こんにちは、鹿野一郎です。
僕はこれまで、ダンベルについては、ワンタッチ式の可変ダンベルよりも、昔ながらのバーとプレートのダンベルの方が良いと思ってきました。
そしてこのブログでもそのように主張したことがあります。
でも、その考えがかなり揺らいでいます。
やっぱり可変ダンベルは良いものなのかも知れないと思うようになってきました。
自分では買わないですが、身のまわりの人が購入を検討していて、相談されたら、今は否定的な意見は言わないと思います。
可変ダンベルのメリット
可変ダンベルにも色々なタイプのものがありますが、代表的なものはパワーブロックだと思います。
四角い形をした鉄の塊で、いくつものパーツに別れます。
箱から箱が出てきたと思ったら、また箱が出てきて、その箱からもまた箱が出てくるというような感じです。
すべて装着すると大きくと重たいダンベルになりますが、外側のパーツを外していくと、徐々に小さくなり、軽くなるという仕組みです。
このタイプのダンベルの最大のメリットは、通常のダンベルに比べて重量変更が素早く出来ることです。
ピンの抜き差しだけで重さを変える事が出来ます。
もうちょっと正確に言うと、ピンを抜いて、パーツをつけるか外す、そしてまたピンを刺す。
これで重量変更ができます。
それに対して従来型のダンベルは違います。
まずはダンベルの左側のカラーを外します。そして左側にプレートを足すか、外すかをします。
そしてまたカラーをつけます。
次は右側のカラーを外します。そして右側にもプレートを足すか、外すかをします。
それからまたカラーをつけます。
カラーを外すのもつけるのも、ピンの抜き差しに比べるとかなり手間がかかります。
最近はスクリュー式のものが多く、くるくる回転させて外すんですが、外れるまでに結構な回数回さないといけないので、意外と面倒です。
これを1つ目のダンベルの左側、右側、2つめのダンベルの左側、右側でやるので、可変ダンベルに比べるとものすごく手間がかかるんです。
可変ダンベルを使う場合の最大のメリットは、重量変更が素早くできて、面倒ではないことだと思います。
従来型のダンベルのメリット
バーベルのプレートには50mm規格と28mm規格があります。
そしてダンベルのプレートは通常は28mm規格です。
もしある人がダンベルを買うときに、将来的にバーベルも買う可能性があるならば、従来型のバーとプレートのダンベルを買っておくと、ダンベルのプレートをそのままバーベルのプレートに流用できるというメリットがあります。
例えば40kgのブロック型の可変ダンベルを2個持っている人が、新にバーベルを買おうと考えた場合、40kg2個で80kg分の重さをそのまなバーベルに流用するのは不可能です。
でも、従来型のダンベルで合計80kg分のプレートを持っている人は、それをそのままバーベルに流用できます。
これが従来型のダンベルの最大のメリットだと思います。
僕自身がまさにそうでした。
大学時代に初めてダンベルを買いました。
その後、少しずつプレートが増えていき、とうとうある日、バーベルシャフトを買いました。
すでにプレートはたくさんあったので、シャフトを買うだけでバーベルが組み立てられました。
でも可変ダンベルを使っている場合はそうは行かないんです。
だから、僕は将来バーベルを買う可能性がある人にとっては、可変ダンベルよりも従来型のダンベルの方が良いですよと主張してきました。
でも、その考えが揺らいで来ているんです。
お金もあって家が頑丈な人の場合
例えば1人で4LDKの鉄筋コンクリートのマンションに住んでいて、お金もたくさん持っている人の場合、従来型のダンベルを買うよりも、可変ダンベルを買う方が良いと思うようになりました。
可変ダンベルのウエイトをバーベルに流用できなくても、別々に買うのに十分なお金を持っていて、重たいダンベルやプレートを大量に部屋に置いておいても、邪魔にならないし、床が凹む心配もないならばそれで良いと思います。
僕自身は、現在は木造住宅に住んでいて、自分の部屋が2階にあるので、あまり重たいものをたくさん置けない事情があります。
また、僕の部屋は4畳半しかないので、あまりたくさんのものを置けないんです。
だから、可変ダンベルとバーベルを別々に買うより、流用できる方が良いという結論に至るわけですが、家が広くて、鉄筋コンクリートで頑丈で、お金も十分にある人は、可変ダンベルの方が良いと思います。
それは、やっぱり重量変更が素早く出来るからです。
この重量変更が素早く出来るか出来ないかというのは、無視できない問題です。
僕は自宅でのトレーニングの、ほとんどの種目をバーベルでやっています。
カールもショルダープレスも、フロントレイズもバーベルでやっています。
ダンベルを使うのは、ダンベルフライとサイドレイズぐらいですが、実はこの2種目もほとんどやっていないんです。
今年に入ってからの8ヶ月強で、ダンベルフライをやった回数は1回だけです。
サイドレイズも月に2回ぐらいしかやっていません。
なんでこうなるのかというと、やっぱりダンベルを組み立てるのが面倒だからです。
バーベルの方が組み立てるのも解体するのも楽なので、どうしてもバーベルばっかり使ってしまいます。
これは僕が見落としていた、大きな問題です。
お金がないか、家が木造で、しかも部屋が1階ではない人
