あの人が、ダンベルの大人買い。夢をもらいました。

ジムのダンベル ダンベル

こんにちは。鹿野一郎です。
2021年9月26日に、筋肉系ユーチューバーのサイヤマングレートさんが公開した動画で、衝撃を受け、夢をもらいました。
彼は自宅にジムを構えてトレーニングをしているんですが、機材が増えすぎて狭くなったため、広い家に引っ越すことにしたそうです。
その家はマンションではなく、一軒家で、広い地下室があります。
その地下室をジムにするという動画でした。
まだ何もない地下室ですが、引っ越しが済んだら立派なジムになるでしょう。
さらに機材を買い足して充実させるようです。
その一部として、ダンベルのセットを買うと言っていました。
1kgから50kgまでのダンベルを買うと言っていました。
およそ2kg刻みに揃えるとすると、ダンベルを26セットぐらい買うんでしょうか?
僕が通っている24時間ジムにもダンベルが2kg刻みに、1kgから50kgまで置いてあります。
あれを自宅用に買うというんです。
衝撃を受けました。
まさにダンベルの大人買いです。

古典的ダンベルと可変式ダンベル

僕はこれまでに何度かダンベルについて投稿して来ました。
僕が持っているダンベルは、バーとプレートからなる古典的なダンベルです。
でも最近は、ピンの抜き差しや、ダイヤルの回転で簡単にプレートの脱着ができる可変式ダンベルというのが主流になって来ています。
時代はもはや完全に可変式ダンベルですが、それでも僕は古典的ダンベルの利点を主張して来ました。
でも、もはや完敗です。
ダンベルの大人買いは最強です。

僕の古典的ダンベルです。NIPPYO製です。

僕が常々思っている古典的ダンベルの利点は、ダンベル用のプレートをバーベルに流用できる事です。
初めはダンベルしか使うつもりがなくても、次第にバーベルが欲しくなることは十分考えられます。
そうなったときに可変ダンベルでは、せっかく50kgのダンベルを2個持っていても、それをバーベルに取り付ける事ができません。
バーベル用のプレートを一から全部揃えなければならないので、お金と保管場所が余計に必要だと思っていました。
でも、本当にお金と保管場所がある人にとっては、そんなものは問題ではないんですよね。

僕は木造一戸建てに住んでいて、僕の部屋は二階にあります。
そこに総重量200kg程度のプレート、バーベルシャフト、ダンベルバーが置いてあります。
部屋は四畳半ですし、しかもその部屋で寝ています。
あまりにも狭いので、フラットベンチすら置けません。
(その割にはハーフラックを買おうと考えていますが。パワーテックのWB-TR19が欲しいです。)
なので、可変ダンベルを買ってしまってからバーベルが欲しくなったら気の毒だなと勝手に心配していました。
でも、鉄筋コンクリートの広い家に住んでいて、部屋が1階にあるならば、そしてお金が余っているならば、全く気にすることはないんですね。
僕にはその視点が抜けていました。
完全に自分の立ち位置からしかものを見ていませんでした。

ダンベルの大人買い

自宅に1kgから50kgまでのダンベルを買うという、サイヤマンさんの発言は、僕に大きな夢を見させてくれました。
それはまさに最強で、可変ダンベルをも上回ります。
重量変更は、ダンベルを持ち変えるだけでよく、ダンベル自体の重さの変更はないんですよ。
もし僕にもそんな環境があったら、きっと今よりもダンベルを使うようになるだろうなと思いました。

パワーブロックです。代表的な可変ダンベルです。


今は僕はダンベルは、サイドレイズでしか使っていません。
他の種目はすべてバーベルでやっています。
でも、自宅に1kgから50kgまでのダンベルセットと、さらにフラットベンチがあったら、ダンベルプレスやダンベルフライ、ワンハンドローなどをするようになるだろうなと思いました。

