呑気で気楽な週末でした。やっぱりボリューム管理は楽しいです。

トレーニング

こんにちは、鹿野一郎です。
今日は2022年10月2日の日曜日です。
この土日は気楽に過ごす事ができました。

もともと今日はパワーリフティング千葉県大会の日です。
僕は74kg級にエントリーしたつもりでいましたが、お金の決済ができてなくて出場できませんでした。
その時は唖然とし、悔しくて仕方なかったですが、今ではなんとも思いません。
今日の試合の代わりに、11月6日の関東大会にエントリーしていますが、別にその大会に向けて燃えている訳でもありません。
去年の10月の試合の前は、6月頃から燃えに燃えていて、やる気満々でしたが、今はそんな感じではありません。

糸が切れたタコのような感じがしていましたが、自分がこれまでやって来たトレーニングのボリュームを集計してみて、進むべき方向性が見えてきました。
またエンジンが回り始めたように感じています。

トレーニングのボリューム集計

僕は2017年からトレーニングの種目別のボリュームを集計しています。
ボリュームというのは挙げた重さと、挙げた回数を掛け合わせたものです。
100kgを10回挙げたら1トンです。

毎年、全種目で前年のボリュームを上回ることを目標にトレーニングして来ました。
そして、ほぼそれは達成して来ていました。
でも、いつの間にかその事を忘れかけていました。
パワーリフティングの試合が近づくと、メニューをスクワット、ベンチプレス、デッドリフトの3種目に絞り、トレーニングの目標はボリュームを稼ぐ事ではなく、1発の強さを増すことに変わります。
8月は夏期講習が忙しくてほとんどトレーニングが出来ませんでした。
9月は今日の試合のためにビッグ3に特化したトレーニングをしていました。
でも、手続きの不備で試合に出られませんでした。

代わりに11月6日の関東大会に出ることにしましたが、すぐに気持ちが切り替わるものでもありませんでした。
糸の切れたタコのように、宙ぶらりんになり、トレーニングにも熱が入らなくなっていました。
でも、見つけました。
僕はもともと過去の自分を超えることに異常に燃えるタイプの人間で、それがトレーニングの原動力になっていたんです。
もちろん試合で自己ベストを更新することも嬉しいし、燃える目標ではありますが、どうやら僕はそれ以上に過去の自分のボリュームを超えることに強い魅力を感じているようです。

今年の2月、3月の頃は、仕事がほとんどなくて毎日暇だったので、全種目過去の同月のボリュームを上回ることを目指してトレーニングをしていました。
それが本来の僕のトレーニングのスタイルだったんですが、いつの間にか忘れていました。
今日久し振りに集計を見直して、ある計算をしてみました。
今日はまだ10月2日ですが、今日の時点での今年のボリュームが、去年1年間のボリュームに対してどのぐらいの割合まで進んでいるのかです。
すると、以下のようになりました。
まずは、すでに100%を超えている種目です。

レッグエクステンション  240%
レッグカール       170%
ショルダープレス     100%



ショルダープレスは最近、全然やっていませんが、今年はかなりパワーアップした種目です。
すでに去年のボリュームをわずかに上回っているとは思っていませんでした。
レッグエクステンションとレッグカールは、去年の途中から始めた種目なので、超えて当然だと思います。

次は進捗率が80%を超えている種目です。

サイドレイズ   90%
フロントレイ   85%
ベンチプレス   82%
スクワット    81%
LTE       80%



LTEは、ライイング・トライセップ・エクステンションの略です。
ベンチプレスは今年は去年までより随分やっている印象がありましたが、まだ100%に達していませんでした。
サイドレイズやフロントレイズはとても軽い種目なので、やる気さえあればいくらでも出来そうな気がします。
おそらく今年も来年も、再来年もこれらの種目は、前年を上回る程度に頑張るんだと思います。
もし限界までやるとなったら、もっと遥かに多くのボリュームをこなせると思います。
つまり、本気度の低い種目です。

