こんにちは、鹿野一郎です。
今日は2022年6月24日の金曜日です。
最近の若者は語学力やコミュニケーション能力が随分と優れているようだと思わされる出来事があったので、今日はそれについて書きたいです。
今日は昼の1時から仕事で、何もトレーニングをしていないので、トレーニングの話題は出てこないです。
でも、筋肉痛の話なら少しだけ出来ます。
総武線で出会った外国人3人組
今日、仕事に行く時に千葉から総武線に乗りました。
そこで、ベトナム人かフィリピン人と思われる若い男性3人組を見かけました。
どうやら自分たちが乗る電車がこれで正しいのかわからない様子でした。
その3人の1人が電車に乗り込んできて、僕に紙の切符を見せました。
オレンジ色っぽい大きめの切符に千葉から400円と書いてありました。
切符は2枚あったように見えましたが、もしかしたらもう一枚は領収書だったのかも知れないです。
僕はワイヤレスイヤフォンで音楽を聴いていたんですが、その男性が何か喋っているだろうと思って、音楽を止めて、イヤフォンも外しました。
でもその男性は何も喋っておらず、無言で僕に切符を見せるだけでした。
もしかしたら、切符を拾って落とした人を探しているのかな?と思って、僕は違うと説明しました。
すると、その男性は電車を降りて行って、外の2人とともに駅の案内表示をキョロキョロ見ています。
僕はそれ以上気にしませんでしたが、僕の向かいに座っていた若い女性がその3人を気にして窓の外を伺っています。
女性は見た所、20代半ばぐらいで、それまではずっとスマートフォンを見ていました。
何が気になるのかなと思っていたら、3人組が電車に乗って来ました。
すると、その女性が3人組に話しかけて、何やら話し始めました。
僕はそれがとても気になりました。
日本語で話しているのか?英語で話しているのか?それとも彼らの母国語で話しているのか?
とても気になったので、音楽を止めて外部の音を取り込むモードに切り替えました。
僕が使っているワイヤレスイヤフォンは、アップルのエアーポッズ・プロというものでノイズキャンセリングのモードと、外部音取り込みモードと、何もしないモードがあります。
するとその女性は、おそらくベトナム語かフィリピン語(以後ベトナム語とさせて頂きます)と思われる言葉で話しています。
僕は驚いてしまいました。
あの人はベトナム語が喋れるのか!
英語が喋れるならわかりますが、ベトナム語とは実に渋いです。
まだ若いのにすごい能力だと思いました。
しばら話して3人組は乗る電車がこれで合っていると理解したようで、その女性の隣に座りました。
それまでは7人がけの座席の一番左端にその女性が座っていて、右端に20歳ぐらいの男子大学生と思われる人が座っているだけでした。
その女性と、推定男子大学生の間に、推定ベトナム人の3人組が座りました。
3人は同じ髪型をしていますが、日本では見ない髪型です。
後頭部は一番上まで刈り上げていました。
電車が動き出すと、もっと驚くことが起こりました。
右端に座っていた推定男子大学生が、推定ベトナム人トリオに話しかけて、何やら盛り上がっています。
何を話しているのかと思ったら、日本語でも英語でもなく、推定ベトナム語です。
あのお兄ちゃんもベトナムの言葉を喋れるのか!
最近の若者はすごいな、と思いました。
旅行者か、それとも日本で働いているのか?
あの3人組は海外旅行で日本に来たのか?
それとも外国人実習制度などで日本に働きに来たのか?
