こんにちは。鹿野一郎です。
今から1週間ほど前に娘の反抗期について番外編の投稿をしました。
今回はその続編です。
内部リンク「番外編 娘の反抗期」
前回の投稿では6年生の娘のお金の使い方が荒く、どこかからお金をくすねているのではないかと疑いを持った話を書きました。
そして、ばあば(妻のお母さん)にひどい態度で高額のお金を請求している事がわかって衝撃を受けたのでした。
その後、展開がありました。
娘が家のお金を盗ったことを認めたんです。
これによって事態はかなり変わりました。
娘が家のお金を盗ったことを認めました。
娘は、3000円程度しかお金を持っていないはずなのに、15000円以上ものお金を持っていました。
妻と僕はおそらく2万円のお金をどこかから盗ったのではないかと思っていました。
我が家では、家の3箇所にお金を分散して現金が置かれています。
僕がやったことではなく、妻が災害対策としてそれをしています。
大地震や大停電が起きて銀行でお金を引き出せなくなった時、現金が必要だという理由です。
家の中でも一か所にまとめずに分散してあるのは、家が崩落する可能性を考えてのことだと言います。
随分と警戒心が強いと思いますが、その考え方には一理あるので、反対はしませんでした。
でも、それだからこそ娘はお金を盗ったんだろうと思っています。
僕も子供の頃に母親の財布から小銭を抜き取っていた事があるので、子供が親のお金に手をつけるのは理解できます。
でも2万円という額の大きさが信じられませんでした。
小銭を取るならまだしも、1万円札を抜き取るなんて理解できません。
もしかしたら、ばあばから1万円、うちのお金から1万円を盗ったのではないかとも考えました。
でも、どうやらばあばから高額のバイト代を受け取っているらしいとわかって来ました。
ばあばにしてみれば初めは500円だったアルバイト代が、どんどん値上がりしていってたのでしょう。
芝生を刈ったら500円という具合にお小遣いを渡していたのに、娘が段々いうことを聞かなくなって、高額なバイト代を請求するようになっていったんです。
ばあばのうちには僕が一緒に行くことが多かったですが、ある時から娘はばあばのうちに、電車とバスを乗り継いで1人で行くようになりました。
この頃から、そういうたかりが始まっていたんだと思います。
先週の月曜日の夕方、妻が娘にはっきりと聞いたそうです。
家のお金を盗ったんじゃないのかと。
すると娘はあっさり認めたそうです。
家のお金を1万円盗ったと認めました。
でも1万円では計算が合いません。
おそらく2万円以上盗っているはずです。
妻は娘に、悪いと思っていないのかと尋ねましたが、全く悪いと思っていないそうです。
それどころか、お金が足りなくなったまた盗るとまで言ったそうです。
僕は仕事を終えて帰宅したときに妻からこの話を聞きましたが、予想外の展開に驚くばかりでした。
親のお金を盗ったことがバレたならば、普通は素直に反省し、2度としませんと言うもんだと思っていましたが、まるで違いました。
反省しないどころか、足りなくなったらまた盗るという犯行予告までしているんです。
事態は僕たちが思っていたより深刻でした。
僕が直接娘にお金のことを確認しました。
その晩は、娘とは何も話さずに、翌朝僕が直接娘に事実を確認することにしました。
夜に話をすると長くなって娘が寝るのが遅くなると考えたからです。
娘は妻には非常に反抗的な態度を取っていますが、僕には普通に接するので、僕が尋ねたら違う答が返ってくるのではないかと期待していました。
火曜日の朝、いつものように6時に起きて朝食の準備をしました。
娘は朝食の支度が終わる頃に起きて来ます。
2人で食卓について話を始めました。
あ、妻は朝がとても弱い人なので、娘が学校に行く頃になって起きて来ます。
僕は娘に聞きました。
ママから聞いたけど、家のお金を盗ったんだって?
