POWERTECのパワーラックWB-PR19と遭遇!

ハーフラック

こんにちは、鹿野一郎です。
今日、千葉ニュータウンのジョイフル本田に買い物に行ったら、POWERTEC(パワーテック)のパワーラックが展示してありました!
型番はWB-PR19で、値段は13万円調度でした。
僕は以前から、ずっと以前から、自宅にPOWERTECのハーフラックを欲しいと思っていました。
ずっとそう思い続けてきました。
だから、筋肉系ユーチューバーのコアラ小嵐さんがそれを買った時は、羨ましくて仕方がありませんでした。
今回は、この話をしたいと思います。

1 スポーツ用品店にハーフラックが、ホームセンターにパワーラックが!

今年(2021年)の4月に千葉県八千代市のフルルガーデンのスポーツゼビオに、ファイティングロードのハーフラックが展示してあるのを見たときも驚きましたが、今日はもっと驚きました。
今度はハーフラックではなくて、パワーラックですからね。
近づいて見てみたときの第1印象は、「ちゃちなバワーラックだな」という物でした。
どこのメーカーのものだろうと思って確かめてみると、なんとPOWERTECだったので、驚きました。

2 POWERTECとBULL

POWERTECのパワーラックはもっと大きくて頑丈な作りだと思っていたので、目の前のコンパクトなパワーラックがそれだとは信じられなかったんです。
僕は普段は自宅近くの24時間ジムでスクワットをしています。
そこにあるのはBULLのパワーラックとハーフラックです。
普段使っているBULLのラックとサイズを比較してみると以下のようになります。
(P)がパワーラックで、(H)がハーフラックです。

           幅    高さ   奥行き  重さ  
POWERTEC(P)  127cm  210cm  129cm   97kg  
POWERTEC(H)  127cm  208cm  91cm    56kg
BULL(P)     173cm  226cm  170cm   310kg
BULL(H)     173cm  233cm  150cm   210kg

この表によると、確かに普段からBULLを使っていたら、POWERTECのパワーラックがちゃちなものに見えるのは仕方ないと思います。
まず、重さが3倍も違います。
BULLのラックはフレームがとても太いし、セーフティーバーを付け替える時もとても重いです。
計っていませんが、おそらくセーフティーバー1本で10kg近くあると思います。
それと比べるとPOWERTECのパワーラックはフレームも細く、セーフティーバーも軽かったです。

POWERTECのパワーラックです

こうして比べてしまうと、BULLは業務用で、POEWRTECは家庭用なのかと思ってしまいます。
もしどこかのジムにPOWERTECのパワーラックが置いてあったら、女性専用コーナーか、初心者限定コーナーになるんじゃないでしょうか。
あのパワーラックでパワーリフティングのチャンピオン級の人がトレーニングをするというのはちょっと想像できないです。
やはり、BULLのものと比べると、頑丈さがまるでちがうように思ってしまいます。

カタログスペックでは、POWERTECのパワーラックもハーフラックも耐重量が450kg以上あるので、僕なんかが使う分には十分なはずなんですが、でもBULLと比べると頼りなさを感じてしまいます。
BULLはとにかくゴツイです。
ゴツくて重厚な感じがします。
それに対してPOWERTECはコンパクト、軽量という感じがしました。

念のために付け加えておきますが、フルルガーデンで見たファイティングロードのハーフラックと比べたら、遥かに良い品物だと思います。
ぼくはファイティングロードのハーフラックでスクワットをやれと言われたら、怖くて出来ませんが、POWERTECならば出来ると思います。
ただ、普段より狭くなるので多少のやりにくさは感じると思いますが。

3 BULLのパワーラックとハーフラック

僕はジムではスクワットで最高で190kgまで扱いますが、BULLのハーフラックはとても安定していて頑丈で、パワーラックと何も変わらないと思います。
唯一違いがあるとすれば、もしスクワットをしていて、バランスを崩し、後に尻餅をつくように倒れてしまった場合は、ハーフラックよりもパワーラックの方がずっと安全だということでしょう。
パワーラックだと、バーベルをラックがしっかり受け止めてくれるのでトレーニングをしている人が尻餅をつくだけで済みますが、ハーフラックの場合はバーベルを担いだまま尻餅をつくことになるので、とても怖い思いをするだろうし、床はかなりのダメージを受ける事になるでしょう。
もしかしたらトレーニングをしていた人も怪我をするかも知れません。

ファイティングロードのハーフラックです

でもこのようなことが無い限り、BULLのパワーラックとハーフラックの違いはないと思います。
あ、そうだ。
もう一つありました。
これは使ってみて初めて分かった事ですが、ハーフラックで懸垂をする場合は、バーベルはどかさなければ出来ません。
僕は一時、スクワットと懸垂でスーパーセットを組んで、1セットごとに交互にやっていたことがあるんですが、ハーフラックの場合はこれはできません。
バーベルをどかせば懸垂は出来ますが、スクワットをやっているときのバーベルはかなり重いので、どかすのは大変です。
ハーフラックがパワーラックと比べて不便な点として、バーベルをどかさないと懸垂が出来ないというのは言えると思います。

