こんにちは、鹿野一郎です。
今日は2023年 12月4日の月曜日です。
いよいよパワーリフティング千葉県大会まで残り6日となりました。
僕が出場する階級は、男子74kg級マスターズ2(50歳代)です。
エントリーは3人しかいないので、3本とも失敗して失格にならない限りメダルが貰えます。
今回の試合の目標はスクワット175kg、デッドリフト190kgを成功させる事です。
それと、個人史上初となる金メダルも欲しいです。
元々ベンチプレスは110kgを成功させる事を目標にしていましたが、10月の初めから原因不明の右の脱力に見舞われて、実現不可能になりました。
10月の終わりに病院に行って診てもらい、原因がわかりました。
首の関節が潰れていて、神経を圧迫しているからでした。
やがて、力が出ないだけでなく、右腕から首にかけて痺れと痛みが出るようになり、しばらくベンチプレスを休むことにしました。
でも、もらった薬が効いて、痺れも痛みも3週間ほどで引いたので、ベンチプレスを再開しました。
一時は75kgが2回しか挙がらなくなる程力が落ちましたが、今はなんとか75kgが9回あがるまでにはなりました。
でも、この状態で試合で110kgを成功させるのは不可能なので、今回の目標はスクワットの175kgとデッドリフトの190kgです。
スクワットの175kgはクリア出来ると思いますが、デッドリフトの190kgは望み薄です。
水曜日のデッドリフト
先週の日曜日にスクワットで180kgが連続3回挙がったので、デッドリフトも190kgぐらい簡単に挙がるのではないかと思うようになりました。
なので水曜日のデッドリフトは、トレーニングの前に最大筋力の測定をしてみようと思いました。
190kgを挙げてから、いつものトレーニングをするつもりでした。
試合のつもりで臨みたかったので、リストストラップはつけずに素手でデッドリフトをしました。
まずは60kgで5回、100kgで3回挙げます。
その次は150kgにしました。
150kgなら軽いだろうと思っていましたが、やってみると結構重かったです。
次は165kgにしました。
165kg、180kg、190kgと試せば良いと思っていました。
165kgも軽く挙げるつもりだったんですが、やってみると重かったです。
一番上まで引きあげましたが、握力が足りなくて左手が開いてしまいました。
バーベルを落っことしたくなかったので、胸を張ってフィニッシュを決めた後はすぐにバーベルを降ろしましたが、降ろす間にも左手は開き続け、最後は指先でかろうじて引っ掛けているだけの感じになってしまいました。
これはものすごくショックでした。
素手でも190kgが軽く挙がるものと思っていたからです。
しばらく放心状態になった後、気を取り直して今度は手首にリストストラップを巻いてやることにしました。
重さは165kgです。
165kgが重かったのは、おそらく握力が不十分で、思い切り引けなかったからではないだろうか?
そう思ったので、もう一度165kgに挑戦する事にしました。
やってみると、さっきよりはマシでしたが、165kgはかなり重かったです。
これは本当にショックでした。
前の週には180kgが挙がっていましたが、今日は無理だと思いました。
しばらくベンチに座って、色々な事をぐるぐる考えました。
そしてある結論に辿り着きました。
165kgのバーベルが重いのは、ウォームアップが足りていないからではないか?
