こんにちは、鹿野一郎です。
今日は2022年4月4日の月曜日です。
春期講習も終わり、今日からまたしばらく休みなので、今日は久し振りに筋トレが出来ました。
月曜日なので、本当はジムに行く曜日なんですが、昨日まで忙しく働いていて、体が弱っているので、いきなりジムは辞めておこうと思いました。
ジムには明後日行きます。
今日は軽く自宅で腕のトレーニングをしました。
今日のバーベルカール
まずはバーベルカールをやりました。
最近は40kgで10回5セットやっても重く感じなくなっていたので、42kgでやってみました。
が、ダメでした。
カールをするのは3月26日以来、9日振りだったんですが、バーベルがとても重かったです。
なんとか42kgで10回挙げましたが、完全に腰の反動で挙げていたので、負荷を落とすことにしました。
次は34kgです。
これだとほぼ無反動でしっかり出来ました。
10回だと物足りないので、20回やりました。
下ろす時にバーベルを一番下までおろしてしまうと、腕から負荷が抜けるので、おろし切らないで、途中で切り返すようにやりました。
次のセットも20回、その次のセットも20回やりましたが、その次はもう力が残っていなかったので、15回で終わりにしました。
ここまでで42kg10回、34kg75回です。
その次はバーベルカールで、3/7(スリー・スラッシュ・セブン)というプログラムをやりました。
この3/7(スリー・スラッシュ・セブン)というのは、筋肉系ユーチューバーのサイヤマングレートさんが、山本先生と呼ぶ人が考案したプログラムのようです。
僕はよく知らないんですが、この山本先生という方は、筋トレ界ではかなり有名な方のようです。
3/7の内容ですが、まずは3回挙げて、次はきつい位置に15秒静止し、4回挙げて、きつい位置に15秒静止、5回挙げて、きつい位置に15秒静止、6回挙げて、15秒静止、7回挙げて終了というプログラムです。
つまり、3回、4回、5回、6回、7回と、合計25回挙げるんですが、セット間に15秒の静止が4回入るというプログラムです。
これを24kgのバーベルでやりました。
バーベルカールの3/7は今日で3回目です。
初めて挑戦した時は、5回と6回の間のインターバルで15秒耐えられずに、腕がだらりと下がって終わりになりました。
次に挑戦した時は、6回目までやり切りましたが、もうそれが本当に限界で、15秒静止なんて出来る訳がなかったので、そこで終わりになりました。
今日はどうでしょうか?
全部やり切る自信はなかったですが、やってみました。
まず最初の3回は楽勝です。
24kgですからね、重いはずはないです。
そして前腕が水平になる位置で止めて15秒です。
これもそれほどキツくなかったです。
そして今度は4回挙げて、15秒静止です。
この15秒はかなりキツかったです。
24kgのバーベルがとても重く感じました。
そして、5回挙げます。
これも別にキツくなかったです。
そして次の15秒は、時計を窓枠に置いて、時計を見ながらやっていたんですが、12秒を過ぎたところで、腕がだらりと落ちてしまって、終わりになりました。
初めてやった時と同じ終わり方です。
腕はパンパンに張っていましたが、しばらく休憩するとまだ行けそうだと思えました。
なので、3/7の2セット目に入ることにしました。
当然2セット目の方がキツいんですが、それでも2セット目の方が頑張る事が出来ました。
5回挙げた後の15秒の止めは、とてもキツかったですが、歯を食いしばり、うめき声を上げながら、なんとか耐えました。
次は6回です。
たった24kgのバーベルが50kgぐらいに感じました。
あまりにも重いので、思い切り腰の反動を使って、顎の近くまで引きあげる感じになっていました。
6回やり切った後、1秒でも静止させる事が出来れば、自己ベスト更新ですが、どうだったのかわかりません。
少しは踏みとどまる事が出来たのか、それともすぐに腕が伸びてしまったのか。
動画でも撮っていれば、後から確認できるんですが、今となってはどうだったかわかりません。
なので、一応記録としては、6回やった段階で終わった事にしておきます。
結果として今日やったバーベルカールの内容は以下の通りになりました。
42kg10回、34kg合計75回、24kg合計30回、24kg止め15秒5セット、12秒
腕はしっかりパンパンに張りました。
この3/7というプログラムは気に入っています。
普通にバーベルカールをするだけでは、どう考えても上腕二頭筋を追い込めていないと感じていたからです。
最後の仕上げとして、3/7で追い込むのはとても良いと思っています。
バーバルカールは、腕を太くしたくてやっていますが、3/7の筋肥大効果は果たしてどうなんでしょうか?
