こんにちは、鹿野一郎です。
今日は2022年10月22日の土曜日です。
昨日、地元の整形外科に行ってきました。
理由は以下の2つです。
(1)肩の腱板を断裂した筋肉系ユーチューバーのkatochan33さんの症状があまりにも僕と似ていた ため、心配になった事。 (2)ここ数ヶ月、右肩に痛みがあって、なんとかならないかと悩んでいた事。
先生にいろいろ診てもらい、レントゲンも撮りましたが、とりあえず今回は湿布と飲み薬で様子を見る事になりました。
それで改善しなければもっと大きな病院を紹介してくれるそうです。
katochan33さんの動画を見て
筋肉系ユーチューバーのkatochan33さんの動画(2022年10月11日に公開)を見た時は衝撃を受けました。
まさかあのkatochan33さんがそんな大怪我をしていたとは信じられないという思いが強かったです。
katochan33さんが怪我をしたのは、何気ない拍子につまづきそうになって、バランスを取るために両腕を振り回した時だそうです。
それで肩がぶちっといったそうです。
経験した事のない強い痛みがあり、内出血もあったと言います。
痛みは数日で取れましたが、その後は肩の可動域が狭くなり、右腕は肩の高さまで上がらなくなり、右腕でお腹を触ることも出来なくなったそうです。
右腕を上げると、水平までしか上がらず、左腕を使ってさらに引き上げると、痛みが出るそうです。
そしてお腹を触れないというのは、右腕を手前に引く事ができず、お腹の数センチ手前で止まってしまうという状況です。
そして気づいてみれば、僕は右腕でお腹は触れますが、胸を触る事が出来ませんでした。
これには驚きました。
僕は17年前に空手の合宿の腕相撲大会で右肩を大怪我しました。
それ以来、右腕の可動域が狭くなっているのは自覚していましたが、筋が切れたら肩が動く訳がないので、切れていないに決まっているという自己診断をしてしまい、病院には行っていませんでした。
肩には腱板が4つあるそうですが、katochan33さんはそのうち2つが断裂しているそうです。
腱板が4つもあるというのは全く知らないことでした。
肩には三角筋という大きな筋肉がありますが、その下に小さな筋肉が4つあるそうです。
いわゆるローテーターカフと呼ばれるそうですが、名称は棘上筋(きょくじょうきん)、棘下筋(きょうくかきん)、肩甲下筋肉(けんこうかきん)、小円筋(しょうえんきん)だそうです。
これらと肩の骨のつけねの白い部分をまとめて腱板というそうです。
katochan33さんの場合は、棘上筋と肩甲下筋の腱が断裂しているそうです。
そのため、左腕の動きが制限されてしまっていると言います。
僕はそれまで肩の筋というのは1本しかないと思っていたので、筋が切れたら肩が動かなくなるんだと思っていました。
調べてみると4つの小さな筋肉は、肩が自由に動けるように、骨の動きを調整しているようです。
肩には三角筋という大きな筋肉があるので、4つの腱板がすべて断裂しても、動かす事はできるそうです。
でも、可動域がかなり狭くなるそうです。
例えばkatochan33さんが動画で説明していたのは、棘上筋という筋肉は、肩を上にあげたとき、関節で骨がひっかからないように、上腕骨を関節の内側に引き込む働きをしているそうです。
それによって腕を下から上まで滑らかに動かせるんだそうです。
そこが断裂したため、腕を上にあげようとすると、関節にひっかかりが出来て、上がらないと言います。
反対の手で無理に上げようとすると痛むのも、このためだそうです。
僕の場合は、怪我の後、自覚していたのは、空手で左の突きを出す時に、右の引き手が体から離れてしまう事だけでした。
左の突きを出すとき、右手は拳を握り、手の甲が下を向くようにして大きく肘を引き、拳が体の側面に密着するようにします。
もちろん試合の時はそんな大袈裟な動きはしませんが、稽古の時はそうします。
怪我の後、この引き手が体に密着せず、拳1つ分体から離れるようになってしまいました。
左手で右の拳を体にくっつければつくんですが、左手を離すとすぐに右拳も体から離れてしまいます。
自覚していたのはこれだけでした。
でも、katochan33さんの動画を見て、右手で胸を触れない事に気がつきました。
怪我をしてから17年間、気がつかなかった事です。
僕は肩関節が異常に硬くて、背中で右手と左手を握る事が出来ません。
それどころか右手の指と左手の指がまったく届きません。
特に硬いのは、左手が上、右手が下の時で、この場合は右手はせいぜい腰のあたりまでしか回りません。
左手を後ろに回す場合は、腰より10cmぐらい上まで左手を持っていけますが、右の場合は腰の高さまで持っていくのが一苦労で、痛みもあります。
てっきりこれは肩関節が絶望的に硬いからだと思っていましたが、どうやら違うようです。
肩関節をなんとか柔らかくしようと、ゴムチューブを使ってたまにストレッチをしてきましたが、右肩がとにかく痛かったです。
やっぱり腱板になんらかの異常があるんだと思います。
昨日はトレーニングをしてから整形外科に行きました
