パワーリフティング関東大会を振り返って

パワーリフティング

こんにちは、鹿野一郎です。
今日は2022年11月8日の火曜日です。
パワーリフティング関東大会から2日経ちました。
試合の前につった左右のふくらはぎはまだ痛いです。
階段を降りるのに難儀するほどです。
触ると痛いので、風呂で体を洗う時も慎重に洗っています。

足をつった事はこれまでにも何度かありますが、2日経っても痛みが引かないのは今回が初めてです。
一昨日の関東大会を振り返ってみると、やっぱり、本当に楽しかったです。

でも、もし僕自身も自己記録を更新できていたらもっと楽しかったでしよう。
さらに同じチームの仲間がいたらもっと楽しかったと思います。
仲間全員で自己ベストを更新したら、もう最高ですね。

今回の関東大会は、千葉県大会と比べると、はるかにレベルが高かったです。
僕は普段は千葉県大会のマスターズ2(50歳代の部)に出ているんですが、関東大会にはマスターズがないので、一般部に出ました。

久し振りの一般部はやっぱりレベルが高かったです。
同じクラスに、世界大会に出た人がいたぐらいです。
日本記録を更新した選手たちのガッツポーズや魂の雄叫びを見ていると、自分もあんな風に喜びを爆発させたかったなと思います。


今回は自己ベストを更新出来ませんでしたが、次は必ず更新したいです。
スクワット、ベンチプレス、デッドリフト、トータルで自己ベストを更新したいです。

これまでのパワーリフティングの試合で一番嬉しかったのは、2016年12月の千葉県大会でした。
それは僕にとって初めてのパワーリフティングの試合でした。
スクワットは140kgが挙がらず、記録は130kgに終わり、ベンチプレスは110kgが挙がらず、記録は105kgでした。
どちらも不本意な結果でした。


でも、一番不安だったのはデッドリフトでした。
デッドリフトのフォームに自信がなくて、訳もわからず失敗の判定になるのではないかとビクビクしていました。

1本目の140kgは簡単に挙がりました。
判定は白3つでした。
それを見て真底安心しました。

2本目は150kgでしたが、これも挙がりました。判定は白3つでした。


勢いに乗ったので、3本目は160kgに挑戦することにしました。

実は当時の僕の練習での自己ベストは155kgでした。
しかも引き上げた時に右手が開いてしまったので、試合ではアウトです。
でも、調子が良かったので、160kgに挑戦する事にしました。
そして160kgも確実に挙げることが出来、判定は白3つでした。
あれは本当に嬉しかったです。
スクワット、ベンチプレスのマイナスを吹き飛ばす、大きな喜びがありました。
次の試合では、そういう喜びを感じたいです。

今回の関東大会を振り返り、次の試合に向けて、どのように対策を立てていくのか考えたいと思います。

体重について

今回の試合は検量前の23時間、飲まず食わずで体重を落としました。
先日の朝の体重は76kgありましたが、当日の朝は74.8kgになり、午後1時の検量は73.8kg出パスしました。
74kg級なので、74.00kg以下ならばOKです。

9月になった頃の体重は79kg以上ありましたが、そこから緩やかに減量して、試合前に一週間は体重が76kgを少し超える程度になっていました。


23時間の絶飲断食は別に辛くなかったですが、水分カットが原因で左右のふくらはぎをつったのが物凄く痛かったので、もうああいう事はしたくないです。

次の試合は減量をしなくても済むように、普段から体重をコントロールしておきたいです。
そのためには毎日体重を測ることが第一歩だと思います。
ちなみに一昨日の体重は74.8kgで、昨日は77.2kgで、今朝は77.6kgでした。
今月末には75kgにして、年末には73kgぐらいにしたいです。

これまでに,減量しないで試合に出たのは2018年12月の千葉県大会だけでした。
あの時は普段から71kg台の体重を維持していました。
そのぐらいの体重だと腹筋もはっきりと割れるので、自分の体型に満足できます。
あの当時の食事の量に体を慣れさせるのは大変ですが、頑張ろうと思います。

