こんにちは、鹿野一郎です。
今朝、妻から次のように言われました。
トンボの目が明らかに変だったから、どうしてのか聞いてみたら、アイプチを使っているんだって!
もう1週間も前から使っているって言ってたけど、気づいてた?
上のセリフのトンボというのは、昆虫のトンボじゃなくて、うちの娘の仮名です。
数年前に富士川でラフティングをした時に、全員仮名を決める事になったんですが、その時娘はトンボという名前にしたので、このバーベルブログでもトンボとしておきます。
目が明らかに変と言うので、てっきり目つきが普通じゃないという事かと思ったら、そうではなかったようです。
目が腫れているのか、何か違和感を感じたので、痛くないの?痒くないの?強くこすったの?などと聞いたそうです。
すると、アイプチを使っているという返事があったそうです。
アイプチと言われても僕には何の事かわからなかったので、説明を求めると、まぶたにノリのようなものを塗って、一時的に一重を二重に矯正する化粧品のようなものたそうです。
そんな物、存在すら知らなかったです。
娘は今6年生で、春には中学に上がります。
5年生のクラス替えで、一時期友達がいなくて寂しい時期があったようですが、その後仲良くなった子達がことごとくおしゃれで、服にお金と手間をかけ、お化粧にも熱心なのだそうです。
先日、娘が2人の友達と、八千代市の市民祭に出かけて行ったんですが、その時に妻は友達2人を初めて見たそうです。
本当に、見るからにファッション大好き、お化粧大好きという子達だそうで、うちの娘とは別世界の子たちだと話していました。
うちの娘は、僕に似て体力優良児です。
女子なのに5年連続で体力優良賞をもらうほどです。
体力優良賞というのは、男女に関係なくクラスで2人しかもらえない賞なんですが、娘はそれを取り続けています。
運動会も毎年紅白リレーの選手に選ばれていて、リレーで抜かれた事はないです。
服装もいつもGパンと黒のトレーナーで、ファッションという物とは対極の存在だったんですが、最近は変わってきました。
スキンケアにこだわっているようで、乳液などいろいろな物を使っています。
これまで2階の洗面台は僕の憩いの場だったんですが、どんどん娘の物が増えて、領有権が脅かされています。
鏡にはいろいろなキャラクターのシールが貼られ、さらに鏡に吸盤のフックが取り付けられ、そこに網のようなものがぶら下がるようになりました。
あの網のような物を何に使うのかわかりませんが、どんどん環境が破壊されています。
以前は洗面台には僕の歯ブラシと髭剃りぐらいしかなかったんですが、今では置き場がないぐらいに娘のスキンケア商品が並んでいます。
アイプチと二重まぶた
娘は友達の影響でどんどん変わっていきます。
でも、娘はアイプチを友達から勧められたのではなく、インターネットで自分で調べて手に入れたそうです。
100円ショップで売っているそうです。
妻がいうには、アイプチをつけると、まぶたが腫れているように見えて、どこか具合が悪いのではないか?と心配になると言います。
でも、娘は友達からは「かわいいね!」と言われているそうで、アイプチをやめるつもりはないそうです。
学校にはアイプチをして行かないので、学校から帰ってきてからアイプチをし、そして外に遊びに行くようです。
僕は普段、娘とは朝しか会わないので、僕の前ではアイプチをしていたことはないんです。
なので、僕が気づくはずはなかったんです。
それにしても、ノリのようなもので、まぶたを一時的に矯正するというのはどうなんでしょうか?