お金がないか、家が木造でしかも部屋が1階ではない人は、やっぱり従来型のダンベルの方が良いかもしれません。
このような人が、もしパワーブロックの40kgセットを2個買って、その後になってバーベルが欲しくなったら、バーベルを断念する事になるかも知れないからです。
もし40kgのパワーブロックを2個持っている人が、新たに150kgのバーベルセットを買ったら、合計重量は230kgになってしまします。
別にそれで床が抜けるとは思いませんが、建物に負担をかけることは間違い無いと思います。
せっかく建てた新築の家や、買ったばかりの新築の家の場合は、そのような重さで家に圧力をかけるのは気が進まないと思います。
でも従来型のダンベルで80kg持っている場合は、シャフト(約10kg)とプレート60kg分で、150kgのバーベルセットになります。
やっぱり、木造住宅に住んでいる人には従来型のダンベルの方が良いかもしれないです。
オンザニーについて
背もたれのあるベンチに座って、ダンベル2つでショルダープレスをするとき、ダンベルを膝の上から肩の上のスタートポジションに持っていくのに、腕で引き上げると同時に膝を押し上げてダンベルを運ぶそうだがあります。
この動作にはオンザニーという名前がついています。
ブロック型のダンベルの場合は、側面が平面なので、このオンザニーがとてもやりやすいです。
でも、従来型のダンベルだと、両端にはダンベルバーが飛び出しているので、これが膝に突き刺さると痛いです。
このため、オンザニーは従来型のダンベルでは出来ないと思っている人も多いと思います。
そして、オンザニーを理由として、従来型のダンベルではなく、可変式のブロックダンベルを買う人もいるかも知れません。
これについては一言いいたいんですが、
従来型のダンベルでもオンザニーは問題なくできますよ。
僕は従来型のダンベルを持っていますが、自宅で何度もオンザニーはやったことがあります。
ダンベルバーを太腿に突き刺すような失敗もしたことはありません。
単純に、ダンベルバーが太腿の外側に抜けるように、プレートだけを太腿に乗せれば良いんです。
たったこれだけのことで、オンザニーは出来ます。
なので、オンザニーが可能かどうかという事は、従来型のダンベルを買うか、ブロック型のダンベルを買うかの判断基準にはならないと思っています。
欲しいから買う
人が物を買う理由は、ずばり欲しいからだと思います。
僕の職場には車をコロコロ買い替える人が何人かいます。
3年ごとに新車を買う人もいますし、中古車ばかりをかれこれ60台以上買い替えている人もいます。
彼らは何故そんなに車を買い換えるのかと言うと、新しいものが欲しくなるからでしょう。
車は走れば良いという考え方をするならば、ぶっ壊れるまで同じ車で良いと思います。
人は、欲しいから買うんです。
なので、従来型のダンベルが欲しい人はそれを買えばいいし、ブロック型のダンベルを買いたい人はそれを買えば良いと思います。
でもどうにも決められずに迷っている人に対しては、僕が言える事は上でも述べたように、最大の違いは重量変更の手軽さで、これは意外と無視できない問題ですよ、という事です。
僕はこれまで、安いからという理由で、ペイントプレートばかり買ってきましたが、次にプレートを買うときはラバープレートを買いたいと思っています。
一応理由はありますが、結局はラバープレートが欲しいという感情が、最大の理由です。
欲しいから買いたいんです。
他にもパワーテックのハーフラックWB-HR19も欲しいです。
2階にある四畳半の和室(しかも寝室)にハーフラックを置くなんて、正気の人間のすることでは無いので、妻は当然反対しています。
でもいつかは反対を押し切って買いたいと思います。
それが手に入れば、自宅で懸垂もスクワットも出来るようになり、非常にトレーニングの利便性が向上すると思います。
考えるだけで天国です。
今日のトレーニング
最後は今日のトレーニングについて書かせてください。
今日は午前中にショルダープレスと、フロアプレスと、ハンドグリップをやってから仕事に行きました。
ショルダープレスは55kgで合計59回やって、ボリュームは3245kgでした。
フロアプレスは104kgで31回やって、ボリュームは3224kgでした。
ハンドグリップはアイアンマインド社のキャプテンズ・オブ・クラッシュのナンバー1.5(75kg相当)を左右54回ずつ閉じました。
一応、ボリュームは4050kgです。左右でやったから、8100kgという方が正しいのでしょうか?
でもあんまりハンドグリップでボリュームという言い方はしないですね。
フロアプレスは99kgで合計100回やっても全く効かなくなったので、今日から104kgに引き上げたんですが、104kgは重かったです。
連続で7回しか挙がりませんでした。
ショルダープレスをやった直後にフロアプレスをするからこうなったんだと思います。
明日はもっと行けると思います。
明日は、カール、ライイング・トライセップ・エクステンションなどとフロアプレスをしようと思っています。
夏休みが終わり、2学期が始まって、仕事とトレーニングを両立しなければならなくなりました。
やっぱり予想していたように、フロアプレスは毎日100本というのは物理的に無理になってきました。
今日は31本程度しかできませんでしたが、明日はもう少し粘りたいと思います。
今回はこんなところです。
ありがとうございました。