男の一人旅4日目。一路、秋田県乳頭温泉郷から千葉県へ

男の一人旅

こんにちは、鹿野一郎です。
今日は2022年8月27日の土曜日です。
昨日、男の1人旅を終えて、自宅に帰還しました。
旅行の最終日は、14時間半のロングドライブになりました。
もちろん途中で休憩はしましたけど。
今回は、その14時間半のロングドライブの記録です。

家を出てから3泊4日の行程を終えて帰宅するまでに走った距離は、1824kmでした。
うちから秋田県の乳頭温泉郷までは片道およそ570kmと思っていましたが、八郎潟や八幡平に行ったため、ずいぶん走りました。

休暇村乳頭温泉郷です。

秋田県から山形県へ

朝8時57分に車のエンジンをかけて出発しました。
帰りはナビを見ないで、行きに覚えた道をなぞって一般道で家まで帰ろうと思っていました。
まずは国道46号を走って、国道13号に出ます。
国道13号線は福島から八郎潟までつながっている長い国道なので、まずは13号に出ることがはじめの一歩でした。
が、その一歩が記憶と違って長かったです。
国道13号に出たのは、10時5分で、出発から1時間以上かかっていました。
出発から走った距離は63kmです。
「まずは13号に出よう」と、軽く言う距離ではありませんでした。
でも、63km走るのにかかった時間が67分ですからね。
どれだけ道が空いていて、どれだけ信号がないかわかりますよね。

10時52分に道の駅美郷でトイレ休憩をしました。
この道の駅には来る時も寄りました。
ここでチップスターでも買おうかと思ったんですが、地元の農産品、特産品しか売っていなかったので、諦めました。
ならばコーヒーだけでも買おうと思ったら、現金しか受け付けない自販機だったので、諦めました。
わざわざコーヒーのために車まで戻って現金を持ってくるのは面倒に感じました。

ひたすら国道13号を南下していたら、11時13分に自動的に有料道路に入ってしまいました。
有料道路の名称は湯沢横手有料道路です。
この有料道路は来る時も自動的に入らされ、料金を取られました。
来るときは、高速を使って夕飯までに休暇村に着くのだという目的があったので、良かったんですが、帰りはとにかく一般道で帰ろうと決めていたので、これは迷惑でした。
特に料金所というのはなかったです。
最初の出口は十文字インターチェンジというところです。
左手になぜか国道13号が見えたので、そこで降りることにしました。
国道13号をずっと走っていたのに、いつも間にか有料道路に入り、しかも左手に国道13号が見えている、どういう事でしょうか?
ひょっとしたら国道13号がクランク状に曲がっていたんでしょうか?
道路標識をよく見ていれば、かわせたエラーだったかも知れないです。
幸い、十文字で降りたら料金は請求されませんでした。

12時調度に秋田県から山形県に入りました。
もう出発から3時間ですよ。
秋田県はとにかく縦に長いです。
それは山形県も同じですが。

12時21分に薬王堂というドラッグチェーンの店に入って、トイレに行き、飲食物を買いました。
この薬王堂というチェーンは関東では見た事がありませんが、今回の旅行では5つか6つぐらい見かけました。
最も多く見かけたドラッグチェーンは、ツルハドラッグでしたが、その次に薬王堂が多かったです。



中はウエルシアと同じような感じです。
おそらく僕は目隠しをされて連れて行かれたら、その店がウエルシアなのか、ツルハドラッグなの、薬王堂なのか、全くわからないと思います。
今回、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートの3大コンビニチェーンには入らないというルールを作ったんですが、実はドライブで休憩するのには、コンビニエンスストアより、ドラッグストアの方が向いているかも知れないです。

まず第一にトイレが広いです。
これは相当大きな違いだと思います。
そして食べ物や飲み物の品揃えも負けていません。
ほぼなんでもあります。
さらに、おそらくコンビニエンスストアより値段が安いと思います。
僕は今後もロングドライブをすると思いますが、休憩はコンビニエンスストアではなく、ドラッグストアにしようと思いました。

1時30分、山形空港のすぐ脇を通りました。
右手が山形空港です。
こういう空港があることは知りませんでした。
来るときは有料道路を走っていたので、この道は通っていません。
やっぱりドライブは高速道路より一般道の方が面白いですね。

