こんにちは、鹿野一郎です。
今日は2024年4月3日の水曜日です。
3月の終わりにここ千葉県では雨の日が3日ばかり続いたんですが、駅の下り階段で見事にすっ転んでしまいました。
転ぶ前日あたりから、ツルツルのタイルが水に濡れて滑りやすくて危ないなと思っていました。
なので通路を歩く時も階段を降りる時も気をつけていたんですが、見事にやってしまいました。
雨の日の階段
調度春期講習の時期で、津田沼で授業をしてから電車で千葉に移動して、校舎に向かおうとした時にやってしまいました。
千葉駅の屋外の階段を下っているときに、気をつけていたにもかかわらず、よりによって両足同時に滑ってしまって、一瞬体が宙に浮きました。
まずいと思った次の瞬間にドスンと階段に体が落ちて、左のお尻の上あたりに激痛が走りました。
気をつけていたのに何故なんだという思いが最初に通り過ぎましたが、このままうずくまっていては善意のある人が「大丈夫ですか?」と集まって来てしまうと思い、痛みを堪えて立ち上がりました。
3週間程前にデッドリフトで痛めた左の大腿二頭筋の痛みもまだ治っていないのに、またやってしまいました。
今度はトレーニングではなくて、雨の日の下り階段です。
まるで老人ですよ。
まあ、実際に56歳なので、老人といえば老人なのですが。
正直なところ、しばらく座り込んでじっとしていたかったですが、善意に満ち溢れた人々が集まってくると大ごとになるので、とにかく歩き出しました。
ものすごく腰が痛かったですが、両手でがっしりと手すりを掴みながら一歩、また一歩と下って行きました。
今から5日ぐらい前の話だと思います。
まだ痛いです。
校舎に向かって歩いている時に、この痛みがスクワットに影響しなければ良いなと思っていました。
春期講習も終わり、昨日ジムに行ってスクワットとベンチプレスをして来ました。
幸いベンチプレスでしゃがんでも、打ったところは全く痛みませんでした。
春期講習のため2週間振りのスクワットでしたが、2週間前と同様にフルボトムのスクワットで145kgが5回5セットできました。
これにはとても安心しました。
こんな怪我でスクワットがしゃがめなくなってしまったら、泣いてしまいますよ。
今までの努力が全てパーになってしまう訳ですから。
やれやれと思って次のベンチプレスに移りましたが、そこでやや問題が発生しました。
まずはシャフトだけでウォームアップをするんですが、ベンチに寝るときに腰に痛みが走りました。
激痛という程ではない中程度の痛みです。
その時にはっきりとわかったんですが、左の腰が少し腫れているようです。
ベンチに寝るときに痛みがありますが、寝てしまえばもう痛みはありませんでした。
ベンチプレスも問題なく出来ます。
幸いな事に今回の打撲はパワーリフティングには何の影響もなかったようです。
雨の日にツルツルのタイルが雨水で濡れるととても滑って危ないと思います。
若い頃は全く気になりませんでしたが、おそらく経年劣化でバランス感覚が衰えているんでしょう。
何もない平地で足を滑らせて転びそうになりました。
そして気をつけていたにもかかわらず、下り階段でやってしまいました。
よりによって両足同時です。
あれが片足だけ滑ったのであれば、ダメージはかなり小さくて済んだはずです。
もうあんな事は避けたいです。
デッドリフト用のシューズなどは靴底の摩擦係数がとても大きくて、そう簡単には滑らないような作りになっています。
外履きのシューズでもそういうハイグリップの靴があるはずだと思って調べてみたらありました。
レストランのホールで皿洗いや調理をする人々向けのシューズで、床が水や油で滑りやすくなっていても滑らない構造になっているそうです。
値段もそんなに高くないです。
僕が買ったデッドリフトシューズは11000円ぐらいしましたが、その半分以下の値段で売っています。
それを買って、雨の日はそれで仕事に行けば良いのだと思いました。
でも、長靴はどうなのでしょうか?
