ウエイトリフティングの真似事3

自分のバーベル ウエイトリフティング

こんにちは、鹿野一郎です。
今日、2021年5月20日にウエイトリフティングの真似事をしました。
ウエイトリフティングの真似事も3回目になりました。
僕はパワーリフティングはやっていますが、ウエイトリフティングはやっていないので、単なる真似事です。
なのでここに書くことは全て僕が勝手に思っていることです。
間違ってもここに書かれている事が真実だと思わないでください。

1 スナッチの手幅

ウエイトリフティングにはスナッチという挙げ方と、クリーン&ジャークという挙げ方があります。
インターネットで動画を見ているとスナッチでは選手は全員、バーベルをもつ手幅が非常に広く、プレートに触りそうなぐらいです。
スナッチでは床に置いてあるバーベルを一気に頭の上まで持っていきますが、手幅が狭いよりも広い方が、持ち上げたときのバーベルの位置が低くなるので、少ないエネルギーでバーベルを引き上げる事ができます。


だから手幅が広いんだと思います。
スナッチではバーベルを頭上に引き上げると同時に、脚はしゃがみます。
こうすると尚更バーベルの位置が低くなるので、少ないエネルギーで引き上げられます。
そしてバーベルが安定したら、立ち上がってフィニッシュです。
調べてみたんですがあの手幅には目安があるそうです。

結論を先に言ってしまうと、バーベルを頭上から腰の後方まで下ろす事が出来る手幅がスナッチの手幅だそうです。
ちょっと分かりにくいと思いますが、肩関節を柔らかくするためにやる、タオルの肩回しのような感じです。
目の前でタオルの両端を掴んでタオルを頭上にあげ、そのまま後方に回します。
肩がとても柔らかい人は、肩幅でタオルを持っても、肩を裏返して、頭上から後方へ腕を回せるようです。
僕は肩が恐ろしく硬いので、バスタオルの端と端を持っても、バスタオルを前方から頭上を通して後方へ回すのは難しいです。
僕は本当に、異常なほど肩が硬いんです。
肩関節の柔らかい人は、背中で上からおろした右手と、下からあげた左手で握手が出来るようですが、普通の人は、背中で人差し指同士が届くか届かないかというところではないでしょうか。
僕の場合はそういうレベルではなく、全く届きません。
手と手の間はおそらく30cm以上空いているでしょう。
背中で上と下から両手で触るなんていうことは出来っこないので、両手をお尻の方に回して右手と左手で握手をしようとしても、人差し指同士が触れるのが精一杯なんです。
なので、バーベルを前方から頭上を通して後方へ回せと言われても無理です。
僕のうちにあるバーベルシャフトは160cmの短いものなので、両手がプレートに触れる位置(おそらく手と手の間隔は90cmぐらい)で持っても、シャフトは後方へ回りません。
無理にやろうとすると、腕の骨が折れそうになります。
そう、これが問題なんだと思います。
もしスナッチで失敗してバーベルが後方に落ちそうになった時、肩が柔らかければ、バーベルが後方に行き過ぎてしまっても手を離さずに持ったままでいられます。
実際にインターネットで試合の映像でそういう場面を見た事があります。
でも、肩が硬い人だったら、バーベルを頭上で止める事ができず、後方に行き過ぎてしまった場合は、手を離してバーベルを床に落とすしかありません。
そうしないと本当に腕が折れるかも知れないからです。


そういう安全面からもスナッチでは手幅が広くなるんでしょう。
いや、もしかしたら省エネルギーよりも、この怪我の防止の意味合いの方が強いのかも知れません。
僕の場合、恐ろしく肩が硬いので、まずはそれを克服しないとスナッチのちゃんとした練習は出来ないのかも知れません。

ちなみに僕は体は柔らかい方で、体前屈や股割りは難なく出来ます。
前後開脚もほぼちゃんと開きます。
これは以前空手をやっていたからです。
自分より背の高い相手の顔を蹴ろうと思ったら、必然的に柔軟性は必要になるんですよ。
なので柔軟運動は真面目にやっていました。
でも肩関節だけは異常に硬いんです。
昔、これを克服しようとしてタオルで、ぐるぐると前、上、後、上、前、後とやって肩回しをした事がありましたが、やり過ぎたのか、これで怪我をしました。
これをしばらくやっていたら、右肩が常に痛むようになったんです。
しかもゴリゴリと音がするようになりました。
そしてある日、ベンチプレスで110kgのバーベルを挙げようとしたら、右肩からメリメリメリと音が聞こえて、怪我をしました。
かなり昔のことです。
それ以来肩関節のことは諦めていました。
でももう一度挑戦する時が来たようです。