すると娘はこちらを向かずに、「そうだよ。」と答えました。
悪いことだと思わないのか?と尋ねると、「ママから聞いて。」と面倒くさそうに答えます。
お金が足りなくなったらまた盗ると言ったそうだけど、それは本当か?と尋ねても、同じ答えです。
ママから聞いての一点張りでした。
僕は頭に来て次のように言いました。
パパは泥棒のために早起きして朝ごはんを作るつもりはない。
明日からは自分で食事の用意をしろ。
それから土日はパパたちの分の朝ごはんを作ってくれなくて良いから、自分の分だけ用意しろ。
これはかなり強烈なセリフだったと思いますが、娘は「じゃあ、これも要らないよ。」と言って、僕が作った朝食を脇に退け、炊飯器から白米だけをよそって食べました。
そしてそそくさと学校に行ってしまいました。
予想外の展開でした。
これまで平日は僕が6時に起きて朝食を作り、土日や夏休み、冬休みなどは娘が朝食を準備するのが我が家の成り行きでした。
別にそのように決めた訳じゃないんですが、いつのまにか娘は休みの日に朝食の準備をしてくれるようになりました。
でも、僕のこの発言で、それが完全に崩れることになりました。
僕が朝食を作らなくなれば、僕は娘が学校に行くまで起きなくなります。
夜が遅いからです。
夜僕が帰宅する時は、娘はすでに寝ています。
ということは、今後は平日は娘とは全く顔を合わせない事になります。
生活スタイルががらりと変わりますが、娘に反省を促すために、そのぐらいの事はしなければならないと思いました。
その日は娘が学校に行った後に妻が起きて来ました。
妻に一通り説明すると、妻は娘の強さに驚いていました。
僕も驚きました。
僕が6年生の時はあんなに強くなかったです。
僕も親のお金を盗ったことがあります。そして妻も。
妻とはいろいろ話しました。
実は僕は中学生の頃に母親の財布から小銭を盗っていた事を白状しました。
すると妻も同じ事をしていたと言います。
まさかお互いにこんな話をする事になるとは思ってもいませんでした。
妻が言うには、昔は今と違ってスーパーもコンビニもなかったし、家の近くに本屋もなかったから、お金を使う場所なんて近所の駄菓子屋しかなかったそうです。
それは僕も同じです。
妻は千葉市で育ち、僕は品川区で育ちましたが、環境は同じようなもんです。
だから妻は親の財布から小銭を抜き取っては駄菓子を買って食べていたそうです。
なのでいくら盗ったかはわからないと言います。
それに対して僕は母親の財布から抜き取った小銭をすべて缶詰型の貯金箱に入れていたので、全部でいくら盗ったのかはっきりわかります。
18000円程度です。
あの当時はまだ500円玉というものはなかったので、盗ったのはすべて100円玉、50円玉、10円玉です。
それで総額18000円にもなりました。
かなりの期間盗り続けていたんです。
なんでそんなにお金を盗っていたかというと、単に貯金をしたかったからです。
月600円の小遣いでは年間7200円しか貯められないので、つい魔が差してしまいました。
そして1度のつもりが2度になり、止めるつもりが習慣になってしまいました。
でも、ある日、やめました。
それは親にバレている事がわかったからです。
ある日、母は僕に次のように言いました。
昔同じ社宅に住んでいた、僕より1歳年下の男の子の名前を挙げて、「ヒロシ君は最近荒れているみたいよ。親の財布からお金を盗んで使っているんだって。」と言います。
母はこれを言いながら、明らかに僕の表情を伺っていました。
この時に、ああ、バレているんだな、と思いました。
僕はそれ以来すっかり親の財布に手をつけるのはやめましたが、盗ったお金は返さなかったし、盗ったことを謝ってもいないです。
何もなかったことにして、うやむやにしてしまいました。
だから娘が家のお金を2万円盗ったとしても、そのことを内心反省していて、もう2度としないならば、不問に伏すことにしようと思っていました。
なのに、まるっきり反省していないだけでなく、足りなくなったらまた盗るというのです。
妻は、娘が「ママから聞いて。」と繰り返したのは、僕には嘘をつきたくないからではないかと言います。
妻は娘が盗ったお金は1万円ではなく2万円だと疑っています。
だから「いくら盗ったのか?」と聞かれたときに、1万円とは答えられなくて、ママに聞いてと言ったのではないかと言うのです。