長靴はそもそも雨の日に履くことを前提に作られているので、おそらく滑りにくくなっていると思います。
愛犬の散歩は雨の日も行かなければならないので、僕は長靴を持っています。
長靴といっても普通の膝まで届くタイプは歩きにくくて仕方ないので、もっと短くて普通の靴のような長靴を持っています。
あれだったら滑らないかも知れないです。
今度実験をしてみたいと思います。
ちょっと小難しい話をしてしまいますが、ご了承ください。
僕は予備校で物理を教えているので摩擦の話になるとちょっとマニアックなことを言ってしまいます。
靴と平面の間の静止摩擦係数を簡単に測る方法があります。
高校時代に物理を専攻していた人は学校でやったと思いますが、平面に靴を乗せて、徐々に平面を傾けて行きます。
やがて靴が滑り始めた時、その傾斜角のタンジェント(正接)を取った値が、靴と平面の静止摩擦係数になります。
例えば傾斜角が30度で滑り始めたら、静止摩擦係数はタンジェント30度になるので、ルート3分の1になります。
少数にするとおよそ0.58です。
45度で滑り始めたら静止摩擦係数は1.00、60度で滑り始めたらおよそ1.73です。
何らかの板を水で濡らして、滑った時に僕が履いていた靴と、長靴で滑り始める角度(古い言葉で摩擦角と言います)を測定して三角関数表を見ればどのくらいグリップ力が違うのかわかるはずです。
パワーリフティングではスクワットに特化した靴やデッドリフトに特化した靴があります。
スクワットに特化した靴は靴底が硬くて、かかとが高くなっています。
デッドリフトに特化した靴は靴底がとても薄くて、背面のグリップ力がとても高いです。
普通の靴でもジョギングシューズ、トレッキングシューズなどがありますが、少し昔にメガドンキホーテで、安全靴というのを見ました。
何かと思ったらつま先のところに鉄が入っていて、靴の上に重たいものを落としても指が守られるという靴です。
それを見た時は素晴らしい靴だと思いました。
おそらく工業系の仕事についていて日常的に重たい物を扱う人向けの靴なのだろうと思いましたが、あれを履いてデッドリフトをすれば万が一の時にも安心だと思いました。
なのですぐにかみさんに、「この靴を買いたい。」と懇願したのですが、「バカじゃないの?」の一言で却下されました。
冷静に考えれば、妻の言うとおりです。
ジムで安全靴を履いてデッドリフトをしている人なんていません。
それに試合会場に安全靴を持って行ってもコスチュームチェックで間違いなく弾かれれるでしょう。
あれは買わなくて正解でした。
今度、この間滑ってしまった靴と、長靴と、デッドリフト専用シューズの3つを使ってそれぞれの摩擦係数を計ってみたいと思います。
長靴のグリップ力がデッドリフト専用シューズと比べて引けを取らないのであれば、雨の日は長靴を履いて行きます。
もし長靴のグリップ力がこの間履いていた靴とあまり変わらないようであれば、滑りにくい靴を買うことになると思います。
昨日のベンチプレス
春期講習の間は体を休める目的もあって、全くトレーニングをしませんでした。
なので昨日のジムでのベンチプレスは2週間振りでした。
2週間前には92.5kgでベンチプレスをして5回、5回でやめました。
体が疲れていたのと、右肩に若干の痛みを感じていたからです。
でもそれから2週間が経過し、肩の痛みはどこかへ飛んで行きました。
それよりも左右の大胸筋が、「やらせろ、やらせろ、95kgでベンチプレスをやらせろ!」とうるさいので、95kgで3セットだけやることにしました。
元々今日からは80kgで止めありのベンチプレスをするつもりだったのですが、どうしても大胸筋達がうるさいので、95kgで3セットやってから80kg止めありで3セットやることにしました。
止めというのは、バーベルシャフトを胸に接触するまでおろしたら、1秒間静止させてから無反動で押し上げるやり方のことです。
パワーリフティングの試合の時はこのようにやります。
「スタート!」の合図でバーベルシャフトを胸まで下ろし、「プレス!」の合図でバーベルを押し上げ、「ラック!」の合図でバーベルをラックに戻します。
92.5kgでは連続8回連続で挙げているので、95kgでも7回は挙げたいところでした。
でもやってみたらわずか5回で限界になりました。
何だよ、お前。
あんなにやらせろ、やらせろと息巻いていたのにたったの5回かよ。
と大胸筋達に辛く当たると、
だって、スクワットをやった後だから力が出ないんだもん。
という酷い言い訳が返って来ました。
でも、スクワットの後だと力が出にくいのは事実なので、大胸筋達にはもう一度チャンスをあげることにしました。
来週こそは95kgで7回、それが無理ならせめて6回は挙げて欲しいところです。
95kgの2セット目は4回が限界でした。
なのでもう3セット目はやらなくて良いだろうと思いました。
次のセットからは80kgの止めをやることにしました。
これを3セットやってみたんですが、95kgをやった後だったからなのか、8回、6回、6回で合計20回でした。
80kgでも止めが入るとかなり重たく感じます。
でもやってみて思いました。
