ハンドグリップについて

トレーニング

こんにちは、鹿野一郎です。
僕はパワーリフティングをやっています。
初めて試合の出たのは2016年12月の千葉県大会でした。
その時のデッドリフトの結果は、140kg成功、150kg成功、160kg成功でした。
当時の僕にとって、160kgというのは普段のトレーニングでも一度も成功させた事がない重さだったので、本番で成功したのはとても嬉しかったです。
あの時の喜びは5年経った今でもはっきり覚えています。
パワーリフティングをしていて最も嬉しかった瞬間です。

1 握力が足りなくて

試合前、天台スポーツセンターのトレーニングルームでデッドリフトをしていて、160kgに挑戦した時は、最後まで引き切りましたが、握力が持たず、手が開いてしまっていました。
おそらくあれは試合だったら失敗になると思います。
なので、本番で160kgに臨む時はとにかく握力を意識していました。
練習の時に開いてしまったのは右手だったので、右手に意識を集中していました。
160kgのバーベルは重かったですが、ゆっくりと上がり、最後まで引き切れました。
そして左右の手は開く事なくしっかりとバーベルを握っていました。
「ダウン!」の合図でバーベルを下ろすと、白旗が3本上がりました。
この時は本当に嬉しかったです。

デッドリフトをさらに強化しようと思ったら、握力も鍛えなければならないと思い、自宅にあったハンドグリップで握力を鍛え始めました。
50kgの物でしたが、軽くて物足りなかったです。
20回とか30回ぐらいは連続で閉じられたと思います。
でもある日、経年劣化でグリップばバキッと折れてしまって、使えなくなってしまいました。
あくまでも経年劣化であって、僕が握力で破壊したわけではありません。
そんなパワーは僕にはないです。

壊れたのと同型の50kgのハンドグリップです。

次のハンドグリップはホームセンターで書いました。
70kgという表記でしたが、とにかくハンドグリップ自体が大きすぎて使いにくかったです。
おそらく握力が強い人間は手もデカいという発想でああなったんだと思います。
インターネットで口コミを見ても、大きすぎて使いにくいという声が多かったです。
中にはカバーを外したらちょうど良くなったという意見もありました。
真似してカバーを外してみたら、かなり硬くなりました。
というよりカバーの厚みの分だけ可動域が増して、より強い力で握らないと完全に閉じなくなったんです。
カバーを外して使いやすくなりましたが、それでもなんかしっくりこなかったところがありました。

2 アイアンマインド社のキャプテンズ・オブ・クラッシュ

そんな時、インターネットでアイアンマインド社のキャプテンズ・オブ・クラッシュというハンドグリップを知りました。
随分と評価が高いので買う事にしました。
硬さが何段階かあって、基本のシリーズはナンバー 1からナンバー4までだと思います。
でももっと細かく、分かれていて全部で11段階あるそうです。
僕が買ったのはナンバー1.5で、握力70kg程度相当のものでした。
手に入れて早速使ってみると、まずハンドグリップが小さくてとても握りやすかったです。
また、グリップの部分がプラスチックでもビニールでもなく、金属なので、とてもゴツい感じがしました。

アイアンマインド社のキャプテンズオブクラッシュです。


そしてそのナンバー1.5は僕にとってはかなり硬かったです。
右も左も一回も閉じる事ができませんでした。
これを使って鍛えて、ナンバー2、ナンバー2.5と上がっていけば、いずれは握力でリンゴを潰せるようになるだろうと思いました。
そして、キャプテンズ・オブ・クラッシュでの訓練が始まりました。

3 トレーニングの内容

左右ともに1回も閉じる事ができないので、自力で閉じられる所まで握ったらそれで1回と数えるようにしました。
おそらく買った当時は左右ともに最後の1cmぐらいが届かなかったと思います。
あまりにも固くて何回も出来なかったので、回数はとても少なかったです。
2020年の2月に買って、2月から12月末までの11カ月間で、握った回数は1388回でした。

僕が初めてハンドグリップを手に入れたのは中学生の時でした。
どうやって手に入れたのかは覚えていません。
店で買ったのかも知れないし、何かの景品でもらったのかも知れません。
色は深緑で、グリップは木でした。
重さは20kgから25kg程度だったと思います。
僕はそれを毎日500回ぐらい握っていて、前腕がとても太くなりました。

でもこのキャプテンズ・オブ・クラッシュはとても重くて、一日500回なんてトンデモなかったです。
1年で1388回ですから、かなり少ないですね。
今思うと本当に少ないです。
1カ月1388回ならわかりますが、1年で1388回なんて、やってないのと同じです。

4 少しは強くなったかも

でもそのキャプテンズ・オブ・クラッシュ(以後COCとします)が最近は少し柔らかくなったような気がします。
使っているうちに本当に柔らかくなったのかも知れないし、握力が少しついたのかも知れないですが、とにかく以前よりは回数ができるようになりました。
7月に入って開眼し、7月だけで今日までに左右816回握りました。
左は自力で閉じる事ができるようになりました。
右は最後の1mmぐらいが届かないです。
ただ、これには注釈が必要で、片手だけで握ったら、左も右も閉じる事ができません。
反対の手で、リングの部分を押さえて、COCを固定して握ると左は閉じられるんです。
反対の手は握る事に加担していないので、片手で握っているつもりですが、両手を使っているので、世間では通用しないでしょう。
完全に片手で閉じられなければ、閉じたとは言わないと思います。
なので、僕がこのナンバー1.5を閉じられるようになる日はさらに先になりそうです。
でも以前より回数がこなせるようになったので、今後は強くなれるかも知れません。

広島の原爆ドームです。本文とは関係ありません。

中学生の頃はハンドグリップは毎日やっていました。
だから、これからは毎日やろうともいます。
そして1カ月で1388回を超えるぐらい握り続けていけば、少しは強くなれるんじゃないでしょうか。

 ダメだこりゃ!

インターネットでCOCの動画を探してみたら、イッパイありました。
そして、みなさんとても強いです。
アレを見てしまったら、僕は一体何なの?と自信を失ってしまいます。
世の中、本当にすごい人がたくさんいますよね。
ウィキペディアによると、COCのナンバー4を閉じた認定者は5人しかいないそうです。
でもナンバー1.5を閉じられる人ならば、何万人も何十万人もいそうです。
とりあえず僕は毎月1388回以上握る事を目指してやっていこうと思います。
それを1年も続ければ、少しは変わってくると思います。
ありがとございました。

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