まあ、すぐに飽きると思うから、好きにやらせておけば良いと思うんですが、妻は心配しています。
妻が言うには、昔、100円ショップの口紅から有害な物質が発見されたそうで、一斉に自主回収されたことがあったそうです。
それと同じように、100円ショップのアイプチは心配だと言います。
アイプチにも、ちゃんとした化粧品メーカーのものがあるそうですが、だからと言って、親がそれを娘に推奨するのも話が変だと言います。
妻の気持ちはわかりますが、放っておくのが一番良いと思います。
おそらくすぐに飽きるでしょう。
1年後には娘はそんなものは使わなくなっていると思います。
今は、そういうものを使ってみたいんでしょう。
好きにやらせておけば良いと思います。
仮に有害物質が入っていたとしても、それを何年も使い続けたら悪影響が出るというレベルの話だと思います。
最初の1本を使い切っただけで悪影響が出るなんて事はないでしょう。
顔に毒薬を塗っているならば、すぐに悪影響が出ると思いますが、そうではないので、心配には及ばないと思います。
仮に僕が明日から三食全部カップラーメンで生活をするとしたら、おそらく数週間から数ヶ月ぐらいで体の調子が悪くなってくると思います。
病気になるまでの期間はもっと長く、もしかしたら数年かかるかも知れないです。
それと比べたら、毎日タバコを1箱吸って、食事は普通に取る生活の方がずっと健康的だと思います。
僕はタバコはすいませんよ。念のため。
そう考えれば、まぶたに100円ショップのアイプチをつけたからと言って、健康被害が出るとは思えないんです。
こういう時に、親が否定的な助言をすると、反抗期の子供は火山が大噴火したように怒り出すと思うので、黙って見ているのが一番良いと思います。
妻は娘に、
20歳を過ぎたら自分のお金で整形手術をしたら?
と言ったそうですが、娘は、整形手術まではするつもりはないと答えたそうです。
実は僕は目の手術をしたことがあります。
整形手術ではありませんが、その手術で一重だったまぶたを二重になおしました。
僕は幼稚園生の頃、逆さまつ毛を患っていました。
明るいところに出ると眩しくて仕方なく、蛍光灯などを見ると涙がポタポタ出てくるんです。
明るいところが嫌いで、いつも薄暗いところにいました。
母は僕を心配して病院に連れていき、手術を受ける事になりました。
一年生の時です。
言うまでもないですが、手術なんて絶対に嫌でした。
逃げ出したいぐらいの気持ちでしたが、逃げる場所などどこにもなかったので、手術を受けました。
右と左の手術を別々にやりました。
手術が終わった後は、母がご褒美に自動車のプラモデルを買ってくれました。
子供だった僕はプラモデル欲しさに、手術を我慢することができました。
手術は成功しましたが、術後は目が痒くて仕方なかったので、僕はずっと目をこすっていました。
あまりにも度が過ぎたので、手術で矯正したところが元の戻ってしまって、また手術をする事になりました。
結局僕は一年生から四年生にかけて、左右のまぶたを3回ずつ手術する事になりました。
とても嫌でしたが、それで逆さまつ毛はすっかり治り、薄暗い場所で過ごすことがなくなりました。
そしてこの一連の手術で、プラモデルの自動車を6台手に入れました。
果たして僕はこの話を娘に聞かせたことがあったんでしょうか?
もし娘が知っていたら、
パパだって整形手術をしたんだから、私にもやらせて!
と言い出すのではないかと思いましたが、先にも述べたとおり、娘は整形手術を望んでいないので、その心配はなさそうです。
僕がやった手術は整形手術ではなく、ちゃんとした手術ですが、もし娘が整形手術を希望したら、手術の経験者として、リアルな体験談を聞かせてあげようと思います。
話を聞いたら、絶対にやりたいとは言わなくなると思います(笑)。
昔はやったルーズソックス
昔、女子高生の間でルーズソックスという靴下が流行っていた時期がありました。
もう25年ぐらい前のことだと思うので、若い人は知らないかも知れないです。
僕は19歳の時から、かれこれ35年間日記をつけ続けているんですが、日記を検索してみたら、「ルーズソックス」というキーワードで1件だけヒットしました。
1998年7月13日の日記に書いてありました。
やっぱりルーズソックスが流行っていたのはそのぐらい前のことなんですね。
どういうものかと言うと、ものすごくダボダボでゆるゆるの靴下です。
色はみんな白でした。
それが流行り始めた当時は、僕は好意的に見ていました。
ルーズソックスと女子高生の組み合わせはかなり良いものだと思っていました。
僕は予備校で働いているんですが、職場の女子生徒もほとんど全員ルーズソックスを履いていました。
ダボダボでゆるゆるの靴下なので、長く履いているとずるずる下がってくるそうです。
それを防止するために、なんとふくらはぎの周りにノリのようなものを塗って、ルーズソックスを粘着させいたようです。
詳しくは知らないですが、女子高生が足にノリのようなものを塗って靴下を履くところを、何回か電車の中で見たことがあります。
随分とすごい苦労をして靴下を履いているんだなと思いました。
それにしてもよく電車の中でそんなことをするよな?恥ずかしくないのかな?とも思いました。
今、改めてルーズソックスの画像を見ると、とてもダサく見えます。
あの当時はかわいいなと思ってみていたんですが、時が流れると価値観も変わるようで、とてもダサく見えます。
ファッションには興味がないつもりですが、何をかわいいと思うかの基準は知らないうちに変わっているようです。
靴下をノリで足に固定するのも驚きましたが、一重まぶたをノリで二重にするのも驚きました。
今時の子には、そういう事をする子が多いんでしょうか?