止めを入れた後のプレスは本当に胸の力だけで押し上げている感じがします。
大胸筋のトレーニングとしては止めを入れた方が良いのではないかと思いました。
次の試合は5月12日です。
エントリーも済ませました。
男子74kg級のマスターズ2(50歳代の部)に出場します。
目標はスクワット180kg、ベンチプレス110kg、デッドリフト190kgです。
これまでの種目別の自己ベストは、スクワット175kg、ベンチプレス107.5kg、デッドリフト185kgです。
娘がフリースクールに入所しました。
3月31日、中学3年生になる娘が岡山県の離島のフリースクールに入所しました。
僕が岡山まで連れて行きました。
3月30日の早朝にウチを出て、車で岡山まで行きました。
片道750km、所要時間12時間のロングドライブでした。
30日の夜は福山(広島県)のホテルに泊まり、31日の昼に岡山の港から船で島に上陸しました。
港には同じくフリースクールに入所する子ども達とそのお父さんやお母さんなどが勢揃いしていました。
ついにこの日が来ました。
期待を不安が入り混じる船出となりました。
娘が入所したフリースクールはとても小さい島にあります。
島の人口は20人程度しかいなくて、島には店が1軒もありません。
もちろん銀行もATMもありません。
お金を持っていても使うところがないんです。
そこに8人の子供が入り、寝食を共にします。
自分たちでご飯を作り、食器を洗い、自分の部屋や共有部分の掃除をし、洗濯をします。
そういう暮らしを1年間送ります。
娘はそのフリースクールから地元の中学校に通います。
中学校に通う子は全部で4人です。
島には中学校も小学校もないので、スクールボートで毎日学校に通います。
行きも帰りも1便しかないので、乗り遅れたら欠席になります。
帰りの便に乗り遅れたらどうなるのかは知らないです。
中学校の規模はとても小さく、3学年合わせても20人ぐらいしかいません。
学校に行かない子達は、ずっとフリースクールに留まって、地元の畑の手伝いや、道路の溝の掃除などをするようです。
でもそれらは強制ではなく、去年までの子達は自発的にそういう活動をしていたそうです。
今年は初めの1ヶ月間はデジタルデトックス期間と位置付けられて、島に入所するときにスマートフォンの持ち込みが禁止されました。
5月3日の島の運動会があり、それにあわせて親の懇談会を開くので、その時に持って来て欲しいと言われています。
スマートフォン1個を届けるために千葉から岡山まで往復するのはなかなか体力とお金のいる話ですが、1ヶ月のスマホ禁止生活を耐えた娘にスマホを郵送するのは可哀想すぎるので、僕が持って行きます。
ゴールデンウィーク期間中は道路がゲロゲロのオエオエに混むだろうから、新幹線で行きます。
娘は中学1年の10月から1年半不登校ですが、周りの子もみんなそういう子ばかりです。
8人の子供達はすぐに仲良しになったようですが、問題はこれからですね。
先は長いですから。
子供達が寝泊まりする部屋は、女の子は個室で、男の子は2人の相部屋です。
どの部屋からも海が見えます。
娘の部屋からは桜の木も見えました。
満開になったら綺麗でしょう。
娘は恐ろしい量の荷物を持って行きました。
大型のスーツケースと、中型のスーツケースと、大きめのキャリーバッグと大きめのスポーツバッグとリュックサックに荷物を詰めて持って行きました。
新幹線では運べない量なので車で行きました。
それと、一人で行くなら新幹線でも車でも料金は変わりませんが、二人で行くなら断然車の方が安いからです。
娘は化粧道具を大量に持って行ったようですが、一年後に帰ってくる時は化粧道具など持たずにすっぴんで帰って来て欲しいです。
去年の夏に娘と二人で車で大阪まで旅行に行きました。
USJに行くためです。
そして9月のは今回入所したフリースクールの体験会に参加するために新幹線で岡山まで行きました。
2月にはフリースクールの新メンバーの顔合わせと現地の中学校の説明会のために、車で岡山まで行きました。
そして今回入所のために車で岡山まで行きました。
ナビの案内に従って運転しているんですが、毎回道が違うのでなかなか覚えられません。
例えば今回のドライブは、行きは京葉道路から首都高速に入ったのに、帰りは首都高速から東関東自動車道に入って千葉に戻って来ました。
行きは伊勢湾岸道路を通らなかったのに、帰りは伊勢湾岸道路を通りました。
伊勢湾岸道路は名古屋港の名港トリトンと呼ばれる巨大な3つの橋を通り、さらにナガシマスパーランドの前を通るので、走りたい高速道路です。
何故時と場合によって道が変わるのかよくわかりませんが、可能なら家から岡山の港までナビも地図も見ないで、道路標識だけで行けるようになりたいです。
ゴールデンウィークに娘のスマートフォンを届けに行く時は新幹線で行くので、次のロングドライブのチャンスは8月のお盆休みです。
その次は年末年始の休みの時です。
あとは来年の3月に娘を迎えに行く時です。
それまでに地図が書けるぐらい道を覚えておきたいです。
今回はこんなところです。
ありがとうございました。