僕は背中のトレーニングはジムでの懸垂と、自宅でのベントオーバーローをやっていますが、バーベルを使ったベントオーバーローよりも、ダンベルでのワンハンドローの方が可動域が広くて、筋肉に良い刺激を与えられると思っています。
でも自宅でワンハンドローはやらないです。
例えば40kg程度の重さのダンベルを組んでワンハンドローをやろうと思ったら、僕の場合はダンベルバーに20kgのプレートを2枚つけることになります。
20kgのプレートは直径が40cmもあって、大きすぎるので、十分に引き切る前にプレートが胸に当たってしまうんです。
せっかくのワンハンドローで可動域が広く取れないなら、バーベルでベントオーバーローをやっても同じだと思うようになりました。
他にも理由があるんですが、長くなるから省略します。

自宅にダンベルセットがあったら、おそらくバーベルでのショルダープレスもしなくなるだろうと思いました。
バーベルでのショルダープレスは立ってやっていますが、立ってやると、腰のクッションが効いてしまって、今一つ肩に強い刺激が入らないです。
でもたまにジムで、垂直ベンチに座ってダンベルでショルダープレスをすると、ダイレクトに肩に刺激が入ります。
僕の場合は立ってやるバーベルショルダープレスよりも、座ってやるダンベルのショルダープレスの方が良く効きます。
だから何とかそれをやろうと思って、古い椅子を捨てずにトレーニング用に取っておいたんですが、普通の椅子では無理がありました。
ダンベルでショルダープレスをするときは27kg前後のダンベルを2個持ってやりますが、おそらくその場合、普通の椅子では背もたれが折れてしまうと思うんです。
ぎしぎしと大きな音がして、いつ壊れるかわからないので、怖くて本気で追い込めません。
ちゃんとトレーニングをするためにはジムにあるようなごついベンチでないとダメなんですね。

かつて友達と成田市体育館のトレーニングルームでトレーニングをしていたときは、38kgのダンベルを2つ使ってダンベルプレスをしていました。
バーベルでのベンチプレスに比べてとても不安定で、最初のうちはやりにくかったですが、慣れてくるとダンベルも気持ちよくなって来ます。
ボディービルダーなど、ボディーメイク系の人は、バーベルよりもダンベルを多く使うようです。
その方が形の良い筋肉を作れるのでしょうか?
自宅のダンベルセットがあったら、ダンベルを使ったベンチプレスもやるようになると思います。
バーベルを使ったベンチプレスの場合は、セーフティーバーがないと危ないですが、ダンベルの場合は必要ないので、経済的だし、省スペースですよね。
そのように考えると、どんどん夢が膨らんで行きました。

地下室にホームジムというアイデア

サイヤマンさんは地下室にジムを作るんですが、これは音の問題でも素晴らしいアイデアですね。
僕が2階の和室でデッドリフトをしているとき、妻と娘が庭で畑ごっこをしていた事があります。
後になって言われました。
あれは近所迷惑だと。
何かと思ったら、僕のうめき声と、ドスン、ガチャンという音が外まで聞こえていたというんです。
窓は全て閉めて冷房をつけてやっていましたが、外まで聞こえるそうです。
それはちょっと恥ずかしい話です。

僕のバーベルです。これで194kgです。

でも、地下室ならばそんな心配も全くないでしょう。
本当に素晴らしいアイデアです。
サイヤマンさんの動画では地下室の広さを説明していませんでしたが、動画を見る限りで勝手に想像すると、部屋の大きさは5mかける4mぐらいでしょうか?
もしそうならば20平米で、12畳あまりです。もし5mかける5mあるならば、25平米で、15畳あまりになります。
確かに広いですね。
そんなに広い地下室を、この家を建てた人は何に使っていたのでしょうか?
地下室というと物置というイメージがありますが、ジムにするのは最適ですよね。

家はおそらく都内だと思います。
都内で12畳から15畳もの地下室を持つ一戸建てというのは、建てるときに恐ろしくお金がかかったと思います。
その家を借りるんだから、家賃も相当な額になったと思います。