毎日必ず体重を測る事が、絶対的に重要な必要事項だと思っています。

スクワットについて

スクワットは今年5月の千葉県大会で170kgの自己ベストを記録しました。
第3試技で170kgに挑戦し、成功させました。
その時は学校上履きを履いてスクワットをしましたが、今回はかかとが上がったウエイトリフティングシューズを履いて、ニースリーブもつけて試合に出ました。

それら道具の力で、プラス15kgは行けると思いましたが、ダメでした。
結果は170kgで、自己ベストタイでした。


スクワットは何故伸びなかったのか?それを考えると理由は夏期講習しか思い当たりません。
僕は予備校講師をしているんですが、今年の夏期講習は個人的には近年で一番キツイ夏期講習でした。
仕事量はそんなに多くなかったんですが、色々な理由からとても辛かったです。
あの夏期講習中にジムに行ってトレーニングをするなんて不可能な話で、スクワットもデッドリフトもベンチプレスも1ヶ月休みました。
それでパワーダウンしました。


来年は同じ失敗をしないために、夏期講習の仕事量を減らすつもりです。
今年は4週間働きましたが、来年は3週間で終わりにするつもりです。
しかも一日あたりの授業コマ数も減らして、講習中もジムに行けるようにしたいと思います。
午前中の授業を全部断れば、講習中でもジムに行けると思います。

トレーニングば5/3/1プログラムでやろうと思います。
ただし,補助セットは重めにしようと思っています。

怪我さえしなければこれから来年の春までに,トレーニングが中断する要素なないと思うので、怪我をしないように気をつけて行きたいです。


去年は10月にスクワットで左内股を怪我して、3ヶ月近くスクワットとデッドリフトを休むことになってしまいました。
あれは防げた怪我で、僕の注意が足りなかったから負ってしまった怪我でした。
今後は慎重に行きたいです。
そして,来年の春には175kgを成功させたいです。

ベンチプレスについて

ベンチプレスはかなり長いこと伸び悩んでいます。
2005年にベンチプレス千葉県大会に出た時は110kgを成功させましたが、それから17年も経つのにこの記録を破れません。
2005年の時は体重が81.7kgあり、今とは階級が違ったので単純比較は出来ませんが、2016年にパワーリフティングを始めた時と比べてもほとんど記録後伸びていません。
初出場で105kgを記録しましたが、僕の現在のベンチプレスのベストは107.5kgで、2.5kgしか伸びていません。

これの最大の原因は怪我です。
僕はベンチでは何度も右肩の怪我をしてきました。
3ヶ月ベンチプレスをすると怪我をして3ヶ月休むということを繰り返してきました。

今年の6月に、その悪の歴史に終止符を打つべく、フォームの矯正をしました。
グリップ幅を狭くして、手首を返してバーベルを握ることにしました。
こうすると右肩に痛みが出ず、今のところ怪我をしないでベンチプレスを続けられています。


グリップ幅を狭くしたことで使用重量が下がり、今回の試合はダメだと思っていたんですが、新しいフォームでも105kgを成功させる事が出来たので、結果には満足しています。
このまま怪我をせずに来年の春までにトレーニングをしていけば、今度こそ110kgを成功させられると思います。

デッドリフトについて

デッドリフトは僕にとって一番きつい種目です。
きっちりやるとデッドリフトだけで2時間もかかります。
それが嫌になって、短時間でトレーニングを済ますことを考えました。
重いバーベルを少ない回数挙げて終わりにするようにしたんです。
でも,これが完全に裏目に出て、みるみる力が落ちて行きました。
やっぱりきついトレーニングをしなければ力がつかないのだと、今更ながら学習しました。
今後はきついトレーニングに耐えていこうと思っています。

デッドリフトは去年の8月が一番強かったです。
自分のバーベルですが、194kgを連続2回挙げる事ができ、184kgなら連続5回挙げる事が出来ました。
でも、10月にスクワットで左内股の怪我をして、デッドリフトも出来なくなりました。
それでパワーダウンしました。

今年の1月からリハビリに入ったんですが、使用重量が軽すぎたせいで、スクワットに比べると回復が遅れました。


スクワットは5月の試合会場で自己ベストを更新しましたが、デッドリフトは挙がるはずの190kgが挙がらず、自己ベストは185kgのまま保留になってしまいました。

6月、7月は頑張っていたと思いますが、8月はキツい夏期講習で1ヶ月デッドリフトを休みました。
9月になってまたリハビリを始めましたが、前にも述べたとおり、デッドリフトでボリュームたっぷりのトレーニングをするのが嫌になって、重いバーベルを少ない回数扱う方法に変えました。
それが裏目に出て、現在に至るという状況です。

