6年生の娘の交友関係が心配です

娘の反抗期

こんにちは、鹿野一郎です。
今、6年生の娘の交友関係で悩んでいます。
5年生になった頃、仲の良かった友達と違うクラスになってしまったので、しばらくは学校が楽しくなかったそうです。
その後、仲の良い友だち何出来たそうなんですが、その頃から娘は少しずつ変わり始めました。
あまり良くない方向に変わって行っています。

娘が通っている小学校

娘が通っている小学校は普通の公立小学校です。
生徒は少なくて、1学年に2クラスしかありません。
3年生に上がる時と、5年生に上がる時にクラス替えがありました。
1年生、2年生の時はすぐ近所に仲の良い友だちが2人いて、うちにもよく遊びにきていました。
僕が付き添って3人を夏祭りに連れて行った事もあります。
付き添ったと言っても、会場はうちのすぐそばで、歩いて1分の近所なんですが。
しかも、娘の友達のご両親が祭りに出店を出していたので、親の目は十分に届いていました。

娘は幼稚園の頃から水泳を習っていましたが、1年生の九月から体操教室にも通うようになりました。
小学校の体育館で毎週土曜日に跳び箱、鉄棒、トランポリン、マット運動を習い始めました。
同じクラスの友達も何人かいました。

娘の友達の1人は水泳と新体操を習っていて、塾にも通っていました。
もう1人の友達は習い事はしていませんでした。
両親がお祭に出店した家の子です。

印旛沼、ふろさと広場の風車です。本文とは関係ありません。

3年生になると娘は2人と別のクラスになりました。
いつまでも親友だよと誓い合っていたそうですが、3ヶ月も経たずにお互いに疎遠になりました。
新しいクラスで、また2人の子と仲良くなり、3人組を形成しました。
1人は京都から引っ越してきた転校生で、もう1人はもともと知っている友達でした。
うちにも何度か来たことがありますが、挨拶はしっかり出来るし、大人とも普通に会話が出来るし、良く躾けられた良い子でした。
2人の友達はどちらも塾に通っていて、中学受験を目指しています。
段々塾が忙しくなり、放課後に娘と遊ぶ時間がなくなってきました。

5年生にはなると、その子達とも違うクラスになりました。
クラスの半数以上の子が中学受験のために塾通いをしていて、休み時間にも問題集を広げて勉強しているそうです。
授業中に居眠りをしている子もいるそうです。
昭和時代の小学生だった僕には信じられない光景です。
昭和の頃は、休み時間に勉強している子なんていなかったです。
1年中半袖半ズボンで通う子供や、いつも鼻水を垂らしている子供はいましたが、勉強している子なんかいなかったです。
そういえば僕も6年間半ズボンで通いました。
母の方針で、長ズボンは絶対に履かせてくれなかったんです。
何故か昔の小学生は全員半ズボンでした。

娘も塾に通ったんですが

娘が5年生だった夏休みの終わりに、娘が受験をすると言い出しました。
娘が受験をしたい動機は、制服のない学校に行くことでした。
娘は全員同じ服で通学するのが嫌なようで、特にスカートを履かなければならないのが嫌だったそうです。
なので制服のない学校を受験すると言い出しました。
娘は家から歩いて行ける塾に通い始めました。
塾からは何冊ものテキストを渡されました。
あまりの量に、娘よりも僕の方が驚きました。
近年、中学受験が加熱しているというのは聞いていましたが、ここまでとは思っていなかったからです。


算数なんかはかなり難しい問題もありました。
初めのうちは娘も頑張って勉強していましたが、年が明けた頃にギブアップしました。
こんなにきついなら諦めて地元の中学に進学すると言うんです。
これには妻も僕もがっかりしました。
たったの4ヶ月で音をあげるなんて予想もしていませんでしたよ。
算数の勉強は僕が見ていました。
塾でもらったテキストの問題を全て解けるようになって貰おうと思い、毎週10ページぐらい宿題を出して、わからないところは全て僕が説明していました。
もしかしたらあれがきつかったのかも知れないです。
テキストの問題はかなり解けるようになり、あと20題程度で完全制覇というところまで行ったんですが、突然やめてしまいました。

娘の習い事

娘が健在習っているのはトランポリンです。
週に2回レッスンを受けています。
2年生の11月から続けています。
日本体操協会が定める、トランポリンバッジテストの5級から1級まで3ヶ月で全て合格し、その後はクラブが独自に定めたパワーアップテストというもの(全部で7種目)を1年で全て合格し、上級者コースに上がりました。
そこで前方宙返り、後方宙返りをマスターし、今は前方ひねり宙返りを練習しています。
おそらく次は後方伸身宙返りだと思います。
トランポリンのレッスンがある日以外は暇なので、友達と遊びに行きます。

