こんにちは。鹿野一郎です。
今日は朝から千葉県がんセンターに行って来ました。
仕事は有給休暇を使って休みました。
朝9時から超音波内視鏡を口から入れました。
そして11時から喉のCTスキャンを取りました。
鎮静剤がかなり強力で、夜の8時半になってようやく元の状態に戻って来ました。
病院が早く終わったらトレーニングをしようと思っていましたが、とんだ大間違いでした。
これまでの経緯
7月ごろ、食事が喉に詰まってしまう事が何度かありました。
7年前の胃カメラで、食道に小さなポリープがあることはわかっていたんですが、その時はかなりのすったもんだの末に放置することにしました。
このポリープが飲み込みに悪影響を及ぼしているとは思わず、別の原因があるのではないかと思って8月に地元のクリニックを受診しました。
先生に症状を話すと、食道癌の訳がないと言われましたが、7年も胃の検査をしていないなら、胃カメラをやりましょうという話になりました。
そして9月5日に口から胃カメラを入れました。
その時の、やっぱりそれが見つかりました。
食道癌はなかったけど、違うものが見つかったと言われました。
食道の上から3分の1のところに、大きさ2cmぐらいの大きな出っ張りがあります。
世間ではポリープと呼ぶんだと思いますが、病院の先生はそれをポリープとは言いませんでした。
そしてもっと大きな病院で見てもらうように言われました。日本医科大学千葉北総病院、千葉大学病院、千葉県がんセンターなら、何が起こっても対処できるので、このうちのどこかにいくように言われました。
そして千葉県がんセンターに行くことにしました。
初めてがんセンターに行ったのは、9月13日でした。
この日は、大量に血を抜かれた以外は、紹介状に同封されている写真を見てもらって、今後の治療方針を決めるだけでした。
そして今日、9月22日に超音波内視鏡とCTスキャンをやってきました。
鎮静剤の効き目
9月5日に地元のクリニック(さくら胃と腸のクリニック)で口から胃カメラを入れる時、鎮静剤を打つことにしました。
鎮静剤は喉の苦しみを緩和するためのものですが、副作用もあります。
意識レベルの低下、血圧の低下、呼吸の低下などだったと思います。
鎮静剤を打つか打たないかは本人の判断でしたが、7年前に別の大学病院で口から胃カメラを入れた時の地獄の苦しみが嫌だったので、鎮静剤を打つことにしました。
左前腕に注射をして鎮静剤を入れました。
それに先立って、胃の中の泡を消す薬(シロップのような甘い飲み薬)を飲み、飴玉みたいな喉の麻酔薬を2つ舐めました。
喉の麻酔は強烈で、唾を飲み込みのが大変になるぐらい、自分の意志で喉を動かす事がしにくくなりました。
これらのおけげで、口からの内視鏡はちっとも苦しくなく、ほぼ痛みなしで終わりました。
検査が終わった後、フラフラしながらも僕は自力で病院から駅まで歩いて、駅前のバス停からバスで帰りました。
外を歩いている時はまるで病人のようでした。
そのぐらいに鎮静剤がよく効いていました。喉の麻酔はすぐに覚めましたが、鎮静剤は夕方まで効いていました。
そして今日、千葉県がんセンターでは鎮静剤を打つか打たないかは尋ねられませんでした。
もう最初から打つことになっていました。
今度のカメラは超音波内視鏡で、通常の胃カメラより太いんです。
それでも太さは10mm程度だそうですが。
通常のカメラより苦痛が大きいから、本人に選択させず、鎮静剤を打つことになっているんだと思います。
が、その鎮静剤は注射ではなく、点滴でした。
右の前腕に太めの針を刺し、点滴を入れて行きました。
今度の鎮静剤は前のやつよりすごいようだ。
と思いました。
点滴のラックをからからと押しながら、歩いて処置室に向かいます。
ベッドに横になるように言われ、寝ます。
横を向いて寝るように言われ、横を向きます。
口を開けると、細いスプレーを喉にシュッと吹きかけられました。
それが喉の麻酔だそうです。
それを2回やりました。
僕はこのとき不安になりました。
前の喉の麻酔は飴玉2個で、かなり強力に喉の感覚を麻痺させられたけど、そんなちっちゃなスプレーで大丈夫なのだろうか?