今後は、きついトレーニングに耐えていきたいと思います。
それ以外に強くなる方法はないと思うようになりました。

関東大会、コスチュームチェックについて

今年、2017年以来、5年ぶりに関東大会に出ました。
2018年から2021年まで、どこの都県で関東大会をやっていたのか、僕は知らないです。
全国大会の日程は、日本パワーリフティング協会のホームページですぐに確認できますが、僕が知る限りでは、関東大会の日程を常に発表しているサイトはないです。
2017年や今年、千葉県で関東大会が開催されるのを知ったのは、千葉県パワーリフティング協会が発表していたからです。
でも、他の都県で開催される時は千葉県協会は、関東大会の事には全く触れません。


一時期、関東大会に出たいと思って、他の都県の協会のホームページも調べてみた事があるんですが、それがわかりにくかったです。
県によってホームページのデザインがまるで違う上に、県によっては協会が存在しなかったり、協会があってもホームページが存在しなかったり、ホームページがあっても関東大会の日程が発表されていなかったりするんです。

可能なら来年も関東大会に出たいんですが、果たしてどこの都県で開催されるんでしょうか?僕にとってはそれを調べるのが大変です。


そういえば、今回の関東大会は、千葉県で開催されましたが、主催は東京都でした。
コスチュームチェックで、釣りパン、Tシャツ、ニースリーブ、パワーベルトなどに、TOKYOというハンコを押されましたが、なんでTOKYOなのか一昨日はわかりませんでした。
東京協会が主催していたからTOKYOだったんですね。


コスチュームチェックを受けて、コスチュームにハンコを押されたのは今回が初めてです。
ハンコを押しても、小さな文字だし、黒いベルトや黒いニースリーブに黒いハンコを押してもほとんど見えません。


つまり、コスチュームチェックの後に、別のギアにすり替えてもわからないと思います。

そもそも試合会場や、前回の関東大会ではコスチュームチェックでハンコなんて押していませんでした。
なんのためにチェックをしているのか、とても疑問でした。


試合で使える道具にはいろいろ細かい規定があって、試合で使えないものもあります。
2016年に僕が初めてパワーリフティングの試合に出た時は、ゴールドジムで買ったトレーニングベルトが規格に合わないと言われ、使用禁止になりました。
仕方ないからノーベルトで出ようと思いましたが、補助要員の人が親切にもインザーのレバーアクションベルトを貸してくれたので、助かりました。

コスチュームチェックをする時は、審判が一つ一つ確認して、規格に合うかどうかをチェックしますが、そのチェックを受けたものを選手が身につけて試合に出ているかはまるでノーチェックなので、チェックの後にすり替える事はとても簡単だと思います。
何故もっと厳格にしないのか、疑問です。


例えば2016年の試合の時、もし僕がノーベルトで試合に出ると申告し、でもちゃっかりと規格外のベルトを締めて試合に出たとしても、コスチュームチェックをした審判が僕の試合の審判をしていて、僕の顔を覚えていなければ、わからないと思います。
審判はたくさんいて、交代でやっています。


コスチュームチェックの時の審判と、試合の時の審判が同じ人になる確率はそんなに高くないです。

まあ、ドーピングではないので、違反しているベルトを締めて試合に出たからと言って、記録が伸びることはないと思うんですが、すり抜けは簡単だと思います。
もちろん、僕はそんな事をするつもりはないですし、周りの選手もそんなことはしないと思いますが、すり抜けは簡単だと思います。

僕は今回初めてシューズを2足持っていきました。
でもスクワット、ベンチプレス、デッドリフトでシューズを分けていて、3足持っていく人も多いです。
それどころか、種目ごとに釣りパン、シングレットを着替える人もいます。
そうなるとコスチュームの数はとても多くなり、チェックにものすごく時間がかかるようになります。
ベルトを2本、3本と持っていく人はおそらくいないと思いますが、リストラップは長いものと短いものを使い分けるという人はいるかも知れないです。