スクワットは最近は補助セットを省略してしまっているので、ボリューム自体は落ちています。
でもこういう集計結果を見てしまうと、やっぱり過去の自分に打ち勝ちたいという欲求が湧いてくるので、今後は頑張ると思います。
スクワットはこれまでは100kg以上のバーベルを挙げたものの回数をカウントしてきましたが、来年からは集計方法を変えて140kg以上のバーベルを挙げた回数をカウントすることにします。
140kgより軽いバーベルだと、トレーニングではなくウォームアップだと思うので、軽いものは除外します。
そうすると、集計結果も随分と変わるでしょう。

次に進捗率が50%を超えている種目です。

カール     76%
フライ     64%
BOR      56%



BORはベントオーバーローの略です。
カールはまだ76%という事ですが、そんなところだと思います。
ここから逆転するのは大変ですが、今後は可能な限りカールをするようにして、去年のボリュームを超えたいです。
それにカールをみっちりやると腕が太くなるのがはっきりとわかるので、他に種目に比べると、やる気を保ちやすいです。
頑張ります。

フライは去年はほとんどやっていないので、簡単に超えると思います。
去年はベンチを持っていなかったので、フライはジムでしか出来ないトレーニングでした。
でも今は自宅にベンチがあるので、自宅でも出来ます。
おそらく去年のボリュームは今月中に超えるでしょう。

ベントオーバーローが56%というのは驚きました。
好きな種目なので、もっとやっていると思っていましたが、認識が間違っていました。
これからはジムでもやるようにします。
100kgで10回5セットやれば、それで5トンなので、ジムで毎週やれば1ヶ月で20トン稼げます。
10月、11月、12月で60トンになります。
でも去年とのボリューム差は63トンあるので、それでは追いつきませんね。
週に2回やるか、もっと重たいバーベルを扱うなどして、逆転を目指します。

次は最も深刻な種目達です。

アップライトロー    44%
懸垂          40%
デッドリフト      39%
ハンドグリップ(Coc1.5)32%
フロアプレス      13%


アップライトローは普段から、忘れた頃に思い出してやる程度なので、計画的にみっちりやっていけばすぐに追い越せると思います。
懸垂は最近全くしていなかったので、もっとひどいと思っていましたが、進捗率は40%でした。
懸垂で去年のボリュームに追いつこうと思ったら、年末までに自重の懸垂ならば、1216回やらないといけないです。
今の僕の筋力では加重懸垂は意味がないと思うので、やるならば自重懸垂です。
3ヶ月を13週間と仮定すると、毎週94回懸垂をしないと逆転出来ません。
週2回懸垂をするとして、1度に50回やらないといけない計算になります。
これは物凄くきついノルマです。
でも、僕は性格的に、こういう状況になると燃えてくるんですよ。
何もないと、糸の切れたタコのようになってしまうんですが、目の前にきつめの目標が置かれると、飢えた野獣になる事ができます。
ならばパワーリフティングの試合でも毎回飢えた野獣になれば良いんですが、なぜか試合だとそこまで変わり切れないんです。
自分でもわからないですが、過去の自分のボリュームを超える事の方に強い意欲を掻き立てられるんです。

デッドリフトは逆転は不可能だと思います。
今年は僕はデッドリフトをサボりました。
いろいろ理由はありますが、結局のところ、やりたくなくなってサボったというのが一番正しいと思います。
今日の時点で、デッドリフトは去年のボリュームに届くまでに、あと137トン必要です。
今年が残り13週間とすると、毎週10トンを超えるボリュームでトレーニングをしなければなりません。
去年は1日で13トンを超えるデッドリフトをした日もありましたが、今の僕には1日10トンはとても厳しいです。
例えば150kgのバーベルだと、毎週67本も挙げなければなりません。
これは今の僕には無理です。
去年の一番強かった時の僕でも、厳しい目標だと思います。
懸垂は去年のボリュームを超えるために頑張れますが、デッドリフトは流石に無理だと思います。
僕は今年、デッドリフトを、修復不能なレベルまでサボってしまいました。
ここからまた少しずつボリュームを増やしていって、少しずつ過去の自分に近づけていきたいです。

