こんにちは,鹿野一郎です。
今日は2022年12月6日の火曜日です。
先週の土日で房総の館山に旅行に行ってきました。
もともとは娘と2人で岡山に行くつもりでした。
僕は今月8連休があるので、不登校の娘を連れて、離島留学をやっている岡山県笠岡市まで街の様子を見に行こうかと思っていました。
離島留学の見学の予約は取っていません。
フリースクールと連絡を取って、本当は先週の土日で見学に行く予定だったんですが、なんだかんだで見学には行かないことになりました。
学校に入れなくても、現地に行くだけで雰囲気はわかるのではないかと思って妻に提案したんですが、予想外に、みんなで館山に行こうという提案が返ってきました。
妻が旅行の提案をするのは初めてのことです。
休暇村館山
我が家は旅行に行く時、よく休暇村を使います。
休暇村というのは、元は国民宿舎だったもので、現在は35のホテルを運営しているホテルチェーンです。
家族3人で泊まった事があるのは休暇村館山(2015年千葉県)、休暇村那須(2017年栃木県)、休暇村富士(2018年静岡県)、休暇村奥武蔵(2020年埼玉県)で、僕が「男の一人旅」で泊まったことがあるのは、休暇村竹野海岸(2022年兵庫県)、休暇村乳頭温泉郷(2022年秋田県)です。
妻が今回も休暇村に泊まろうというので、僕が予約を取りました。
土曜日の空室は残りわずかでしたが、取ることが出来ました。
これまでは一番安いスタンダードプランばかり使ってきましたが、職場の同僚に貧乏くさいと馬鹿にされたので、今回は牛肉の鉄板が付く高いプランを予約しました。
3人でおよそ55000円です。
休暇村館山に泊まるのは7年振りで、前回は娘がまだ6歳の時でした。
予約を取ってから知ったんですが、全国旅行支援というのがあって、15000円も割引になるそうです。
さらに3人で3000円分のクーポンまでくれるそうです。
物凄く得した気分です。
僕の職場では私学共済の割引が効きます。
休暇村だと1人1泊2000円の補助が出ます。
受付で聞いてみると、なんと全国旅行支援と、私学共済の割引が両方使えると言います。
なので、15000円プラス6000円で21000円も安くなり、さらに3000円のクーポンが付く事になりました。
さらに僕はQポイント倶楽部に入っていて、ポイントが2615円分貯まっていたので、さらに安くなりました。
物凄くお得感がある宿泊でした。
やっぱり高いプランを頼むと料理の味が違いますね。
とても美味しかったです。
休暇村館山にはプラネタリウムがあるんですが,コロナのため休止していました。
また,カラオケと卓球台もあるんですが、それらもコロナのため、休止していました。
部屋は10畳の和室で、3人で泊まるには十分な広さでした。
目の前に東京湾が開けていて、景色も良かったです。
道の駅鋸南
話は前後しますが行きのドライブです。
館山まで一気に高速道路で行ってしまったら味気ないので、富津中央ICで一般道に降りました。
富津中央ICから館山までは海沿いの道が多く、トンネルも多くてなかなか楽しいドライブなんですよ。
東京湾フェリー残り乗り場の「ザ・フィッシュ」で昼ごはんを食べようと思っていたんですが、人が多すぎて諦めました。
もう少し先に行って、有名な「ばんや」で食事をしようと思いましたが、同じ結果になりました。
さらに先に行くと道の駅があったので、そこで食事をする事にしました。
道の駅が鋸南です。
千葉県安房郡鋸南町の道の駅です。
そこには浮世絵師の菱川師宣記念館がありましたが、道の駅としてはかなり寂れていました。
僕はそこでアサリの串焼きとラーメンを食べ、妻と娘は焼き芋を食べました。
コロナによって飲食店は壊滅的なダメージを受けたと思います。
道の駅も例外ではないようです。
今、道の駅きょなんのホームページを見てみましたが、まるで別の場所です。
ホームページで紹介されている飲食店はほぼすべて撤退していました。
僕がラーメンを食べた店は、ホームページに載っていません。
ホームページの最終更新が去年の11月19日ということなので、この1年の間に急激に変化したのでしょう。
菱川師宣と聞いて、僕は誰だかわかりませんでした。
もちろん名前は知っていますが、どういう人なのかわかりませんでした。
妻によると、浮世絵師で、「見返り美人」を描いた人だそうです。
言われたら思い出しました。
でも、特に興味はなかったので、記念館には入りませんでした。
なぜ菱川師宣の記念館が千葉にあるのかわかりませんが、あまり興味がないので調べていません。
館山砂丘
館山に着いたら館山城に行きたいと思っていました。
学生時代、仲間で館山城で肝試しをした事がありますが、昼間に行った事がないので行きたいと思っていました。
ところが妻が行きたいと言った場所はなんと「館山砂丘」です。
館山に砂丘なんてあるのか?