もうこう思うしかありませんでした。
普段やっているように、150kgを5回、165kgを3回挙げてからの方が力が出るのかも知れないです。
ウォームアップの重さと回数はとても難しいですよね。
やらなすぎると力が出ないし、やりすぎると疲れてしまって力が出なくなるし、どのくらいの重さでどのくらいの回数やるのが良いのか、永遠の課題です。
しかも、これは年齢とともに変わるものだと思います。
若かった頃は、ウォームアップなんかやらなくても、いきなりベンチプレスでMAXに挑戦して挙げたりしていましたが、今そんなことをやったら1発で怪我をすると思います。
歳を取るほどウォームアップは重要になってくると思います。
その後、バーベルを150kgに組み直して、リストストラップを使って150kgを5回挙げました。
いつも通りの重さでした。
その後、4分のインターバルを取ってから、165kgのバーベルに挑みます。
やっぱりさっきはウォームアップが足りなかったようで、今度は165kgが重くなかったです。
問題なく3回挙がりました。
次は180kgです。
先週はなんとかギリギリ挙がりました。
絶対に挙がって欲しいと祈りながら渾身の力を込めて引きましたが、びくともしませんでした。
諦めて立ち上がると、目の前を無数の小さな光が飛び回っています。
再び放心状態になってしまいましたが、試合まであと11日という状況だったので、とにかくやるしかありません。
その後、気を取り直して、150kg5回、165kg3回、150kg5回、165kg3回をやりました。
試合までデッドリフトはもう一回だけやる機会があります。
12月6日の水曜日です。
この日は、なんとしても180kgを挙げたいです。
出来れば連続2回挙げたいです。
そうすれば試合当日、安心して170kg、180kg、190kgの試技に挑めるでしょう。
試合での僕のベストは185kgです。
なので、是非とも190kgを成功させたいと思っていますが、見通しは暗いです。
今年はとにかくデッドリフトをサボって来たので、目標をクリアできなくても仕方ないと思います。
一昨年から去年にかけて、デッドリフトは個人的には限界を超える頑張りを見せ、その結果、デッドリフト嫌い病になりました。
今年はデッドリフトは28回しかやっていません。
1年間でならすとおよそ2週間に1回しかやって来ませんでした。
でも、デッドリフト嫌い病もようやく治って来たので、来年はデッドリフトを頑張りたいと思います。
試合ではリストストラップの使用は禁止されていますが、滑り止めのために手にチョークを塗る事は認めらています。
これまではチョークは協会が用意してくれていたので、僕は一度もチョークを買ったことがありませんでした。
でも、コロナ以降、感染症対策のためにチョークは個人で用意することになってしまいました。
去年の関東大会はチョークなしの素手で試技に挑みましたが、水曜日に165kgで左手が開いてしまったので、慌ててチョークを買いました。
買っても一年に一回しか使わないと思うので、次に使うときには乾燥して使えなくなっているんじゃないでしょうか?
2200円しましたが、高い買い物だったかも知れないです。
試合で目標は190kgを成功させる事ですが、最近のデッドリフトは調子が良ければ180kgが挙がり、悪ければ挙がらないという感じなので、190kgを成功させるのはかなり難しそうです。
それは悔しい事ですが、今年一年を振り返ってみれば、あの厄介な「デッドリフト嫌い病」が治っただけでも前進だと考える事にします。
昨日のスワット
昨日はジムでベンチプレスとスクワットだけをして来ました。
普段はもっと色々な種目をやるんですが、試合までもう7日間だったので、体を疲れさせないために、試合の種目以外はやらない事にしました。
スクワットは最近調子が良いので、昨日は気軽にスクワットに臨む事が出来ました。
最近まではスクワットをする日は、直前までやりたくない気持ちでいる事が多かったんですが、最近はバーベルが軽く感じるようになって来たので、スクワットをしたくないという後ろ向きな気持ちにはなりにくくなっていました。
前の週に、ニースリーブをつけて180kgで連続3回出来ていたので、昨日も180kgが怖くありませんでした。
まずは20kgのシャフトでじっくりしゃがんで立ち上がり、次は60kgのバーベルでじっくりしゃがんで立ち上がります。
次の100kgは3回やりました。
これでウォームアップは終わりです。
本番セットは150kgから始めますが、ここで靴を学校上履きからスクワット専用シューズに履き替えました。