ハンドグリップのCoc1.5というのは、アイアンマインド社のキャプテンズ・オブ・クラッシュというハンドグリップのナンバー1.5の事です。
これも思い出した時にやるという程度の種目になってしまっています。
かつてはリンゴを握り潰せるようになりたくて頑張っていましたが、いつの間にか諦めていました。

最後にフロアプレスです。
これはたったの13%で、一番ひどいです。
言い訳になりますが、これには理由があります。
去年までは僕はフロアプレスは畳に直に寝てやっていました。
するとバーベルシャフトが胸につく前に肘が畳についてしまうので、ストロークが浅くなります。
ストロークが浅いと、本来のベンチプレスより重いバーベルが扱えます。
なので、ボリュームを稼ぎやすかったんです。

フロアプレスのセットです。結構準備と後始末が面倒です。



それに対して今年は背中にジョイントマットと板を敷いて3cmほどの高さの超似非ベンチを作ってやっています。
こうするとシャフトが胸に接触しても肘が畳につかないので、ベンチプレスと同じストロークでトレーニングが出来るんです。
この高さ3cmのベンチに寝てやるフロアプレスは、なぜかベンチプレスより使用重量が落ちます。
なので、畳に直に寝るフロアプレスと比べると、かなりの重量差が出るんです。
今年の初めの頃は、そのハンデを押し返して去年のボリュームを超えると誓ったんですが、ダメでした。
最大の理由は、フロアプレスの頻度が激減した事です。
ジョイントマットと板を重ねてその上に寝るとなると、バーベルも少し高い台の上に置かないと、バーベルの下に滑り込めなくなります。
このバーベルの台を作るのが面倒で、次第にやらなくなってしまいました。
バーベル台を作るときは以下のようにしています。

(1)畳の上にジョイントマットを置く
(2)ジョイントマットの上に15kgのプレートを置く
(3)15kgのプレートの上に木の板を置く



これを左右に用意して、真ん中にはジョイントマット2段と木の板の超似非ベンチを作ります。
これを作ったり、片付けたりするのがとても面倒で、今年はなんとフロアプレスを17回しかやっていません。
去年の8月なんて毎日やっていたのに、今年は9ヶ月を終えて17回です。
支度が面倒だとこういう事になってしまうんですね。
フロアプレスのボリュームで去年を上回るのはまさに不可能だと思います。
今日の時点でのボリューム差は386トンです。
今後、毎週30トンずつ挙げていかないと超えられません。
30トンというと、100kgで300回です。
もう絶対に無理です。

懸垂は逆転の可能性があると思いますが、デッドリフトとフロアプレスは無理です。
でも、今回のことで良くわかりました。
背中に板を敷いた方がよりリアルで良いのは間違い無いですが、そのメリットを打ち消して余りあるぐらいのデメリットがあるので、今後は以前のように畳に直に寝てやることにします。

自分のバーベル

この土日のトレーニング

昨日の土曜日は自宅で以下のトレーニングをしました。

デッドリフト   90kg5回、120kg5回、150kg4回、5回、4回、4回、4回
         160kg1回、1回
LTE       34kg30回、20回、38kg15回、15回、40kg15回
ハンドグリップ  6回4セット
スタンディング・バーベルカール  
         34kg10回、38kg10回、10回、40kg10回、10回
フライ      18kg10回3セット
スタンディング・サイドレイズ 
         18kg10回3セット



デッドリフトは全然力が出ていませんが、サボってきたので仕方ありません。
デッドリフトは150kg以上を集計の対象にしているので、昨日のボリュームは3.47トンです。
10トンなんて今の僕には無理です。

ライイング・トライセップ・エクステンションとフライは、自宅でベンチを使ってやりました。
かつてはLTEは畳に寝てやっていましたが、ベンチでやった方が可動域がしっかり取れて良いですね。
LTEはかつては50kgのバーベルでやっていました。
これからちゃんとやっていけば、すぐにそこまで力が回復するでしょう。