僕は信じられませんでした。
館山には学生時代から何度も行っています。
館山の地理は頭に入っているつもりでしたが、そんなのは聞いた事がありません。
どうせ大した事がないんだろうと思っていました。
ナビによると場所は館山のカントリークラブのすぐ裏です。
海に面していない砂丘なんてあるんでしょうか?
砂丘というのは川が削って海に運ばれた土砂が波で打ち上げられ、さらに風で吹き上げられて積もったものだったと思います。
鳥取県砂丘は千代川が作りました。
砂丘ではないですが,九十九里浜は利根川が作りました。
果たして館山砂丘の近くにも川があるのでしょうか?まだ調べていません。
もし、館山砂丘が本物の砂丘ならば、館山カントリークラブは砂丘の上には作られたゴルフ場という事になります。
鳥取県空港や鳥取大学は砂丘の上に造られているので、あり得ない話ではありません。
果たしてどうなのでしょうか?
まだ調べていません。
さて、館山砂丘に着いてみると入り口の小ささに驚きました。
細い車道を走っていたんですが、左折して砂利道に入るとそこが砂丘だとナビはいいます。
クルマがギリギリ行き違えるくらいの狭い砂利道です。
しかもすでにバスが2台入っていて道を塞いでいます。
どうやら駐車場はないようです。
そのバスみたいに砂利道に車を停めるしかないようです。
どこにも館山砂丘という看板もありません。
すごいところです。
とりあえず車を止めて外に出てみると、右手前方に小高い丘が見えます。
よく見ると胡麻粒のような小さい人影が多数ありました。
どうやらそれが館山砂丘のようです。
バス残り脇を抜けて前に進むと、どちらのバスにも市立船橋高校と書いてありました。
スポーツの強豪校です。
部活の練習でもしているんでましょうか。
我が家の3人は、愛犬を連れて砂丘へ進みます。
するとそこには砂の大斜面がありました。
幅は100メートルぐらい、奥行きは300メートルくらいの大斜面です。
鳥取県砂丘と比べたら、話にならない小ささですが、滑り台と考えたら途方もない大きさです。
若い人は知らないと思いますが、昔船橋にあったザウスという人口スキー場くらいの大きさがあります。
とりあえず上まで登ろうと思ったら、すごいものに遭遇しました。
市立船橋高校の生徒が男女20人、合計40人ぐらいいたんですが、全員裸足で,しかも用意ドンで上まで走っていきます。
まずは、女子が20人ぐらいで集団でダッシュして、後から男子がダッシュします。
35秒を切った生徒が4人いたというような話が聞こえてきましたが,あの斜面を裸足で35秒で駆け上がるなんて信じられません。
そもそもあそこを走ってる登るという発想がないです。
若者たちが一斉に駆け上がるのを見て、恐ろしいと感じたし、恐るべき体力だと思いました。
さすが市立船橋です。
僕たちはぜいぜい言いながら、時間をかけて上がりました。
一番上まで行って見ると,さらに奥にもっときつい斜面があるのがわかりました。
ずっと上りではなく、一度下ってからまた上りです。
行くか戻るかためらった後で,行く事にしました。
その急斜面でしばらく遊んで、全身砂だらけになりました。
可能なら3人で鳥取砂丘に行きたかったです。
鳥取県砂丘はもっと楽しいところですから。
沖ノ島
1泊して2日目。
僕は館山城に行きたかったんですが、妻は沖ノ島に行きたいと言います。
沖ノ鳥島には行かれないよと説明すると、沖ノ鳥島ではなくて沖ノ島だと言います。
館山にそんな島はないと言ったんですが、妻はあると言います。
そんな訳はないと思ってナビに聞いて見ると、海上自衛隊の裏にあると答えます。
嘘だろ!と思いました。
海上自衛隊の裏なら若い頃に何度か行った事があります。
夜中だったので真っ暗で何も見えず、友達と車ごと海に落ちそうになった事があります。
あそこには駐車場はありますが、島なんてないです。
陸続きで歩いていける島なんてあるはずがないんです。
でも、行ってみたらありました。
若い頃は夜中しか行った事がないので、暗くて見えなかったんでしょう。
当時はナビもなかったので、目に見えない物はない事になっていたんです。
それはとても小さな島で、歩いて一周できるし、なかなか面白いところでした。
おそらく館山城より面白いと思います。
僕たちが着いた時は風がものすごく強くて、目が開けられない砂嵐でした。
車のドアが重くて開かないぐらいでした。
砂粒が顔に当たって痛いぐらいの砂嵐でした。
あれは、あれで貴重な経験でした。
野島崎灯台
沖ノ島を出た後は、野島崎灯台に寄ってから、養老渓谷に行くことにしました。
野島崎灯台は房総半島の最南端にある灯台です。
灯台の目の前に南海荘というホテルがあります。
2015年の1月にそこに泊まった事があります。