昨日は仕事が休みだったので、整形外科に行きましたが、病院に行くのは午後からにして、午前中は自宅でトレーニングをしていました。
普通に考えたら整形外科に行く人間が筋トレをするのは間違っていると思いますが、せっかく仕事が休みだったので、思う存分トレーニングをしたかったんです。
やった内容はおよそ以下の通りです。
懸垂 12回5セット
ハンドグリップ Coc1.5 11セット合計80回
フロアプレス 64kg、74kg、84kgのバーベルで合計100回
ベントオーバーロー 90kgのバーベルで5セット合計90回
バーベルカール 34kg10回5セット
アップライトロー 34kg10回4セット
自分としては結構頑張ったつもりです。
懸垂はトレーニング前の愛犬の散歩の時に、近所の公園の懸垂台と鉄棒でやりました。
これまでは1セットを10回と決めてやって来ましたが、今日から12回に増やしました。
すると、どのセットも11回目と12回目がかなりきつかったです。
12回に慣れて来たら、1セットを14回に増やしたいと思います。
フロアプレスは最初、右肩が痛くて無理かと思いました。
64kgでやってみても、右肩が痛くて最初のセットは5回しか出来ませんでした。
でも、だんだん肩が温まると痛みが出なくなり、結果として合計100回出来ました。
肩の痛みがあるので、重いバーベルは扱わず、軽いバーベルだけで回数をこなしました。
トレーニングをしていて右肩に痛みが出るのは、フロアプレスとベンチプレスだけです。
ダンベルフライをする時もわずかに右肩が痛みますが、ベンチプレスと比べるとほんの少しの痛みでしかありません。
これらのトレーニングをして、午後に整形外科に行きました。
数年前に一度行ったことがある地元の病院です。
その時は、右手の親指の付け根がとにかく痛くて、ダンベルが握れなくなってしまったので、整形外科に行きました。
先生の診断は、亜脱臼で、親指の根元の関節が脱臼しかかっているというものでした。
薬を塗っていけば治ると言われ、そんなバカな!と思いましたが、言われた通りに薬を塗っていたら1週間ぐらいで治ってしまいました。
塗り薬は家用と職場用に2本もらい、ちょくちょく塗るように言われていました。
そのようにして指の痛みがなくなった実績があるので、同じ整形外科に行きました。
ただし、そこではMRIは撮れない事もわかっていたので、大病院に紹介状を買いてもらうつもりで行きました。
病院での診断
病院でまず問診がありました。
右の肩が痛くて、関節の可動域も狭くなっていると説明しました。
怪我をしたのはいつかと聞かれたので、去年の1月と10月にベンチプレスで右肩を痛めたと説明しました。
今年じゃなくて、去年ですか?今はもう10月ですよ、と念を押されましたが、怪我をしたのは去年の1月と10月です。
今は怪我と呼べる状況ではありませんが、右肩に痛みがあります。
寝ている時に痛みがひどくなり、寝付けないこともあります。
じっと座っていても、肩が痛くて右肩をぐるぐる回すこともあります。
去年の1月と10月にベンチプレスで怪我をした時は、シャフトだけのベンチプレスも出来ないほどの痛みがありましたが、今は違います。
肩は痛いですが、ベンチプレスで100kgを挙げる事は出来ます。
服を脱ぐように言われてTシャツを脱ぎました。
前からと後から体を見てもらい、筋肉が凹んでいる箇所はないと言います。
そして先生は僕の右腕を持って上に引き上げます。
痛いですかと聞かれますが、全く痛くありません。
じゃあ、これはどうですか?と言って次々にいろいろな方向へ腕を曲げますが、全く痛くありません。
次に、腕を後ろにまわしました。
僕が痛いですというと、すぐにやめてくれて、反対の腕ではどうかと試してみます。
そして右腕を腰に回すと痛みが出ることを確認してくれました。
その後、先生は肩のポイントを指で押し始めました。
これは痛いですか?いいえ、大丈夫です。
じゃあ、ここはどうですか?痛くありません。
では、ここはどうですか?と押された時、飛び上がるほどの激痛が走りました。
椅子から飛び上がりそうになりながら、イタイです!!と叫びました。
じゃあ、ここは?と別の場所を押されると、そこも痛かったです。
先生は大体状況がわかったようですが、その後、レントゲンを2枚撮ってくれました。
そして肩の模型を使って説明してくれます。
要するに、上腕二頭筋と肩の骨の付け根を損傷しているそうです。
レントゲンには骨が映りますが、腱板は映りません。
骨には何も異常がないと確認した上で、画面を見ながらここを筋が通っていて、そこを痛めていると説明してくれました。
どうやら先生は、可動域が狭くなっている原因は、痛みがあるからだと考えたようです。
もし心配があるなら、大きな病院を紹介すると言われました。
この辺には肩の専門家がたくさんいるから、何も心配しなくて良いとも言われました。
でも、先生の見解では、しばらく筋トレを休んで、痛みが引いてから再開すれば問題はないだろうという事でした。
かつて親指の激痛を簡単に治してくれた先生なので、僕はその先生の言葉を信じることにしました。
