こんにちは、鹿野一郎です。
今日は2022年6月6日の月曜日です。
月曜日なので、ジムに行ってトレーニングをしてきました。
今日は、ベンチプレス、スクワット、レッグエクステンション、レッグカール、シーテッド・ダンベルカール、プレスダウンをやってきました。
先日、Amazonでスクワット専用シューズを買いました。
正確には、アシックスのウエイトリフティングシューズで、品名はウエイトリフティング727という物です。
サイズは25cm2Eにしました。
資料によると、かかとが4cm程高くなっていて、しゃがみやすいそうです。
しかもソウルがめちゃくちゃ硬くて、重いバーベルを担いでも変形しないという物です。
随分前にも買おうかどうか迷ったんですが、その時は見送りました。
その時は、自宅でかかとの下にプレートを踏んで、バーベルシャフトを担いでスクワットをやってみたんですが、ちょっとは違うかな?という程度だったからです。
特別変わる訳でもなく、違うと言われれば違うような気がするという程度の物だったので、23000円も払って高い靴は買わなくても良いという結論に至りました。
でも、普段ジムにトレーニングをしに行くのに10年以上前に買った学校上履きで行くものかっこ悪いと思うようになり、今回購入しました。
Amazonのタイムセールで23000円の品が18000円になっていたのも大きく背中を押しました。
届いたのは数日前ですが、今日、初めて履いてみました。
ベンチプレスでは
ジムについて、入口で外履きを脱いで、その専用シューズを履きます。
まずはベンチプレスからやることにしました。
バーベルをセットして、ベンチに寝てみると、足がとても楽でした。
僕は身長が164cmしかなくて、足が短いので、ベンチに寝て、かかとをしっかり床につけてブリッジを組むのは、ちょっとやりにくいんですよ。
パワーリフティングの試合の時、どうしても高さが合わない人は、足の下に板を敷くことが許されていますが、一応ギリギリ板を敷かなくても耐えられるレベルです。
今回のシューズはかかとが4cm高いそうですが、ブリッジを組むのに、足がとても楽でした。
もちろん、ブリッジが楽に組めるからと言って、使用重量が増える訳ではありません。
おそらく使用重量は全く変わらないと思いますが、ブリッジは明らかに組みやすかったです。
それともう一つ。
ジムの中で歩くのは非常に不向きですね。
とても歩きにくいです。
かかとが4cmも高くなっていれば当然歩きにくいですが、ソウルが普通の靴より硬いので、なおさら歩きにくいです。
僕は背が低かったので、中学生の頃は、シークレットシューズなどに憧れていましたが、もし買っていたらとても歩きにくかったんでしょうね。
ちなみに中学の頃は、趣味で下駄を履いていました。
下駄は慣れるまでは本当に歩きにくかったです。
しかもちゃんと洗わないと下駄に足の跡が黒く残ってしまい、見た目が汚いです。
さらに僕は左足がまっすぐ着地していなかったようで、どんどん左だけ斜めに削れてきて、見た目が悪くなりました。
なので、下駄は最初の1足で終わりにしました。
スクワットでは
ベンチプレスの後はスクワットをしました。
今日は165kgを5セット、145kgを5セット、125kgを5セットやるつもりでした。
まずは20kgのシャフトでウォームアップです。
バーベルの下に頭を通して、バーベルシャフトを担ごうとすると、ラックがいつもより低く感じました。
かかとが4cm上がっているため、ラックがその分低く感じたんです。
で、シャフトを担いでしゃがんでみると、驚きがありました。
普段より浅くしゃがんでも、股関節が膝関節より低くなり、大腿部が明確な下り勾配になるからです。
これは本当に驚きました。
僕は脚が短くて太いので、普通のシューズだと、一番底までしゃがまないと大腿部が明確な下り勾配になりません。
かかととお尻がくっつくぐらいのイメージです。
ちなみに僕はズボンの裾をカットするときは、股下71cmでカットしています。
太ももの周囲は、今測ったら62cmでした。
ふくらはぎの周囲は39cmでした。
でもこの専用シューズを履いてしゃがむと、一番底までしゃがまなくても、大腿部が明確な下り勾配になりました。
一番底までしゃがむと、無駄に急な下り勾配になります。
かかとがあがると何故、浅くしゃがんでも大丈夫になるのはよくわからないですが、驚くほどの違いがありました。
リフティングシューズのレビューとして、これを履くと使用重量が10kg増えるというものから、それほどではないけれど効果があるというものまで色々ありましたが、しゃがみが浅くても大丈夫な時点で、本当に10kgぐらい変わるかも知れないと予感しました。
そして60kgでウォームアップをし、100kgでウォームアップをし、140kgでウォームアップをしました。
140kgが軽いです。
元々140kgは軽いと思っていましたが、もっと軽かったです。
いよいよ本番セットに入ります。
最初の5セットは165kgです。
最近の僕にとって、165kgというのは重いバーベルで、集中しないと挙げられない可能性がある重さです。