サイヤマンさんは動画の中で言っていました。
タワーマンションへの憧れはある。
タワーマンションに住んで、ストロングゼロ(という缶チューハイ)を飲むのに憧れるけど、俺は筋肉のために地下室にジムを作るというようなことを言っていたと思います。
すごい心意気です。

僕もタワーマンションに住んでいました。

実は僕もかつてタワーマンションに住んでいました。
31階建てのマンションの28階に29歳から40歳まで11年間住んでいました。
僕も昔はタワーマンションに憧れていました。

鹿野一郎
鹿野一郎

一戸建てなんてだせーぜ!男はタワーマンションだぜ!

と思っていました。
そう思うようになったのは、織田裕二主演の「お金がない!」(1994年)というドラマを見たからです。
主人公の萩原健太郎は貧しい男で、小学生の弟2人とボロアパートに住んでいました。
成人式の日に親が他界したため、大学を辞めて働いていたという設定です。
ところが第1話で勤めていた小さな会社が倒産し、さらに家賃滞納でボロアパートからも追い出されてしまいます。
追い詰められた萩原健太郎は、大きな勝負に出ます。
無関係なのに、一流保険会社の社員を装って、取引をまとめてしまい、その業績が買われて、本当にその会社に正社員として入社してしまいます。
その後も、楽しみながら一生懸命働き、次々に大きな取引をまとめて、若くして取締役営業本部長にまで出世します。
萩原健太郎は軽い性格ですが、いつも楽しそうで、とても前に向きに仕事をしていて、見ていて気持ちよかったです。
そして僕もいつかはタワーマンションに住みたいと思ったものでした。

寝室からの眺めです。田舎ですね。

住んでしばらくは天国でした。
景色は良いし、遠くまで見渡せるので、心まで広くなるような気がしました。
友達もたくさん呼びました。
24時間いつでもゴミを出せるし、一戸建てに比べると戸締りが遥かに楽だし、良い事づくめに思えました。
でも、現実には11年後にそこを出ていくことになりました。

僕が1人で住んでいる分には全く問題なく、独身ならば今でもあそこに住んでいたかもしれないですが、妻と結婚して事情が変わりました。
妻はもともと一戸建てに住みたい人だったし、僕も子供が生まれたら庭がある一戸建てが良いと思っていました。
妻は僕よりも遥かに音に敏感な人で、上の階の人が出す音が耐えられなかったようです。
妻が弱っていく様子を見ていると、僕も上の階の音が気になるようになってしまい、もうここに住むのは無理だと思うようになりました。

古いマンションだったからこうなったんだと思います。
僕が住んでいたマンションは、スラブ厚が150mmで、直床直天井でしたが、今時のマンションはスラブ厚250mmで、二重床二重天井が当たり前でしょうから、今時のマンションだったら、おそらく音の心配はないんじゃないかと思います。

タワーマンションを引き払う日、僕はとても名残惜しかったですが、一戸建てに引っ越してみると、そっちの方がよくなり、今でも一戸建てに住んでいます。

今日のトレーニング

今日は午前中に自宅でフロアプレスとベントオーバーローをやりました。
先週の土曜日に新型コロナウィルスのワクチンを打ったので、激しい運動はしないように、軽い内容にしました。
フロアプレスは104kgで6セットやって、合計35回挙げました。
ベントオーバーロー104kgで10回3セットをやりました。
最近までハイボリュームのトレーニングをして来たので、これではトレーニングをやった気がしないですが、激しい運動はしないようにと言われているし、時間もなかったので、このぐらいになりました。
明日は軽くデッドリフトをやってみようと思います。