言ってしまえば、空気椅子みたいなもんですよね。
空気椅子をずっとやっていたら、ボディービルダーのような大腿四頭筋が手に入るのでしょうか?
どうも無理のような気がします。
やっぱり大きな筋肉を手に入れるためには、重たいバーベルをガンガンあげる事が必要なのではないかと思います。
でも、ガンガン挙げるために反動を使ってしまったら意味がないので、なるべく無反動なフォームで筋肉が「もう勘弁してください。」というまで追い込むことが必要なのかなと思います。
でも、僕が今までの人生で一番腕が太かった時は、反動をつけて重いダンベルでガンガンカールをやっていた時でした。
あの時は、30kgのダンベルを2個持って、左右交互に、思い切り反動をつけてやっていました。
しかも一日置きにやっていました。
反動を使って挙げても意味がないと思うんですが、でも実際にそれをやっていた時は、今よりもずっと腕が太かったです。
あの頃は、ノーパンプでチカラコブを作って、上腕は42cmありました。
今は39.5cmです。
あの頃の太さを取り戻したいです。
でもダンベルでガンガンカールをやるのはもう嫌です。
理由は以下の2つです。
(1)スクリュー式のカラーがすぐに緩むので、気持ちも緩む。 (2)ダンベルのセットが面倒くさい。
30kgのダンベルでカールをするとなると、無反動では完全に無理です。
思い切り反動をつけて持ち上げ、おろす時も一応踏ん張りますが、コントロールしたまま下までおろすのは無理で、途中から勢いよく落ちてしまいます。
そうすると、ダンベルのプレートが太ももに強くぶつかるので、きっとそれでプレートに回転の力が加って、カラーが緩むんだと思います。
やっている最中にカラーが緩んでくると、プレートがかちゃかちゃ動いてうるさいです。
もしかしたらプレートが外れるんじゃないかと心配しながら、思い切り反動をつけて30kgのダンベルを挙げるのは精神的に穏やかではありませんでした。
だから嫌です。
もう一つの理由は、ダンベルを2個組むのが面倒だからです。
バーベルは1個セットすれば終わりですが、ダンベルは2個セットしなければなりません。
これが地味に手間がかかります。
だから嫌です。
でも、もしかしたらバーベルでカールをするより、ダンベルでカールをする方が腕が太くなるのかも知れないですね。
僕が知る限り、YouTubeをやっているボディービルダーは、みんなダンベルでカールをしています。
つまり、そもそもバーベルでカールをすることが間違いなんじゃないでしょうか?
でも、バーベルカールにこだわる理由があるんですよ。
大した理由じゃないので、放棄しても良いんですが、ボリュームの集計をしている都合上、トレーニングの方法を変えたくないという事情があります。
バーベルカールは、今年の1月は合計1万6180kgのボリュームをこなしました。2月は1万2502kgで、3月は1万5154kgです。
去年の月間ボリュームの最高値は、11月の2万2218kgです。一昨年の最高は7月の1万5136kgです。
過去の集計が蓄積しているので、バーベルをダンベルに変えてしまうのは、データ集計の都合から、好ましくないんです。
でも、過去の集計との連続性を維持することと、腕を太くすることのどっちが大切なのかと言われたら、それは当然太くする方が重要なので、ここはちゃんと考えてみます。
カールをするのに、バーベルとダンベルはどっちが効果的なのか?
