こんにちは、鹿野一郎です。
今日は2022年の2月23日の水曜日です。
昨日は夕方から、同じ職場のゴルフ先生と津田沼で一杯やって来ました。
外でお酒を飲むのは、物凄く久し振りでした。
調べてみたら、2019年の2月以来、3年振りの外でのお酒でした。
大して飲んでいないはずなのに、今日は二日酔いで何も出来ませんでした。
なので、今日はバーベルの話ではなくて、昨日の飲み会での話題について少しだけ触れたいと思います。
バーベルの話もちょっと出てきます。
小学生の中学受験には反対という事で一致
ゴルフ先生は僕より5歳若い男性で、今年で50歳になります。
すらっとした体型です。
最初に話題に上がったのは、中学受験でした。
僕には春に中学に上がる娘がいます。
ゴルフ先生には男の子と女の子がいて、おそらく上の男の子は春から5年生、下の女の子は春から1年生だと思います。
僕はもともと小学生の中学受験には否定的な意見を持っていました。
それは今でも変わっていません。
娘が5年生だった時の夏休みに、中学の制服を着るのが嫌だと言い始めました。
僕は制服がない学校を調べて、千葉大附属中学校ならば制服がないと伝えました。
別に受けろと勧めたわけではないですが、娘は受験する意思を固め、塾に行きたいと言い出しました。
そして9月塾に通い始めたんですが、年が明けた1月に受験をやめると言い出して、塾もやめてしまいました。
制服を着ることより、受験勉強の方が嫌だったようです。
わずか4ヶ月の受験勉強でした。
ゴルフ先生に話を聞いてみると、ゴルフ先生も小学生の中学受験には反対だそうです。
理由は僕と同じでした。
遊びたい盛りの小学生に無理矢理勉強をさせて一流の中学に合格し、エスカレーターで一流高校へ上がれることが確定しても、中高一貫教育のカリキュラムについて行けるのは学年の3割程度で、7割は脱落して凡人になってしまいます。
そして高校に上がると、外部から高校受験を突破して入ってくる優秀な生徒が合流します。
そしてさらに3年が経過すると、やはり大部分の生徒はついていけずに脱落します。
僕は中学校受験や高校受験よりも、大学受験の方がはるかに大事だと思っていますが、中学受験に合格した子供のうち、大多数が大学受験の時にはただの凡人になってしまっているのが現状です。
予備校で教えていると、よくある事ですが、偏差値の非常に高い名のある有名私立高校に通っている生徒が、一番下のクラスにいる事があります。
初めは訳がわかりませんでした。
成績も全然良くないです。
何年もこの仕事(予備校講師)を続けていくうちに、だんだんと事情が飲み込めて来ました。
中学で合格した生徒は、高校にはエスカレーターで上がれるけど、その時点で、7割方の生徒は脱落して凡人になってしまっているんです。
このようにして、肩書きは立派だけど、実力が全く伴わない高校生が生み出されます。
その点、県立高校の生徒の場合は、中学からのエスカーレーターが昔はなかったので、みんなそれなりに優秀でした。
例えば、県立千葉高校の生徒が全く出来なくて、平均点しか取れないなんていうことは、ありませんでした。
でも、10年ほど前から、県立千葉高校でも、高校名に相応しくない学力の生徒がちらほら見られるようになりました。
どうしてなのか、初めのうちは理由がわかりませんでしたが、その後、わかりました。
県立千葉中学校という新しい中学が作られたからです。
それは県立千葉高校の附属中学で、県立千葉中学を卒業した生徒は、無試験で県立千葉高校へ入学出来るんですよ。
実は、僕はこの県立千葉中学校の存在を、娘が受験したいと言い出すまで知りませんでした。
娘が制服を着たくないがために、千葉大附属中学校を受けると言い出した時、職場の先生方に話を聞いてみたら、ミルキー先生から次のように言われました。
県立千葉中学じゃなくて?
千葉大附属中だったら、また高校を受けなければダメじゃないですか。
普通は、県立千葉中学を目指すんじゃないですか?
千葉大附属中なら簡単に受かると思いますよ。
この時に初めて県立千葉中学校の存在を知りました。
そしてインターネットで入試問題を見て、仰天しました。
こ、これが、これが小学生のテストなのかよ!