今回の娘の件で、僕が昔母親の財布からお金を盗っていた事をうやむやにしていたのを思い出しました。
すっかり忘れていましたが、今回の娘の件で思い出しました。
僕は大学を出て予備校講師として働き始めた時から、実家には食費として月5万円を払って来ました。
29歳でマンションを買って家を出ましたが、月に一度は実家に帰り食費として5万円を払い続けました。
それは大学で2年も留年してしまって、親に余計に学費を払わせてしまった事に対する償いの気持ちもありました。
そして、子供の頃から実家が全く裕福ではなく、むしろ全然余裕がなかった事は肌で感じていたので、少しでも楽な老後を送って欲しいという思いもありました。
結局そのお金は12年間払い続けました。
でもある時、母からもういいと言われました。
あなたはこれから結婚して自分の家庭を築きなさい。
そうしたら今よりずっとお金が必要になるから自分のためにとっておきなさいと言われました。
今度、母に会う時には過去に僕が財布からお金を盗っていたことを認め、謝ろうと思います。
妻にもそれを話しました。
いくら大きなお金を渡しても、自分のやった事を認め、その上で謝らなかったら、お金を返した事にはならないと思うようになったからです。
父にも2年も留年して余計に学費を払わせてしまった事を謝ろうと思います。
そして、父にはお礼を言いたいことが2つあるので、それもこの機会に言おうと思います。
子供の頃からずっと引っかかっていたことです。
僕は幼稚園に入る前に、父から鉛筆の削り方を教わりました。
カッターナイフでまっさらな鉛筆をきちんと削れるようになるまで、何度も怪我をしながら練習しました。
ある程度ちゃんと削れるようになった時、自分のカッターナイフが欲しいと思いました。
そしてある日、父と2人で出掛けたときに、カッターナイフが欲しいと話しました。
どこに出掛けたのかは覚えていませんが、おそらく上野だと思います。
父には上野の国立博物館に何十回も連れて行ってもらいました。
父は入り口近くに展示してあるフーコーの振り子を見て感激していました。
僕にも見るように勧め、地球が自転している証拠だと説明してくれましたが、その当時は全く意味がわかりませんでした。
で、父と外出した時に、とうとう念願の自分のカッターナイフを買ってもらえました。
僕はとても嬉しかったんですが、どうしても「ありがとう」の一言が言えませんでした。照れ臭くて言えなかったんです。
それを今でも後悔しています。
もう一つあります。
僕が4年生ぐらいで、弟が1年生ぐらいの時だったと思います。
珍しく父と弟の3人でとしまえん遊園地に行った事があります。
としまえんは母の実家のすぐ近くだったので、おそらく母の実家に行ったときに一時的に3人で出掛けたんだと思います。
としまえんに遊びに行ったのではなく、何かのついでに通っただけだった思います。
僕と弟は、急流滑り(正式な名称は忘れました)をやりたいと父にねだり、父は認めてくれました。
父は乗らないと言うので、僕と弟の2人で列に並んで急流滑りに乗りました。
とても楽しかったので、終わったらすぐに「もう一回乗りたい!」とねだりました。
絶対に拒否されると分かっていましたが、ダメで元々おねだりしました。
すると予想外に、父はあっさりと認めてくれました。
決して安いお金ではないのは分かっていましたが、父はあっさり認めてくれました。
昔は、地震雷火事親父と言いましたが、父はとても怖い人で、父が怒るということは僕にとっては世界の終わりを意味するぐらいでした。
その怖い父があっさり2回目の急流滑りを認めてくれたのは、本当に予想外で、本当に嬉しかったです。
僕と弟は乗り終わった後、大喜びで、面白かったと連発しましたが、その時も「ありがとう」の一言が言えませんでした。
どちらの話も父はもう覚えていないと思います。
でもどうしても言葉に出してお礼を言わないと気が済まないんです。
もうかなり昔の話ですが、ずっと僕の心のどこかに引っかかっていた事です。
その点、娘はちゃんと「ありがとう。」と言えます。
先日、娘が服を買いたいと言うので、2人で出掛けました。
僕は女の子の服はわからないので、娘に自由に選ばせました。
着るもの2つと履くもの2つで7000円程度かかりましたが、会計を終えたときに僕の方から、
何か言うことがあるんじゃないの?