または両方やった方が良いのか?
探せばkatochan33さんやShoさんが、そういう動画を出していそうです。
今度調べてみます。
今日のライイング・トライセップ・エクステンション
ライイング・トライセップ・エクステンションは、とても名前が長いですね。
あまりにも長いので、僕は普段はLTEと表記しています。
LTEにはスカルクラッシャーという別名もありますね。
あまりにも怖い名前なので、それも使いたくありません。
だから、LTEとしています。
うちにはベンチがないので、LTEは畳の上に寝てやっています。
50kgのバーベルを組んでマットの上に置き、それに頭をくっつけるように寝て、下から始めます。
ジムなどでは普通は、バーベルを持ったままベンチに寝て、上から始めると思いますが、床に置いた状態で下から始めています。
50kgのバーベルを組みますが、15kgのプレートを使ってしまうと、バーベルを床に置いてもシャフトの位置が高くなってしまって、十分におろせなくなるので、7.5kg、5kg、3kgなどのプレートを使ってバーベルを組んでいます。
9kgのシャフトに、7.5kg2枚、5kg4枚、3kg2枚をつけて50kgです。
まず、1セット目です。
下からバーベルを挙げますが、とても重いです。
筋肉が痛くなるほど重かったです。
やっぱり、ブランクがあるので、弱っているんでしょうか?
今日は10回5セットをやり通す事は出来ませんでした。
結果は、8回、10回、10回、8回、7回、5回で合計48回でした。
これはかなり効きました。
LTEでは3/7はやりませんでした。
上記のセットで十分に効いたので、もうそれ以上は必要なかったんです。
でももしやっていたらどうなんでしょうか?
LTEで3/7をするならば、バーベルシャフトがおでこにつく手前で15秒間止める事になると思いますが、これはキツくないような気がします。
意外と簡単に出来るんじゃないでしょうか?
ちょっと興味が出てきたので、今度やってみます。
今日のハンドグリップ
休みだったのに、あまり時間がなかったので、今日のトレーニングはバーベルカールと、LTEとハンドグリップしか出来ませんでした。
朝は9時半に起きたので、朝食を食べて、洗濯物を風呂場に干して浴室乾燥機を作動させ、愛犬の散歩に行ったらもう午前は終わりです。
娘は塾の春期講習に行きますが、今日は雨で、僕は休みなので、行きも帰りも車で運びました。
1時に送り届けて、4時に回収してきました。
それからまた愛犬の散歩に行き、それが済んだら今度は、妻と夕飯の買い物に行きます。
買い物から帰ったら、洗濯物を取り込んで、お風呂を沸かして入ります。
そして夕飯を食べて、今この文章を書いています。
まだ9時ですが、夜は家での筋トレは禁止だし、もうお風呂に入ってしまったので、筋トレはしません。
この文章をバーベルブログにアップしたら、テレビを見ながらお酒を飲んで寝ることになるでしょう。
つまり、休みと言っても、筋トレに割ける時間は少ないんです。
もし、独身で、愛犬も飼っていなかったら、朝から夜までジムにいる事も可能ですが、家庭があるとそうは行かないです。
で、ハンドグリップです。
使っているのはアイアンマインド社のキャプテンズ・オブ・クラッシュという有名なハンドグリップで、それのナンバー1.5を使っています。
完全に片手でやると1回ぐらいしか閉じられないので、右手で握るときは、リングになっている部分を左手で固定して握ります。
左手はリングの固定をするだけで、閉じることには使わないんですが、なぜかこれをすると、ハンドグリップが閉じやすくなるんですよ。
いずれ、もっと筋力がついたら、反対の手での補助を使わないでやるようになるでしょう。
でも今は軽い補助が必要です。
今日やったのは、左右ともに、7回、6回、6回、6回、6回、6回で合計37回でした。
これで完全に全ての力を出し尽くしました。
前腕ももっと太くしたいです。
ここまでが、今日のトレーニングの話です。
物凄く久し振りに「ランボー怒りの脱出」を見ました。
