ジムの思い出 その14(ゴールドジム仙台宮城)

ジム

こんにちは。鹿野一郎です。
僕は以前、ゴールドジムでトレーニングをしていました。
2007年から幕張のゴールドムを使っていましたが、2008年頃に成田のゴールドジムが出来ると、成田も使うようになりました。
そして2013年にゴールドジム津田沼千葉ができてからは、津田沼が中心的な場所になりました。

1 仙台のゴールドジム

でも、2014年3月12日に一度だけ仙台のゴールドジムに行ったことがあります。
ゴールドジム仙台宮城です。
この時は仕事で仙台に出張があったので、ついでにトレーニングをしてきました。
この日のトレーニング内容は以下の通りでした。

ベンチプレス      100kg7回,9回,5回,4回
ショルダープレス    55kg10回,7回,4回
カール         45kg10回,10回,10回
プレスダウン      95LB7回,9回,9回,4回
ラットプル       170LB10回,7回,6回
ダンベルフライ     30kg9回,7回,4回
サイドレイズ      16kg10回,18kg10回,8回
腹筋          約70度10回,6回,4回

今振り返ってみると、少なめのトレーニングに感じます。
スクワットもデッドリフともしていないのは少し変に感じます。
今(2021年6月)の僕は自宅のバーベルで大体の種目をこなし、スクワットだけはジムでやっています。
ジムに行く目的はスクワットにあると言って過言ではありません。
なので、上のメニューを見ると、ゴールドジムに行ったのに、スクワットをしなかったのか!と思います。
まだこの頃はパワーリフティングをしていなかったので、脚のトレーニングには興味がなかったのかも知れません。
または、時間の都合でできなかったのかも知れません。

2 腹筋台に凝っていました

上のメニューを見ると、腹筋を70度で10回、6回、4回と書いてありますが、これは腹筋台の傾斜の角度のことです。
もちろん70度という傾斜角を正確に測れるはずがないので、目分量です。
この頃は腹筋台にかなり燃えていて、90度の腹筋台で腹筋運動をすることに、大いなる自己満足を抱いていました。
今でもそういう腹筋台があればやると思うんですが、すっかり出来なくなってしまいました。

2013年からは津田沼のゴールドジムが中心的なトレーニングの場になりましたが、津田沼のゴールドジムの腹筋台は30度ぐらいまでしか傾斜がつけられなかったので、出来なくなったんです。
それ以来、現在に至るまで、90度まで傾斜させられる腹筋台と再会した事はありません。
そういえば、最近は腹筋のトレーニングそのものをしていないです。
今気づきました。


最近は、腹筋を鍛えるのに、ハンギング・レッグレイズや、腹筋のマシーンを使う人が多いようですが、僕は古典的なあの腹筋台が大好きなんです。
あの腹筋台で鍛えられるのは腹直筋ではなく、別の筋肉だという説明を読んだことがありますが、それでも僕はあれが大好きなんです。
置くところさえあればあの腹筋台を自宅に買いたいぐらいです。
置く場所がないので、絶対に買えませんが。
70度の傾斜で腹筋なんていう文章を読むと、腹がうずきます。
腹筋運動をしたいです。今すぐ!

3 仙台でのベンチプレス

上の表にはベンチプレスを100kgで7回、9回、5回、4回挙げたと書いてありますが、これはこの時点での僕のベストでした。
実は以前、名古屋金山のゴールドジムに行った時もベンチプレスのベストを更新しました。
新しい場所に行くと力が出るんでしょうか。
僕は19歳の時から日記をつけているんですが、この日の日記には以下のようなことが書いてあります。


ベンチプレスはかなり力が出た。
1セット目は床が滑って脚の踏ん張りが利かなかったため,バランスを崩し8回目で潰れたが,しっかり踏ん張れれば10回は出来たと思う。
2セット目は補助者がいれば10回目に挑戦できた。ベンチプレスは長いこと停滞していたが,ようやく目に見える伸びが見られた。
自宅での39.5kgのダンベルでのトレーニングはちゃんと効果を上げていることが確認できた。ベンチがなくても大丈夫なのだ。


このときの事は今でもはっきり覚えています。
この時のベンチプレスは、思い切りブリッジを組んで、シャフトは胸に接触するまでおろし、シャフトを押し上げる時は尻がベンチから浮いていました。
パワーリフティングのルールでは失敗になります。
ベンチから尻が離れてはいけないんです。
でも当時はパワーリフティングをしていなかったし、尻が浮いたらダメなんて知らなかったので、そういうやり方をしていました。
パワーリフティングを始めて、尻をベンチから離さないように気をつけてベンチプレスをするようになったら、使用重量が10kgぐらい下がって、ショックを受けたのを覚えています。
また、尻を浮かさないように気をつけると、爪先にものすごく力が入り、かかとが完全に床から離れるようになりました。
パワーリフティングのルールでは、かかとが床から離れるのも失敗になるので、フォームを直すのにかなり苦労しました。
そして、かかとをあげないように気をつけると、さらに使用重量が下がりました。