最近では165kgは連続2回しか挙げられていません。
(3月22日には160kgで連続9回挙げていますが、165kgだと2回しか挙がっていませんでした。)
165kgのバーベルを両手で掴み、精神統一します。
そして、シャフトの下に頭を通して、バーベルを担ぎます。
ラックから外した時は、「重い」と思いました。
後ろに3歩下がって足場を決めますが、この時に違和感がありました。
靴底の摩擦係数が大きいのでしょう。
足を逆ハの字型にしようと思って、つま先を外側に向けようと思っても、シューズが全く滑らず、動きません。
仕方がないので、足場が不十分でしたが、スクワットに入りました。
大腿部が明確に下り勾配になるまでしゃがんでも、普段より浅いです。
そこで切り返して立ちあがろうとすると、165kgのバーベルがとても軽かったです。
立ち上がる時の感覚も普段と違いました。
普段とは違う向きに足を伸ばしているようでした。
スクワットをしているというより、レッグプレスのマシーンを押しているような感覚でした。
2回目、3回目とやりますが、普段と違って脚に疲れが蓄積してパワーダウンしないです。
とりあえず5回やったところでやめました。
正直なところ、驚きました。
このシューズは本当にスクワットのために作られた、魔法のシューズではないかと思いました。
自宅でかかとにプレートを踏んで、シャフトだけでスクワットをしたときは、特に違いは感じませんでしたが、実際に165kgのバーベルを担いでみると、まるで別物です。
別物というより、普通のシューズでやるスクワットと、専用シューズでやるスクワットは別種目と言っていいほど違いました。
例を挙げるなら、フラットベンチでのベンチプレスと、インクラインベンチプレスぐらいの違いだと思います。
誰だってインクラインベンチプレスより、フラットなベンチプレスの方が重たいバーベルを挙げられると思いますが、フラットなシューズとインクラインなシューズ(スクワット専用シューズ)では、それと同じぐらいの違いがあると思いました。
これは、まるでドーピングじゃないか!
と思いました。
(もちろんドーピングをしたことはないですよ。)
切り返しが浅くて済むだけでなく、立ち上がる時の体感も明らかに軽いです。
このシューズを履くだけで記録が伸びるのは間違いないと思いました。
ただ、100人がこのシューズを履いたら、100人とも記録が伸びるのかと言われたら、そうではないようです。
以前はスクワット専用シューズを履いていたけど、普通にシューズに戻したという人もいるので、人によるんだと思います。
少なくとも僕にとっては、とても有益なシューズです。
僕の身体的な特徴は、背が低くて、足も短くて、脚が太いというところだと思います。
背が高い人や、脚が長い人、脚が細い人にとってどうなのかは、わからないです。
結局今日のスクワットは以下の通りでした。
165kg 5回、3回、3回、3回、3回(合計17回) 145kg 5回、5回、6回、4回(合計20回)
予定では145kgであと1セット、125kgで5セットやるはずだったんですが、バーベルを握る手首が痛くて辛くなってきたので、途中で打ち切りました。
今日やらなかった分は、水曜日にやりたいと思います。
プレスダウンでは
スクワット専用シューズは、僕の場合はプレスダウンでも役に立ちました。
僕は背が低いので、プレスダウンをすると、バーをかなり低い位置まで下がるようです。
そうすると、ケーブルに繋がれたプレートが高い位置に上がりすぎて、ガチャンとフレームに当たってしまうんです。
結構大きな音がするし、機材も傷むので、そうならないように、前回までは足の下に厚さ4cmぐらいの板を敷いていました。
その板が何のためにジムにあるのか知りませんが、僕の場合はプレスダウンをするときに足の下に敷くのにちょうど良いので、毎回使っていました。
ただ、その板の置き場所が、プレスダウンのマシーンから結構遠いので、運ぶのがちょっと面倒でした。
でも、かかとが4cm高いシューズを履けば、その板を使う必要がなくなりました。
いつもと同じように、バーを一番下まで下ろしても、プレートがフレームに当たることはありませんでした。
これはとても楽で助かります。
ただ、今日は最初の1セットで左の上腕三頭筋がつってしまったので、1セットでやめることになりました。
ニーズリーブはどうなの?
僕はニースリーブを付けたことがないです。
ニースリーブについても人によって色々な感想があります。
使用重量が10kgあがるという人もいれば、重量は変わらないけれど、トレーニングのボリュームは稼げるという人もいます。
また、ボトムでの切り返しが楽になるという人もいます。
スクワット専用シューズで、すでにボトムでの切り返しが楽になったし、使用重量もおそらく10kg近く増えていると思います。
これにさらにニースリーブもつければ、もっと記録が伸びるんでしょう。
そうなると、マスターズ2(50代の部)の千葉県記録の185kgも視野に入ってきます。
それを破ることを目標にして頑張りたいと思います。
パワーベルトはどうなの?
