試合前のもやもや期

パワーリフティング

こんにちは、鹿野一郎です。
今日は2024年4月26日の金曜日です。

5月12日のパワーリフティング千葉県大会(ジュニア、マスターズの部)まで2週間と2日になりました。
毎度のことなんですが、試合が近づくともやもやした気分になります。

試合に向けて減量をしなければならないので、試合前の期間はどうしてもトレーニングよりも体重の方に意識が向かいます。


体重はちゃんと減っていきますが、そうなるとパワーも落ちていきます。
あれだけトレーニングしてしっかりとパワーアップしたはず(?)なのに、減量で力を落としてしまっては結局試合で良い結果を残せないのではないかと思ってしまいます。
また、最近はスクワット、ベンチプレス、デッドリフトのみに集中してトレーニングをして来たので、そろそろ他の種目をやりたくてうずうずして来ます。
なのに自分の生活を振り返ってみると、仕事が忙しくて十分なトレーニングの時間が取れていないような気がしてしまいます。

いつもそうです。


試合の1ヶ月前までは大幅な記録更新を夢見て、野心的にトレーニングをし、心で炎が燃えているんですが、減量が始まるとだんだん火の勢いが弱くなっていき、もしかしたら自己ベストの更新は無理かも?と思うようになっていきます。
何度経験しても毎回同じです。

最近のスクワット

スクワットは2月27日のトレーニングがピークでした。
ピークでしたという言い方は好きではないですが、まあ、ピークでした。
おそらく今はあの時ほどの力はないでしょう。

その日のスクワットの内容は以下の通りでした。

  160kg5回、175kg3回、185kg1回(水平)
  160kg5回、175kg3回、185kg1回(水平より浅い)

185kgが物凄く重かったので、きっと体に疲れが溜まっているんだろうと思いました。

翌週の3月5日のスクワットでは、185kgには挑戦したくなかったので、 160kgだけでやりました。
その代わりフルボトムまでしゃがむスクワットをやりました。
結果は3回5セットで合計15回でした。
この時はショックでしたよ。


160kgのフルボトムが連続で3回しか出来なかったので。

これは本当に体に疲れが溜まっているんだなと思って、3月12日のスクワットでは140kgまで落としてフルボトムスクワットをしました。


この時は5回5セットをこなしましたが、とても楽でした。
体は大して疲れないのに、脚だけ集中的に疲れて、とても良いスクワットだと思いました。

でも、その後も今日に至るまで、僕はスクワットで185kgに挑戦していません。
次の試合で185kgを挙げるのは無理だとわかってしまったからです。
元々目標は180kgでした。


なので、まずはこの180kgを確実に成功させるべきだと思うようになり、185kgへの挑戦は事実上僕の中では消えました。

3月19日のスクワットは145kgのフロボトムスクワットを5回5セットで、合計25回やりました。
実に爽快な気分でした。

続く4月2日も同じ145kgで5回5セットをやりました。
なぜ、160kgとか170kgというバーベルでスクワットをしようと思わなかったのか、今となっては不思議ですが、あの当時は軽いバーベルできっちりしゃがむ事を意識していました。

あ、思い出しました。


12月10日のパワーリフティング千葉県大会の第二試技で175kgを成功させたつもりでいましたが、しゃがみが浅いという判定で失敗になったからです。
自分では成功したと思っても、審判がそう思ってくれなかったので、深くしゃがむことを意識するようになったんでした。


その試合では第三試技で175kgを成功させて、自己ベストを更新し、ガッツポーズが出ました。
今度は180kgを成功させたいです。

4月9日のスクワットは150kgのフルボトムで、2回、3回、4回、5回、5回で合計19回でした。
どうしてこんなに挙がらないのか不思議でした。
145kgと150kgの間に大きな壁があるように感じました。

4月17日のスクワットは150kgのフルボトムで4回、5回、5回、5回、3回で合計22回でした。
この時は翌週は155kgにして、その次の週は160kgにして試合に臨もうと考えていました。
確かこのバーベルブログにもそう書いたように思います。

でも当日になって、155kgでやるという考えは覆りました。
減量が進み体重が減ったため、これまで体の中で燃えていた炎が下火になってしまったからだと思います。


これは気持ちの問題だけでなく、物理的にもそうだと思います。
食事で摂るエネルギーが少なくなったため、発熱量そのものが少なくなり、体温まで低くなっているんじゃないかと思うぐらいです。


