こんにちは、鹿野一郎です。
富士急ハイランドの、ド・ドドンパで4人が首や背中を骨折したというニュースが出ました。
これには驚きました。
今年の7月23日と24日に、娘と一緒にこれに乗りましたが、骨が折れるほどの衝撃はないと思うからです。
一体どういう状況だったんでしょうか?
男女4人がド・ドドンパで骨折
富士急ハイランドのド・ドドンパは、今月12日(2021年8月12日)から営業を停止し、8月17日に山梨県に事故について報告したそうです。
去年の12月18日から今年の8月2日にかけて、30代から50代の男女合わせて4人が、首や背中の骨を折るなどしたそうです。
これを事故と表現するならば、事故が起きたのは2020年12月18日、2021年5月、2021年7月、2021年8月2日だそうです。
山梨県は、事故を速やかに報告しなかったとして行政指導を行った上で、8月21日(つまり今日)、建築基準法に基づいて遊園地の立ち入り調査をしたそうです。
事故が起きた時の詳しい状況は全くわからないので、何ともいえないんですが、普通に乗っていれば骨が折れるような事はないと思います。
ド・ドンパは、カタパルトでジェットコースターを発射するようなもので、最初の加速がもっともスリルがあります。
加速度はおよそ3.3Gです。これは富士急ハイランドが述べている、スタートから1.56秒で時速180kmに達するという表現から計算したものです。
加速度が一定であると仮定すると、3.3Gの加速度で加速していることになります。
これはF1のスタートの加速度(およそ1.5G)の2倍を超えていて、普通の生活ではまず経験することのない大きな加速度です。
僕も最初に乗った時は、ミサイルに座らされているような感覚に陥りました。
でも、係員の説明の通りに、最初から頭をヘッドレストにくっつけて前を向いていれば、怪我をするような事はあり得ないと思います。
もし隣同士でお喋りに夢中になっていて、説明を聞いておらず、二人とも横を向いていたら、すごい力で後方に押し付けられ、痛い思いをするでしょう。
でも骨が折れるとは想像もできないです。
3.3Gですから、頭の重さの3.3倍の力がいきなり後方にかかる状態になります。
横を向いてお喋りに夢中になっていたら、かなりのダメージがあると思います。
果たしてどういう人が、どういう状況で怪我をしたのでしょうか?
怪我をした人はどういう人なのか
怪我をした4人の体格、座席はばらばらで共通点はないそうです。
30代から50代の男女ということですが、男性が何人で、女性が何人かは、記事からはわかりません。
怪我をしたのが4人で、事故が起こったのが2020年12月、2021年5月、2021年7月、2021年8月ということなので、1回の事故で1人のけが人が出ています。
グループで行って同時に何人かが怪我をしたわけではないようです。
でも、怪我をした人が単独で行動していたことにはならないのですね。
グループで乗っていたけど、1人だけ怪我をしたという可能性もあります。
僕は50代の男性ですが、6年生の娘と2人で富士急ハイランドに行って、ド・ドドンパに乗りました。
あの時は、周りには家族連れもいましたが、それよりも若者のグループが多かったと思います。
とくにカップルが多かったです。
その様子から推測すると、50代の人というのは、家族連れで行ったグループの中のお父さんとか、お母さんなのでしょうか。
情報がなくてわかりませんが、50代の人が1人で富士急ハイランドにいくとか、同年代の仲間とグループで行くとは考えにくいので、家族連れと考えた方が自然なような気がします。
特に7月、8月に怪我をした人は、夏休み中なので、家族連れではないかと思います。
逆に12月に怪我をした人は、おそらく家族連れではないと思います。
富士山の麓なので、12月の寒さは首都圏の寒さとは違うと思います。
冬にはフジヤマのコースが凍結してしまって運休になることもあるそうなので、相当な寒さでしょう。
それでも行くということは、この人が30代の人なんじゃないでしょうか。
そして同じ年代のグループで行ったのではないかと思います。
12月は富士急ハイランドが一番空いている時期だそうで、絶叫マシーンにたくさん乗るなら、狙い目の時期だそうです。
そう考えるとこの人は相当な絶叫マシーン好きのようです。
その人がド・ドドンパで怪我をするとは信じられないです。
まあ、これはすべて僕の想像で、根拠は特にないんですが。
怪我をした時の様子(予想)
ニュースでは怪我をした時の様子が詳しくわかりません。
ヤフーの記事によりますと、乗車後に頸椎(けいつい)や腰椎(ようつい)を痛めて、病院に行ったところ、骨折が判明したそうです。
頸椎は首の骨で、腰椎は背骨の下の方です。
50代女性は全治3ヶ月の大怪我をしたも書いてありました。
でも、「大怪我」という表現には違和感があります。
ニュースのタイトルの付け方にも違和感があります。
ド・ドドンパで首の骨を折ったと聞いたらどんな状況を想像しますか?
