富士急ハイランドよ、永久に不滅であってくれ!!

富士急ハイランド

こんにちは、鹿野一郎です。今日は2021年の12月9日の木曜日です。
現在、富士急ハイランドでは、ドドドンパの運用を停止しています。
原因は、ド・ドドンパで首を怪我した、骨折したという人が何人も現れたからです。
山梨県が調査に入りましたが、少し前に中間報告が出ました。
それによると、ド・ドドンパの運用に問題はなかった物の、アトラクションの危険性についての注意喚起には改善の余地があるということだったそうです。
僕はその報告書を読んだ訳ではなく、ニュースで読んだだけです。
僕は富士急ハイランドの関係者ではなく、ただのファンなので、内部事情は知らないです。

ド・ドドンパというアトラクション

ド・ドドンパとは、スタート直後の急加速を楽しむジェットコースターと言って良いと思います。
特大の宙返りもあり、それもなかなかの迫力ですが、最大の売りはやっぱり発進する時の急加速だと思います。
富士急ハイランドの説明では発進から1.56秒で時速180kmに達するそうです。
これはF1のスタートの加速を上回る、かなりの加速度です。
僕は初めて乗るとき、この事を知識として知っていたので、かなりの身構えていましたが、それでも想像を超える加速で、恐怖を感じました。
まあ、一度乗ってしまえばいもう怖くないんですけどね。
一緒に乗っていた6年生の娘もしょっぱなの加速に仰天しながらも、面白いと絶賛していました。
時速180kmでフロントガラスもヘルメットもないというのは危険だと思っていましたが、実際にはそんなにスピードは出てないと思いました。
最初の加速はトンネルの中ですが、トンネルを出た後はもう加速しません。
むしろトンネルを出た後は減速していると思います。
僕は昔バイクに乗っていたんですが、バイクで時速180km出すと、風圧がものすごいです。
風の音も凄くて、バイクのエンジン音すら聞こえません。
ヘルメットにトンボなどが当たると、カツンと音がして、結構な衝撃があります。
時速180kmというのは1秒で50メートル進む速さなので、小さい虫が当たるだけでも結構な衝撃があります。
もしかヘルメットをしていなかったら、危険だと思います。
そう思っていたから、ド・ドドンパでノーヘルというのが、怖かったんです。
でも、実際にはトンネルの中でしか加速しないし、時速180kmで走るのはトンネルを出る瞬間だけのようなので、一度乗ってしまえば、怖くないです。
次からは純粋に楽しめるようになりました。
大昔、今から35年ぐらい前、今は亡き豊島園にも発進時の急加速を楽しむジェットコースターがありました。
一度乗った事がありますが、何という名前だったか覚えていません。
迫力はド・ドドンパの方がかなり上だと思います。
ド・ドドンパは富士急ハイランドの入り口のすぐ右脇にあります。
開門前にそこで並んでいると、ド・ドドンパの試運転の音が聞こえてきます。
バシューーーン!!!!というものすごい音です。
あれが人を乗せたジェットコースターを発射させる音なのかと思うと、乗った事がない人は恐怖を感じると思います。
僕と娘が並んでいた時も、他のグループのお兄さんが、

こえー!ぜつてー乗れる気がしねー

と言っていました。

ケガ人がテレビで取り上げられて、さらに自称ケガ人が増えました

今年の夏頃、ド・ドドンパに乗って首の骨を折ったという若い女性がテレビで取り上げられ、大炎上しました。
僕はそのテレビは見ていませんが、富士急ハイランド関係のニュースには関心があるので、知っていました。
首の骨を折ったら瀕死の重症だという認識がありましたが、そうでもないようです。
その女性はド・ドドンパに乗った後、少し首に痛みがあったものの、ほかのアトラクションにも乗り、1日を楽しく過ごしたそうです。
後日、病院でレントゲンを撮ったら首の骨が一分折れていたそうです。
この女性がテレビに出て炎上したことについては詳しくは触れないですが、この炎上騒ぎで、ド・ドドンパで首を折った人が居るという事が全国的に知れ渡りました。
すると後から後から、オレもオレも、私も私もという具合にド・ドドンパで首を怪我したという人が出てきました。
ド・ドドンパの運行開始は4年も前なのに、このニュースの後、怪我人が続出しました。
この中に誰一人として、その場で救急搬送された人はいません。
全員、その日は普通に富士急ハイランドを楽しんで、後日ケガが判明しています。
炎上した女性が病院に行ったのは富士急ハイランドに行ってから数週間経ってからだったと思います。
ちょっとここは記憶がはっきりしないんですが、少なくとも翌日などではなく、間が空いていたと思います。

