電車内で乗り換えの方法を尋ねられた話

その他

こんにちは、鹿野一郎です。
今日は2024年1月9日の火曜日です。

今日、電車の中で電車の乗り換え方法について隣に座っていたおばさんから尋ねられました。
自分の馬鹿さ加減に呆れてしまいました。
今回はこの話を書かせていただきます。

総武線の中での話

僕は今日は秋葉原で夜だけ仕事だったので、総武線に乗って秋葉原に向かっていました。
西船橋を出たあたりで、隣に座っていた女性から質問されました。

山田線に乗り換えるのにはどうすれば良い?

と聞こえました。


山田線なんていう電車は聞いた事がないです。
僕は思わず、

鹿野一郎
鹿野一郎

山田線ですか?多分そういう名前の電車はないと思いますよ。

と言いました。


でも、もしかしたら神奈川方面にそういう私鉄があるのかなとも思いました。
あっちの方には、田園都市線とか大井町線とか井の頭線という、見たことすらない電車が走っているので、もしかしたら山田線という電車もあるのかな?と思いましたが、やっぱりある訳ないなと考えました。

すると女性がぽつりと、「秋葉原」と言いました。

え?秋葉原?秋葉原で乗り換えるのか?
ということは、山手線だなとわかりました。


山手線は僕も含めて多くの人が「やまのてせん」と呼ぶと思いますが、たまに「やまてせん」と呼ぶ人もいます。
この方は、それを聞き間違えて山田線と言っているんだなとわかりました。

それにしても一体この人はどこから来たんだろうか?と思わずにはいられませんでした。
山手線すら知らないということは、絶対に関東の人ではないでしょう。
というより、関西や九州の人でも山手線ぐらい知っているんじゃないでしょうか?


でも、そうとは限りませんね。
僕は大阪環状線というのは若い頃は知らなかったし、九州を走っている電車を言えと言われたら、新幹線しかわからないですから。

そうとうな遠方から来て、秋葉原で山手線に乗り換えるつもりなのだろうと思いました。

そしてその女性に、山田線じゃなくて、山手線じゃないですかと確認すると、よくわからないという感じでした。


秋葉原で乗り換えるは間違い無いんですか?と尋ねると、そうだと言います。
目的地はどこなんですか?と尋ねると、品川だと言います。
僕はそれを聞いて、一瞬言葉が止まりました。

品川に行くならば、船橋で総武線の快速に乗り換えるのが一番簡単なんですが、すでに電車は下総中山を出てしまいました。
今から船橋に引き返すわけにもいかないし。
困ったなと思って考えいました。

秋葉原で山手線に乗り換えたら品川に行けるのか?


そう自問してみたところ、考えたことすらなかったけれど、そのルートでも行けると気づきました。
なので、その女性に、秋葉原で山手線に乗り換えても品川に行けますよと説明しました。

するとその女性は、秋葉原はここか?と、手に持っていた紙の路線図を指差します。
字が小さすぎて老眼の僕には全く見えなかったので、女性からその紙の路線図をもらって目の前に持ってきました。
するとそこに書いてあった文字はすべてハングルでした。

鹿野一郎
鹿野一郎

ああ、ハングルだなあ。

思わず口から言葉がこぼれました。

なるほど、この女性は韓国の方なのか、じゃあ、山手線なんか知っているはずがないなと納得しました。


ソウルで一番人の乗り降りが多い電車は何線か?と問われても、僕には全くわかりません。
韓国には行った事がないので、韓国の電車の名前なんてまるでわからないです。

ちなみにロス・アンゼルス、シドニー、ケアンズ、上海には行った事がありますが、これらの都市で最も有名な電車の名前を言えと言われてもわかりません。
行った事があるのに。

秋葉原で山手線に乗り換えれば品川に行ける、これで話は終わったように思いましたが、僕の頭の中である疑念が生じました。


総武線から山手線に乗り換えるなら、秋葉原の他に新宿でも乗り換えられます。
品川に行くのに、秋葉原で乗り換える方が近いのだろうか?
もしかしたら新宿まで行って乗り換えた方が良いのではないか?
そう思いました。


なので、どっちが品川に近いのか、確認しようと思いましたが、ハングルの路線図では何が何だかさっぱりわかりません。
僕はダメ元で、

鹿野一郎
鹿野一郎

日本語の地図はありますか?

と尋ねました。
すると、あると言います。


すぐに見せてもらって、品川駅を探します。

山手線の線路を時計に見立てると、秋葉原が3時の位置、新宿が9時の位置です。
では、品川はどこか?


