ウエイトリフティングの真似事5

自分のバーベル ウエイトリフティング

こんにちは、鹿野一郎です。
ウエイトリフティングの真似事も5回目になりました。
相変わらずわからない事だらけですが、試行錯誤を楽しみながら、ウエイトリフティングごっこをしています。

1 謎が解けました

クリーンについて、一つ謎が解けました。
クリーンというのは床に置いてあるバーベルを引きあげながらしゃがんで、バーベルシャフトの下に潜り込みます。
そしてバーベルシャフトを鎖骨に乗せて、立ち上がる動作です。
試合の時はその後にジャークという技を続けて、鎖骨の上のバーベルを頭上まで持ち上げます。
この種目をクリーン&ジャークといいます。
で、このクリーンについて、前から疑問だったことが一つ解消しました。
ウエイトリフティングの動画を見ていると、多くの選手たちはクリーンの時、両腕は前方に向けていて、両腕が平行になっています。
肘は大きく曲がり、手首も大きく沿って、かなり無理のある体勢でバーベルを握っているように見えます。
あれは一体何故なのか、とても疑問でした。
僕がクリーンの真似事をする時は、胸の前にバーベルを引き上げた時、両腕は開いていて手首も返っていません。
その方が姿勢としては自然だと思います。
何故ウエイトリフティングのクリーンでは、あんなにも不自然で窮屈な姿勢をとるのか?

一応、僕なりに謎は解けました。
それは、鎖骨だけでなく、肩、腕にもバーベルを乗せて支えるためだと思います。
これは僕の予想でしかなく、誰かに教えてもらった訳ではないですが、まず間違いないと思います。
バーベルを鎖骨の上に乗せるというのはかなり痛いと思います。
でも、例えば100kgとか120kgというバーベルを腕の力だけで胸の前に保持できるのかと言われたら、それは無理なので、やむなく鎖骨に乗っけて痛いのを我慢するしかないんでしょう。
でも、それでもまだ不十分なんだと思います。
鎖骨に乗せればもう安心という訳ではなく、それでもなお強力に支えないとバーベルは床に落ちてしまうんだと思います。
そのため、バーベルのストッパーとして、両腕を前に出しているんだと思います。
両腕を前に向けていれば、鎖骨に乗せたバーベルが落ちそうになれば、腕や肩で止まるでしょう。
つまり、あれは鎖骨に乗せているというよりも、鎖骨と肩、腕で支えているというのが正しいんだと思います。
もし、両腕を開いていたら、本当に鎖骨だけで支えることになり、物凄く痛いと思います。
それに不安定だと思います。
だから、両腕を前に向けるんだと思います。

バーベルを握ったままそれをしなければいけないので、肘は大きく曲がり、手首も大きく返ることになるんでしょう。
インターネットでウエイトリフティングの動画を見てみると、クリーンのフィニッシュの姿勢では、指が2、3本バーベルシャフトに触れているだけで、全然握っていないこともあります。
あれはやはり鎖骨、肩、腕に載せているから、バーベルを握っていなくても大丈夫なんでしょう。
そして、ジャークの時は、おそらく鎖骨、肩、腕でシャフトを上向に押し上げ、シャフトが体から離れた瞬間にガッチリとバーベルを握るんだと思います。
これが僕の想像です。
おそらくこれで合っているのではないでしょうか。

僕が真似事でやっているクリーンの重量はまだまだ軽いので、両腕を左右に広げる方法で問題なく出来ていますが、やがて高重量を扱うようになると、今のままでは無理になるんだと思います。
ならば、早いうちから手首を柔らかくするなどして、正しいフォームを身に付けるように練習して行った方が良さそうです。
それにしてもあの手首の柔らかさは驚異的ですね。
骨が折れないのかと心配になってしまいます。