とても軽いバーベルから練習していこうと思います。
バーベルを後方に落っことす心配がない重量でフォームの練習をしていきます。

2 今日の内容

前回は39kgのバーベルでクリーンの練習をしたので、今日は少し重くして45kgでやってみました。
わずか6kgの違いですが、結構重く感じました。
クリーンというのは床に置いてあるバーベルを引き上げると同時にしゃがみ込んで、バーベルの下に入り込み、胸のでキャッチし、立ち上がる動作の事です。

45kgのバーベルでクリーンを7回4セットやってみました。
自分のバーベルを使って、自宅でやりました。
初めの2、3本はバーベルをキャッチした後バランスを崩して前につんのめってしまいましたが、それ以降はちゃんとバランスを保てました。
僕の場合は、足幅が狭いとしゃがんだ時にかかとが浮いてしまうので、そうならないために足幅は肩幅の1.5倍ぐらいにしています。
しかも爪先を外側に向けて、逆ハの字にしないと安定しません。
手幅は、初めは狭く持っていたんですが、そうするとバーベルをキャッチした時に手首がひねられて痛いので、少し広めにしました。
そうすると、かかとが浮く事もなく、手首が痛くなることもなく、無事にクリーンが出来るんです。
足幅の方が手幅より広いので、最初にバーベルを掴んだ時は、両膝が両腕の外側に出ています。

果たして選手の人々はこんなフォームだったかな?と思ってインターネットでウエイトリフティングの試合を見てみると、全く違いました。
僕が見た限りでは、全員足幅よりも手幅の方が狭くて、初めにバーベルを掴んだ時は、両膝が両腕の内側に入っています。
足幅は広い人でも肩幅程度で、狭い人だと足と足の間に、足が一つ入るかどうか程度しか空いていません。
しかもほぼ全員、爪先はしっかり前方を向いていて、逆ハの字の人などいませんでした。
つまり、僕の立ち方は全く違っているようです。
きっと僕は足首の柔軟性が足りないんでしょう。

3 今日気づいた事

足幅と手幅については、ルールでそのように決められているんでしょうか。
もし足幅が手幅より広かったら失格なんていうルールがあったら、このまま練習しても意味がないので、そこは確認しなければなりません。
ちなみに、パワーリフティングでデッドリフトをするときは、足幅に関する規定は何もありません。
足はぴったり閉じていても良いし、プレートに触れそうな大きく開いても大丈夫です。
果たしてウエイトリフティングのルールはどうなっているのでしょうか?
それは今ではなくて、今度調べる事にします。

もう一つ気づいた事があります。
デッドリフトをするときは、バーベルと体の密着がとても大切なので、最初にバーベルを握ったとき、スネはバーベルシャフトに触れています。
でもクリーンをする場合はそれだと無理があるので、シャフトとスネの間は20cm以上離しています。
シャフトとスネが当たるぐらい密着していたら、真上に引いた時に膝にぶつかってしまうからです。
真似事でも良いから、実際にクリーンをやってみると、色々と細かい事に気がつくもんですね。

ウエイトリフティングの選手たちと、僕のフォームを比べて一番違うのは、バーベルを胸の前でキャッチした時の腕の向き、手首の角度です。
ウエイトリフティングの選手はクリーンのフィニッシュの姿勢では、両腕は前に出ていて、肘を曲げ、手首を90度ぐらいに返して、バーベルを持っています。
バーベルシャフトはおそらく鎖骨に乗せているんだと思います。
例えば150kgなんていうバーベルをクリーンで持ち上げた後、ジャークに入るまでの間、両手だけでその重さを支えるのはほぼ不可能だと思うので、きっとシャフトを鎖骨に乗せて鎖骨で支えているんだと思います。
考えるだけで痛そうですが、そうしないとバーベルを支えることは出来ないと思います。

4 安全のための装備

これに対して僕のフォームは、腕は左右に開いていて、手首は全く返っていません。
つまり手の甲と前腕は平行になっています。
そしてシャフトは鎖骨には乗せていません。
鎖骨に乗せたら痛いだろうし、シャフトを鎖骨に持っていくとなると、一歩間違えると喉仏に直撃しそうなので、怖くて出来ないんです。

僕は以前空手をやっていましたが、試合に出るときはファールカップというものをつけていました。
それは相手の蹴りが間違って金的(空手では金的と言います。何を表しているかはわかりますよね。)に入ってしまった時のダメージを軽減するために、金的全体をカバーするプラスチック製の防具です。
試合の時はそれを空手着の下につけるんです。
それと同じように、バーベルシャフトが喉仏を直撃しても大丈夫なように、首に衝撃を吸収するワッカを巻いてやるならば、少しは安心できますが、そういうものが全くない状態で、床から持ち上げたバーベルのシャフトを鎖骨に乗っけるというのはとても怖いです。
果たして慣れれば平気になるもんでしょうか?