僕が筋トレを始めたのは、高校生の頃にシルベスター・スタローンの映画「ロッキー」「ランボー」を見たからです。
シルベスター・スタローンは僕にとってはヒーローで、大学生の時には以下の作品のビデオテープを持っていました。
「ロッキー」(1976年)
「ロッキー2」(1979年)
「ロッキー5」(1990年)
また、以下の作品のレーザーディスクを持っていました。
「ロッキー4」(1985年)
「ランボー」(1982年)
「ランボー怒りの脱出」(1985年)
「コブラ」(1986年)
ビデオテープは全て経年劣化で映らなくなり、レーザーディスクは、DVDに破竹されてこの世から消えたので、ディスクもデッキも処分してしまいました。
レーザーディスクのデッキは、世界で唯一4面連続再生ができるパイオニアのデッキで、やたらとデカくて邪魔になったので、長年屋根裏で眠ってもらった挙句、処分しました。
考えてみれば、僕はスタローンの映画のDVDは全く買ったことがなかったんです。
先月これに気づいて、まず手始めに「ランボー」を買いました。
そして今月は、「ランボー怒りの脱出」を買いました。
今後も1ヶ月に1枚のペースでスタローンの映画のDVDを買っていこうと思います。
1985年、僕は高校3年生でした。
「ランボー怒りの脱出」は大ヒットし、物凄く話題になっていました。
テレビのコマーシャル、テレビを売るためのコマーシャルでも、「このテレビで見ると、ランボー怒りの脱出もこの通り!」というナレーションと共に、ヘリコプターから落とされた爆弾から逃げるために、ランボーが池に飛び込むシーンが映し出されていました。
「ランボー怒りの脱出」が公開されるときに、テレビで「ランボー」が放映されましたが、僕はそれを見てとても強い感銘を受けました。
ロッキーよりランボーの方がいいかも知れないと思いました。
あの当時は、電気屋に行けば、店に置いてある多くのテレビで「ランボー怒りの脱出」を流していたので、映画館に行く前にかなりのシーンを見聞きしていました。
そして映画館に行きました。
誰と行ったのか覚えていません。
もしかしたら1人で行ったのかも知れないです。
すごい映画だと圧倒されながらも、ツッコミどころはたくさんある映画でした。
僕は個人的にはランボーは1作目の方が面白いと思っているんですが、友達は全員「怒りの脱出」の方が面白いと言っていました。
友達が特に話題にしていたのは、ロシア製のヘリコプターのローターの回る音がとても渋いという事でした。
映画の内容と全然関係ないんですが、そういう事が話題になっていました。
さて、久し振りに見て、多くの疑問を感じました。
そして時代の違いを感じました。
今の2022年の時代だったら、あり得ないストーリーです。
主人公のランボーは第1作目で多くの警官を負傷させ、街を破壊した罪で服役します。
「怒りの脱出」では、グリーンベレー時代のランボーの上官だったトラウトマン大佐が収容所のランボーを訪ねるところから始まります。
刑期はあと5年残っていますが、特殊任務に参加して、成功すれば恩赦するという話を持ちかけられ、再びベトナムに戻ります。
ベトナム戦争で捕虜になったアメリカ人は2500人。
そのほとんどが戦死したと思われていますが、それでは家族が納得しないので、捕虜は居ませんでしたという事実が欲しい。
そこでランボーは1人で捕虜収容所に忍び込み、捕虜の写真を撮ってくるように命じられます。
司令官のマードックは、捕虜との接触は不可能だと思っていましたが、ランボーには捕虜の写真を撮るように命じます。
最初からただのアリバイ作りで、ランボーは騙されて戦場に送られました。
ところが捕虜収容所についてみると、いないはずの捕虜が居ました。
あとは写真を撮って帰還すれば任務完了で、刑務所から出られます。
なのに彼は命令を無視して捕虜を救出します。
捕虜は何人もいましたが、そのうちの1人だけを連れて脱出を試みます。
これがとても不思議でした。
なんで命令違反をするんだろうか?