娘の友達のウサギちゃん

今、娘のと1番仲の良い子をウサギちゃんと呼ぶことにします。
僕はウサギちゃんに会ったことはないです。
妻も会ったことは無いです。
でも声なら聞いたことがあります。
娘とウサギちゃんがオンラインゲームをやっていた時、音声通話をしながらゲームをしていたので、ウサギちゃんが話す声が聞こえました。
物凄く言葉の荒れた子で、僕も妻も驚きました。
そういえば妻は一度、ウサギちゃんと電話で話した事があります。
その時の様子ははっきりと覚えています。
ぼくも家にいて、妻が電話で話すのを聞いていました。
その日、娘とウサギちゃんは遊ぶ約束をしていました。
娘が家を出た直後にウサギちゃんと思われる子から電話がかかっていました。
妻によると、相手の子は、「こんにちは。」とも言わず、自分が誰なのかすら名乗らなかったそうです。
いきなり、「トンボちゃんのママですか?トンボちゃんいますか?」と始まり、妻がたった今出かけたことを告げると、「ああ、そうですか。オッケーです。」と言って電話を切ったそうです。
妻は、

なんなのよ、あの子は!

と言って怒っていました。
上に出てきたトンボとは娘のことです。

娘はウサギちゃんの影響を受けて、化粧品を使うようになりました。
2階の洗面台は長らくぼく専用の場所だったんですが、娘の歯ブラシ、歯磨き粉、マウスウォッシュなどから始まって、洗顔フォーム、クレンジングなんとか、なんとかかんとかという物がどんどん増えて行き、僕の領土が脅かされています。
これらのものは、ばあばが買ってくれるそうです。
ばあばには、娘を甘やかさないように何度も頼んでいるんですが、まさに馬の耳に念仏です。
娘のためを思うならお金は渡さないで欲しいんですが、いくら説明しても絶対に理解できないようです。
本当に困ったものです。

娘から聞いたんですが、ウサギちゃんは両親が離婚して、母親に引き取られたそうです。
お母さんの実家に戻り、そこから小学校に通っています。
お母さんはフルタイムで働いているので、ウサギちゃんの面倒はおばあさんが見ているそうです。
おばあさんはウサギちゃんに甘く、お小遣いを何万円も渡しているそうです。
ウサギちゃんはそのお金で、服や化粧品を買っているそうです。
門限も特に決まってなくて、遅く帰る事もあるそうです。
娘はウサギちゃんの影響を強く受けて、自分も化粧品を使うようになりました。

前に娘の部屋に掃除機をかけていた時、床に落ちているプリクラを見つけました。
娘が2人の友達と写っているんですが、明らかに別人種でした。
友達は見るからにお化粧大好き、プリクラを大好きという感じででしたが、娘は体育会系で、化粧とは対極に位置する感じです。
そのプリクラを見る限り、娘だけが浮いているように見えます。
良くこの子たちと話が合うものだなと感心すらしてしまいました。

娘は最近、ウサギちゃんとショッピングモールですたむろする機会が増えてきました。
以前はクラスの友達と大勢で、公園で鬼ごっこをしていましたが、今や周りは受験勉強真っ盛りで、遊ぶ相手はウサギちゃんしかいないようです。

今住んでいる家は6年前に建てたんですが、前に住んでいたところが陸の孤島だったので、便利なところを探し、ショッピングモールのすぐ近くに家を建てました。
まさか子供がそこでたむろするようになるとは、当時は予想できませんでしたよ。
こんなことなら陸の孤島に住んでいた方がよかったかも知れないです。

人格、経済力、学歴

僕が娘に望むこと。
まずは最低限の人格を身につけて欲しいです。
次は人並みの経済力を身につけて欲しいです。
そして最後は、僕と同じ程度の学歴は身に付けて欲しいです。
最低限の人格というのは、「ありがとう」、「ごめんなさい」がちゃんと言えて、人に陰口を言わず、愚痴をこぼさず、失敗を人のせいにしない人格のつもりで言っています。
人並みの経済力というのは、お金のことで家族と揉めたり、争ったりしないで済む状態のことです。
そう言ったものを身に付けた大人になって欲しいですが、今は悪い方向に向かっているようで、心配です。
今の日本社会では、人並みの経済力を身につけようと思ったら、やっぱり学歴はあった方が良いと思います。
特に女性の場合はなおさらだと思います。
別に東大とか早稲田、慶応に行ってもらいたいとまでは思いません。
僕が受からなかった大学に娘が受かったら嬉しいですが、それを娘に期待するのは酷というもんですよね。

中学に上がれば友達も変わる?