ウエイトリフティングの選手は手首がとても柔らかくて、手首を90度ぐらい返していますが、これはやっているうちに自然に曲がるようになるそうです。
今日もクリーンをやっている時、手首にすごい力がかかり、強制的に曲げられるのがわかりました。
やっていれば柔らかくなるんだと思います。
でもなぜ腕は前方に出すんでしょうか?
どう考えても前方に出すより左右に開いた方が楽だと思うんですが、ここにも何か理由があるんでしょうか?
それとも慣れるとそっちの方が楽なんでしょうか?
またはルールでそのように決められているんでしょうか?
これも時間があったら、今度調べてみます。

そう言えば、ウエイトリフティングの選手たちは、膝にはニースリーブをつけていて、手首にはリストラップを巻いていましたね。
今思い出しました。
ニースリーブというのはパワーリフティングでも使うんですが、見た目は膝のサポーターのようなものです。
僕はつけたことはありませんが、ものすごくきついそうです。
とてもきついため、自力では膝を曲げにくくなるほどだと思います。
スクワットをする時にそれをつけていると、立ち上がるのがとても楽だと聞きます。
器具に助けてもらっているような気はしますが、ウエイトリフティングの選手もそれはつけていました。
クリーンでもスナッチでも一度、しゃがみ込むので、そこから立ち上がるための補助なのでしょうか。
それとも単に怪我の予防なのでしょうか。

リストラップを巻くのは少々不思議です。
僕はたまにスクワットをする時にリストラップを巻く事がありますが、あれを巻くと手首がガッチリ固定されて、ほぼ動かなくなります。
なのでベンチプレスやスクワットをする時の安定感が増します。
でもウエイトリフティングでは、クリーンのときは手首を大きく返します。
リストラップを巻いたら返って邪魔ではないかと思います。
本当にいろいろ謎な事が多いです。
身近にウエイトリフティングをやっている人がいればすぐに解決する問題ですが、いないんですよ。
僕の職場にはボディービルダーが2人いて、パワーリフターは僕1人です。(僕は端くれですが)
でもウエイトリフターはいないんです。
残念です。

5 今日のスナッチ

今日は45kgのバーベルでスナッチもやってみました。
フォームにはかなり問題がありますが、一応挙がったので、僕のスナッチのベストは24kgから45kgに更新されました。
スナッチではバーベルを広い手幅で持ち、床からゆっくり持ち上げ、膝ぐらいの高さまで上がったら、大きく振り回すようにして一気に頭の上まで持っていきます。
誰かにそう習ったのではなく、インターネットの試合の動画を見ているとそう見えるんです。
肩を中心にして膝の前から頭の上まで大きく振り回しているように見えます。
なので勢いがつき過ぎると、頭上を超えて、後まで行ってしまうんではないかという心配があります。
スナッチではこの動作と同時にしゃがんで低いいちでバーベルをキャッチしますが、バーベルを振り回しながらしゃがむなんて、怖すぎて出来ないので、全くしゃがまずに直立したまま、バーベルを振り回して頭の上に持っていきました。
フォーム無視のひどい有様ですが、45kgは簡単にあがりました。
次はもっと重たいバーベルでやってみたいです。

まずは立ったままの、なんちゃってスナッチで何kgまで挙げられるのかを知りたいです。
それがわかったら、それをさらに更新するために、ちゃんとしゃがむスナッチに取り組むつもりです。
僕は立ったままのクリーン(パワークリーンというそうです)は69kgまで出来ます。
でもそれ以上の重さを胸の前に持って行こうと思ったら、ちゃんとしたクリーンを身に付けるしかありません。
なので今、クリーンの練習をしています。
当面はこの69kgを更新する事が目標になります。

という事で、今日の時点での僕のベストは、スナッチ45kg、クリーン\&ジャーク69kgで、合計114kgという事になりました。
次にやるときは49kgのバーベルでやってみようと思います。

ありがとうございました。

ウエイトリフティングの真似事その4へつづく

タイトルとURLをコピーしました