いつも空腹は感じていますが、今の所脱力感はないです。
なので、まだまだ余裕はあるはずなんですが、それでも155kgに挑戦するのはやめました。

一応、計算もしてみました。
目標は180kgです。
155kgという重さはそれに何パーセントに当たるのか?
計算してみたら86パーセントでした。
ちょっと重すぎるのではないかと思い、150kgでやることにしました。

ところが、やってみるとその150kgが重かったです。
結果は4回、5回、4回、2回、2回で合計17回でした。

さすがにこれには凹みました。
先週よりはるかに力が出ていません。


日曜日にはデッドリフトでもちゃんと力が出ていたのに。
これはもう筋トレによる疲労の蓄積ではなく、明らかに減量によるパワーダウンです。
とてもモヤモヤしてしまいます。

150kgがこんなに重いのでは、試合で180kgを挙げるなんて無理なのではないか?
急にそんな考え方が芽生えて来てしまいます。

今週のベンチプレス

ベンチプレスは先週は82.5kgの止めありで、5セットやりました。
今週は85kgでやっています。


昨日は85kgで7回、6回、5回、5回、4回やりました。
合計27回でした。


1セット目は死に物狂いで頑張れば、多分8回目も出来たと思いますが、1セット目からそこまで必死にやる必要もないので、7回で終わりにしました。

今週中にもう1回85kgの止めありでやるので、その時はなんとか8回目も押し上げたいです。

これまでの人生で、止めありのベンチプレスは90kg7回というのが最高記録です。
止めなしのベンチプレスならば100kg7回が最高です。

今日は85kgで7回なので、まだ過去最高の状態には並んでいません。
なかなか手強いです。

これまではベンチプレスをするときに、手首にリストラップは巻いていなかったんですが、巻いてみると楽ですね。


ほとんど自覚していませんでしたが、手首に負担がかかっていた事がよくわかります。
試合の時は1回挙がるかどうかの勝負なので、あまりリストラップは必要ないような気もしますが、トレーニングで何回も連続してあげる場合は、巻いた方が良いなと思いました。

1年ほど前からスクワットをする時にリストラップを巻いています。
150kg以上のバーベルになると、素手でもつと手首が痛くなってしまうからです。
リストラップでしっかりと圧迫すると、重たいバーベルを担いでも手首は痛くなりません。
手首がとても安定するのがわかります。

ベンチプレスでは全く必要性を感じていませんでしたが、試しにつけてみたらすごく楽でした。
おそらく今後はベンチプレスでもリストラップを巻くことになるでしょう。

これまでパワーリフティングの試合では何度も110kgに挑戦し、ことごとく失敗して来ました。
初めのうちは、バーベルを下ろして胸に接触させ、1秒間止めて、押し上げるときに、挙げることができずに、そのまま潰れていました。


やがて110kgでも押し上げられるようになりましたが、バーベルが水平を保てず傾いて失敗とか、途中で一度下がってしまったから失敗とか、ラックに引っ掛けてしまったから失敗などの理由で、一度も成功していません。

前回の試合では怪我のために右腕に力が入らず、110kgどころか95kgで潰れる始末でした。
そういう意味では今度の試合はベンチプレスの復帰戦です。
110kgを成功させて、花を添えたいです。

試合前のもやもや期

去年の12月10日の試合では、右腕に力が入らない怪我のために、ベンチプレスが絶望的だったので、トータルでの自己ベストは諦めていました。


デッドリフトも、トレーニングをサボりがちだったので、記録更新は諦めていました。
なので、唯一目標にしていたのはスクワットの自己ベスト更新でした。
170kgだった自己ベストを175kgに更新する事が目標でした。

そしてそれを達成し、初めて試技場でガッツポーズが出ました。
それはとても良かったんですが、結果はトータル435kgで、74kg級マスターズ2の優勝を逃しました。
最後の種目のデッドリフトの、第三試技の180kgが挙がっていれば僕が優勝でしたが、それが挙がらずに2位になりました。