どっちなんだろうかと思って、彼らの持ち物などを観察し始めました。
1人はJEEPの革のカバンを持っていましたが、それは何の手がかりにもなりません。
3人のうち2人はサンダルでしたが、それも手がかりにはなりません。
3人とも軽装で、小さいカバンを持っているだけですが、大荷物をホテルに置いて来ているとすれば、旅行者の可能性は十分あります。
どっちだろうかと考えていたら、さっき見た切符を思い出しました。
日本に住んでいるならば、あんな切符は買わないと思います。
SUICAかPASSMOを持っているはずです。
という事は、あのトリオは旅行で日本に来ていると考えるべきなんでしょう。
何故東京ではなく、千葉にいるのかは謎ですが、千葉の方が安いからかも知れないです。
そしてもう一つの可能性も頭に浮かびました。
僕の目の前に座っている女性は、実は日本人ではなく、ベトナム人なのではないか?という可能性です。
顔つきだけではどちらとも判断できません。
それまでは当然日本人だと思っていましたが、もし実はベトナム人なんですと言われたら、信じる事はできます。
外見だけでは判断が難しいです。
その女性の持ち物をチェックすると、カバンから伸び縮みするヒモで、SUICAをぶら下げているのが見えました。
しかもただのSUICAではなく、SUICA定期券です。
という事は、外国人だとしても、結構長く日本に住んでいる事になります。
もしその女性がベトナム人ならば、トリオの1人が僕に切符を見せて、僕が違うと答えた後に出て行った彼を目で追って気にするのは理解できます。
でも、本当にベトナム人ならば、僕に話しかけて僕が困惑している段階で、トリオの1人に適切にアドバイスをして事態を収集するのではないでしょうか?
仮に僕が外国に長く住んでいて、たまたま出会った日本人旅行者が、土地勘もなく言語もわからずに困っていたら、こっちから話しかけて助けてあげると思います。
そう思うと、あの女性はやっぱり日本人なのでしょうか?
日本人で、たまたまベトナムの言葉がわかる人だったから、目の前で見た光景が気になり、電車から出て行った1人を目で追ったのかも知れないです。
では、あの右端の推定男子大学生はどうなんでしょうか?
外見だけで国籍や人種、民族がわかるものではないですが、僕の目には彼は日本人にしか見えませんでした。
しかも20歳前後ぐらいの若さです。
その年齢の外国人が1人で総武線に乗っているとは考えにくいです。
留学生という可能性も排除できませんが、日本人にしか見えませんでした。
最近はYouTubeで世界中の動画を見る事ができるので、ベトナムの動画ばかり見ていると、言葉も覚えるのかも知れないです。
意外と、日常会話レベルならばそんなに難しくないのかも知れないです。
ビジネスレベルとか、母国語レベルまで身につけようと思ったら大変だと思いますが、日常会話レベルなら意外と何とかなるのかも知れないです。
それにしても驚きました。
僕は予備校で講師をしているんですが、予備校のある英語の先生は、電子辞書の機能の向上に反比例して生徒の学力は下がる一方だと嘆いていました。
確かに昔は紙の辞書しかなくて、いろいろ大変でした。
大変だったからこそ、身についたという部分も多少はあると思います。
最近の電子辞書はスペルを入力しなくても、口で発音するだけで検索できるそうなので、極めて手軽ですが、逆に身につきにくいと思います。
でも、その一方で、英語以外の言語をインターネットを通して身につけて、会話が出来るならば、そっちの方がすごいと思いました。
最近の第2外国語はどうなっているんでしょうか?
僕が若かった時代は、外国語といえば英語でした。
大学では第2外国語を履修しなければなりませんでしたが、あの当時(1987年当時)はほとんどの人がドイツ語を取りました。
たまにフランス語を取る人もいましたが、ドイツ語がメジャーでした。
あの頃は、中国語やベトナム語を学ぶ人なんていなかったんではないでしょうか?