フライも久し振りだったので、たったの18kgでしたが、これもどんどん強くなていくと思います。
そして今日、日曜日のトレーニングの内容は以下の通りです。

スタンディング・バーベルカール   40kg10回4セット
アップライトロー          40kg10回4セット、44kg10回
フロントレイズ           40kg10回5セット
スタンディング・バーベルショルダープレス
                  60kg4回、5回、5回
ハンドグリップ(Coc1.5)      6回5セット



カールは昨日もやったんですが、今日もやりたかったので、やりました。
アップライトローやフロントレイズ、ハンドグリップは、去年のボリュームを追い越すためにやっているようなもんですが、それが楽しいんです。
ショルダープレスは、とても久し振りだったので、60kgが5回しか挙がりませんでした。
でもこれもちゃんとやっていけばすぐに元の力に戻るでしょう。

この土日は特にパワーリフティングの関東大会のことは考えずに、去年の自分のボリュームに追いつくためのトレーニングをしました。
とても気楽だし、とても楽しかったです。
やっぱり、トレーニングはまず第一に楽しまないといけないですね。

明日は月曜日なのでジムに行きます。
明日はジムでスクワット、ベンチプレス、デッドリフトをするつもりですが、そのほかに細かいトレーニングもしたいと思っています。
進捗率が80%以上の種目は可能なら今月中に去年のボリュームを超えたいです。

バーベル

パワーアップの副作用

パワーリフティングに気持ちが集中すると、どうしてもパワーアップが至上命題になります。
そうなると僕の場合は、無意識に食事の量が増えます。
食べなければ力がつかないからです。
そして、その結果体重が増えます。
もちろんパワーもアップします。
去年、自宅の194kgのバーベルでデッドリフトが2回挙がった時は嬉しかったです。
また、去年ジムで190kgのバーベルでスクワットをし、しゃがみが浅かったものの、立ち上がれた時は嬉しかったです。
でも、気づけば体重も80kg近くまで増えていました。

74kg級に出場するためには、74kg以下まで減量しなければなりません。
減量すると、パワーもダウンします。
試合が近づくにつれてだんだん力が出なくなっていき、余り良い気分ではなくなっていきます。
結果として74kg級での過去の自分の記録を越えればそれで良いんですが、太っていた時の力が出ないことが残念で、余り良い気分ではなくなっていきます。
日頃から食事をきっちり管理して、体重を増やさないようにすれば良いんですが、そのためには僕の場合は、余りパワーアップにこだわらない方が良いような気がしています。
パワーアップを最優先項目にすると、どうしても食事の量は増えてしまいます。
それよりは去年の自分のボリュームを超えるという目標の方が良いような気がしています。

とりあえず、今年の残り3ヶ月は各種目で去年のボリュームを上回れるように頑張っていきたいと思います。
関東大会も頑張りたいとは思いますが、最優先はボリュームの更新です。
ただし、デッドリフトとフロアプレスは除きます。

自分のバーベル

終わりに

今年の僕の仕事のスケジュールは、木曜日がとてもきついです。
そのため木曜日だけでなく、金曜日も自宅でトレーニングが出来なくなりました。
金曜日は木曜日の疲れを引きずるため、午前中はトレーニングをしないで、寝る時間を確保しています。
木曜日と金曜日に自宅でトレーニングが出来なくなったことが、今年のボリュームが振るわないことの一つの原因になっていると思います。
2学期は後2ヶ月ちょっとで終わります。
そうなれば、その後は冬期講習、直前講習さえやれば、春期講習まで休みになります。
来年度は絶対に今年みたいにきついスケジュールにはしたく無いです。
元々今年のスケジュールは偶然によるものでした。
木曜日に勤めている校舎で、生徒が集まりすぎてクラスが増設されたため、僕の空き時間が潰れて、1時から9時までずっと授業をする事になってしまったんです。
そんな事は来年は起こらないと思うので、来年度はきっと全ての曜日に午前中自宅でトレーニングが出来るようになるでしょう。
去年まではそうでした。
このきつい一年が早く終わって欲しいです。

JR八郎潟駅の壁画です。本文とは関係ありません。



今年も残り3ヶ月頑張りますが、来年はもっと頑張れると思います。
今回はこんなところです。

ありがとうございました。

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