試合が終わった直後はスクワットで175kgを成功させた喜びが、優勝を逃した悔しさを上回っていましたが、日が経つうちに悔しさの方が大きくなってきました。

なので、それから今日までずっと、ビッグ3を中心とするトレーニングをしてきました。
例えばショルダープレスは12月の試合の後今日まで一回もやっていません。
ベンチプレスを週に2回、3回とやるつもりでいたのでショルダープレスをやって腕に疲れを残したくなかったからです。


でも肩のトレーニングは一応やっておかないと肩が小さくなってしまうと思って、サイドレイズはやっていました。

腕のトレーニングもほとんどやってきませんでした。
カールも、ライイング・トライセップ・エクステンションも好きな種目ですが、ほとんど全くやっていません。


ライイング・トライセップ・エクステンションで上腕三頭筋に疲れを残すと、次のベンチプレスのパフォーマンスが下がると思ったからです。

ずっとスクワット、ベンチプレス、デッドリフトに集中してきて、そろそろ他の種目をやりたいという気持ちが強くなってきました。


試しに腕の周囲を測ってみたら、前腕は30cmありましたが、上腕が37cmしかありませんでした。
過去最高の太さは前腕が30.5cm、上腕は40cmです。
上腕が37cmというのはかなりショックでした。
大学生の頃と同じ太さですよ。

もう5月12日の試合が終わったら、猛然と腕のトレーニングをしたいです。
スクワットはずっとやってきましたが、大腿部の太さは58cmしかありません。
これは昔からそうで、どうやっても60cmにならないです。


脚のサイズアップを目指すなら、スクワットだけでなく、レッグエクステンションやレッグカールもやった方が良いのでしょう。
でも、去年まではこれらの種目もかなりばりばりやっていたはずですが、それでもちっとも太くなりません。
太くするためにやっているわけではないので良いんですが、筋肉系のユーチューバーの人々の脚を見ると自分とは全然違うなといつも思います。

減量を始めると自分が太っていることを自覚できますね。

4月10日に初めて体重を測った時は78.2kgもありました。
5月12日の当日には74.00kg以下にしなければならないので、かなり慌てました。
それから減量を本格化させ、今は76.0kgまで来ました。

外食はやめて、職場に弁当を持っていくことにしました。
弁当箱に入れるのは白米150グラム、梅干し1個、茹で卵2個、ちくは2本から3本です。
それまでは駅の立ち食いそばでとり天そばの大盛りなどを食べていましたが、弁当に切り替えました。
初めのうちはとても強い空腹を感じましたが、慣れてきました。

月曜日は1個、火曜日は2個、水曜日から金曜日は1個の弁当を作って持っていき、職場で食べています。
火曜日だけは昼も夜も弁当です。


この日が一番きついです。

これも毎度のことなんですが、体重が78kgあった時は、鏡で自分の体を見ても、

鹿野一郎
鹿野一郎

絞れていないけど、太っていない。

と思います。
腹筋の上には脂肪のカバーがかかっていますが、その脂肪が一応3段に割れているので、よしとしていました。


3段には割れていますが、6つには割れていないです。
縦のラインはなかったですね。
それだけ脂肪があったということです。

減量が進んで、腹の脂肪が薄くなってくると、脂肪の割れ目はくっきりしてきます。
鏡を見て痩せたというのがわかります。
横っ腹の脂肪もすくなくなりました。


でも、前よりも太っていると感じます。
これは明らかに意識の問題ですね。
体重を減らすこと、体脂肪を減らすことに意識が集中しているため、自分の皮膚の下に蓄えている脂肪の量が多く見えて仕方ないんです。

これまでの経験だと試合当日、74kg以下まで体重を落としたら、そこで初めて腹筋の縦のラインが少し現れます。


三段に割れている腹筋を上から上段、中段、下段と呼ぶことにすると、上段にだけ縦のラインが入ります。
おそらく70kgぐらいまで体重を減らすと、縦のラインが下段まで届いて、シックスパックになるんだと思います。

一度はそういう体型になってみたいと思って、去年は結構長期間にわたって減量をしましたが、結局だめでした。
70kgまで落とすとなると、今よりもさらに少ない食事に耐えなければなりません。
しかもそれなりの長期間です。
僕にはそこまでの我慢ができませんでした。