そして 150kgからは腰にパワーベルトを絞める事にしました。
150kgのバーベルに向き合ったとき、何かが足りないような気がしたんですが、気にせず担いでラックから外しました。
後に3歩下がって、足場を決めてからゆっくり5回スクワットをします。
やっぱり 150kgは重くなかったです。
安心してバーベルをラックに戻しました。
バーベルを165kgにセットし直してからジムにあるタイマーを3分にセットして待ちます。
タイマーが鳴ってから、パワーベルトをしめて、165kgのバーベルに向かいます。
バーベルをセットしている時間と、パワーベルトを締めている時間を合わせると、インターバルは5分ぐらい取っていると思います。
165kgのバーベルを担いでみると、150kgよりは少し重かったですが、まだまだ問題ないです。
ゆっくりしゃがんで、股関節が膝関節より低くなり、大腿部が明確な下り勾配になっていることを正面の鏡で確認してから立ち上がります。
165kgの3回も特に重くありませんでした。
さて、いよいよ次は180kgです。
バーベルを180kgにセットし直してから、タイマーを3分にセットします。
タイマーがなってから、シューズを脱いで、ニースリーブを装着します。
これが結構時間のかかる作業でした。
おそらくニースリーブだけで3分以上かかっていたと思います。
ニースリーブをつけてから、スクワット専用シューズを履いて、立ち上がります。
そしてパワーベルトを締めました。
この時になって初めて気がつきました。
何かがたりないと思っていたのは、リストラップでした。
手首の保護のために手首にキツく巻く、ゴム素材のバンドです。
僕は普段、リストラップなしでスクワットをすると、右の手首が痛くなるので、150kg以上のバーベルでスクワットをするときは、リストラップを巻くようにしていました。
でも、昨日は完全に忘れていました。
165kgでスクワットをしてみても、全く痛くなかったので、気がつきませんでした。
リストラップも巻いて、いよいよ180kgのバーベルに向かいます。
まずは1発のつもりで、バーベルを担ぎ、ラックから外します。
後に3歩下がって足場を決めます。
顔を上げて、鏡の中の自分を睨んでから大きく息を吸ってしゃがんでいきます。
完全にしゃがみ切ったことを確認してから立ち上がりますが、問題なく立ち上がる事が出来ました。
ニースリーブの補助がかなり効いているのがわかります。
180kgのバーベルはその前の165kgのバーベルと同じぐらいの重さでした。
これならまだ行けると思い、2発目に入ります。
ゆっくりしゃがんで立ち上がります。
まだ行けます。
3発目に入り、ゆっくりしゃがんで、しゃがみの深さが十分であることを確認してから立ち上がると、流石に3本目は重かったです。
膝の角度がおそらく100度ぐらいまで開いたところで一度止まりそうになってしまいましたが、気迫で立ち上がりました。
気迫で立ち上がるとき、かかとの下から強い力で押し上げられているような感覚がありました。
スクワット専用シューズのお陰だと思います。
先週に続いて、昨日も180kgで3発連続で上げる事が出来ました。
試合は第一試技は160kgでいくつもりですが、第二試技で絶対に目標の175kgを成功させたいです。
そして、可能なら第三試技で180kgも成功させたいです。
先週のベンチプレス
ベンチプレスは首の神経の圧迫で右腕に力が入らないため、絶不調です。
でも今はどん底から徐々に回復している感じです。
一時、本当に右腕に力が入らなくなった時は、75kgでベンチプレスが2回しか出来なくなりました。
その後、右腕から首筋かけて痺れと痛みが出たので、それらが治るまでベンチプレスはやらずに来ました。
11月の中旬ごろから痺れがなくなってきたので、徐々にベンチプレスを再開しました。
先週の水曜日は75kgで5セットやって、合計27回しか挙げる事ができませんでした。
どうしても右腕に力が入らないんです。
1セット目は7回でした。
怪我をする前は、75kgならおそらく30回ぐらいは出来ていたのではないかと思います。
先週の水曜日は75kgで5セット合計27回だったので、昨日の日曜日はそれを上回ることを目標にしていました。
結果として、日曜日は75kgで9回、8回、8回、7回、6回でした。
5セットで38回挙げる事ができました。
水曜日に比べると大分マシになりました。
でもやっぱり右腕に力が入りません。
僕はもともとベンチプレスではかなり大きな左右差があり、普段は先に左が潰れてしまいます。
