僕のバーベル その8(apt’のパワーベルトを購入)

バーベル

こんにちは。鹿野一郎です。
平成29年(2017年)2月17日、Amazonで購入したapt’のパワーベルトが家に届きました。値段は9800円でした。
サイズはSで、ウエストは63cmから82cmまでです。今回はこれについて話したいと思います。

1 トレーニングベルトが試合で使えなかったから

これまで使っていたゴールドジムのトレーニングベルトが、パワーリフティングの規約に合っていなかったため、ちゃんと試合で使えるものを買ったんです。
ここではパワーリフティングの試合で使えるベルトをパワーベルト、試合で使えないベルトをトレーニングベルトと呼ぶ事にさせてもらいますが、パワーベルトは確かにすごかったです。締めた時の腹への圧迫がトレーニングベルトとは全く違いました。
圧倒的な締め付けと安定感です。本当に別物で、パワーベルトを知ってしまったら、トレーニングベルトでの高重量のデッドリフトは怖くて出来なくなりました。
あくまでも個人の感想ですが。

上がapt’パワーベルト、下がゴールドジムのトレーニングベルトです。

念のために断っておきますが、ゴールドジムのベルトがダメだと言っている訳ではありませんよ。
ゴールドジムではパワーベルトもトレーニングベルトも売っていました。
僕が持ち運びの便だけを考えて、トレーニングベルトを選んでしまったことが良くなかったんです。
あの時、ちゃんとパワーリフティングの規約を読んでおけば、こういう失敗はなかったと思います。
パワーリフティングの規約は、下にリンクを貼っておきます。ベルトについては12ページから13ページにかけて書いてあります。

apt’というブランドのパワーベルトを買ったんですが、僕はこれを買うまで、apt’というブランドは聞いたことすらありませんでした。
とにかくパワーリフティングの試合に使える物を買いたいという一念で探していて、これにたどり着いたようです。
本当は2016年のパワーリフティング千葉県大会に出場した時に、係員の方が貸してくださったインザーのレバーアクションベルトを買うつもりだったんですが、いくつかの理由で断念しました。

2 apt’のパワーベルトを購入

パワーベルトを買った日の日記には以下のような記述がありました。


本当はインザーのレバーアクションベルトを買いたかったが、20000円以上する上に,僕の場合はサイズが合わせ難いことがわかったので、やめた。
僕のウエストはおそらく78cmから82cmぐらいだと思うが、インザーのレバーアクションベルトだと調度サイズの境目に位置してしまっているのだ。
普通はSサイズとMサイズでもサイズの重複があるものだが、インザーの場合はそれがないのだ。だからやめた。
apt’のパワーベルトはSサイズのものを買った。
ウエストは63cmから82cmまで対応ということだった。ベルト穴は9つあるが、僕が締めると外側から2つ目の穴だ。
しかし、締めた感じはゴールドジムのベルトとは確かに違う。
遥かに安定感がある。ベルト幅が10cmと広く、ベルトの厚さも11mmと分厚いので、本当に締めつける力は強い。
これでようやく試合で使えるベルトを手に入れたことになる。


一度パワーベルトを締めてしまうと、もうトレーニングベルトでスクワットやデッドリフトをする気にはなれませんでした。
なのでこの日以来、トレーニングベルトは全く使わなくなり、置き物と化してしまいました。(またですよ)

太さがまるで違います

3 かつての置き物がその後、ちゃんと使われる

かつて置き物だった僕のダンベルは、買ってから20年程経った頃から、僕がちゃんと真面目に使うようになりました。
かつて勢いで買ってしまい、置き物となってしまった楽器のキーボードは、20年ほどして娘が使ってくれるようになりました。
高校時代、なんとなく趣味で書いた漫画を捨てずに取っておいたら、35年ほどして娘が読んでくれました。
もしかしたら、このトレーニングベルトも将来娘が使ってくれるのでしょうか?(笑)

20年後ですか、20年後は僕は73歳です。
その年でもパワーリフティングの試合に出ていられたら、とても嬉しく思います。
僕をパワーリフティングの世界に引き込んで下さった老師は、79歳まで現役で試合に出ておられました。
見習いたいです。

腰の部分の太さはだいたい同じです。

4 パワーベルトのその後

一度パワーベルトを巻いてしまうとトレーニングベルトには戻れなくなりました。
僕はもう自分のパワーベルトでしかスクワットやデッドリフトはしたくないので、ジムに行く時は必ずパワーベルトを持っていくようにしています。
買ってから丸4年使っていますが、全く痛んできた様子は見られません。
この調子なら10年と言わず、20年でも使い続けられると思います。
自分の年齢も考えると、一生ものの買い物だったと思います。

僕がこのベルトを買ったときは、締める穴の位置が外側から2つ目の位置(86.5cm)でした。
その後、減量をしたら3つ目の穴(83.5cm)で締まるようになりました。
しばらくその状態が続いていましたが、パワーリフティングの試合に出るために減量をするとさらにウエストが細くなり、4つ目の穴で締まるようになりました。
パワーリフティングの試合には74kg級で出ていますが、体重が74kg前後になると、外側から4つ目の穴(80.5cm)で締まるようになります。
ボディービルダーの方は、コンテストに向けて、ウエストを70cm程度まで絞り込むようですが、僕には真似できないほどの過酷な減量だと思います。

5 ジムで貸し出しているのはトレーニングベルト

ジムにはたまにトレーニングベルトが置いてあるところがあります。
自由に使って良いので、以前は喜んで使っていましたが、僕が知る限りでは、パワーベルトを貸し出しているジムはないです。
あくまでも僕が知る範囲では、ですよ。
どうしてなんでしょうか。明確な理由はわかりませんが、値段が高いからでしょうか?
ざっくりいうと、僕が最初に買ったトレーニングベルトは5000円で、今回買ったapt’のパワーベルトは9800円です。
そしてインザーのレバーアクションベルトは20000円以上します。
なので安い物を置いているのかも知れないです。

それとももっと違う理由があるんでしょうか。
前に、パワーベルトの圧迫が強過ぎて肋骨が折れたというような話を聞いたことがあります。
珍しいケースだと思いますが、そういうことはあり得なくはないんでしょう。
また、パワーベルトをきつく締めたはいいけど、一人では外せなくなってしまったというレビューを見たこともあります。
確かにそれもあり得ると思います。僕も似たような経験があります。
もしかしたら、そういう理由で貸し出しをしていないのかも知れません。

パワーベルトを締めたことがなく、ジムで高重量のデッドリフトをされている方は、一度パワーベルトを試してみたら良いのではないかと思います。
試すと言っても、貸し出しをしていないので、知り合いから借りるか、買うしかないと思いますが。

裏側はこんな感じです。

6 ずっとapt’パワーベルト

最後に、もう一つ。
以前は考えていました。デッドリフトで200kgを挙げられるようになったら、レバーアクションベルトを買っても良いのではないかと。
かつてデッドリフト200kgは遠い目標でしたが、今では手が届くところまで来ました。
で、買い換えるのかというと、apt’のパワーベルトにはなんの不満もないので、買い換えるつもりはないです。
ずっとこのベルトを使っていこうと今は思っています。
ありがとうございました。

僕のバーベル その9へつづく

外部リンク。ルールブック平成30年版 日本パワーリフティング協会

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