コスチュームチェックでは、それらの他にチョークやベビーパウダーまでチェックします。
チョークというのは手に塗る滑り止めのことです。
デッドリフトでバーベルが滑り落ちないように、手にチョークを塗ります。
試合ではリストストラップやパワーグリップは禁止されているので、チョークを使います。
千葉県大会ではチョークは千葉県協会が用意してくれていましたが、今回は選手が各自持参する事になっていたそうです。
チョークの使い回しは感染拡大に寄与してしまう恐れがあるからだそうです。

これは別の試合の時の写真です。今回は販売していませんでした。


僕はそれを知らなかったので、チョークなしでデッドリフトに臨む事にしましたが、親切な人がご好意でチョークを貸してくれました。
初めて会う人でしたが、同じ千葉県の人でした。
次の試合からはチョークを用意しようかと思いましたが、最近はデッドリフトで手が開くことはいので、ノーチョークで試合に臨もうと思います。

チュークはデッドリフトの時に手につけるだけでなく、一流の選手はベンチプレスの時に背中にも塗ります。
選手のシングレットの背中がなんで白く汚れているのか最初の頃はわかりませんでしたが、ベンチを組んだ時に背中がすべらないように、背中にチョークを塗るんです。
洗濯が大変になるなと思いますが、選手にとっては洗濯より記録なんですね。


僕はせいぜい110kgまでしかベンチプレスをしませんが、200kgのバーベルでベンチプレスをするような怪物になると、背中がつるりと滑ってしまう事があるんでしょう。
だから背中に塗るんですね。
僕には永久に関係のない話だと思います。

そしてベビーパウダーです。
今年の5月の試合会場のコスチュームチェックの時にベビーパウダーを持っていないのかと問われて、持っていませんと答えました。
何に使うのかわからなかったので、質問したら、驚きの答が返ってきました。
デッドリフトでバーベルを引き上げる時に、ふとももやシングレットにこすってしまった時に、摩擦力を受けないようにふとももやシングレットにベビーパウダーを塗るんだそうです。


実際にそうしている選手がいますが、あれは効果があるんでしょうか?
気分的な効果はあると思いますが、それで挙がらないはずのバーベルが挙がるようなことあんてないんじゃないかと思います。
まさに、溺れるものはワラをも掴むではないかと思ってしまいます。

話はさらに続きます。
僕はパワーリフティングを始めてまもなく6年になります。
始めた頃に比べると、少しはパワーリフターらしくなったなと思いますが、まだまだ染まりきらない部分はたくさんあります。
試合会場では、ウォームアップをする前に、腕やふとももにゴムチューブのようなものを巻きつけて、しばらく安静にしている人がいます。
最初見た時はとても不思議な光景に見えましたが、なんらかのマッサージ効果があるようです。
おそらく僕は永遠にあの道具は使わないと思います。

それと、ストレッチポールのような転がる円柱を持ち込んで、腕やふとももでコロコロ転がしてマッサージをしている人もいます。
なんでそんなにマッサージが必要なのか僕にはわかりません。
あれをやると力が出るようになるんでしょうか?

そういえば、筋肉系YouTuberの人々も、電動のマッサージガンを愛用している人は多いです。
トレーニングの後に筋肉をほぐすのにとても良いといいますが、意味がわからないです。
別に文句をつけているんじゃないですよ。
純粋に意味がわからないんです。


例えば、トレーニング後にマッサージガンを使うと筋肉痛にならないというならば、僕も使うかしれないですが、でもやっぱり面倒だから使わないと思います。

どうして選手の人々があんなに入念にマッサージをするのか、僕には永遠にわからないかも知れないです。

これからも試合に出るたびにいろいろな事を学習していくんだと思います。
果たして、5年後、10年後にどうしているのかわかりませんが、その時になっても楽しんでパワーリフティングが出来ていたら良いと思います。

今回の関東大会は楽しかったです。
千葉県で開催されるのはまた5年後でしょうか?
僕は還暦を迎えています。
その時に、今回の記録を上回る事ができたら、すばらしいですね。

僕のバーベルです。これは119kgです。

今回はこの辺にします。
ありがとうございました。

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