もしどうしてもそこまで体重を減らすなら、それこそボディービルの試合にでもエントリーしないと出来ないと思いました。
減量できなかったら試合に出られないという強いプレッシャーがないと、あの空腹には打ち勝てないと思います。


そういう意味で、ボディービルというのは本当にストイックな競技だと思います。
おそらく僕が出ることは一生ないと思います。

筋肉系ユーチューバーのサイヤマングレートさんやkatochan33さんが65kg級で出場するのも驚きです。
僕より遥かに筋肉のある人々が65kgまで減量するんですから。
どうやったらそんなに体重を減らせるのか理解できないです。


自分の体を見る限り、70kgまで絞ったらもう皮下脂肪はなくなるのではないかと思ってしまうんですが、きっとまだまだたくさんあるんでしょうね。
65kgまで絞るというのは、病気にでもならない限り、僕には無理だと思います。

5月12日の試合が終わったら、減量はやめ、好きなものを自由に食べようと思っています。
そしてすぐに78kgまで戻るでしょう。


一時的に80kgを突破するかも知れないですが、12月からずっと今回の試合のためにやってきたので、試合後は好きなように過ごします。


試合で納得の結果を出す事が出来たら、おそらくしばらくスクワットもデッドリフトもやらないと思います。
気分次第の遊びのトレーニングをすると思います。

でも、もし試合でとても悔しい思いをしてしまったら、試合の翌日からまたビッグ3中心の生活になると思います。
今回はそのパターンになりたくないです。

今後について

9月15日にまたマスターズの千葉県大会がありますが、おそらくそれには出ないと思います。
というよりも出られないと思います。


夏休みは夏期講習があるので、どうしても体重は増えやすいし、旅行に行ってさらに体重を増やすかも知れないです。

夏期講習期間中はトレーニングがほとんどできなくなるので、9月15日に試合に出ても、ほとんど意味がないと思います。

11月24日に一般部の試合があるので、そっちに出るかも知れないですね。


一般部の試合に出ても、びり争いをするだけなので、目標は記録になります。
一般部の試合で出した記録が、マスターズの千葉県記録を上回っていても、千葉県記録の更新にはなりませんが、自己ベストの更新にはなるので、そっちを目指すと思います。

でも、本当は今はこんなことを書いている場合ではないですね。


試合まであと2週間と2日なので、試合のこと以外考えるべきではないですね。

中学3年生の娘が4月1日から瀬戸内海の離島のフリースクールに通っています。
そこから船で本土の中学校に通っています。
いわゆる離島留学です。


不登校だった娘は、今はそっちの中学校に週に2日のペースで通っているそうです。
初めの1ヶ月はデジタルデトックス期間で、島へのスマートフォン、ゲーム機の持ち込みが禁止されています。


なので、娘と直接連絡を取ることはできないです。
娘が島に行っても、特に何も変わらないと思っていましたが、いなくなるととても寂しいものです。

5月3日の島で懇談会があり、その時にスマートフォンを持っていくことになっています。
なので、もう新幹線のチケットも取りました。


毎回車で行っていましたが、ゴールデンウィーク期間なので渋滞を恐れて今回は新幹線にしました。
5月2日に広島の福山まで新幹線で行って一泊し、翌日に島の懇談会に参加して娘に再会します。
そこでスマートフォンを渡して、深夜に千葉に戻ります。

でもこの時も体重を増やすわけにはいかないので、弁当を2つ持っていきます。
1つ目の弁当は新幹線の中で食べます。
おそらく名古屋を過ぎたあたりで食べることになるでしょう。
2つ目の弁当は福山のホテルの客室で食べることになるでしょう。
試合がなければ自由に外食するところですが、試合まで10日を切っているところなので、そういう訳には行かないです。

5月3日の朝食はホテルで取りますが、摂生する事がとても重要です。
その日の昼ごはんは島民の方々がカレーライスを振る舞ってくれるそうです。
減量期間中にカレーライスはかなりきついですが、これは避けられないです。
量に気をつけるしかないですね。


その後、深夜に千葉に戻るまで何も食べないのはさすがに無理だと思うので、帰りの新幹線でおにぎりでも食べることになると思います。

新幹線に乗って一泊旅行に行くのに、ほとんど何も食べられないのはちょっときついところですね。
すべては試合のためです。


とにかく頑張ります。

今回はこんなところです。
ありがとうございました。

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