湿布を貼ることを勧められ、飲み薬は欲しいかと聞かれました。
薬で痛みがなくなるなら欲しいと僕が言ったため、飲み薬も出してもらう事になりました。
痛みがなくなればそれでひとまず満足ですが、冷静に考えてみると、やっぱり僕の方の腱板が正常なのか、損傷しているのか、断裂しているのかは知っておきたいです。
おそらくやったのは17年前の腕相撲なので、断裂していても今更手術で治すのは難しいだろうと思います。
それでも自分の肩がどうなっているのかを知ることは必要だと思います。
病院からは、薬がすべて無くなったらまた来るように言われたので、その時に、大病院でMRIを撮ってもらいたいと言うつもりです。
薬は飲み薬が7日分と、湿布を14日分貰いました。
今日は湿布を貼ったまま筋トレをしましたが、肩の痛みはないです。
薬と湿布がかなり効いているようです。
まとめ
僕の肩の腱板が断裂しているのではないかと思ったのは、今月、katochan33さんの動画を見たからです。
僕の肩関節の可動域の狭さが、katochan33さんとそっくりだったので心配になりました。
この怪我をしたのはおそらく17年前の腕相撲で、それ以来肩関節の可動域は狭いままです。
でも、今の肩の痛みが出るようになったのは、この1、2ヶ月のことで、それまでは右肩の痛みはありませんでした。
あったとすると、去年の1月にベンチプレスで右肩を怪我した時と、去年の10月にベンチプレスで同じく右肩をけがした時です。
その時はシャフトだけでもベンチプレスができなくなり、どちらもベンチプレスを3ヶ月休みました。
今年に入って、右肩の怪我をしないようにベンチプレスのフォームを矯正しました。
それまでは81cmラインを人差し指で握るワイドグリップで握っていましたが、81cmラインに小指が乗るミドルグリップに変えました。
さらに、手首を伸ばしてバーベルを下ろすと右肩に痛みが出るので、手首を返してベンチプレスをすることにしました。
こうすると痛みが出ることなくベンチプレスが出来るんです。
そのため、今年に入って怪我でベンチプレスが出来なくなった事はないです。
でも、先月、先々月あたりから右肩に痛みが出ています。
ベンチプレスは普通に出来るんですが、痛みが出ていました。
この痛みはおそらく肩の腱板の怪我とは別に何か原因があるんだと思います。
そしてそれは今回の治療で治るだろうと信じています。
問題はその後です。
肩の腱板がどうなっているのか、それをMRIで確かめたいと思います。
もし切れているならば、そのことを知らずに17年間も生活して来たことになります。
そして、katochan33さんの動画を見なければ一生気が付かずに生活していたかも知れないです。
恐ろしい話です。
中国式のマッサージの話
僕の実家の近くに、中国式のマッサージの治療院があります。
父がそこに通っていたんですが、とても良い治療院だと言っていたので、随分前ですが僕もそこに通ったことがあります。
その時は驚きました。
僕は右腕の可動域が狭くなっていることを説明し、治してもらうつもりで行ったんですが、治療院に行くと中国人の先生は何も話を聞かず、すぐにベッドに寝るように言いました。
そして、そのままマッサージが始まりました。
ものすごく強い力でマッサージをされ、呻き声を出すほど痛かったです。
およそ1時間、強力な力でほぼ全身をマッサージされた後、診断結果を聞かされました。
その先生は僕に次のように言いました。
あなたは過去に右腕に大きな怪我を2回していますね。
僕はとても驚きました。
何も説明していないのに、マッサージをしただけでそこまでわかるものなのか?
大きな怪我を2回したのはまさしく事実でした。
最初は2005年の腕相撲で、次は2010年頃のプリチャーカールでした。
僕はその日1日だけ行くつもりで、治療院に通うつもりはなかったんですが、先生がどうしても4日連続で来た方が良いと強く勧めるので、なんとか仕事の都合をつけて、4日連続で通いました。
すると、左の突きを出した時の右の引き手がしっかりと体に密着するようになりました。
それと、僕は歩く時にややガニ股で、右足の爪先がやや外側を向いていたんですが、それも治っていました。
すごい治療院だと思いました。
こっちから何も説明しなくても全部治してくれるんですから。
ただし、お金もとても高かったです。
金額は覚えていませんが、おいそれと人に勧められる金額でなかったのは間違い無いです。
もし肩の腱板が断裂しているならば、何故あの時、一時的にですが、可動域は治ったんでしょうか?
もしあの治療院に継続的に通ったら、関節の可動域は元に戻るんでしょうか?
(あそこに継続的に通うには、かなりお金の覚悟が必要ですが)
あれはとても不思議な経験でした。
とても痛いですが、気持ち良くもあり、体の不具合は確かに治りました。
機会とお金があったら、また行ってみたいと思います。
終わりに
ということなので、肩のMRIを撮るのはもう少し先になります。
その時にはっきりと状況がわかると思います。
今回は、地元の整形外科に行って来たというはなしでした。
ありがとうございました。