僕が大学生だった頃、中国というのはほとんど存在感がない、謎の国でした。
中国には自動車がなくて、みんな自転車で通勤しているというのは知っていました。
自転車が家宝で、とても大切に扱われていました。
たまにニュースで、中国人が大挙して自転車で走っている映像を見ましたが、とにかく異様な光景でした。
僕が大学生だった頃、日本に烏龍茶が上陸し、サントリー、アサヒなどの飲料メーカーがこぞって烏龍茶を販売しました。
その時のCMに若い女性がバレエを踊っているCMがあったので、最近の中国人は自転車で走るんじゃなくて、烏龍茶を飲んでバレエを踊るんだなと思ったのを覚えています。
その中国は今では世界第2位の経済大国ですからね。
最近の大学生は第2外国語でどこの国の言葉を学ぶんだろうと思って、職場でアルバイトの大学生に聞いてみたら、8割方が中国語だそうです。
あとは、韓国語が続くそうです。
昔はドイツ語とフランス語がメジャーだったと言ったら、「聞いたことがないですね。」と言っていました。
大学でドイツ語やフランス語を教えていた非常勤講師の人々は、みんな仕事を失ってしまったんですね。
確かに今日本で暮らしていて、ドイツやフランスを身近に感じるか、重要なパートナーと感じるかと言われたら、全然思いませんね。
僕はこれまでに国内で外国人から道を聞かれたことが何度かあります。
東京駅で、シンガポールから来た女性に、総武線快速のホームに行くにはどうすれば良いのかと聞かれた時は、日本人相手に日本語で説明してもわかりにくいと思ったので、一緒に来るように言いました。
地下5階のあのホームへの行き方を言葉だけで伝えるのは、僕には無理でした。
そのシンガポールの女性は英語で質問をして来ました。
なので、僕も片言の英語で受け答えをしました。
京成千葉駅の改札で、おそらくアメリカ人と思われる大きな男性から、八千代台に行きたいと言われ、切符の買い方を尋ねられました。
千葉から八千代台に行くためには、京成津田沼で乗り換える必要がありますが、あの乗り換えは地元民でもうっかりしていると間違えるほど難解なものなので、日本人相手に日本語で説明してもアウトだと思います。
ちょうど僕も行き先が同じ方向だったので、一緒について来るように言いました。
その時は、その男性は日本語で話しかけて来ましたが、かなり片言だったので、一応僕は英語で話しました。
僕の英語もかなり片言ですが。
山手線の中でパキスタンから来た男性3人組に、秋葉原に行くのはこの電車で合っているのか?と聞かれた事もありました。
3人は飛行機のパイロットで、秋葉原には電気製品を買いに行くと言っていました。
その時も、英語で質問されたので、英語で受け答えをしました。
ほかにインド人の男性から成田空港に行くのに、成田空港駅で降りるべきか、空港第2ビル駅で降りるべきか聞かれたこともありました。
その時も英語でした。
外国人から道を聞かれる時は、ほとんどが英語で、日本語で質問して来た人は、これまでに2人しかいませんでした。
今日、その推定ベトナム人の男性が僕に話しかけて来たならば、僕は初めて英語、日本語以外の言葉で道を聞かれた事になります。
ただ、ワイヤレスイヤフォンで音楽を聴いていたので、その男性が何かをしゃべったのか、それとも僕に切符を見せただけだったのかは、わからないです。
妻は外国語大学出身で、スペイン語を専攻していまいした。
なので、スペイン語はある程度できるようです。
さらに、韓国に1年間住んでいたので、韓国の言葉は、日常会話レベルならこなせるようです。
そして英語も、日常会話レベルなら話せるようです。
僕には弟がいるんですが、弟は若い頃、フィリピンパブに随分と通っていました。
そして、フィリピンの言葉を喋れるようになりました。
フィリピンにはタガログ語をはじめとして、いくつかの言語があるそうですが、それらをまとめたフィリピン語という言語があるそうです。
弟は日常会話レベルなら、フィリピン語を話せるようです。
僕はかつて、英会話のNOVAに通って英会話を勉強しました。
あれはなかなか楽しい経験でした。
もしお金と時間が豊富にあったなら、他の国の言語を習うのも面白いかも知れないですね。
でもきっと今の時代は、やる気さえあればYouTubeでほとんどの言語をただで勉強することが出来るんじゃないでしょうか?