2時15分に高速道路のかみのやまインターチェンジの脇を通過しました。
来るときは、ここから高速道路に乗りました。
ここまでの走行距離は、休暇村乳頭温泉郷から260kmでした。
すでに結構なロングドライブになっています。

2時49分に新幹線の高畠駅前の、ツルハドラッグ高畠駅前店でトイレ休憩をしました。
高畠の駅には温泉があるんですよ。
昔、友達と入ったことがあります。
温泉がある駅は、なかなか数少ないと思います。

JR高畠駅です。

山形県から福島県へ

ドライブは続きます。
午後4時調度に福島県庁の前を通過し、国道13号から国道4号に乗り換えました。
国道13号とはお別れです。
1時間刻みに走行距離をチェックしていたんですが、ここまでは毎回1時間で50kmずつ進んでいました。
どれだけ道が空いていて、どれだけ信号がないかわかりますね。
この時点で、休暇村乳頭温泉郷からの走行距離は338kmでした。
助手席にノートとボールペンを用意して、何かある度にメモを取っていたので、このように細かい時刻や走行距離がわかります。
ただ、困るはずっと赤信号がなくて走り続けていると、赤信号で止まるまでにメモする内容を忘れてしまうことです。
ノートにメモを取るには、両手が空いていなければなりません。
しかも、テーブルはないので、ノートに綺麗に字を書く事ができません。
もっとも、僕の場合はテーブルがあっても綺麗に字を書く事ができませんが。

3月の男の一人旅の時に、ボイスレコーダーがあった方が良いかも知れないと思いました。
ボイスレコーダーなら片手で録音が出来ると思います。
今何を目にしたのか、時刻はいつか、走行距離は何kmか、これを言葉で録音し、後で文字に起こせばより正確に記録を残せます。
でも、後で活字に起こす作業が死ぬほど面倒だと思い、今回もノートとボールペンにしました。

4時20分、道の駅安達でトイレ休憩をしました。
この道の駅も来る時に寄った場所です。
3大コンビニチェーンはそこら中にいくらでもあるんですが、ツルハドラッグ、薬王堂、道の駅はそんなにたくさんある訳ではないので、来る時に入ったところに帰りも入る事になりました。

道の駅安達です。

福島県から栃木県へ

6時8分、福島県を抜けて栃木県に入りました。
すでに辺りは暗くなり始めていて、お腹も空いてきました。
どこかで食事をしたいと思っていましたが、あんまり帰りが遅くなるのは嫌だったので、店で食事をするのではなく、食べ物を買ってきて、運転しながら食べようと思いました。
結構、蕎麦屋、ラーメン屋があったんですが、全てパスして、食べ物を売る店を探します。
しかし、どこまで行ってもコンビニ3大チェーンばかりです。
もしかしたら家に着くまで何も食べられないのではないかと心細くなりました。

6時20分。那須高原付近を通過します。
右手が那須高原です。
家までの残りの距離はあと160km程度です。
この頃には1時間で50kmというペースは守れなくなり、1時間で40km程度のペースになっていました。
この後はもっとペースが落ちるでしょうけれど、仮に1時間40kmのペースが守れたとして、家に着くのは10時半頃です。
ということは、実際に家に着くのは12時とか、もっと遅くなる可能性があります。

なんとなく、妻や娘が起きている間に家に帰りたいと思いました。
すでに日が暮れて真っ暗になりました。
夜のドライブは、若い頃は大好きでしたが、この年になると楽しくないです。
若かった頃は、夜こそドライブをするべで、昼間なんか運転に適さないと思っていましたが、ある時にそれが逆になり、ドライブは昼間が楽しいと感じるようになりました。
20代の頃の僕だったら、日が暮れたのを見て、「さあ、ドライブはこれからだ!」と意気込んでいたでしょうが、僕は帰りが遅くなるのを嫌って、高速道路に乗ることにしました。

ここで初めてナビをセットして、いう通りに走ることにしました。
国道13号から右折して、那須高原の方に向かいます。
そして、6時55分、西那須野塩原インターチェンジから高速道路に乗りました。
東北自動車道です。