僕は最近の若者の動向を知るときは、生徒に聞く事にしています。
それが一番確実だからです。
娘が任天堂オンラインをやりたいと言い出したとき、一番最初は、
インターネットでオンラインゲームをやるなんてとんでもない!危険だ!
と思いました。
でも、生徒に聞いてみると、驚きの事実がわかりました。
高校生たちに聞いたんですが、まず第一に、任天堂オンラインを知らない生徒はいませんでした。
そして第二に、ほとんど全ての生徒が任天堂オンラインをやっているか、過去にやっていました。
その彼らに、小学校6年生の娘が任天堂オンラインをするのは危険だと思うか思わないかを尋ねたら、危険だと思うと答えた生徒が1人で、残り50人ぐらいは思わないという答でした。
そして生徒が教えてくれたんですが、ボイスチャットさえやらなければ危険性はなそうなんです。
それを聞いて、娘には任天堂オンラインをやることを認めました。
でも、さすがに今回は聞けないです。
女子生徒を相手に、
アイプチって知ってますか?アイプチってやってますか?
6年生の女の子がアイプチをやるのはませてますか?
なんて聞けないです。
下手をしたら質問するだけでセクハラ案件になってしまうかも知れないです。
それに、放っておけばやがて飽きると思っているので、放っておくつもりです。
気持ち悪いプリクラとボディービルのコンテスト
僕は自宅にバーベルを持っていて、筋トレをしています。
パワーリフティングの試合に出ていますが、インターネットではボディービルダーのYouTubeをよく見ます。
コンテストの動画では、ステージにほぼ裸のマッチョがずらりと並び、皆が同じようにポーズをとっています。
たまに用があって妻や娘が僕の部屋に来るとき、そういう画面をみると気持ち悪がります。
娘は僕に対して、
そんなに鍛えてムキムキになっても、女の人に気持ち悪がられるだけじゃん!