2 今日の内容

今日は53kgのバーベルでクリーンを10本、パワースナッチを10本やってみました。
パワースナッチというのは、立ったままやるスナッチのことです。
スナッチとは、床に置いてあるバーベルを一気に頭の上まで引き揚げて、同時にしゃがみます。
そしてバーベルを頭上に持ったまま立ち上がれば、フィニッシュです。
でも、バーベルを頭の上まで持っていく時にしゃがまないで、立ったままやる動作をパワースナッチというそうです。
僕はパワースナッチの練習をしたいわけではないんですが、普通にしゃがむスナッチは、自宅の和室では怖くてできないので、今のところ立ったままのパワースナッチをやっています。
前回は49kgができて自己ベスト更新となりましたが、今日は53kgができたので、またもや自己ベストを更新しました。

3 自己ベスト更新

僕は普通のクリーンならば、今日やった53kgが最高ですが、立ったままやるパワークリーンなら、以前69kgまで挙げた事があります。
そして69kgのバーベルなら、その後、頭上まで押し上げる事ができます。
なので、パワークリーンもクリーンの一部とみなせば、僕のクリーン&ジャークの自己ベストは69kgということになります。
それとパワースナッチもスナッチの一部とみなせば、スナッチの自己ベストは今日の53kgになります。
なので、合計で自己ベストは122kgになりました。

4 一流の選手

一流の選手になるとスナッチで自分の体重の2倍近く上げます。
僕の場合だと体重が75kg程度なので、150kgを挙げることになります。
一体、どういう体をしているんでしょうか?
そしてクリーン&ジャークだと、スナッチよりも1割から2割程度は持ち上げられるようです。

5 一応目標はあります

僕は遊びでウエイトリフティングの真似事をしているだけなので、そんな記録を目指すわけもないですが、一応目標はあります。
無謀な目標なのはわかっていますが、2012年ロンドンオリンピックで日本の三宅裕実選手がスナッチ87kg、クリーン&ジャーク110kg、トータル197kgをあげて銀メダルを取ったのは衝撃的でした。
体重48kgの女性が110kgのバーベルを頭の上まで持ち上げるというのが、信じられなかったんです。
僕はベンチプレスで110kgを挙げることは、当時も出来ましたが、ショルダープレスはせいぜい65kgぐらいだったと思います。
もちろんウエイトリフティングは筋力で挙げるのではなくて、フォームと瞬発力であげるというのは知っていましたが、それでも110kgのバーベルを頭の上まで持ち上げるというのは信じられませんでした。
しかもそれを僕がやるのではなく、48kgしかない女性がやるんです。
本当に衝撃的な驚きでした。

なので、無謀を承知の上で、このスナッチ87kg、クリーン&ジャーク110kgを目標にしたいと思っています。
今日の感触だと、パワースナッチは60kgぐらいまでは行けそうです。
でも立ったままのパワースナッチのまま87kgまで持ち上げるのは流石に無理そうなので、パワースナッチの限界が見えたら、ちゃんとしゃがむ普通のスナッチの練習をしたいと思います。
クリーンの時と同じように、24kgから始めるつもりです。

クリーンはまだまだ行けそうです。
パワークリーンの69kgを超えていくと思いますが、どこまで行けるかはわかりません。
でも110kgというのはかなり遠い目標です。
できそうなのか、無理そうなのか、今はそれすらわからないです。

6 パワーリフティングとウエイトリフティング

パワーリフティングはフォームと筋力で挙げる競技で、ウエイトリフティングはフォームと瞬発力であげる競技だと思います。
同じくバーベルを扱う競技でも、内容はかなり違うと思います。
以前見たテレビでは、ウエイトリフティングで一番重要なのは下半身のバネだと言っていましたが、パワーリフティングには下半身のバネなどないと思います。僕はここのところスクワットが順調で、ほぼ毎週何らかの記録を伸ばしていますが、記録が伸びるほど、僕の脚がジャッキになっていくような気がします。
ジャッキですよ、ジャッキ。バネとは対極と言って良いですよね。

世の中にパワーリフティングとウエイトリフティングを両方やっている人はどのくらいいるんでしょうか。
パワーリフティングの千葉県大会で顔をあわせる人々の中には、ボディービルもやっている人が何人かいます。
でもパワーリフティングとウエイトリフティングを両方やっている人というのは今のところ、聞いた事がないです。
もしかしたら、パワーリフティングとウエイトリフティングの両立というのは、パワーリフティングとボディービルの両立より難しいのかもしれないです。

今回はこんなところです。
ありがとうございました。

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