料理は美味しかったですが、建物はボロボロでした。
7年の年月が経過して、建物はさらにボロボロになっていました。
料理は美味しかったですが、おそらくもう泊まることはないでしょう。
1997年に放送されたドラマ「ビーチボーイズ」は、主に館山で撮影されました。
出演は、反町隆史、竹野内豊、広末涼子などです。
野島崎灯台の前の道路でもワンシーンが撮影されました。
そういえば、妻と結婚したときも野島崎灯台に来ました。
結婚式の次の日に、鴨川のホテル三日月に2泊する旅行に来て、その時に野島崎灯台に来ました。
特に何があるという訳ではないんですが、房総半島最南端なので、何度も来ています。
千葉県最東端の犬吠埼の灯台には若い頃数え切れないほど行きました。
別に灯台マニアではないんですが、何故か灯台にはよく行きます。
養老渓谷
野島崎灯台を出た後は、養老渓谷を目指しました。
養老渓谷は全国的にはほとんど知られていないと思いますが、千葉県民なら普通は知っています。
千葉県民は、ほぼ全員、鋸山(のこぎりやま)と養老渓谷は知っていると思います。
養老渓谷は千葉県夷隅郡大多喜町にある渓谷です。
養老渓谷というのはかなり広い領域を指す言葉のようですが、僕の身のまわりの人々は、養老渓谷の中の「粟又の滝」のことを養老渓谷と呼んでいます。
去年の夏に家族3人で日帰りで養老渓谷に行ったんですが、その時は、粟又の滝ではない広くて浅い川に行きました。
ナビで養老渓谷と入力したらそこに案内されたからです。
養老渓谷がとても広い場所だとは去年まで知りませんでした。
去年も粟又の滝に行こうとしたんですが、駐車場に着いたら娘が腹痛を訴えたので、やむなく断念し、帰宅しました。
養老渓谷には若い頃、何度か行った事があります。
犬吠埼や館山には真夜中にばかり行っていましたが、養老渓谷にはいつも昼間に行っていました。
夜中に養老渓谷に行くのはとても危険だと思います。
足を滑らせたら命の危険すらあるでしょう。
さすがに昔の僕たちでもそれだけはしませんでした。
昔に比べて車道がきちんと整備されて行きやすくなっていました。
昔はなかったホテルもオープンしていて、カフェのような建物も出来ていました。
道路から滝へ降りていく道も新しく作られて2本に増えていましたが、新しく作られたルートは非常に足場が悪くて、危険だと思いました。
おそらく人が多すぎて危険だから分散するために新しいルートを作ったのだと思いますが、あれだけ滑りやすい危険なルートだと、1人が滑って、その後何人も巻き添いを喰らう可能性もあると思います。
ちょっと危険な道だと思いました。
およそ30年振りぐらいに行きましたが、記憶より広い場所でした。
粟又の滝の下の池はもっとずっと狭いと思っていましたが、記憶よりはるかに広かったです。
そしてなんと言っても、人がとても多かったです。
確かに紅葉の季節ですが、養老渓谷にあれほどの人がいるのは初めて見ました。
若い頃はいつ行っても、誰もいない場所でした。
それがいつの間にか一大観光地になってしまったようです。
車道が整備されて車は走りやすくなりましたが、歩道はありません。
歩道がないのに多数の観光客が道路の脇を歩いています。
小さい子供もふざけながら歩いています。
なので、車を運転する人は慎重に運転しなければなりません。
道が整備されたと言っても、道幅は狭いので、大型バスと乗用車が行き違い出来ずに立ち往生していました。
僕たちは犬を連れた歩行者だったんですが、車が詰まってしまって、歩くに歩けずという状況でした。
あれだけ狭い車道に人が殺到すると、とても危険です。
いつか事故が起こるのではないかと心配になってしまいます。
少し前のことですが、職場で神奈川県に住んでいる英語の先生から、千葉で紅葉の綺麗なところはないかと聞かれたので、養老渓谷が良いのではないかと答えました。
すると、他の先生からも養老渓谷を勧められたそうで、良いところなんですねと言っていました。
その先生は車を持っていないので、養老渓谷に行くのは大変です。
電車で行く場合は小湊鉄道で養老渓谷駅まで行って、そこからバスで行く事になると思いますが、かなり疲れると思います。
養老渓谷に行くなら、車は必須かと思います。
小湊鉄道というのはよく知らないので、調べてみたんですが、JR千葉駅からだと、まずは内房線で五井駅に出て、そこから小湊鉄道に乗るそうです。
千葉から五井までは20分、五井から養老渓谷は69分だそうです。
養老渓谷駅は1日の平均乗降客が100人に満たない駅なので、電車とバスで行くのは本当に大変だと思います。
滝というと水が垂直に落下するものを想像しますが、養老の滝は違います。
傾斜角は45度ぐらいでしょうか?