僕はapt’のパワーベルトを持っていますが、パワーベルトを持っていない人から「パワーベルトって、記録が伸びるの?」と聞かれたら、何と答えるでしょう。
初めてパワーベルトを締めた時は、今日感じたみたいに、これで記録が伸びるのは当然だとは感じませんでした。
でも、パワーベルトを使い始めると、スクワット、デッドリフトで高重量を扱う時には絶対に必要なものになります。
ベルトなしで高重量のスクワットやデッドリフトをするのは、怖くて出来ないです。
怖いというのは、怪我をするかも知れないという怖さです。
では使用重量は同じなのか?と問われると、それも違うと思います。
僕のスクワットの公式記録は170kgですが、ベルトなしで普通のシューズで、170kgを挙げろと言われたら、怖くて出来ないと思います。
それでも無理にやろうとした場合、怖いという気持ちから潰れるんじゃないかと思います。
デッドリフトでもそうです。
僕のデッドリフトの公式記録は185kgですが、ベルトなしでそれを引けと言われたら、絶対に挙がらないような気がします。
ベルトなしでスクワットやデッドリフトをする場合、おそらく挙げることに意識が集中出来なくなるんだと思います。
怪我をしたらどうしよう?という不安を抱えていたら、絶対に挙がらないと思います。
なので、もしベルトを締めたことがない人からそのように聞かれたら、「ベルトは記録更新のために締めるものではないけれど、結果として記録更新につながると思いますよ。」というのが僕の答になります。
結局、ベルトもシューズもニーズリーブも、みんな記録向上に貢献するようです。
では、リストラップはどうなんでしょうか?
僕はリストラップを持っています。
それを手首に巻いてベンチプレスの試合に出たこともあります。
確かに感覚的には手首がガッチリ固定されて、安定する気がしますが、それが記録向上につながるかと言われたら、関係ないような気がします。
でも、もしかしたらリストラップを締めると、記録が伸びるという意見の人もいるんだと思います。
それぐらい効果は人によって違うんだと思います。
今日のレッグエクステンションとレッグカール
レッグエクステンションは、300LB(およそ136kg)で、7回、6回、4回(合計17回)とやり、その後270LB(およそ122kg)に落としてさらに7回、7回(合計14回)とやりました。
さすがに300LBだとちょっと重いですが、去年は300LBで年間に27回やっているので、それを超えるために、無理してやっています。
次回できっと去年の回数を超えられるでしょう。
でも、僕にとっての適正重量は、250LBぐらいのような気がします。
記録を破ったら、250LBを中心にみっちり鍛えると思います。
レッグカールは60kgで10回、10回、7回、9回(合計36回)やりました。
レッグカールの60kgも僕にとってはちょっと重すぎるようです。
これも去年の実績を上回りたくてやっています。
去年は年間で39本だったので、次回超えることになるでしょう。
今日の他の種目
今日は他にアジャスタブルベンチを使って、シーテッド・ダンベルカールをやりました。
16kgのダンベルで、8回、8回、5回、5回、4回(合計30回)とやりました。
全て左が先に参ってしまって、右は元気だったんですが、左がへばったところでやめました。
本当はこの後、14kgに落としてもう少しやりたかったんですが、時間の都合で、そこまでは出来ませんでした。
まとめ
今日1日の経験からまとめると、スクワット専用シューズの、僕にとってのメリットは以下の3点です。
(1)スクワットがとても軽くなる。
(2)ベンチプレスのブリッジが組みやすくなる。
(3)プレスダウンをしても、プレートがフレームに当たらなくなる。
今後、パワーリフティングの試合では、スクワットとベンチプレスにはこの専用シューズを履いて出ることになると思います。
ベンチプレスについてはシューズが記録更新に寄与するとは思いませんが、スクワットについては間違いなく記録更新に貢献するでしょう。
記録が伸びても、それは自分の実力ではなく、シューズの実力なんですが、パワーリフティングの僕自身の公式記録が伸びるなら、それで良いと思うことにします。
今現在の僕のスクワットの公式記録は170kgですが、このシューズを履いて出れば秋の大会で記録を更新することは、ケガでもしない限りまず間違いないと思います。
そして秋の大会までには、ニースリーブも用意したいと思います。
もちろん、シューズやニースリーブだけに頼らず、自分の実力も伸ばして記録を更新したいです。
これまで、スクワットは地獄の苦しみでしたが、今日はとても楽でした。
手首の負傷で、途中でやめたから楽だったという部分もあると思いますが、少なくともスクワットは地獄の苦しみではなくなりました。
今回は、18000円という高い買い物でしたが、買ってとても満足しています。
ありがとうございました。