と思いました。
その後、口にワッカをはめられて、ワッカからカメラを入れていきます。
喉に違和感と痛みがあり、咳をしたくなりますが、我慢できないレベルではないです。
この辺りからだんだん意識がはっきりしなくなって来て、後のことはよく覚えていないです。
カメラを抜いた後は、ベッドに仰向けになるように言われました。
そしてベッドに寝たまま廊下へ出て、どこかへ運ばれていきます。
やがてある部屋について、その一角に止められると、ここでしばらく休むように言われました。
ほどなく意識がなくなって、名前を呼ばれて起こされると、1時間以上の時間が経過していました。
胃カメラを入れたのが9時で、起こされた時は10時半になっていました。
起き上がって周りを見てみると、同じように寝ている人が何人かいました。
部屋は学校の教室よりひと回り狭いぐらいで、そこに小型のベッドが4台あって人が寝ていました。
ぎっしり入れればベッドは15台ぐらい入りそうな広さがありました。
ベッドと言っても、病院で入院患者が寝るようなあんな大きなものではありませんよ。
寝返りを打ったら床に落ちるぐらいの幅の狭い小さなものです。
寝ている人々の姿を見て、僕も少し前まであんな感じだったんだなと思いました。
この時、
鎮静剤おそるべし。
と思いました。
まるで睡眠薬です。
鎮静剤と一口に言っても、いろいろな種類とレベルがあるようで、今回のはかなり強いものだったようです。
診療明細書にはいろいろな薬剤の名前はたくさん書いてあります。
この中のどれかが鎮静剤なんでしょう。
一つ一つネットで調べても良いんですが、今はまだ少しクラクラするので、今度暇で元気な時に覚えていたらやりたいです。
病院を出てから
11時からCTスキャンを取りました。
再び点滴で何かの薬を入れて、造影剤を注射して、CTスキャンの装置に入ります。
でもこれは胃カメラに比べたらなんでもないことでした。
なんの苦痛もないし、楽勝です。
ただ、大量の放射線を浴びるので、人体には目に見えないダメージがあるんですけれど。
CTスキャンを終えて、会計に行く時、会計を待っている間もきつかったです。
早く横になって寝たかったです。
病院に行く時は京成の大森台駅から30分かけて歩いて行きましたが、帰りはもう歩く元気がなかったので、タクシーに乗ろうと思いました。
でもタクシーが1台もいなかったので、外に出ます。
すると目の前にバス停があって、すでに人が7人ほど並んでいます。
おそらくもうすぐバスが来るんでしょう。
千葉県がんセンターから千葉駅までバスが出ているのは知っていたので、それに乗ることにしました。
千葉駅まで出て、何か美味しいものを食べてから帰ろうと思いましたが、そのバスはどうやら蘇我駅行きでした。
蘇我に出ても仕方ないので、大森台駅で下車して電車で帰ることにしました。
大森台駅から千葉県がんセンターに行くバスは1時間に1本しかないと思っていたんですが、もしかしたらたまたまその1本に乗れたんでしょうか?