なので、試合で107.5kgの自己ベストを出した時は、右手を少し内側に握りました。
左手は81cmラインに人差し指が乗る握り方で、右手は81cmラインに薬指がのるように握りました。
こうやって握ると、右手により多くの重量がかかるので、左が遅れて右が先に上がってしまうのを避ける事ができます。
もちろんこれは、根本的な解決方法ではないです。
ちゃんとやるならフォームをきちんと見直す必要があるし、もっというなら骨格の乱れも直さなければならないでしょう。
そこまでは出来ないので、試合の時は右手の握りを少し内側にしていました。
でも今回は逆です。
首の関節の変形で神経が圧迫され、右手に力が入らないので、左手を内側に、右手を外側にしました。
1セット目の9回と2セット目の8回は、そういう事は考えず、右手も左手も81cmラインに小指が乗るように握っていたんですが、3セット目から変えました。
左手は81cmラインに小指がのるように握り、右は81cmラインに人差し指がのるように握りました。
このように握ると、バーベルをラックから外す時、左が異常に重く感じましたが、ベンチプレスを始めると、左右が同じ重さに感じて、1セット目や2セット目よりやりやすかったです。
おそらく試合当日もこの握り方で行くことになるでしょう。
試合まであと6日です。
ベンチプレスはかなり力が落ちていますが、徐々に力が戻って来ています。
試合ではおそらく90kgは成功させられると思います。
もしかしたら100kgも成功させられるかも知れないです。
これまで試合で100kg未満のバーベルでのベンチプレスなんてした事がないし、100kgで失敗したこともないですが、今回は仕方がないです。
本当に右に力が入らないので、100kgが上がったら自分で自分を褒めてあげたいです。
ベンチプレスは明後日の水曜日にもう一度やります。
昨日75kgで5セットやりましたが、大胸筋が全く筋肉痛になっていないので、水曜日80kgで5セットやろうと思っています。
試合では第一試技が80kg、第二試技が90kg、第三試技が100kgのつもりです。
ちなみに怪我をする前の目標は110kgの成功でした。
残念ですが、それは来年へ持ち越しです。
あとは体重です。
最近寒いので、朝起きてすぐに体重を測るのが嫌です。
起き抜けでパンツ一丁になって体重計に乗るのは寒すぎます。
なので、今日は昼ごはんを食べる前に体重を測りました。
すると体重は74.6kgでした。
僕は74kg級に出るので、リミットは74.00kgです。
あと600g減らさなければなりません。
体重を減らすこと自体は簡単ですが、筋力を落とさずに体重を落とすのはなかなか難しいと思っています。
これまでの経験で言えるんですが、試合の前日の晩ご飯を抜いて、当日の朝ごはんも抜いて試合に行けば、前日に1.5kgオーバーしていても検量をパス出来ます。
ただし、これをするとかなり力が出なくなるので、やりたくないです。
可能なら前の晩も当日の朝もご飯を食べて試合会場に行きたいです。
僕は午後の部なので検量は12時です。
朝は7時には家を出るので、朝ごはんを食べるのは6時頃になるでしょう。
もし朝起きた時の体重が74kgジャストだったら、ご飯を食べてから会場に行っても、74kgを下回れると思います。
もちろん朝食を食べたら12時の検量まで何も口に入れない前提ですが。
体重を維持する上で一番恐れているのは水曜日の朝の体重です。
火曜日は個人的に1週間で最も仕事がきつい曜日で、どうしても昼ごはん、晩ご飯を多めに食べないと持たないんです。
なので、水曜日の朝は体重が増加する傾向にあります。
何とかそれを最小限に抑えたいです。
こんな感じで試合が近づいて来ました。
試合に出るのが怖いと感じることもありますが、楽しみでもあります。
当日は、楽しい気持ちで試合を終えて、笑顔で帰って来たいです。
そして自宅に着いたら、祝杯をあげて、普段絶対食べては行けない食べ物をたらふく食べたいです。
試合で納得のいく結果が出せた時は、毎回そういう夜を過ごします。
でも、ものすごく納得のいかない結果に終わった時はまるで逆です。
試合が終わったら1ヶ月ぐらいトレーニングを休むつもりでいたのに、試合が終わった途端に、「明日から地獄のトレーニングだ!」を自分に言い聞かせて、鬼のような形相で家に帰ることになってしまいます。
去年の11月の関東大会はまさにそれでした。
今年は笑顔で終わりたいです。
そしておいしいものをたくさん食べたいです。
あと6日間、がんばります。
ありがとうございました。