捕虜の写真を撮って帰還すれば、後で救助隊を送るとマードック司令は言っていたのに、ランボーは自分で1人だけ助けようとしました。
結局助けられず、自分も捕まって拷問に掛けられるんですが、なぜ助けたのか?なぜ1人だったのか?これがとても不思議でした。
愛犬の散歩をしている時にずっと考えていて、ある考えに行きつきました。
ランボーは最初からマードックを信用していなくて、後で救助隊を送るという話もウソだと思っていたのではないか?
マードックは自分の経歴を説明するときに、コン・ツムで海兵隊の指揮を取ったと言いましたが、ランボーによると、コン・ツムでは戦闘はなかった。
マードックは嘘を言っていたんです。
ランボーがマードックを信用しないならば、捕虜の写真を撮って帰っても、破棄されて、居ませんでしたと上に報告されてしまうかも知れない。
ならば、捕虜を1人でも連れて帰って、証言させれば、軍は嫌でも救助隊を出さなければならなくなる。
だから命令違反を犯したのだろう、と思うようになりました。
ランボーは現地工作員の女性の助けを受けて、脱出に成功しますが、それでも大勢に追われて劣勢でした。
優劣が逆転するのは、ランボーが敵のヘリコプターに乗り込んで、ヘリコプターを奪ってからです。
そのヘリコプターで敵の基地に戻り、数々のミサイルを撃ち、基地を壊滅状態に追い込み、捕虜を救出します。
映画館でその場面を見た時、
ヘリコプターというのは、こんなにも強いのか。
と思いましたが、あれはいくらなんでも大袈裟だと思います。
一体、あのヘリコプターは何発のミサイルを積んでいたんでしょうか?
あんなにたくさんミサイルを積めるヘリコプターが本当にあるんでしょうか?
これらの点が不思議でした。
もっと不思議なのは、ランボーが捕まった時のロシア兵の対応です。
ロシア兵とすれば、ランボーがどこの誰で、何をしに来たのかを知りたいところだと思います。
ランボーは拷問を受けますが、口を割りませんでした。
でも、最後は捕虜を殺すと言われて、ロシア兵の言うことを聞きます。
ロシア兵が求めたのは、ランボーに司令部に連絡させて、自分が捕まっている場所を司令部に知らせる事でした。
これは映画館で見た時から不思議に思っていました。
敵に自分の居場所を教えてほしい、ロシア兵はそういう行動をしていたんです。
ロシア兵が、アメリカ軍の司令部の位置を知りたいから教えろというならわかります。
でも、アメリカの司令部のことは何も聞かず、自分達の基地の場所を司令部に知らせろと言うんです。
あれは一体、どういう事なんでしょうか?
今でもさっぱりわかりません。
そもそも、アメリカは、そこに捕虜収容所がある事を知っていたからランボーを送り込んだんです。
だからわざわざランボーが現在位置を言わなくても、最初から知っているんです。
本当に不思議な脚本だと思います。
次に、時代が変わったという話です。
あのストーリーは2022年の現在だったら、成立しない話だと思います。
捕虜収容所に誰も人がいないのか、それとも人がいるのかは、わざわざ現地に行かなくても衛生写真を見れば一発だと思います。
捕虜は建物の中にいるので、直接映らないと思いますが、ベトナムの軍人が出入りするところはバッチリ見えるはずです。
なので、収容所が無人かどうかを確かめるのに、現地に行く必要はないと思います。
1985年当時にもスパイ衛生はあったはずですが、おそらく今ほど鮮明に映らなかったんだと思います。
だから直接現地に行く事になったんでしょう。
で、写真を撮って戻ってくるように言われます。
飛行機で飛び降りてから36時間後に待ち合わせの場所に行けば、ヘリコプターが迎えにくる段取りでした。
今だったら、捕虜の写真や動画を撮ったら、そのまま基地に送信できるので、わざわざ帰る必要がないですね。
写真を送信したら、救助隊が来るのを待って、一緒に帰れば良い話です。
また、映画の中ではとにかくヘリコプターが強いですが、今だったら携帯用のミサイルで、戦車もヘリコプターも簡単に撃墜されてしまいます。
あの戦闘シーンは今の時代ではあり得ないですね。
でも、弓矢の先に爆弾をつけて、矢を打つと建物や車が爆発するというのは、当時としては全くもって斬新なアイデアで、とても魅了されました。
弓矢と爆弾。
どうしてそんな組み合わせを思いついたんでしょうか?
