジムと大きく違う点が一つありました。
それは風呂です。
成田のゴールドジムにはシャワーだけでなく、ちゃんとした風呂がありました。
しかもホテルの風呂のように、座ったままカランとシャワーが使える洗い場まであるんですよ。
これは僕が知る限り、ゴールドジムでは成田だけだと思います。

幕張WBG店には浴槽はありましたが、おそらく洗い場はなかったと思います。
幕張ANNEX店にはシャワーしかなく、浴槽はなかったと思います。
大塚店(ゴールドジムノース東京)もシャワーしかなく、浴槽はなかったはずです。
記憶がはっきりしませんが、大宮店もシャワーだったような気がします。
さいたまスーパーアリーナ店には浴槽があったと思いますが、多分洗い場はなかったと思います。

まあ、お風呂の話はこのぐらいにしておきましょう。
でも成田店は恵まれていますよね。
無料の駐車場があって、浴槽があって、洗い場があるんですから。
ここまで揃っているゴールドジムは他にないと思います。
そもそも無料の駐車場があるゴールドジムもここだけではないでしょうか。
当時は気付きませんでしたが、成田店は実は設備面でとても恵まれているんですね。

この成田のゴールドジムには2008年に8回行き、2009年には1回だけ行きました。
その後、しばらくご無沙汰して2015年に5回行きました。
それが最後で、それ以来、もう6年も行っていません。
となると今のゴールドジム成田店は当時の姿とは変わって、機材の入れ替えなどが行われているかも知れないですね。

4 ベンチプレスの自己ベスト

この成田のゴールドジムではベンチプレスで100kgを連続8回挙げたことがあります。
ベンチから尻が離れないようにやりましたが、バーベルシャフトは胸に接触したら押し上げる、タッチ・アンド・ゴーでやりました。
パワーリフティングのルールでは、シャフトが胸に接触してから1秒間静止させて、それから挙げなければならないんですが、その方法だったら8回は無理です。
ベンチプレスが強い人からすると、100kg8回なんてウォーミングアップだと思いますが、僕にとってはこれが現時点でのベストなんです。
パワーリフティングのルールに則って、胸でシャフトを止めるやり方をすると、90kgでも7回しか挙がりません。
もう20年ぐらいベンチプレスの数値は伸びずに停滞し続けています。
なのでなんとか状況を打破しようと色々試みてはいるんですが、飛躍できません。
とても悔しいことですが、ゴールドジム成田千葉は、僕にとっては100kgを8回あげた、自己ベストを残したジムでした。
この数年後、仙台のゴールドジムでベンチプレスで100kgで9回という記録を作りますが、この時は、完全に尻をベンチから浮かせたやり方だったので、パワーリフティング的には完全にアウトです。なので僕個人でも記録としては無効にしています。
今の僕の自己ベストは、ベンチプレスでは100kg8回なんです。

5 成田のゴールドジムに行かなくなった理由

何故成田のゴールドジムに通わなくなったのか。
理由は二つあります。
まず2009年から2014年までいかなかった理由は、子供が生まれたからです。
赤ちゃんの世話はとても大変で、24時間待った無しなので、妻を残してトレーニングのために外出することはできませんでした。
2015年には子供がもう幼稚園に通っていたので、再び成田に何回か顔を出しました。

その後、成田のゴールドジムに行かなくなったのは、津田沼にゴールドジムが出来たからです。
成田より津田沼の方がはるかに近いので、成田には行かなくなりました。
さらに、津田沼で仕事をしていましたが、仕事の合間の空き時間が3時間あったので、一度職場を抜けてゴールドジムでトレーニングをし、また戻るということが出来るようになったんです。
トレーニングのためにわざわざ家を開けるを、妻に子育ての負担を押し付け、自分だけやりたいことをしているという後めたさがありましたが、職場で空き時間にトレーニングをするならば、妻の負担は何も変わらないし、僕も後めたさがなかったので、成田に行かず、空き時間に津田沼でトレーニングをするようになりました。
もちろん、トレーニングを早めに済ませて職場に戻らなければならないという制約があったので、トレーニングはいつも時間との戦いでした。
パワーラックやベンチプレス台が混雑していて使えない時は穏やかな気分ではいられませんでしたが、それでもトレーニングの中心地は成田から津田沼へと変わったのです。

最後に、成田のゴールドジムは、パワーラックのあるところから外の景色がよく見えました。
ゴールドジムはビルの二階にあります。
通りの向こうには赤坂公園があり、ジムの窓からは赤坂公園の森がよく見えます。
パワーラックのあるところは、壁が一面ガラスになっています。
床から天井までガラスになっているので、外の景色がとてもよく見えます。
津田沼のゴールドジムは地下にあり、窓すらなかったので、それを考えるとあの成田の景色はとても良かったと思います。

6 老師その再会

最後に、この成田のゴールドジムでは、僕をパワーリフティングの世界に引き込んでくれた老師とも再会しました。
老師とはもともと成田市体育館のトレーニングルームで出会ったのですが、ある時から姿を見かけなくなりました。
そして成田のゴールドジムに来てみたら、そこにいらしたのです。
まだ健在だったのか!という驚きもあり、すぐに挨拶に行きました。
果たして僕のことを覚えてくれているだろうかと思いましたが、どうやら覚えてくれていたようでした。
そして先に述べたベンチプレスの100kg8回は、老師が見ている目の前で達成したものでした。
行った回数はそんなに多くないですが、色々思い出があるジムでした。

ありがとうございました。

ジムの思い出 その9へつづく

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