よくわからなかったですが、おそらく7時か8時に位置だろうと思いました。
そうならば新宿で降りた方が近いはずです。
でも、いくら探しても品川駅は見つからないです。


だんだん僕は焦り始めました。

すると脇に立っていたおじさんが振り向いて次のように言います。

すいません。
まったくのお節介なんですが、品川に行くなら次の市川で快速に乗り換えるのが一番楽ですよ。

僕はそれを聞いて反射的に、「それだ!」と言って相手を指差してしまいました。
初対面なのに失礼な真似をしてしまいました。


で、次の瞬間に自分の馬鹿さ加減に呆れ返ってしまいました。

総武線の快速に乗り換えるなら、船橋でなくても、市川でも、新小岩でも、錦糸町でも乗り換えられます。
なんで、船橋に引き返すなんていう方法しか思いつかなかったのでしょうか?
今日という今日は本当に心底自分のことをバカだと思いました。

そのおじさんの説明はさらに続きます。
スマホで調べてみたら、○○まで行って京浜東北線に乗っても時間は同じでした。
市川駅で10分も待つそうです。

僕は後半はそのおじさんの話を聞いていなかったので、というより自分のバカさ加減に呆れてしまって言葉が耳に入らなくなっていたので、どこで京浜東北線に乗りかえろと言ったのかは聞き取れませんでした。


もし秋葉原で京浜東北線に乗り換えろと言うならば、外国の方には不可能だと思いました。
秋葉原駅の京浜東北線は上りと下りでホームの場所が違うし、あの駅はまるで立体迷路のような作りなので、ほぼ不可能だと思いました。

なので、絶対に市川で乗り換えた方が良いと思いました。
さらにそのおじさんは市川で下車するそうで、その韓国の女性を快速のホームまで案内してから下車してくれると言うので、もう完璧です。


絶対にそうした方が良いと僕も強く勧めて、2人は市川駅で降りて行きました。

一件落着と思いましたが、疑問が残りました。


あの親切なおじさんはなぜ京浜東北線への乗り換えを勧めたのだろうか?
山手線ではダメなのだろうか?
そして路線図で品川駅を発見できなかったことを思い出して、もしかしたら山手線は品川に行かないのではないかと思いました。
そんな訳はないと思いましたが、後で調べてみたら、ありました。


なら、秋葉原で山手線に乗り換えても良かったのでしょう。
秋葉原で総武線から山手線に乗り換えるのも簡単ではないですが、僕は目的地が秋葉原だったので、その場合はその女性を山手線のホームまで案内するつもりでした。
でも、市川で総武線の快速に乗り換える方が普通だと思います。

秋葉原に着いた後も少し心配になりました。


あの女性は無事に品川に着いただろうか?
あの親切なおじさんは、市川駅の総武線快速のホームまで女性を案内してくれたと思いますが、電車に乗り込むところを見届けるまではしてくれないでしょう。
来た電車が久里浜行きや逗子行きだったら良いですが、東京行きだったら品川まで届かないです。
ちょっと心配になってしまいましたが、もうどうする事もできないので、それ以上考えないことにしました。
と言いながら、思い出してこうしてブログに書いていますが。

東京駅でシンガポールの女性から電車の乗り換えを聞かれた時の話

もう随分前のことですが、東京駅の新幹線の改札の近くを歩いていた時、ファッショナブルな女性に声をかけられました。


旅行かばんを引いて、おでこにはサングラスが載っていました。
その人が外国の人だというのは一目でわかりました。

ソーブーラインの乗りたいと言います。
総武線の事だとすぐにわかりました。
東京駅から総武線に乗るということは、目的地は成田空港ではないかと思って尋ねてみるとそうだと言います。


総武線快速の改札は地下5階です。
僕の英語力では行き方を言葉だけで説明するのは不可能だったので、「とてもわかりにくい道なので一緒に行きましょう」と言って、案内しました。

どこから来たんですか?と尋ねると、シンガポールだと言います。
とても綺麗な国ですね、というと、来た事があるの?と聞かれました。
行った事はないけれど、行ってみたい国です。


マーライオンも見てみたいし、巨大なボートが2本の柱に乗っかったようなホテルにも泊まってみたいですと話しました。
そして下りのエスカレーターのところに着いた時、ここを降りていけばホームに着きますよ、降りたら左に曲がってください、ここから先は簡単ですよと言ってわかれました。