7時4分。矢板北パーキングエリアに寄ってトイレを済ませ、食べ物を買いました。
運転しながら食べる物なので、おにぎりは適さないです。
一般道ならまだしも、高速道路でおにぎりを食べる自信はないです。
昔、学生時代に引っ越し屋のアルバイトをしていた時、トラックの運転手の方は、高速道路を運転しながら弁当を食べていましたが、あんな恐ろしい真似は僕には出来ません。
その方は左手に弁当を、右手に箸を持ち、右肘でハンドルを操作していました。
しかも首都高ですよ。
助手席に座っていた僕は、今日が命日になるかも知れないと、生きた心地がしませんでした。

結局買ったのは、アンパンとクリームパンでした。
こんなに太るものは食べたくなかったんですが、仕方ないです。
他になかったんですよ。

ガソリンがかなり少なくなっていたので、8時調度に佐野サービスエリアに寄って、ガソリンを満タンにしました。
この時点で休暇村から545kmも走っています。
初めての給油ですよ。
前回の給油は八幡平で、満タンにしてから八幡平の山頂までおよそ30km走り、山頂から休暇村までおよそ75kmを走りました。
さらに田沢湖駅を見てみようと思い、駅まで往復してから休暇村に戻りました。
ということは、昨日の時点で給油してから120kmぐらい走っていることになります。
それにプラスしてさらに今日545km走りました。
1回の満タンで670kmも走った事はないですよ。
ひたすら直線で、信号も車も少なかったので、燃費がとても良くなったんでしょう。

今更ながら、JR田沢湖駅です。

トラブル3連発

この後、トラブルに見舞われ続けます。
まず第一は雨です。
ガソリンを満タンにして出発すると、雨が降り始めました。
雨はどんどん強くなっていきます。
物凄く激しい雨になりました。
車線を仕切っている白い線が見えなくなるぐらいひどい雨でした。
スピードは時速70kmが限界でした。
それ以上の速度では怖くて走れませんでした。
前の車のテールランプだけが頼りなんですが、あんまり車間距離を詰めると、ブレーキを踏まれた時に慌てふためいてしまうし、あんまり距離を空けるとテールランプすら見えなくなりそうです。
おそらく20代だった僕だったら、こんな大雨でも面白がって150kmぐらいで突っ込んでいくんだろうと思いますが、無知ほど怖いものはありません。
もし水溜りがあって、ハンドルを取られたらどうなるのか?
もし雨でブレーキが効きにくくなってしまったどうするのか?
若い頃はそういう事が全く想像出来ませんでした。



せっかく高速道路に乗ったのに、時速70kmでしか走れないとは災難です。
家には何時に着くんでしょうか?

やがて大雨も上がり、普通に走れるようになりました。
道路標識では、左に行くと圏央道に入るとなっています。
でもナビはまっすぐ行けと言っています。
真っ直ぐ行く場合は、おそらく川口ジャンクションで東京外環自動車道に乗るんでしょう。
そして外環で高谷まで行って、東関東自動車道に乗るんでしょう。
でもそれだったら、左に行って圏央道に入った方が早いのではないかと思いました。
圏央道に入れば、成田空港の近くを通って、佐倉にアクセスできます。
ナビを信じるか?それとも自分を信じるか?
ナビは、昨日ガソリンスタンドの案内でとんでもないポカをやらかしています。
それを思い出して、僕は左に入りました。
圏央道です。
僕の知っている圏央道ならば、すぐに利根川を渡って、成田空港の近くを通るはずでした。
でも、道路標識では幸手という地名が出ています。
なぜ幸手なんだ?全然違うじゃないか?
圏央道って二つあるのか?
それとも以前、那須高原旅行の帰りに圏央道に入ったあの高速道路は東北自動車道ではなかったのか?
いろいろな事を考えていると、ナビは次にインターで降りて折り返すように言います。
仕方なくインターで降りて、車を停めて現在位置を確認します。
ここから圏央道で帰るというのは途方もない遠回りだとわかりました。
いろいろな事を考えましたが、結局分からず、ナビの言う通りに引き返すことにしました。
これで20分から30分はロスしたと思います。
これが2つ目のトラブルでした。
ナビを信じていれば回避できました。