これはドドドンパではなくて、フジヤマです。

運行を停止し、立入検査が入りました

富士急ハイランドではド・ドドンパの運行を停止し、山梨県の立入検査を受けることになりました。
僕の個人的な意見では、ケガ人はごく少数で、しかも全員軽症なんだから、そのまま運行を続けても良いと思いますが、世の中的にはそうではないようです。
子どもが遊ぶ公園から次々に遊具が撤去され、鉄棒とベンチしか無い空き地になってしまうのは、正しいこととは思えません。
僕は以前、フルコンタクト空手をやっていました。
寸止めしないで本気で殴り合い、蹴り合う空手です。
最初の試合では肋骨を折りました。
でも空手の試合は禁止になりません。
ラグビーだって、柔道だって怪我人は山程出ていると思います。
でも、危険だからやめろという声は出ません。
遊園地のアトラクションはそれとは違うというのはわかりますが、何年も無事にやってきたのに、後出しの軽症者が何人か出たという理由でジェットコースターが運行停止になるのは納得いかないです。
検査はまだ続いているようですが、中間報告が出て、施設の安全管理には問題がないと発表されたそうです。
でも、注意喚起の仕方には改善の余地があるということになったそうです。
最終的な結論が出るのはいつなんでしょうか?
はやく安全が確認されて、運行を再開してほしいです。

個人的な意見を言わせてもらうなら

僕は富士急ハイランドには3回行った事があります。
最初は3年前で、家族旅行で行きました。
その時は富士急ハイランドには寄るだけで、フジヤマにしか乗らないと決めていました。
昼過ぎには富士急ハイランドに着いたので、フジヤマに乗るのに2時間待ちました。
でも、待った甲斐がありました。
フジヤマは素晴らしかったです。
特に後半のひねりが凄かったです。

次に行ったのは今年の夏で、娘と2人で泊まりがけで行きました。
妻は絶叫マシーンが大嫌いなので、2人で行って思う存分楽しみました。
初日も2日目もフジヤマの1番列車に乗る事が出来ました。
これまでにアトラクションに乗った回数は、フジヤマ3回、ド・ドドンパ2回、高飛車1回、ええじゃないか2回、鉄骨番長1回です。
そんな僕ですが、恐れ多くも、富士急ハイランドにも意見を言わせて欲しいです。
現在、ド・ドドンパが運行されていないのだから、ホームページには目立つ位置にはっきりとそう記してほしいです。
それを知らない人がド・ドドンパを目当てに富士急ハイランドに行ったら、さぞかしがっかりすると思います。
そうならないためにも、今は運行を見合わせていると明記してほしいです。
それと、ド・ドドンパが運行停止しているなら、わずかでもいいので、フリーパスなどを割引して欲しいです。
その方がお客さんも、

さすが富士急ハイランドだ!

と喜んでくれると思います。
ド・ドドンパの注意喚起については、1.56秒で時速180kmに達するというより、F1のスタートダッシュより速いと言った方が人々が警戒してくれると思います。
すごいGがかかるので発進前は横を向かず、前を向いているようにと伝えるだけでなく、F1を超える加速だと伝えた方が良いと思います。
あと、ええじゃないかについてですが、最後に急減速して止まるところは減速Gが大き過ぎると思います。
あのままではいつか、ええじゃないかでアバラ骨を折る人が現れるような気がします。
そのような危険性がある事をちゃんと伝えて、体力に自信がないおじいさん、おばあさんは、孫にせがまれても一緒に乗らないように注意喚起した方がいいように思います。

高飛車でポニーテールが禁止に

富士急ハイランドは秋頃、高飛車でポニーテールを禁止すると発表しました。
理由は頭部をシートに密着させるのに、髪を結んでいると邪魔になるからだそうです。
高飛車はド・ドドンパのような急発進はせず、垂直以上の急角度で落下する事を売りにしているジェットコースターです。
落下角度は120でギネスブックに登録されているそうです。
120度と言っても、ゆっくり落下するので、大して怖くないし、衝撃などは何もないです。
その高飛車でポニーテールが禁止というのは不思議な気がします。
この流れからすれば、ド・ドドンパが運行再開された時には、ポニーテール禁止になってしまうんでしょう。
個人的にはポニーテールは好きな髪型なので、禁止されるのは嬉しくないです。
というより、最近はあんまりポニーテールの女の子は見ない気がします。
流行らないんですかね。