エンターテイメントとしては、素晴らしい発想だと思います。
もしかしたらウィキペディアで調べたら、ロシア兵が自分達の居場所を教えたがっているという不思議な行動の理由がわかるかも知れないと思って、見てみたら、書いてありませんでした。
でも、全く違う事実を知る事になりました。
それは1作目の「ランボー」のキャストについてです。
僕はてっきり、スタローンが自分で作った映画だと思っていました。
原作は、小説だと知っていました。
その小説を映画にしようと、スタローン自身が発案して映画化したのだと思っていましたが、全く違っていました。
映画の制作会社のワーナー・ブラザーズはランボーの主演をして欲しいと、クリント・イーストウッドとジェームズ・ガーナーの2人に同時にオファーしたそうです。
2人とも承諾したらどうするつもりだったんだろうと思いますが、2人とも断ったそうです。
その後、当時若手だったアル・パチーノにオファーしますが、これも断られます。
次はダスティン・ホフマンに打診しますが、「暴力的すぎる」と断られ、一時企画は頓挫したそうです。
しばらくしてスティーブ・マックイーンに打診し、本人も出演に意欲的だったそうですが、マックイーンは病気に犯されていて、降板し、その後亡くなったそうです。
次はジョン・トラボルタに依頼しますが、これも断られます。
そうしたところにシルベスター・スタローンが自ら手をあげ、ギャラを安くしてもいいから自分がやりたいと申し出たそうです。
それでスタローンに決まったと言います。
全く知らない事実でした。
上に名前があがった俳優さんは、ジェームズ・ガーナーさん以外は全員知っています。
知っているどころか出演作をいくつも言える大スターばかりです。
このスター達が頼まれて断った作品に、自らギャラを切り下げてまで出演し、見事に仕上げました。
ランボーが映画「ランボー」の最後のシーンで、ベトナムでの惨状を語り、アメリカに帰国した後の不遇に腹を立て、感情を爆発させるシーンは、スタローンだからあのような仕上がりになったと僕は思っています。
もしクリント・イーストウッドやダスティン・ホフマンだったら、かなり違うテイストの作品になるだろうなと思います。
また、スタローンだからこそ、あの戦闘シーンをリアルに演じられたんだと思います。
人が断った仕事を自分から拾いに行って、それを成功させたんですから、尊敬します。
ランボーの1作目はそれほどヒットしませんでしたが、2作目は世界的な大ヒットとなり、ランボーの名を知らない人はいなくなりました。
父や母の世代の人にとって、ランボーと言ったら、フランスのアルチュール・ランボーという詩人の事でしたが、あの映画がヒットしてから、ランボーと言ったら、シルベスター・スタローンが演じる、ジョニー・J・ランボーになりました。
僕も予備校で、一度だけ、他の人が断った仕事が回って来たことがありました。
原稿仕事でしたが、締め切りが随分ギリギリなので、おかしいなと思っていたんです。
後になって他の先生が断った仕事が回って来たとわかりました。
正直、嫌な気持ちがしましたが、スタローンはそこから成功を掴んだんです。
本当に尊敬します。
ランボーの話を始めてしまったら、永遠に終わらない気もしますが、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。
来月になったらまた「ランボー怒りのアフガン」について、喧しく書き立てると思います。
ありがとうございました。