楽しみなのは食事
検査が終わって家に帰る時は、食事のことだけを考えていました。
昨日の午後5時に、自作の弁当を食べたのが最後の食事で、それ以来何も食べいませんでした。
職場で胃カメラの話をすると、絶食しなければならないのがつらいという人が何人かいました。
それは同感なんですが、今僕はパワーリフティングの試合に向けた減量中で、食事を一回抜くぐらいは何ていうことはありません。
試合の前日は夕飯を食べない事が多いし、当然試合の日は朝食を食べないです。
しかも前日の昼から水も飲まないこともこれまでに何度かあったので、それと比べれば食事を抜くことはちっとも辛くありませんでした。
辛いのはあくまでもカメラを入れることです。
夕方5時に弁当を食べた後、何も食べず、今朝も食事を取らないで家を出たんですが、朝、大森台の駅から病院まで歩いているときに、あまりにも脚に力が入らなかったので、
今日が試合だったら、過去最悪の記録を残すことになるだろうな。
と思いました。
これまで何度も減量で失敗して、試合当日に力が出ないという最悪のパターンを経験しました。
体重を減らすことは出来るんですが、上で書いたように、前日の夕飯を抜くとか、当日の朝食を抜くとか、水も飲まないとか、そういうことをするせいで、本番で力が出なくなってしまっていたんです。
今日、はっきりとわかりました。
昨日まであんなに元気だったのに、夕方5時以降何も食べなかっただけで、ここまで力が出なくなるとは、知っていましたが、久し振りの経験でした。
まるであの時のようだと、失敗に終わった試合の日のことを思い出していました。
試合の前日に急激に食事を抜いて体重を落とすのは、結果としては失敗につながるということです。
僕の今朝の体重は74.8kgでした。
試合では74kg級に出ます。リミットを800gオーバーしていますが、試合までまた1ヶ月あるので、試合の前日も晩ご飯を食べて、試合の当日も朝ごはんを食べて、それで74kgを切れるように調整できると思っています。
話がそれてしまいました。
帰りのバスではもう食事のことしか考えていませんでした。
時刻は昼過ぎだったので、もう19時間も何も食べていませんでした。
千葉駅界隈で外食しようと思っていましたが、京成に乗ってしまったら千葉では降りず津田沼まで行くことになるので、そのまま家に帰ることにしました。
家の最寄駅で下車した後で寄り道をしようかとも考えました。
食べたかったのはラーメンです。
かなり具合が悪かったので、ラーメンのしょっぱい味がとても懐かしかったです。
でもラーメンは結局のところ、塩と脂で、体には悪いし体重も増えます。
やっぱり牛丼にしようかと思いました。
吉野家の牛丼の特盛りを食べたら1000kcalぐらいは摂取しますが、朝ごはんも食べていないんだし、そのぐらいは良いだろうと思いました。
でも、寄り道するのが面倒だからもっと近くにある店にしようと思い直しました。
家に帰る道にあるのはマクドナルドですが、前回9月5日の胃カメラの時もマクドナルドに寄ったので、今日はやめました。
結局、まっすぐ帰宅して家で食事をしました。
白米は普段の2倍の量を食べることにしました。
300gです。それとサラダチキン(薫製)1枚、生卵1個を昼ごはんにすることにしました。
結局食べるものはいつもと同じです。
白米の量は多いですが、いつもと同じものを食べました。
その後、バナナを一本食べてから、禁断の食品庫を開けました。
そこには妻が買い置きしているお菓子がたくさん入っています。
普段は食べませんが、今日は特別だと思って、ちょっと食べました。
トレーニングをできる体調ではありませんでした。
食事の後は自分に部屋に引っ込み、雨戸をしめて寝ました。
目が覚めたのは6時でした。
まだ頭がくらくらする感じです。
車の運転は明日の朝になるまでしてはいけないと言われていますが、まさにそんな感じです。
この状態で運転をしたら、とても危険だと思います。
おそらく車庫入れの時に、庭の壁をなぎ倒してしまうでしょう。
結局、今日は1日何のトレーニングも出来ませんでした。
昨日までは普段通り元気そものものだったのに、夕方5時以降食事をシャットアウトしたら、今朝は全く力が出ない体になっていました。
そして鎮静剤の強い作用で、夜までふらふらしていました。
明日は元気に戻るんでしょうか。
明日は祝日です。
僕の仕事はありますが、娘の学校はないので、朝はゆっくり寝ていられます。
それは良いんですが、午後には仕事にいかなければいけないので、朝ゆっくり寝ていたら結局トレーニングは出来ないです。
明後日の金曜日は普段より仕事が早く始まるので、トレーニングをする時間を捻出するのは非常に難しいです。
土曜日は朝のうちにコロナワクチンの接種(1回目)があるので、トレーニングをすることはできないでしょう。
バーベルブログというブログを書いている身でありながら、しばらくトレーニングをできない日が続いてしまいます。
試合はもう来月なので、非常に嬉しくない状況です。
もし、意欲と体力があったら、明日か金曜日の朝に早起きをして、ジムに行けるかもしれないです。
理屈で考えるとそうするべきだと思います。
ありがとうございました。
内部リンク「胃カメラを飲んできました。」