4 もしもパワーラックがあったなら

でも、もし自宅にPOWERTECのパワーラックがあったなら、トレーニングが随分楽になると思います。
ぼくは自宅にバーベルを持っていて、スクワット、ベンチプレス以外のほとんどの種目を自宅でやっています。
バーベルはあるんですが、ベンチもラックもないので、例えばショルダープレスをする時は、床に置いてあるバーベルをまずはウエイトリフティングのハイクリーンの要領で胸の前に持ち上げて、それからショルダープレスをスタートします。
パワーラックがあれば、ラックを胸の高さにあわせて、そこに置いてあるバーベルを胸の前で持ったらそのままショルダープレスを始める事が出来ます。
とても楽ですよね。
ベントオーバーローの時はもっと楽です。
今は床に置いてあるバーベルをデッドリフトの要領で腰の高さまで引き上げて、それからベントオーバーローを始めています。
でもパワーラックがあったら、あらかじめ腰の高さにバーベルをセットしておけば良いので、わざわざ床から持ち上げなくて済みます。
これはカールをやるときや、フロントレイズをする時も同じです。
いちいち床から持ち上げなくてよくなるので、トレーニングの効率もよくなると思います。

POWERTECのハーフラックを後から見た図

さらに、フラットベンチを買えば、自宅でベンチプレスが出来るようになります。
これはとても大きいですね。
僕は普段は自宅ではフロアプレスをしています。
フロアプレスだと、バーベルシャフトが胸に着くよりも先に、肘が床に着いてしまうのでストロークが浅くなります。
なのでフロアプレスがベンチプレスに置き換われば、とてもトレーニングの効果が大きくなると思います。
さらに、自宅のパワーラックがあれば、懸垂が出来るようになります。
アタッチメントを付ければ、ディップスも出来ます。
ものすごい違いですね。

そして何と言っても、自宅でスクワットが出来るようになるのが最大の違いだと思います。
自宅にパワーラックがあったら、もうジムに行く必要はなくなってしまうと思います。
パワーラックのある暮らしって、なんて素晴らしいのでしょう!

5 パワーラック導入の問題点

でも、それでも僕はパワーラックを買う事は出来ないと思います。
僕の部屋は木造住宅の2階の四畳半の和室です。
ここにパワーラックを置くのは、まず重量の面で危険です。
バーベルのプレートとシャフトで、現在194kg分ありますが、そこにさらに97kgの重さが加算されるからです。
トレーニングをする時はさらにそこに僕の体重もプラスされます。
そして、おそらく今年中には20kgのプレートをさらに2枚買う予定なので、建物の事を考えたら階にくいです。
というより妻の許可が絶対に下りません。

次に場所の問題です。

BULLのハーフラックです


4畳半の和室にはなにも家具を置いていませんが、あそこにパワーラックを置いてしまったら、寝る場所がなくなってしまいます。
重量の面だけでなく、面積の面からもパワーラックを置くのは無理です。

でも、POWERTECのハーフラックならば、もしかしたら行けるんじゃないかと思ってしまいます。
パワーラックよりもとても軽いし、場所も取らないのでぎりぎり行けるんじゃないかと思います。
でも、別の問題が発生します。
POWERTECのハーフラックはセーフティーバーが短いのが唯一の致命的な欠点なんです。
BULLのハーフラックのセーフティーバーの長さはおそらく60cmぐらいあると思いますが、パワーテックのハーフラックのセーフティーバーの長さは20cm程度しかないそうです。
この短いセーフティーバーで一発勝負の自己ベストに挑戦できるのかと問われたら、僕は怖くて出来ないです。
これが何ともしがたい、どうにもならない問題です。

6 ホームセンターにパワーラックが展示される時代

それにしてもホームセンターにパワーラックを展示する時代になったんですね。
一体どのくらいの人があれを見て買うんでしょうか。
これまでホームセンターで見るトレーニング機器と言えば、懸垂台、エアロバイク位でしたが、今日行ったジョイフル本田にはIVANKOのベーシックホームジムAXT-225が置いてありました。
詳しくは見て来ませんでしたが、一つのマシーンでベンチプレス、ラットプル、プレスダウン、レッグエクステンション、レッグカール、ローイング、腹筋、カール、アップライトローなどが出来るようです。
まさにマルチなマシーンですが、値段も44万円と高価でした。
果たして店頭であれを見て買う人がいるんでしょうか?

でもああやって、実物を展示してくれるのはとても良い事だと思います。
ハーフラックやパワーラックは決して安い買い物ではないので、是非とも実物を見てから買いたいものですよね。
ネットの情報だけで買うのはちょっと怖いです。
ジョイフル本田さんには、次は是非ともパワーテックのハーフラックを展示して欲しいと思います。
これほどまでに恋い焦がれていながら、未だに実物を見た事がないんです。

7 パワーラックで懸垂をしてみたら

恥を忍んで、展示してあるパワーラックで懸垂をやってみました。
確かに1万円程度で売っている懸垂だいと比べると遥かに安定していますが、それでも多少のぐらつきはありました。
パワーラック自体が傾くようなことはないと思うので、おそらく僕の体重と動きでフレームが歪んでぐらつくんだと思います。
僕は体重が75kgぐらいです。
懸垂をするときはなるべく反動を使わないように膝を折りたたんでやっていますが、それでも体を引き上げる時は、無意識に膝も前に出てしまいます。
無意識のうちにわずかな前後運動をしていて、これがぐらつきの原因になったんだと思います。
もし全く反動を使わない、綺麗なY字型の懸垂ができる人ならば、全く問題ないと思います。
多少のぐらつきはありましたが、あれが自宅にあったら毎日懸垂ができるなと思いました。
繰り返しますが1万円程度で売っている懸垂台なんかとは全く別物で、はるかに安心して懸垂ができます。

今回はこんなところです。
要するに、POWERTECのパワーラックは想像よりコンパクトで軽量で、家庭用だと感じたという事と、それでも家にあれがあったらトレーニングの効率が劇的に変わり、素晴らしいだろうなと感じたという事です。

実は、今日、もう一つ驚く事があったんですが、それはまた明日にでも書きたいと思います。
ありがとうございました。

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