と聞くと、ちゃんとありがとうと言いました。
また別の機会には、娘は自分の学習机をペンキで真っ白に塗ると言い出し、一緒にホームセンターにペンキとハケ、ローラーを買いに行きました。
その時も7000円ぐらいかかったと思いますが、会計を終えたときに、「何か言うことがあるんじゃないの?」と問うと、「ありがとう」と言いました。
この点は僕よりもずっと立派です。
いや、もし僕が何も言わなかったら娘もありがとうと言わなかったかも知れないです。
僕がカッターナイフを買ってもらった時、急流滑りに乗せてもらったときに父から「何か言うことがあるんじゃないの?」と問われたら、ありがとうと言えたかも知れないです。でも事実として僕は何も言わなかったし、娘は言いました。
やっぱり娘の方が立派です。
そして休みの日に朝ごはんを作ってくれるなんて、当時の僕より遥かに立派です。
ばあばとの金銭感覚のずれ
今回、娘がお金を盗ったことを認めただけでなく、全く反省していなくて、次もまたやるという犯行予告までしている事が大きな問題だと思っています。
でも妻に言わせれば、足りなくなったらまた盗るというのは売り言葉に買い言葉であって、本心ではないのではないかと言います。
それでも僕は娘のために早起きして朝食を作るのはやめました。
朝は8時頃まで寝ていられるようになったので、正直なところ、体は楽です。
でも平日は娘と全く顔を合わせなくなりました。
数日で娘の方から「参った」と言ってくると思っていましたが、娘は僕や妻の想像を遥かに上回って強かったです。
まるで何ともないように普通に生活しているようです。
そして10月24日の日曜日は、またしてもばあばの家に行きました。
僕はその日、パワーリフティング千葉県大会に出場したので、娘と一緒にばあばのうちに行く事は出来ませんでした。
妻はばあばに電話して、娘に高額なお金を渡さないようにと、きつく、かなりきつく言っていましたが、ばあばもかなり強い人で自分の主張を曲げません。
結局話は平行線で、ばあばはきっと娘に5000円程度のアルバイト代を払ってしまうだろうと妻は言っていました。
妻は僕も同じ意見であって、迷惑だからやめてくれとまで言いましたが、ばあばは僕に直接会って話して僕を説得するつもりだそうです。
ばあばの意見は次のようなものでした。
娘の周りの友達はみんな親から潤沢にお金をもらって化粧品や洋服などを何不自由なく買えるのに、娘だけが厳しくお小遣いを制限されてかわいそうだから、私がお金を出してあげるという事です。あなたたちも目を覚まして現実に目を向けるべきだというのがばあばの意見です。
それを言うなら、分かっていないのはばあばの方です。
小学校6年生のお小遣いは、平均1ヶ月500円から700円ぐらいです。
芝生を刈っただけで小学生に5000円も払う大人がどこにいるんでしょうか?
孫に遊びに来て欲しいからお金で釣るというのはわからなくはないです。
でも限度があります。
自分が孫に会いたいという事ばかりを考えるのではなく、娘に与える影響というものを少しは考えて欲しいものです。
そう言えば妻がこんな事を言っていました。
小さかった頃はおばあちゃんのうちによく遊びに行っていたけど、大きくなってからは全く行かなくなったと。
おばあちゃんの家は高校のすぐ近くだったそうですが、別に行く用事もなかったし、全く行こうと思わなかったそうです。
でもある日、たまには顔を見せに行こうと思って学校の帰りに寄ったそうです。
するとおばあちゃんは、済まなそうに「ごめんね、お金ないのよ。」と言ったそうです。
妻はそれを話しながら泣きそうになっていました。
自分の祖母がお金に困っている姿を目の当たりにしてショックだったのもありますが、それ以上に、自分が訪ねた理由がお金をもらう事だと思われていた事の方がショックだったそうです。
確かにそれはそうですね。
でも僕はこの話を聞いて、僕には経験がない事だなと思いました。
考えてみれば僕の2人の祖母は、どちらも僕が6年生の夏休みに亡くなってしまったので、高校生になってから訪ねることは出来なかったんです。
父方の祖父は僕が小学校に上がるか上がらないかの頃に亡くなっていました。
母方の祖父とは、高校時代から大学時代にかけて一緒に住んでいたので、もうその頃の僕には訪ねていく祖父母はいなかったんです。
僕は祖父母にはいろいろなものを買ってもらいましたが、お年玉以外で祖父母からお金をもらった記憶はないです。
だから、ばあばが娘に多額のお金を渡すのも、全く理解できません。
ちなみに僕の両親は、お年玉以外では娘にお金をあげた事はありません。
やっぱりそれが普通だと思ってしまいます。
これまでもばあばとはいろいろありましたが、今回は娘が関係しているので、譲る訳にはいかないです。
今度僕が1人でばあばのうちに行って、こっちの考えを明確に伝える必要があると思っています。
僕の立場は義理の息子ですが、娘の教育に関する事なので、立場は度外視して自分の意見をはっきりとわかるように伝えるつもりです。
パワーリフティング千葉県大会の日
娘は僕とのコミュニケーションが完全になくなったことを嫌がり、修復を図ろうとしたんだと思います。
僕がパワーリフティングの試合に行った日、娘はばあばのうちから、ばあばのスマホを借りて僕に連絡をとって来ました。
試合では自己ベストを更新できそうか?帰りは何時になるのか?というような連絡です。
これまで顔を合わせる機会すら失われていたので、なんとかして修復を図ろうとしたんだと思います。
僕は帰りは遅くなるから夕飯はママと2人で食べるようにと返事をしました。
ついでに、あのお金は元はパパが働いて稼いだお金だとも伝えました。
そしてもう一つ、ばあばから大きなお金を貰わないようにとも釘を刺しました。
試合を終えて僕が帰宅したのは9時頃でした。
娘はまだ起きていて、いろいろ話しかけて来ます。
僕はそれには応じていましたが、それを見ていた妻は不愉快に思っていました。
娘がいないところで言われました。
なんであんなに普通に話してるのよ?無視してたんじゃないの?もう許したの?