田沢湖です。



3つ目のトラブルは事故です。
道路標識に出ていました。
交通事故のため、岩槻から川口まで100分というような事が。
ナビを見てみると、いつの間にか到着予想時刻が11時過ぎになっています。
高速道路に乗るときは9時半だったのに。
大雨で時速70kmでしか走れなかったのは事実です。
僕がナビを信じないで、圏央道に入ったことで、20分から30分ロスしたのも事実です。
でも、なんでそれだけで到着予想時刻が11時過ぎになるんでしょうか。
全く謎だったんですが、どうやらナビは交通事故のことを織り込んで表示しているようです。
浦和から川口まで100分とナビも言いますが、ナビはおとなしく100分の渋滞に耐えろと言っています。
それじゃあ、高速道路に乗った意味がないんだよ!と僕は抵抗します。
地図を広域に切り替えると、東北自動車道を浦和インターで降りて、外環自動車道の草加インターまで一般道で迂回すれば、20分程度で行けそうです。
わざわざ100分も渋滞に付き合う訳ないじゃないかと思いました。

このナビは、今回の旅行のために買い替えたものでした。
ディーラーのカーナビで最新式ですが、一番安い物にしました。
こいつは安いから頭が悪いんじゃないか?と思い始めました。
iPhoneのGoogleマップだったら、事故情報を的確に判断して、必要に応じて一般道を走って所要時間を最小化しようとします。
どうやらこの新しいけど安いナビにはそこまでの知恵はないようです。
ここでまた運命の分かれ道です。
自分を信じて高速を降りるか?それともナビを信じて100分の渋滞に付き合うか?
答は決まっていました。
僕は南浦和に車で通勤しているので、外環自動車道や国道298号の事はある程度わかります。
100分あれば、ここから一般道で家まで帰れます。
だったら、そんな渋滞に付き合う訳ないだろ!と浦和インターで高速を降りました。
時刻は9時10分でした。
そして東京外環自動車道に草加インターに乗ったのは、20分後の9時30分でした。
この3つのトラブルで帰りは遅くなってしまいました。

トラブル1 大雨によるノロノロ運転
トラブル2 ナビを信じずに無意味な遠回りをしてしまった
トラブル3 事故で高速道路が大渋滞

帰宅

東京外環自動車道の草加インターに乗ったのは9時30分、東関東自動車道の千葉北インターを降りたのは10時5分でした。
そして家に戻ったのは10時半頃でした。
休暇村乳頭温泉郷からの走行距離は684kmでした。
一般道で帰って来れば570kmぐらいで済んだはずですが、高速道路に乗って、外観道路を走ったため、距離的には遠回りしました。
妻も娘も起きていましたが、僕が予想した展開にはなりませんでした。
予想した展開とは、

鹿野一郎「ただいま!」
娘「わー、パパ、おかえり!」
妻「あなた、おかえりなさい。」
鹿野一郎「はいこれ、お土産。」
娘「わー、何?何?」
妻「ねえ、旅行はどうだった?」
鹿野一郎「ああ、疲れたけど、面白かったよ。行かせてくれてありがとう。」


そういう会話をしながら、3人でお土産を食べる姿を想像していましたが、まるで違いました。

帰宅したとき、妻はリビングでテレビを見ていました。
「ただいま」というと、テレビから目を離さず、「おかえり」の返事です。
僕は洗濯物を洗濯機に放り込んで二階に上がります。
娘の部屋の扉が半開きになっていて、娘が中にいるのがわかります。
机に向かって何かしています。
もしかしたら勉強でしょうか?
ドア越しにただいまというと、振り向きもせずに「おかえり」という一言があって、終わりでした。
もうちょっと何かないのかよ?と思いましたが、こんなもんでした。

そう言えば、我が家の愛犬もつれない態度でした。
ご主人様が4日ぶりに帰宅したんですから、大興奮で尻尾を振って、飛びかかってくるものと思っていましたが、ケージの中で突っ伏したまま、ちらりとこっちを見ただけでした。
まあ、仕方ない。
なかなかドラマのように行くはずもないと思って、旅装を解き始めました。

このようにして第二弾男の一人旅、東北旅行編は終わりました。
次回は来年の3月になります。
行き先はまだ決めていませんが、3月なので雪のないところを選ぶしかありません。
まだ何も決めていませんが、和歌山とか山口とか、これまでに泊まったことがない県に行きたいと思います。

八郎潟です。

今回はこんな所です。
ありがとうございました。

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