と言います。
でも別に気になりません。
以前は僕もボディービルダーのことをそう思っていたので、人々がそういう意見を持っているのは知っています。
でも、それは関係ないです。
楽しいからトレーニングをしているんだし、ボディービルダーの体をかっこいいと思っているから見ているんです。
それを人からどう思われるかは全く問題ではないです。
でも、ある日、世の中の女性がボディービルダーを気持ち悪がる理由がわかりました。
富士急ハイランドの絶叫マシーンで首の骨を折ったという若い女性がテレビに出て大炎上しましたが、それはその女性のテレビでの振る舞い、SNSに投稿している写真の内容などが、首を折った可哀想な人というイメージからかけ離れていたために起こったことだと思っています。
大炎上していたので、僕は興味を持ってその人のSNSを見てみました。
ツイッターだったかインスタグラムだったかは覚えていません。
そこには、その人本人のカメラ目線のピースサインの写真だけでなく、どこの誰なのかわからない不特定多数の若い情勢の写真が掲載されていました。
みなさん、これでもか!という位に化粧をし、髪を飾り、髪も染め、おそらく目玉にもカラーコンタクトなどをはめて、自分を引き立てようとしています。
でも、それが僕の目にはやりすぎに見えて、正直なところ、とても気持ち悪かったです。
ものには程度があります。
過ぎたるは及ばざるが如しという言葉もあります。
今時の若い女の子にとってはあれがちょうど良いのかも知れないですが、54歳のおじさんの僕には度が過ぎたやりすぎにみえて、全く可愛いとは思えなかったです。
とにかく気持ち悪いの一言です。
そのときに、ああ、こういう事か!と思いました。
女性が、ムキムキの男性ボディービルダーの体を見て気持ち悪がるのは、僕が若い子の過化粧の写真を見て起こす拒否反応と同じなんだなと理解しました。
そのように理解したので、ある日、朝ごはんを食べている時に娘にその話をしました。
トンボ、パパはやっと理解できたよ。
女の人がボディービルダーの体を見て気持ち悪がるのは、パパのようなおじさんが、若い女の子がネットにあげた、おめかしした写真を見て気持ち悪いと思うのと同じなんだな。
あれは本当に気持ち悪いよ。
ようやくわかったよ。
すると娘は、「パパにはわからないんだよ!」と否定しました。
まあ、そうでしょうね。
どっちもどっちなんですが、娘はまだ子供なので、自分の考えを曲げるつもりはないんですね。
ああいう過剰に化粧した写真の女の子の写真を見て気持ち悪がる人間の存在は受け入れられないんだと思います。
僕は、男性ボディービルダーを気持ち悪がる若い女性の気持ちはちゃんと受け入れますけどね。
これが人生経験の差ですかね(笑)。
子供はどんどん変わっていきますね
娘は普段はGパンにトレーナーという服装を好みます。
最近はGパンじゃなくて、もう少しダブダブのズボンも履くようになりましたが、最近までずっとGパンでした。
娘がスカートを履いているところを見たのは、幼稚園の制服だけですよ。
娘はスカートなんか、1着も持っていません。
それに5年生の夏には、中学に行って制服でスカートを履くのが嫌だから、受験をするとまで言い出しました。
千葉県では、千葉大附属中学校という国立中学が、唯一制服のない学校だったので、ここを目指して頑張ると言い出したんです。
塾に行かせてくれと言うので、塾に話を聞きにいきました。
そして、塾長の先生から言われたのは、今からではもう遅いという驚きの言葉でした。
5年生の夏休みからスタートでは、遅いというんですよ。
本当に驚きました。
塾のテキストを見せてもらうと、何冊もあり、積み重ねるとまるで電話帳のようでした。
僕は思わず、
いや、うちの子は別に渋谷幕張中学を受けるわけじゃなくて、千葉大附属中でいいんですけど。
と言いましたが、塾長先生の説明では、渋谷幕張中学を受ける場合はこれでは足りず、さらに別のテキストもこなしてもらう必要があるということでした。
中学受験がそんなに熾烈だとは知りませんでした。
大学受験より厳しそうです。
それでも娘は塾に入り、制服を着ないために、スカートを履かないために勉強していました。
が、わずか4ヶ月でギブアップし、地元の公立中学に進学することを受け入れました。
そこまでスカートを嫌がっていたのに、妻によると、娘がインターネットで服を見る時に、スカートも見ていたと言うんです。
あんなに嫌がっていたのにです。
すごい変化の速さだなと思いますが、子供なんだから、これからもどんどん変わっていきますよね。
僕や妻みたいに50年以上も生きている古い人間とは違うので、これから先もどんどん変わり続けていくんだと思います。
1年後、2年後、5年後、10年後に娘がどんな事に興味を持ち、どんなことを目指して頑張っているのか、そうぞうもつきませんが、僕自身は1年後も2年後も、5年後も10年後もパワーリフティングで自己ベストを更新するために努力をしていると思います。
健康で、バーベルを挙げることを楽しんで、夜はお酒を飲んで寝ることができれば、文句はないです。
ありがとうございました。