こんにちは。鹿野一郎です。
平成29年(2017年)の4月11日、ヒノキの踏み台2つと、板で似非ベンチを作りました。
今回はその話をしたいと思います。
フラットベンチとアジャスタブルベンチ
ダンベルでトレーニングをするならば、ダンベルだけでなく、ベンチがあると、より効果的です。
ベンチにはフラットベンチと、アジャスタブルベンチがあります。
後者はリクライニングして角度が小刻みに調整できるものです。
多くの人は、買うならアジャスタブルベンチの方が良いと言いますが、アジャスタブルベンチを買うなら、余程良いものでないと、フラットでの使い勝手が良くないと思います。
長いので、これ以降ではフラットベンチは「フラべ」、アジャスタブルベンチは「アジャベ」とさせて貰います。
ジムにアジャベがあるのでたまに使いますが、フラットにして使うときは完全に水平にならないものがあるので、背中の感触が気持ち悪くて、あまり好きではありません。
本当に良いものは完全にフラットになるので良いですが、そうでないものは不快感を感じます。
ちゃんとしたアジャベが自宅にあったら、トレーニングの効果はかなり高くなると思います。
もちろんフラべでもないよりはある方がはるかにトレーニングの効率が良くなると思います。
現実的には似非えせベンチしか無理
自宅にフラべを買おうと思った事はありますが、妻の許可を得るのはほぼ不可能だし、自分でも買ったら邪魔だろうと思っていました。
ジムで見ると大して大きなものではないですが、四畳半の和室に置いたらとても邪魔です。
なので似非ベンチ(えせベンチ)を作って我慢しようと思いました。
Amazonでヒノキの踏み台二つを買い、ホームセンターで買った90cm$\times$25cm$\times$18mmの板と合わせて似非ベンチを作りました。
踏み台は2個で5032円でした。
高さが21cmしかないので、板の厚みを加えても23cm程度にしかなりません。
通常のベンチは高さが41cmから42cm程度なので、半分程度しかありません。
本当にすごい似非ベンチです。
しかも作ったと言っても、二つの踏み台の上に板を乗せただけで、何の工作もしていません。
使わない時は、バラして押し入れの中にしまっておきます。
また、踏み台はトイレの上の棚から新品のトイレットペーパーを下ろす時などに役に立ちます(笑)。
そういう意味では本物のフラべより良いです。
ただ、本物と比べると高さが足りないので、脚に違和感はあります。まあ、すぐに慣れましたが。
これを手に入れた事により、ダンベルフライ、ダンベルプレスがやりやすくなりました。
今までは畳に寝転んでやっていたので、肘が畳に当たってしまい、十分な可動域が取れていませんでしたが、似非ベンチがあると十分に筋肉を収縮させられます。
しかし、似非ベンチは出したり片付けたりが、とても面倒です。
こればかりは仕方ありません。
似非ベンチだと、アジャベのように角度をつけることができないので、インクラインダンベルプレスや、インクラインダンベルフライはできません。
でも僕はこの二種目はもともとやらないので、問題ではありません。
また、自宅にアジャベがあれば、それの斜面を用いてプリチャーカールが出来ると思いますが、僕はジムでのトレーニングでプリチャーカールで大怪我をしたことが二回もあるので、もう絶対にやらないです。この件についてはそのうち投稿させていただきます。
なので、僕はアジャベはいらないんです。
フラットな似非ベで十分です(笑)。
そもそもベンチが不要に
しかし、自宅でのトレーニングはほとんどバーベルでするようになっていて、ダンベルはサイドレイズぐらいでしか使わなくなっていたので、この似非べは事実上、置き物と化しています。(またですよ)
元々踏み台なので、時々踏み台として使っていますが、トレーニングではほとんど使っていません。
もったいないことをしたかも知れません。
そもそも、自宅のトレーニングはほとんどがバーベルならば、何故似非ベンチを作ったのか。
それはフロアプレスのストロークの浅さが嫌で、自宅でベンチプレスをしたかったからです。
詳しく説明すると、恐ろしく長くなり、書くのも、読むのも面倒だと思いますので、簡単に書かせてもらいます。
フロアプレスは、床の上に寝転んで、ベンチプレスのようにバーベルを上下させる種目ですが、シャフトが胸につく前に、肘が畳についてしまうため、ストロークが浅くなります。
なので、本物のベンチプレスに比べると、トレーニング効果は劣ると思っています。
目的がベンチプレスの数値の増進にあるので、ここは劣ると言ってしまって問題ないでしょう。
なので、自宅でもベンチプレスをできるようにしたいと思ったんです。
かなりの試行錯誤を繰り返した結果、似非ベンチでは無理だという結論になり、自宅でのベンチプレスは諦めました。
なので、似非ベンチ自体もあまり使わなくなっています。
踏み台で大腿二頭筋を鍛えられるように
月日が流れて2021年3月8日、筋肉系YouTuberのコアラ小嵐さんが公開した動画の中で、ノルデイックハムという種目を紹介してくれていました。
前にもこの動画を見たことがありましたが、コアラさんはそれを一年余りもやり続け、かなりの筋力を手に入れたようでした。
自宅で大腿二頭筋を鍛えようと思ったら、何ができるのか?
世間ではよく、デッドリフトでも、フォームに気をつければ大腿二頭筋(ハムストリングス)を鍛えられると言いますが、今一つ感覚がわからないし、デッドリフトをするならば、デッドリフトの数値を伸ばすためにやりたかったので、もっと他に良い方法はないかと考えていました。
ジムに行けばレッグカールのマシーンがありますが、自宅にはそんなものはありません。
そこへノルディックハムの動画を見て、「これだ!」と思いました。
僕の家にはコアラさんが持っているようなベンチはないので、何かで代替できないかと考えたら、この踏み台が使える事に気づいたんです。
踏み台に20kgのプレート2枚、15kgのプレート2枚を載せて、踏み台に背を受けて膝で立ち、踏み台の天井部分にかかとを当てて、その状態からゆっくり状態を前に倒していきます。そして倒れそうになたら、元の状態に戻ります。
活字ではわかりにくいでしょうから、下にリンクを貼っておきます。
この動画の前半はスクワットですが、7分を過ぎたあたりでコアラさんが実演してくれています。
自宅でこれをできるようになったことで、自宅でも大腿二頭筋(ハムストリングス)を鍛えられるようになりました。
踏み台も長いこと置き物と化していましたが、ちゃんと日の目を見る事になりました。
これからバリバリ鍛えて、コアラさん並みの強い大腿二頭筋を手に入れたいと思います。
ありがとうございました。
僕のバーベル その8へつづく
外部リンク。コアラ小嵐「減量中メインセット100kgのスクワット」2021年3月8日公開。この動画の7分を過ぎたあたりから、ノルディックハムの説明があります。