僕の想像はこうです。
ド・ドドンパが1周してプラットホームに戻ってきて、安全バーがあがり、お客さんは次々に安全ベルトを外して車体から降ります。
人々はロッカーから荷物を取って、お互いに連れと感想を述べながら出口に向かうでしょう。
その中で1人、座席に座ったまま身動きもせず、ぐったりした人がいます。
その人が家族連れならば、家族が心配そうに声をかけているでしょう。
係員が異常に気づき、駆け寄りますが、お客さんの意識がないので、慌てて現場の責任者を呼びに行くでしょう。
もちろんアトラクションはその場で中断になります。
現場の責任者はお客さんの様子を見て、すぐに救急車を手配するでしょう。
そうなると、乗り場まで並んでいるお客さんたちに、今日はもう運行しないから他のアトラクションに回ってくださいと、謝りながらアナウンスすることになると思います。
やがて救急車が到着し、お客さんは慎重に車体から下され、ストレッチャーに乗せられて、運ばれていくことになるでしょう。
もしこんなことが起こったら、間違いなくその日のトップニュースですよ。
そしてド・ドドンパは永久に運行再開をすることができなくなるでしょう。
でも現実にはそんなことにはなっていません。
乗車後に頸椎、腰椎を痛めて、病院に行ったら骨折が発覚したそうです。
記事によっては圧迫骨折とも書いてありました。
圧迫骨折というのは、僕はよく知らなかったので、ネットで調べてみましたが、高所からの転落など大きな力が加わらなければ生じない骨折だそうです。
年齢と共に骨がもろくなり、尻もちをつくなどの軽微な衝撃で椎体がつぶれる場合や、知らない間に徐々に体の重みでつぶれてしまうことがあるそうです。
閉経後の女性に多く、骨粗しょう症も大きな原因の一つだと言われているそうです。
おそらくこの方は、富士急ハイランドでド・ドドンパに乗った後に、首や背中に痛みを感じたのではないでしょうか?
でも救急車で病院に直行したわけではないようです。
地元の人でないならば、宿泊を伴う旅行で富士急ハイランドに行っているかも知れません。
僕たちもそうでした。近くの旅館で一泊しました。
家族旅行で行っているならば、こんな感じでしょうか。
以下は僕の予想です。
家族四人でド・ドドンパに乗ったら、乗車後にお母さんが首や背中が痛いと言いました。
子供たちはお母さんを心配しましたが、お母さんは、大丈夫だからお父さんと子供達でフジヤマ、高飛車、ええじゃないかなどにも乗るように勧め、お母さんはどこかで休憩していたのかも知れません。
そして子供たちは思う存分、富士急ハイランドを楽しめました。
翌日、家に帰る日ですが、お母さんの痛みはまだ引きません。
お父さんは家に戻ったら病院で診てもらった方が良いのではないかと言います。
そして、後日病院で診てもらったら、頸椎と腰椎の骨折(または圧迫骨折)が発見されました。
お父さんとお母さんはこのことを富士急ハイランドに伝えるべきかどうかを考えました。
治療費を請求するつもりはなくても、こういう事例があったことを伝え、お客さんには注意喚起をしてもらい、同じ目に会う人がもう出ないようにして欲しいと考えたかも知れません。
繰り返しますが、これは僕の想像で、根拠はありません。
このような事例が4つあったのではないかと、勝手に想像しています。
その場でぐったりしていたら、その日のトップニュースになることは間違い無いと思うので、すべて事後報告だったのでは無いかと思います。
富士急ハイランドの対応
富士急ハイランドは、事故があった日に機械的なトラブルはなかったため、山梨県に報告する必要がないと判断し、報告が遅れたそうです。
僕は富士急ハイランドは大好きなので、悪く言いたくありませんが、この対応は少しよくなかったと思います。
機械的に問題がなくても、怪我人が4人出ているのであれば、アトラクションに問題がった可能性は排除できないので、すみやかに山梨県に報告し、立ち入り検査を受ける方が良かったと思います。
富士急ハイランドにしてみても、もし4件の怪我がすべて事後報告であったならば、本当に富士急ハイランドが原因なのか?