現在の僕のベンチプレスのベストは、ベンチから尻を離さず、かかとを床から離さないやり方で、100kg8回です。
この仙台の時よりは大分マシになったと思いますが、別に自慢できる重量でも回数でもなんでもないです。


僕はベンチプレスが弱いことをよく自覚しています。
試合に何度も出ていれば、いやでもわかります。
でも、それでも少しずつ成長していけていれば、楽しんで競技に取り組むことができます。

上の文章で、100kg8回と言いましたが、これでもちゃんとしたパワーリフティングのルールに則ったやり方ではありません。
パワーリフティングでは、バーベルシャフトを胸に接触するまでおろしたら、そこで1秒間静止させなければなりません。
いわゆる、「止め」です。この「止め」がまた曲者で、これをすると使用重量はさらに下がります。

ちゃんとパワーリフティングのルールに則ったベンチプレスの僕のベストは、90kgだと7回です。
一発勝負だと、試合でのベストは110kgです。

パワーリフティングの話はこのぐらいにして、当日のベンチプレスの話に戻りましょう。
床が滑ってバランスを崩したと書いてありますが、足が滑ったという方が正しいです。
仙台のゴールドジムの床はツルツルで、よく滑りました。
思い切りえび反りになってブリッジを組んでいましたが、片足が滑ったため、ブリッジが潰れて、バーベルも腹の上に落ちてきました。
セーフティーバーがあったから、大きなダメージは受けなくて済みましたが、足が滑ってブリッジがすっぽ抜けるというのは後にも先にもあの時しか経験がありません。
2セット目は補助者がいれば10回目に挑戦できたと書いてありますが、潰れるのが怖かったんですね。
セーフティーバーがあれば潰れても怖くないはずなんですが、この当時は怖かったんだと思います。

4 ベンチプレスで潰れたら

僕は100kgとか110kgのバーベルで、セーフティーバーなしでベンチプレスをして潰れたことが何度もありますが、別に大した事はないです。
潰れたことがない人は、100kgのバーベルを腹の上に落としたら命に関わると思うかも知れませんが、そんな事はないです。
首の上に落としたら流石に危ないですが、腹や胸だったらなんともありませんよ。

ちょっと計算しましょうか。
シャフトの太さが28mmで、胴体の幅が35cmとすると、バーベルシャフトと体の接触面積は、98平方センチメートルになります。
ここに100kgの重さが乗ると、1平方センチメートルあたり、およそ1kgです。
この圧力は、1気圧とほぼ同じです。
水に潜るとき、10m潜るごとに水圧が1気圧増すので、100kgのバーベルを胸に下ろした時の接触部分の圧力は、水深10mまで潜った時の水圧と変わりません。
水深10mまで潜ったら、肋骨が折れて、内臓が潰されて命を落とすなんていう人はまずいないでしょう。
バーベルになると怖く感じますが、計算上ではこの程度の圧力でしかありません。

僕は100kgとか110kgのバーベルで潰れた時は、胸の上に落ちたシャフトを手でヘソのあたりまで押し下げ、上体を起こして、それからバーベルを両手で持ったまま立ち上がり、バーベルを床に下ろします。それからプレートを全て外して、シャフトをラックに戻して、またプレートをつけ、次のセットに入ります。
なんでもない日常の光景でした。
ただ、それはセーフティーバーがないジムでトレーニングをしていた時の話で、あるならばわざわざそんな事はしません。
セーフティーバーはやはり便利ですよね。

5 LBはポンドの事です

話は当日のメニューに戻ります。
ラットプルとプレスダウンは重量がLB単位で書いてありますが、LBとはポンドのことです。
1ポンドがおよそ453gなので、95LBはおよそ43kg、170LBはおよそ77kgということになります。
今の筋力と比べると、当時はまだラットプルは弱かったようです。
最近は比較的真面目に懸垂をしているので、引く力は当時より強いです。

6 仙台というところ

仙台は良いところだと人々から聞かされていましたが、言ってみると確かに良いところでした。
繁華街には飲み屋がたくさんあり、どこも賑わっています。
しかもチェーン店があまりなくて、個人営業のこだわりの店ばかりだったような印象を持っています。
街自体も大きくて、繁華街も広かったです。
東北大学の学生さんはああいうところで有り余るエネルギーを発散しているのでしょうか。
札幌、名古屋と比べると地下街がなかったような気がしますが、地上があれだけ賑わっていれば、地下に潜る必要もないのでしょう。
仙台では仕事の後、皆で牛タンを食べに行きましたが、見たことがないほど厚切りで、素晴らしかったです。
また出張で仙台に行きたいと思います。
ありがとうございました。

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