本当に便利な世の中ですよね。
若者はボーダーレス
今日の経験で、今時の若者はボーダーレスなんだなと感じました。
相手が外国の人でも全く臆することなくフレンドリーに話していました。
最近は多様性を認める風潮がかなり強いので、その影響もあるんでしょう。
本当にボーダーレスなんだなと感じました。
僕が子供だった頃に比べると、性的少数者や外国人に対する差別や偏見も少なくなったと思います。
僕には中学1年生の娘がいますが、娘が小学生だった6年間、同じクラスに女の子みたいな男の子がいました。
僕は娘が1年生だった時の防災訓練でその子と知り合ったんですが、どこからどう見ても女の子にしか見えないので、男だと聞かされた時はビックリ仰天しました。
その後、学年が進んでも、まるっきり男子に見えず、外見は完全に女の子でした。
(授業参観などでたまに会う機会がありました。)
声も喋り方も、仕草も服装も完全に女の子です。
その子は学校の帰り道で、知らないおじさんから、「お嬢ちゃん、かわいいね。」と声をかけられた事があるそうですが、その時は、「お嬢ちゃんじゃありません。」と返事をしたそうです。
先日、久し振りにその子を見ました。
中学の入学式の日です。
さすがに男子なので、学生服を着ていましたが、学生服を着ていても女子にしか見えませんでした。
僕が小学生だった昭和50年代だったら、ああいう小学生は間違いなく周りからからかわれていたと思います。
いじめにはまでは発展しないと思いますが、からかう男子はたくさんいたと思います。
でも、娘の学校にはそういう子は1人もおらず、みなが多様性を受け入れていたそうです。
そして、その子のお父さんとお母さんも、その子が女の子みたいである事に何の抵抗もないようで、本人の好きにさせています。
まさに時代の変化を感じます。
また、娘のクラスメートで、小学校の6年間の間に親が離婚した友達が3人もいて、慣れてしまっているようです。
親の離婚というのも今時の子供にとってはセンセーショナルな事ではないようです。
僕が子供の頃だったら、親が離婚するなんて事は、子供にとってはこの世の終わりのようだったし、親が離婚した子は、あらぬ陰口をささやかれていたと思いますが、今はもうそういう時代ではないようです。
娘が小学校の時に一番仲の良かった友達は、親が離婚して母子家庭だったし、今一番仲の良い友達も両親が共にバツ2です。
しかも、うちのすぐ目の前に住んでいた家族も離婚して、お父さんと子供2人が出て行きました。
今はお母さんと子供2人、犬1匹が住んでいます。
とても仲の良い家族だと思っていたので、離婚と聞いた時はびっくりしました。
再婚同士だったんですが、離婚して2人ともバツ2になりました。
僕が子供だった頃は、35歳を過ぎても独身の男性は、周りから結婚しないのかと心配され、40を過ぎると気持ち悪がられていました。
でも今は違いますね。
40歳で独身でも、50歳で独身でも、誰も哀れみの目で見たりしないし、陰口を叩くこともないです。
結婚するのもしないのも個人の自由というのが今の時代の大前提ですからね。
世の中にまだまだ差別や偏見、格差はありますが、昔に比べるとかなり多様性を重視する世の中になり、差別は偏見は減ったと思います。
そして、今時の若者は、僕のような昭和世代のおじさんと比べると、はるかにボーダーレスで、皆が対等に付き合っているように感じます。
最後に筋肉痛の話
水曜日に2ヶ月ぶりにバーベルでライイング・トライセップ・エクステンションをやりました。
この2ヶ月はジムで週に1回、ケーブルマシーンでプレスダウンをしていましたが、それでも2ヶ月ぶりのライイング・トレイセップ・エクステンションは重度の筋肉痛を連れて来ました。
トレーニングをしたのは一昨日ですが、今日になっても腕が痛くて痛くて、不自由でした。
以前から、僕の場合はプレスダウンよりライイング・トライセップ・エクステンションの方が上腕三頭筋に効くと思っていましたが、どうやら本当にそうらしいです。
これからはプレスダウンではなく、しっかりとライイング・トレイセップ・エクステンションをやりたいです。
明日は土曜日ですが、ジムに行ってトレーニングをするつもりです。
明日は娘を眼科に連れて行かなければならないし、家のトイレが詰まってしまったので、それの対応もしなければならないんですが、それでもジムには行きたいです。
なんか最近忙しいです。
忙しくないはずなんですが、忙しいです。
本当はもっともっと、トレーニングをしたいんですが、忙しい気がします。
今回はこんなところです。
ありがとうございました。