本当にド・ドドンパが原因なのか?と考えるでしょう。
明確な因果関係はわかるはずはないです。
怪我をされたお客さんは、おそらくド・ドドンパが原因だと思っているんでしょうから、その意見を汲み取って、山梨県の立ち入り検査を受け、問題があるなら営業を停止して改善し、問題がないならば、怪我人がこれ以上でないための何らかの対策を協議した方がよかったのでは無いでしょうか。
実は僕は8月20日に富士急ハイランドからメールを受け取りました。
7月にチケットを買うときに、富士急ハイランドのアプリをダウンロードし、個人情報を入力して、クレジットカード決済で顔認証チケットを買ったので、僕の連絡先を知っていたんです。
メールの内容は以下のようなものでした。
問題ないと思うので、全文を掲載します。
富士急ハイランドの営業についてお客様とスタッフの健康と安全を最優先に考え営業しております
2021年8月20日(金)から山梨県への『まん延防止等重点措置』の適用ならびに、
山梨県からの要請に応じて以下のとおり営業体制の変更を行います。ご来場いただくすべてのお客様が安心してお楽しみいただけるよう、「遊園地・テーマパークにおける新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」を遵守し、感染症予防対策を徹底して運営してまいります。
なお、今後の状況に応じて、内容等を変更する場合がございます。
お客様には何卒ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。(1)営業時間の短縮
山梨県からの営業時間短縮要請に応じて以下の通り営業時間を短縮いたします。
8/20(金)から8/22(日) 9:00から18:00
8/23(月)から9/12(日) 10:00から18:00(2)入園者数の制限
山梨県が示す「施設におけるイベント等の開催の目安」に基づき、入場者数を大幅に制限いたし ます。(3)酒類の提供中止
園内での酒類の提供を中止いたします。
また、園内への酒類の持ち込みも禁止いたします。(4)購入済みチケットについて
詳細についてはこちらをご確認ください。その他富士急ハイランドの感染症対策について詳しくはこちらをご確認ください。
8月12日からド・ドドンパを営業停止しているのに、そのことがメールに書かれていません。
ド・ドドンパを目当てに富士急ハイランドに行く人もたくさんいると思うので、これはメールに書いた方が良いと思います。
どうせけが人のニュースで、ド・ドドンパが運行停止していることは全国に知れ渡りますが、それでも利用者にメールを送るならば、目玉のアトラクションが停止していることを伝えるべきではないかと思います。
僕は富士急ハイランドは大好きですし、来年も娘と2人で行くつもりなので、もう少し対応を改善してくれると嬉しいです。
アトラクションと骨折の可能性
僕は富士急ハイランドのアトラクションでは、「ええじゃないか」が最も迫力があると思います。
2回乗りましたが、1回目は怖くてほとんど目を開けていられませんでした。
片目を閉じて、片目だけ開けているという感じでした。
あまりにもあちこちに振り回され、本当に恐ろしかったです。
そして最後に止まる時はものすごい減速Gがかかり、胸が強く圧迫されました。
あの時、あばら骨が折れるんじゃないかとすら思いました。
僕は普段からバーベルで体を鍛えているので大丈夫でしたが、全く運動をしない太った人があの減速Gをくらったら危ないのではないかと思いました。
翌日、娘に強く誘われて、いやいやながらもう一度ええじゃないかに乗りましたが、2回目はかなり余裕があり、座席の動きを理解することもできました。
そしてなぜか2回目は強い減速Gを感じませんでした。
僕の考えでは、富士急ハイランドのアトラクションで、もっとも骨折の危険性があるアトラクションは、ええじゃないかではないかと思います。
一番最後に停止する時の減速Gによるあばら骨の骨折はあり得ない話ではないと思います。
でも、ええじゃないかであばら骨骨折というニュースはないですね。
ド・ドドンパで頸椎や腰椎を骨折したというのが今回のニュースです。
実に不思議です。
アナウンスの仕方
今回は不幸にもド・ドドンパで4人もけが人が出てしまいました。
けが人が出たから思うんですが、富士急ハイランドはアナウンスの仕方を変えた方が良いと思います。
ド・ドドンパでは、わずか1.56秒で時速180kmに達すると表現しています。
これを聞くとどうしても印象に残るのは時速180kmです。
でもあのアトラクションの最大のポイントはスタート時の強烈な加速Gです。