フルコンタクト空手をやっていた時、一度だけ関東錬成大会という試合に出ました。
なかなか激しい試合で、出場するにあたって、武道共済に加入する事が義務付けられていました。
さらに歯医者に行って自分の歯形に合わせたマウスピースを作らないと出場させてくれませんでした。
ド・ドドンパについてもYahoo!の掲示板では、骨密度を測定して可否の基準を作るべきだとか、怪我は自己責任という書類にサインさせるべきだとか、色々な意見がありました。
立入検査があった以上、なんらかの形で今までにない安全策が導入されるんではないかと思いますが、ド・ドドンパ自体は何も変えずに今まで通りの形で運行して欲しいです。

 山梨県知事から休止要請が出ました

11月になって、山梨県の長崎知事からフジヤマや高飛車の運行停止要請が出されました。
法的拘束力はないそうですが、従わない場合はさらに強い措置に出るそうです。
ド・ドドンパだけでなく、フジヤマ、高飛車でもケガをしたという人が現れたそうです。
富士急ハイランド側は医師と協議した結果、アトラクションとの因果関係ははっきりしないという判断に至り、そのまま運行しているそうですが、これに知事が待ったをかけた形です。
これにはネット上では様々な意見が出ていますが、やっぱりおかしいと思います。

僕は千葉県民ですが、例えば鴨川シーワールドのシャチのショーで怪我をしたという人が、当日ではなくて、ずっと後になってから訴えてきた場合に、千葉県の熊谷知事がシャチのショーの停止要請をするんでしようか?
いくらなんでもありえないと思います。
富士急ハイランドと長崎知事の間には様々な噂もあり、私怨ではないかという見方も出ています。
僕は詳しいことはわかりませんが、富士急ハイランドにはどうか今のままであって欲しいです。
絶叫系アトラクションについては身長規制などをもっと厳しくした方が良いかも知れませんが、運行自体は続けて欲しいです。

遅延損害金訴訟

僕には難しい話はよく分からないんですが、少し前にニュースになっていた事を書きます。
富士急は90年前から山梨県と二人三脚で山梨県の富士山麓の土地を開発してきたそうです。
富士急という鉄道が作られ、富士急ハイランドも作られました。
山梨県の土地を借りて開発をしているそうですが、山梨県の知事が今の長崎知事に変わった時、賃料が昔のままで安すぎるからもっとお金を払えと言ってきたそうです。
本当はもっと複雑な話のようですが、要約するとそういう事のようです。
富士急は争う姿勢を見せています。
そんな中、富士急ハイランドで怪我をしたという人が次々に現れて、ド・ドドンパが運行停止になりました。
さらに知事本人がアトラクションの運行を停止するように要請まで出しました。
只事ではありませんね。
地元の方々はとても心配しているんじゃないでしょうか。

安全管理の行き過ぎでは?

今後、富士急ハイランドはどうなってしまうんでしょうか?まずは立入検査の最終報告で、問題なしという結論が出て欲しいです。
次に知事が主張している運行停止要請は、知事が諦める形で落ち着いて欲しいです。
来年の夏には富士急ハイランドに新しいジェットコースターが完成するはずです。
トンデミーナが解体されて代わりに新しいものを作っているはずです。
なので、来年の夏には富士急ハイランドに行くつもりです。
その時にはド・ドドンパが運行されていて欲しいです。
公園から子どもたちがあそぶ遊具が消えてしまうように、富士急ハイランドから絶叫マシーンが消えてしまったら、富士急ハイランドに行く人も減って、絶叫マシーンどころか富士急ハイランドそのものの存続を脅かすような事態になってしまうかも知れません。
いくら安全のためにと言っても、それはやり過ぎだと思います。
飛行機が墜落しても、飛行機は中止になりません。
自動車事故で多数の死者が出ているのに、自動車も禁止になりません。
タバコでガンになる人も山程いるのにタバコも禁止になりません。
原子力発電所があれだけの事故を起こしても、原子力発電が禁止されるの気配はないです。
これらと比べたら富士急ハイランドの何が危険なんでしょうか?
乗客に、「このアトラクションば普通の遊園地の乗り物と違いますよ。体の弱い人はケガをする可能性がありますよ。」としっかり伝えれば、それで良いような気もします。
とにかく無事に再開されて欲しいです。
以上です。
ありがとうございました。

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