こんにちは。鹿野一郎です。
僕は弟から、バーベル、ダンベル、ベンチプレス台を一式譲り受けましたが、それは一体いつだったのか？
まるっきり覚えていません。それだけでなく、引き取った時の状況も全く記憶にありません。
気持ち悪いぐらいに、何も覚えていないんです。
これらはTMスポーツというメーカーのものです。
上記のセットは合計で100kg前後もある重たいものです。
それを引き取った時の記憶がないというのは信じられないです。
車で運んだと仮定すると、弟の部屋でそれを車に運び込み、自宅マンションの駐車場でそれを下ろしてエレベーターまで運び、エレベーターから自分の部屋まで運んで、そしてベンチプレス台は自宅で組み立てたことになります。
でもそれらの記憶が全くないんです。
まるで、ある日気づいたら部屋にあったというような感覚です。
今までこんな事に気づきもせず普通に生活していましたが、今回ブログに書こうと思って考えてみたら、記憶が全くない事に気が付いたのです。
100kgもある重量物を自分で部屋に運び込んで、それを忘れますか？あり得ないですよね。
僕は自宅にベンチプレス台を置いていましたが、ベンチプレスの台にバーベルをセットすると、六畳の和室が全て占領されてしまいました。
部屋は他にもあったので、別に邪魔ではなかったんですが、そのベンチプレス台がジムのものと違ってとても使いにくかったので、ほとんど使わずに解体してクローゼットに仕舞い込みました。
この時に住んでいたマンションをマンションAと名付けます。
マンションAに住んでいたのは1997年7月から2006年9月までなので、この間のどこかでバーベルセットを引き取った事になります。
2006年9月にマンションAからマンションBに引っ越しましたが、この時にベンチプレス台は処分しました。
バーベルシャフトはもっと前に処分した記憶があります。（シャフトは処分しても、プレートは全て取っておきました。ダンベルで使えるので。）
そしてダンベル4個は全てマンションBに持って行きました。
その後、2008年7月にマンションBから一戸建てに引っ越しますが、この時もダンベル4個は持って行きました。
さて、記憶がないなら、次に頼るのは記録です。
僕は大学受験で浪人していた時から日記をつけ続けているので、日記を調べればわかると思いました。
が、それでもわかりませんでした。
日記は初めのうちは手書きでしたが、マンションAに引っ越した時はすでにパソコンで書いていたので、検索できます。
思いつく限りのキーワードで検索をしてみましたが、バーベルセットを引き取ったという記録は一切ありませんでした。
長い間、日記をつけていなかった期間もありません。ほぼ毎日書いています。
100kgもある重量物を部屋に運び込んで、それを日記に書かないなんていことは、僕の場合はありえないことです。
日記を調べて3つのことがわかりました。
(1) 1999年5月16日に僕のうちに三人組のお客さんが来たこと。
(2) 僕が弟の家を訪ねたのは3回で、1998年2月4日、2000年2月27日、2000年10月4日だったこと。
(3) 2001年5月17日に2本目のダンベルバーを買い、僕のダンベルが1個から2個に増えたこと。
(1)の三人組のお客さんが訪ねて来た日付は日記を調べてわかりましたが、この日に六畳の和室にベンチプレスの台が設置してあったという「記憶」があります。
となると、1999年5月にはすでにバーベルセットがうちにあった事になります。
しかもまだ解体していなかったので、引き取ったのはこの時より少しだけ前という事になります。
(2)について、僕が弟からバーベルセットを引き取った時、弟はいわきに住んでいたと思っています。
いわきの前は名古屋に住んでいて、いわきの後は大阪に住んでいたんですが、名古屋にも大阪にも行ったことが無いので、いわきだと思っています。
そして、いわきの弟の部屋で解体されてコンパクトになったバーベルセットを見た「記憶」があります。
いわきに行ったのは3回ですが、1回目に訪ねた時は弟が使わない自転車をもらってきたと書いてあります。
3回目に訪ねた時には弟が使わないパソコンをもらってきたと書いてあります。（どちらも忘れていました。文章を読んでも思い出しません。）
ならば、バーベルセットをもらって来たら、絶対に日記に書いてあるはずなのに、書いてありませんでした。
(3)について。バーベルセットにはダンベルが4個含まれていたので、この日にすでにバーベルセットがあったならば、ダンベルは1個から2個に増えたのではなく、5個から6個に増えた事になります。というか、家にダンベルが5個もあって、さらにバーを買うとは思えません。
そして(3)の日付は、(1)(2)の日付と矛盾します。
もしかしたら次のような可能性もなくはないです。
僕が自分で買ったダンベルバーとプレートは28mmの規格品でしたが、弟からもらった4本のバーとプレートは全て非規格品で、互換性がありませんでした。
そのため、非規格品のダンベルを、ダンベルとみなしていなかったのかも知れません。だから2本目のバーを買ったという事になるのかも知れません。
そう考えると、(1)(2)が信用できる情報となり、僕が弟からセットを引き取った日付は1998年2月4日となります。
この日の日記には、僕が母親と二人でいわきを訪ねたと書いてあります。
弟の部屋は7.５畳のワンルームで、想像を絶する狭さだったと書いてあります。
でもバーベルセットのことは何も書かれていません。
本当に弟はその部屋でベンチプレスのセットを使っていたのでしょうか。
7.5畳の部屋にベッドがあって、机があって、テレビがあって、さらにあのベンチプレス台を設置してバーベルを置くなんて、不可能に思えます。
僕には弟の部屋で解体されたバーベルセットを見た記憶があると書きましたが、その部屋はこの7.5畳の部屋ではないです。
弟はいわき内で一度引っ越していて、次の部屋はもっとずっと広かったのです。その部屋で見た記憶があるんです。
つまり、引き取ったのはどうやらこの日ではないようです。
そうなってしまうと(1)と(2)に該当する日はなくなってしまいます。もう、お手上げです。
昨日、職場でこのことを周りに人に話したら、やはりバーベルセットを自分で運んだなら忘れるわけがないと言われました。
さらに弟に電話すれば真相を知ることができるだろうとも言われました。確かにそれしかありません。
弟は今火星に住んでいるので、簡単には連絡が取れませんが、近いうちに聞いてみます。（あ、もちろん火星は冗談ですよ。）
弟も日付までは覚えていないでしょうが、僕にそれを引き渡した時の状況は覚えているでしょう。
その話を聞けば、何か思いだすかも知れないです。
最も恐ろしいシナリオは、弟がバーベルセットなんか知らないと言うことです。
そうなってしまったら、あのセットは誰からもらった物なのか、それすら不明になってしまいます。
誰からもらった物なのか、いつ運び込んだ物なのか、それすら記憶に無いものがずっとうちにあった事になります。
そう考えると電話するのが怖くなりますが、次に日曜日に電話してみます。
僕のダンベル その10へつづく
この話の続編は、「僕のダンベル その13（大いなる謎後編）」です。