春になって中学に上がれば、娘の生活もガラリと変わるでしょう。
部活に入って、塾に通うようになれば、放課後にショッピングモールをうろつく時間もなくなるでしょう。
そうなって欲しいと思います。
親が子供の交友関係に口出しをして、あの子と付き合うなと言っても、状況を悪化させるばかりで、良いことは何もないでしょう。
僕は中学の頃は親兄弟よりも友達の方が大切だったので、親から友達を変えろなんて言われたら、それこそ親子の縁を切るような騒ぎに発展していたかも知れないです。

だからじっと我慢して、時が来るのを待つしかないです。
僕は子供の頃、母から耳にタコができるほど、 

良い高校に行って、良い大学に入って、良い会社に入りなさい、それがあなたのためだから

と言われていました。

母によって無理矢理勉強をさせられて、得意だった算数が大嫌いになりました。
嫌いな読書も無理矢理やらされて、ますます嫌いになりました。
あの当時の僕は活字を読むと頭痛がするほど本が嫌いだったんです。
そう言えば小学校入学と同時に、無理矢理書道を習わされて、5年間も我慢しましたが、まるで怒られに行くようなもんでした。
嫌がる馬に水を飲ませようとするのは、良くない事だと思います。

同じ失敗はすまいと思って、娘にはやりたい事を自由にやらせてきました。
また、娘に何かを無理矢理やらせた事もないです。
娘はトランポリンと料理が好きです。
運動は全般的に好きなようです。
でも勉強は好きではないようです。
親バカだと思いますが、娘はやれば出来ると思っています。
中学に上がったら、部活、塾、トランポリンで忙しくなり、ショッピングモールをうろつかなくなって欲しいです。
出来る事なら娘よりほんのちょっと優秀な友達と付き合い、お互いを高め合って欲しいです。

妻が言うには、今の子はLINEで繋がっているから、私たちの時代みたいに、中学に上がると友達も変わる訳ではないと言います。
確かにそうかも知れません。昔は家の固定電話しかなかったので、友達本人にじかに連絡を取る手段はありませんでした。
でも、今は違います。
簡単に連絡が取れるので、中学に上がっても、高校に上がっても友達関係は続くのかも知れないです。

僕は中学時代は塾が楽しくて、休まずに通っていました。
熱が出て学校を休んでも塾には行っていました。
娘にもそうなって欲しいですが、こればかりは本人次第ですね。
親の期待が子供には迷惑なのは、ぼくも経験があるからわかっているつもりです。
なので、結局は娘の自主性に任せるしかないんだと思います。

ウサギちゃんについて考えてみました

ウサギちゃんの存在は、妻と僕にとっては娘を悪いほうへ引きずる有害な存在ですが、ではウサギちゃんは何故、おしゃれに目覚め、ショッピングモールをうろつくようになったんでしょうか。
考えてみれば両親の離婚というのは大きいと思います。
お母さんが離婚の前から働いていたのかどうかはわからないですが、離婚して母親がフルタイムで働いているとなると、やっぱり寂しいんだと思います。
ウサギちゃんは、お母さん、おばあさんと3人で暮らしているそうですが、離婚したお父さんはもう再婚して、子供もいるそうです。
なのでウサギちゃんには、会った事のない異母の妹がいるそうです。
親の離婚と、母親の不在というダブルパンチで強い寂しさを覚え、それをフャッションやたむろで誤魔化しているのかも知れないです。
ウサギちゃんは、娘に、

 

高校生になったら、どんなバイトする?

と聞いた事があるそうです。
本当にびっくりしました。
まだ6年生の女の子がそんなことを考えますか?
もしかしたらウサギちゃんは、中学、高校に進んだら、危ない道へ進んでしまうのかも知れないです。
よその子ながら心配になってしまいます。

ウサギちゃんのお母さんは、ウサギちゃんがそのような状態である事を知っているんでしょうか?
お金の事はおばあさんが黙っていれば分からないと思いますが、持ち物がどんどん増えて行けばやっぱり分かると思います。
それとも仕事が忙し過ぎて、そこまで気が回らないんでしょうか?

ウサギちゃんも中学に行って、部活動に熱中すれば、おしゃれやたむろをやめるんでしょうか?
僕は男なので、女の子のその辺の微妙なところはまったく分からないです。

でも、娘をウサギちゃんから切り離すことを考えるより、二人とも部活と勉強に熱中してショッピングモールをうろついたり、遅く帰ったりしないようになる方が良いですね。

ちょっと考え方が良くなかったです。

今、娘は僕に何でも話してくれますが、もっと難しい年ごろになって、話をしてくれなくなったら、いよいよ対応に困ることになりそうです。
そうならないように、常に娘との対話には気を配って行きたいです。
どんなに忙しくても、娘とのコミュニケーションは絶やさないようにしたいです。

鹿野一郎
鹿野一郎

まあ、この先はもう仕事で忙しいことはないと思いますが。

今回はこんなところです。
ありがとうございました。

6年生の娘の交友関係が心配です その2 へつづく

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