滝というよりも、急流という感じかも知れないです。
前に富士山に行った時、白糸の滝に行きましたが、あの豪快な滝と比べてしまったら、養老渓谷は滝ではないと言われても仕方ないと思います。
でも、千葉県で滝と言ったら養老の滝なんです。
久し振りに養老の滝に行って満足でしたが、昔の養老の滝とは別の場所になっていました。
養老渓谷は今の季節がハイシーズンだと今回初めて知りました。
もし次に行く機会があるならば、もっと空いている時に行きたいです。
今回は人が多すぎて落ち着きませんでした。
娘の様子
今回の旅行で娘は少し気が晴れたのかも知れません。
朝食会場で、突然次のように言いました。
火曜日(つまり今日)に学校に行ってみる、と。
娘は10月18日から不登校になってしまいました。
原因はまだ話してくれませんが、学校のクラスで何か大きな問題が起こったようです。
人間関係のつまずきのようです。
11月28日の月曜日に、学校に行けたら行くと言っていましたが、前日の日曜日の夕方になって、明日学校に行くと思うとまた頭が痛くなってきたと言って泣いていました。
結局学校には行かれませんでした。
その後、学校では定期試験がありましたが、娘はクラスメートと一緒に試験を受ける事は出来ませんでした。
予備日に別教室で試験を受けました。
旅行の前の金曜日に4科目の試験を受け、旅行後の月曜日に英語の試験を受けました。
そして、その翌日の火曜日(つまり今日)から学校に行ってみると言っていました。
それが現実になる事を僕も妻も切に願っていましたが、ダメでした。
月曜日の夜、僕が帰宅すると僕の寝室の枕の上に娘からの手紙が置いてありました。
明日はまだ無理なので、学校に行くのは水曜日にするという内容でした。
ちょっと残念でしたが、これでも前進したと思いました。
前回は学校に行くと思っただけで頭痛が再発して無理になったんですが、今回はそこまでは行っていないようです。
まだふんぎりがつかないから明日の水曜日に先送りしたのです。
でも、明日の水曜日は佐倉市の適応指導教室の見学に行く事になっているので学校には行かれません。
どっちが大切なのかと言われたら、普通は学校の方が大切ですが、不登校の子の場合は違うと思います。
適応指導教室というのは不登校になってしまった子供を集めて、学校に復帰出来るようにゆるい集団生活を送って、子供のこころをほぐす場所だと聞いています。
明日学校に行って、そのままずっと普通に学校に行けるなら、学校に行ってもらいますが、学校に行っても頭痛が再発してまた不登校に戻るような事があるならば、適応指導教室に通ってもらう事になるので、見学に行く事はとても大切です。
明日、学校より適応指導教室の見学を優先すると僕が言ったら、妻は驚いて反対しましたが、話し合ってなんとか同意してくれました。
最後は娘に意思を尋ねたら、しばらく考えた後で、明日は適応指導教室に行くと答えました。
適応指導教室は佐倉市に2つあるので、両方見学します。
明日と明後日です。
なので、娘が学校に行くとしたら金曜日になります。
明日は僕はジムでトレーニングをする予定の日ですが、そんな事を言ったら妻にぶっ殺されるので、明日は一緒に適応指導教室の見学に行きます。
そして夜は2学期最期の授業をします。
今回は、筋トレの話は出てきませんでしたが、少しずつ筋トレの意欲は戻ってきています。
来週は頑張ってトレーニングしたいと思います。
ありがとうございました。