6 僕のダンベル

僕が持っているダンベルはダンベルバーが2本とプレートが10枚です。
バーは1本は28mmの規格品ですが、もう一本は昔弟からもらったTMスポーツというメーカーの似非ダンベルのバーで、規格品よりも少し細いです。
弟から貰った似非ダンベルは友達にあげてしまいました。今はそのバーだけが残っています。
弟から貰ったバーは4本ありましたが、そのうち3本を友達に譲り、1本を手元に残したんです。
規格品より細いので、規格品のプレートをつけるとゆるくてかちゃかちゃ音がなります。
非常に使いにくいバーです。

プレートはすべてNIPPYOというメーカーのもので、7.5kg2枚、5kg枚、3kg2枚、2kg2枚、1kg2枚です。
でも1kgのプレート1枚はゴミ箱の背面に貼り付けてしまって、もう使うことはできません。
ダンベルを組むなら、プレートは4枚ずつ買うのが鉄則です。
でも僕が持っているプレートで、4枚あるのは7.5kgだけです。
一応、15kgと20kgのプレートも4枚ずつありますが、これはバーベル用なので、ここでは触れません。
プレートが不揃いのため、ダンベルを組んでトレーニングをしようと思うと非常に歪な形になります。

例えば自宅でサイドレイズをするときは19.5kgのダンベルを組みますが、組み方は以下の通りです。

右 5kg+3kg=8kg
左 7.5kg+2kg=9.5kg

これとバーの2kgで19.5kgです。
左右で重さが違います。プレートが足りないからこうなってしまうんです。

これより軽くしようと思うと、

右 5kg+3kg=8kg
左 7.5kg

とバーの2kgで17.5kgになります。
左右でプレートの径が違うので、床に置くと傾きます。
非常にアンバランスなダンベルです。

これだったらいっそのこと、ブロック型の可変ダンベルを買った方が扱いやすいでしょう。
そして、サイヤマンさんのようにダンベルの大人買いをしてしまえるならば、それが最強でしょう。
僕のダンベルの環境は、最弱です。
もう認めるしかありません。

一体いくらかかるの?

1kgのダンベルから50kgのダンベルまでを揃えたら、一体いくらかかるんでしょうか。
2kg刻みだとダンベルは26個ずつ買うんでしょうか。2個で1セットなので、26セットで52個でしょうか?
ものすごく広い部屋がないと置けないですね。
重さはどのぐらいになるんでしょうか?
雑な計算ですが、平均の重さが25kgとして、それが52個あるとなると、1300kgにもなりますね。
木造住宅の場合は無理なんじゃないでしょうか?
少なくとも僕の部屋に置くのは面積の都合からも、重さの都合からも不可能です。

値段はどのぐらいするんでしょうか?
ラバーでつつまれたダンベルだと思いますが、仮にペイントしただけの鉄のダンベルだと仮定しましょう。
最近だと1kgあたり400円程度の安いダンベルもあるので、それで計算すると1300kgで52万円ですね。
ラバーだったらもっと高いでしょう。
仮に2倍の値段とすると、100万円を超えます!
何で2倍かというと、僕が持っているALEXのプレートは、ペイントプレートとラバープレートで、値段がほぼ倍違うからです。
もちろん、ダンベルでも2倍になるわけじゃないでしょうから、かなりのズレはあると思いますが、ざっくりと何も調べずに計算したらこうなったという話です。
52個のダンベルを置くには、専用のラックも必要になりますよね。
おそらく2個必要でしょう。
僕が通っているジムでもラックが2つあります。
ラックも結構な値段がするでしょう。
今は電車の中でこの文章を書いていて、調べられないので、調べないですが、高いと思います。

ダンベルの100万円突っ込む男!
しかも、ジムを開くためではなく、自分だけで使うために100万円突っ込む男!
レベルが違います。
違いすぎます。
僕は、僕のペースで古典的ダンベルでトレーニングします。
すごく羨ましいですが、絶対に真似できません。

これからもサイヤマンさんのトレーニングの動画を見て、自らの気持ちを奮い立たせようと思います。
ありがとうございました。

内部リンク「僕のダンベル その11(ダンベルの今昔)
内部リンク「僕のダンベル その6(ゴミ箱とプレート)

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