外国に人に道を聞かれた時は、一緒に行くのが一番確実ですね。

千葉駅で、八千代台に行きたいと言われた話

これも随分前のことですが、僕が千葉で仕事を終えて家に帰る時でした。
京成千葉駅の券売機で1人の体のでかい外国の男性が困っていました。
どうしたのかな、と思って何気なく見てみると目があってしまい、話しかけてきました。
すごく体の大きな男性だったのですが、満面の笑みを浮かべて、すごく高い声で、「わたしは、(沈黙)、やちよだい」と言いました。

八千代台というのは京成電鉄の駅です。


京成千葉から行くには、京成津田沼で乗り換える必要があります。

京成電鉄は上野から成田空港までをつなぐ電車で、八千代台はその成田空港寄りにあります。
一方で京成千葉は、京成津田沼から分岐してちはら台まで伸びる線路の上にあります。
なので、一度京成津田沼に出て乗り換えなければならないんです。

ですが、この京成津田沼の乗り換えは必殺の分かり難さで、おそらく乗り換えの難易度は東京駅は秋葉原駅をも上回ります。


地元民でも油断すると間違える難解な駅です。
僕も1回ぼーっとしていて間違えたことあります。
千葉に向かっていたのに、津田沼で乗り換えたら、また家の方面に向かってしまった事があります。

例えば同じ3番線でも、そこに成田方面の電車が来るのか、千葉方面の電車が来るのかはまちまちで、何の決まりも法則性もありません。


来た電車の行先表示を見て、成田方面か千葉方面か判断するしかないんです。
千葉方面に行く電車が3番線から出ることもあれば、5番線から出ることもあります。
成田方面に行く電車が3番線から出ることも、4番線から出ることもあります。

八千代台に行くには成田方面の電車に乗るべきなんですが、これがまたわかりにくいんですよ。
成田方面の電車には「成田空港行き」「成田行き」「芝山千代田行き」「宗吾参道行き」「佐倉行き」「うすい行き」「大和田行き」があります。

また、千葉方面に行く電車は「ちはら台行き」「千葉中央行き」などがあります。
最近はなくなりましたが、以前は「大森台行き」という千葉方面の電車もありました。

京成津田沼で乗り換える人は、どの電車が来ても、それが成田方面か千葉方面かわからなければならないんです。


これは地元の人間以外には不可能な話だと思います。

京成千葉の券売機で僕に会ったその外国の男性はラッキーだったと思います。


僕もたまたま八千代台方面に帰るところだったので、乗り換えて電車に乗るまで一緒に行動しました。
もし、あの男性が稲毛とか幕張に住んでいる男性に声をかけていたら、八千代台まで行かれなかっただろうと思います。

あの京成津田沼の乗り換えの難しさは、一体いつまで続くのでしょうか?
ずっと昔から超難解な駅ですが、いまだにそれは解消されていません。

考えてみればあの駅で最初に乗り間違えたのは大学生の時でした。
学習塾で数学の先生のアルバイトを始めたばかりの時でした。
夏期講習の打ち上げで、千葉で飲み会をやることになったんです。
僕の実家は新京成の沿線なんですが、千葉に出る時は必ず新津田沼で下車して、総武線の津田沼駅まで歩いてから総武線で千葉に出ていました。


でもその時は、気分を変えて、京成で千葉まで出てみようと思ったんです。
そのため、新津田沼で下車せず、終点の京成津田沼まで行ってから乗り換えました。

当然千葉方面の電車に乗ったと思っていたのですが、電車は全く知らないところを走るし、駅の名前も聞いた事がないものばかりだったので、次第に不安になってきました。


とうとうユーカリが丘という駅で下車して、駅員に「千葉に行きたいんですけど、ここはどこですか?」と質問したのを覚えています。
駅員の人は、乗る電車が違うよ、この路線は成田に行くんだよ、千葉に行きたいなら津田沼まで戻るしかないよ、と言います。


そんなことをしたら飲み会に遅刻してしまうので、困り果ててしまいましたが、駅員さんがタクシーで行けば間に合うと教えてくれたので、大学生の分際でタクシーに乗って、飲み会に駆けつけました。

おそらく同じ間違いをした人は、世間に数知れずたくさんいると思います。

わからないところに行ったら、現地の人に教えてもらうのが一番ですね。


明日はジムに行って、今年初のスクワットと、今年2回目のベンチプレスをします。

今回はこんなところです。
ありがとうございました。

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