ド・ドドンパの加速は3.3Gで、F1の1.5Gの2倍以上です。
この猛烈な加速をもっとちゃんと説明しておかないと、スタート時に正しい姿勢を取ることの重要性がお客さんに伝わりにくいと思います。
横を向いていたり、頭をヘッドレストから話していると怪我をする可能性があるということは、もっと強く訴えた方が良いと思います。
利用制限
ド・ドドンパで4人も怪我人が出たというのはとても残念なことです。
僕としては営業は続けて欲しいので、今まで以上に利用制限を厳しくするというのも一つの手かも知れません。
ヤフーのコメント欄では、骨密度を測定して、利用の可否の基準を作るべきという意見がいくつかありました。
骨密度の測定がその場ですぐにできるのかどうか、僕にはわかりませんが、それは一つの方法でしょう。
でも当日、その場で測定していたら、さらに待ち時間が長くなってしまうので、事前に病院などで測定してもらい、その証明を持っていけば良いという方法になるかも知れないです。
難しいのは、家族連れで行って、子供が乗りたがるからお父さんやお母さんもしぶしぶ乗って、それで怪我をしてしまうという場合でしょうか。
乗りたくて乗ったわけではないけど、怪我をしたという場合は、いくら危険性を説明しても無理がありますよね。
子供が乗りたがったら、親は一緒に乗るしかないです。
たとえ親がどんなに運動不足で、どんなに肥満体型でも、どんなにジェットコースターが嫌いでも、子供に一緒に乗ろうとせがまれたら、一緒に乗るしかないでしょう。そして加速Gや減速Gに耐えられなくて、怪我をする。
何とも気の毒な話で、実に難しい問題です。
果たして富士急ハイランドはこの難しい問題に、どのような答えを出すのでしょうか。
個人的な願望
親子連れで子供が乗りたがり、親が嫌々乗って怪我をするケースを防ぐにはどうしたらよういのでしょうか。
僕には解決策がわかりません。
妻はジェットコースターが大嫌いなので、富士急ハイランドには一緒に行きませんでしたが、もし妻を無理やりド・ドドンパやええじゃないかに乗せたら、怪我をしていたかも知れないです。
妻は肥満体系ではありませんが、見事な運動不足で、体がとても弱いからです。
娘は6年生ですが、女子なのに毎年体力優良賞を貰うほどの体力自慢なので、ジェットコースターは全く問題ありません。
全く個人的な願望を書かせてもらいます。
ド・ドドンパのスタートの加速は3.3Gで、かなりのものですが、アポロ宇宙船を月まで運んだサターン5型ロケットの点火時の加速度は6Gです。
是非ともこの6Gの加速度を経験してみたいので、ド・ドドンパに乗って平気だった人に認定証を出し、その認定証を持っている人だけが乗れるアトラクションを作って欲しいと思います。
これが個人的な願望です。
カーブなどでも4Gぐらいの横Gがかかるコースターを作れたら、F1に乗っているような迫力を味わうことができるでしょう。
ただ、利用者は前の晩から何も食べず、胃の中を空にしておかないと、あたり一面ゲロの渦になってしまうと思いますが。
おっと、失礼。
来年登場するアトラクション
富士急ハイランドでは、トンデミーナというアトラクションを壊して、これから来年の完成に向けて新しいアトラクションを作ります。
今年フジヤマタワーという新しいアトラクションが完成したばかりですが、もう次のアトラクションを作っています。
実に積極的な運営スタイルで、頼もしいです。
多分ジェットコースターではないかと思いますが、是非とも大迫力のアトラクションを作って欲しいです。
そして適切に利用制限を設けて、乗った人がみな楽しめて、怪我人が出ないように工夫をして欲しいと思います。
富士急ハイランドにはとても期待しています。
今日のトレーニング
このブログはバーベルブログなので、最後にトレーニングの話を書かせてもらいます。
このブログを初めて読んでくださっている方は、「なんでやねん?」と思われるでしょうが、これがバーベルブログの宿命なのです。
今日は自宅でフロアプレスとベントオーバーロー、ショルダープレス、ハンドグリップをやりました。
フロアプレスは79kg、89kg、104kgのバーベルを合計103回あげて、ボリュームは8トンを超えました。
ベントオーバーローは104kgのバーベルを50回引いて、ボリュームは5トンを超えました。
ショルダープレスは49kg、53kg、55kgのバーベルを合計60回あげて、ボリュームは3トンを超えました。
ハンドグリップは75kgのものを左右60回ずつやりました。
今日は昼間にジョイフル本田のペットワールドに、犬のシャンプーをしに行ったため、あまり多くのトレーニングをできませんでした。
明日はもっと頑張りたいと思います。
ありがとうございました。