そう言えばそうでした。
試合が終わった開放感と疲労で忘れていました。
次の日の月曜日、僕はやっぱり早起きをせずに朝食も作りませんでした。
もう娘が学校に行っただろうと思って寝室を出るとまだ娘は家にいました。
娘は家を出るときに大きな声で、「行って来ます!」と言いました。
普段だったらそれを合図に僕が玄関まで降りて行って、娘を見送ります。
でも、この日は完全に無視しました。
娘もさすがに懲りたのか、とうとうお金を返すと言いました。
今度の土日にゆうちょ銀行からお金を下ろして返済すると言います。
妻は首を傾げます。
盗ったのは1万円と娘は言っているし、娘の財布に1万円入っているのにどうして銀行からおろす必要があるのかと。
もしかしたらもっと多額のお金を盗ったんじゃないかとも心配しています。
金銭感覚と学歴
娘の言い分としては、ママのことは大嫌いだから、ママのお金は盗っても良いと思っているそうです。
でも僕やばあばからお金を盗むつもりはないそうです。
娘は反抗期なので、反抗的な態度を取るのは受け入れます。
僕も反抗期はそうだったからよくわかります。
反抗期の子供につける薬はなく、親は反抗期が終わるまでやり過ごすしかないと思っています。
今回の件がある前から、娘には金銭感覚の重要性を説いて来ました。
それは学歴の有無と同じぐらい重要な問題だと思っています。
稼いだお金をみんな使ってしまう人は、いくら稼いでも一生お金で苦労すると思います。
それは僕の学生時代の物欲に溺れて借金を積み重ねた苦い経験から出る言葉です。
金銭感覚を養う第一歩は、我慢ですよね。
まずは我慢を覚え、計画的にお金を使う事を身につける必要があります。
お金は絶対に必要です。
あればあるだけ使うという金銭感覚はすぐにでも捨て去るべきだし、コツコツと貯蓄をすることも身に付けた方が良いと思います。
仮に娘が大学を卒業するまで、今後もらうお年玉をすべて貯金したらいくら貯まるでしょうか?
大雑把な計算として、娘が貰うお年玉が年3万円としても、それがあと10年続けば30万円になります。
社会人になってから月に1万円貯める習慣ができたら、年間12万円たまります。
30歳になるときには130万円ぐらい持っている事になります。
僕は大学時代にとても痛い目にあって初めて金銭感覚の重要性がわかりましたが、娘にはなるべく早く気づいて欲しいです。
終わりに
子供には反抗期があります。
僕にもありました。
だから娘の反抗期は受け入れています。
でも1万円札を盗んだことは見逃せないので、今回は大きな事態になりました。
娘が本当に反省して、2度としないと本心から思うのであれば、お金は返さなくても良いと思っていますが、あろうことか犯行予告が出てしまったので、話が大きくなりました。
娘は土曜日にお金を返すと言っていますが、果たしてどうなるでしょうか。
今度の日曜日には娘を連れて僕の実家に行く事になっています。
でも娘がひどい状態なので、初めは1人で帰るつもりでいました。
でも娘が土曜日にお金を返すというので、本当に返金したら予定通り実家に連れて行くつもりです。
娘も実家には行くと言っています。
妻は娘には強い事を言いますが、僕には全額返金しなくても良いと言っています。
犯行予告は売り言葉に買い言葉で本心ではないとはっきり言葉で説明し、後悔しているから2度としないと誓って謝れば、それで終わりにしても良いと今でも思いますが、娘は反抗期だし、意地になっているので、きっとそういう風にはならないと思います。
娘の反抗期を通して、妻との会話はかなり増えました。
そしてお互いに、予想もしなかった話題で話し込む事になり、これはこれで貴重な経験でした。
いずれ娘が母親になったとき、自分の子供の反抗期で同じように旦那さんとあれこれ話す事になるんでしょう。
今回はこんなところです。
ありがとうございました。
娘の反抗期 その3へつづく