本当にそう思いました。
受験科目は、総合科目で、国語、算数、理科、社会というように分かれていません。
全部がミックスされて問題が作られています。
平成29年の問題だと、1次試験に2科目あり、どちらも問題が11ページもあります。
小学生向けのとテストとは、信じられませんでした。
一体、どんな子供があのテストに合格するんだ?と恐ろしくなりました。
平成29年の1次試験の問題は、下にリンクを貼っておきます。
興味のある方はご覧下さい。
総合科目と言われて、何のことか分からない人には、強くお勧めします。
小学生が、5年生の初めから丸二年間、受験のために猛勉強し、友達と遊ぶ事もせず、ひたすら猛烈に勉強して難関中学に合格するというのは、僕は良いことと思えません。
それは僕自身が優秀じゃないからです。
自分自身がそうだから、もしそんな風にして一流中学に入っても、落ちこぼれるのが目に見えていると思ってしまうんです。
それだったら、小学生の時ぐらい、自由に遊ばせてあげた方が良いだろうと思います。
でも、まるっきり逆の考え方の先生もいます。
中学受験は当たり前だと考えている人々です。
その人々には共通点があります。
全員、自分自身も中学受験を経験し、しかも脱落せず、最後まで優等生であり続け、難関大学までたどり着いた人々です。
その人々には、「脱落」というイメージがないので、当然中学受験はするべきと考えるようです。
脱落せずに、最後まで勝ち続けられるんだったら、僕も反対はしないです。
ある先生の例を出します。
ミルキー先生は、僕より5歳年下の男性で、東京大学を卒業しています。
息子さんは今度6年生ですが、5年生の時にサピックスの全国テストを受けさせたそうです。
息子さんはとても優秀で、学校の授業は簡単すぎてつまらなかったそうです。
でも、その全国テストの問題はとても難しくて、全く歯が立たなかったと言います。
すると、お子さんはミルキー先生に次のように言ったそうです。
この世にあんなに難しい問題があるとは知らなかった。
ああいう問題をすらすら解けるようになりたい。
だから塾に入りたい!
恐ろしく優秀で、感心な子ですね。
そしてその子はサピックス(という難しい塾)に入りました。
最初の模擬試験の時に、ミルキー先生はお子さんに言ったそうです。
もし次の模擬試験で、全国の上位5パーセント以内に入れたら、任天堂スイッチを買ってあげるよ。
このセリフを聞いてお子さんはさらに発奮し、本当に全国で上位5パーセントに入ってしまったそうです。
お子さんがこのぐらい優秀だったら、中学受験をする方が自然な気がします。
受験勉強は、損な投資だという意見
ゴルフ先生は、中学受験に反対なだけでなく、受験勉強は損な投資だと考えているようでした。
彼自身は慶應義塾大学を出ているので、学歴のある人です。
僕は1浪2留の東京理科大学なので、予備校講師としては、学歴は最下位です。
その慶応出身のゴルフ先生は、受験勉強は損な投資だと言っていました。
受験勉強のために塾や予備校に通わせてたくさんお金を使っても、リターンが全くないのではないかという意見でした。
受験勉強を投資と考えるのは初めて聞く考え方でしたが、ちょっと新鮮でした。
例えば自分の子供を東大に合格させるために、中学受験をし、一流の私立中学に通わせ、もちろん塾にも通わせて、高校に上がってからも優等生で、さらに予備校に通い、浪人せずに東大に合格したとしましょう。
一体どのくらいの教育費がかかるのでしょうか?
ちょっと僕にはわかりませんが、ざっくりとした計算で、中学受験の塾の費用が月3万円と仮定して、これが24ヶ月で72万円。
私立中学の学費は3年間で、140万円。
中学の3年間に通う塾の費用が月3万円の36ヶ月で、108万円。
私立高校の学費は3年間で、250万円。
高校時代に予備校に通う費用が3年間でおよそ100万円とすると、合計で670万円です。
なるほど、高いですね。
これは高いです。
この結果、国立の東京大学に行ってくれればいいですが、私立の早稲田大学とか慶應義塾大学に進学するとなると、さらに4年間で500万円ぐらい学費がかかるので、とんでもないことになりますね。
もし子供が2人、3人いて、みんな中学受験をして、東大を目指したけど、早稲田に決まりましたとなったら、家計が吹っ飛びますね。
東大生の親の年収は、平均的な年収より高いという話をよく聞きますが、どうやら本当のようですね。
教育にはお金がかかるんですね。
では、そこまでして一流大学に入ったら、それだけのリターンがあるのでしょうか?
僕は教育は投資だと思っていませんが、ここは教育が投資だという前提で話をしたいと思います。
仮に、一流大学を卒業した人は、全員一部上場企業に正社員として入社出来、係長、課長、部長、常務取締役と順調に出世する事ができるとしましょう。
そしてさらに、一流大学を出なかった人は、中小企業の正社員か、または非正規の社員にしかなれないというのであれば、一流大学を出るという投資は、十分なリターンを得られると思います。
でも、現実は違います。
ずっと前にNHKで衝撃的な番組を見てしまいました。
非正規雇用をテーマにした番組ですが、一例として、ノーベル生理学・医学賞を取った山中伸弥博士のiPS細胞研究所(当時)で働く研究者の4割が、非正規雇用の研究者で、3年経ったら次の就職口を自分で探さなければならないと報じていました。
その番組には、東京外国語大学を卒業し、同時通訳の資格を持つ女性も登場していましたが、その人はそれだけの学歴と能力がありながら、非正規雇用で、年収は300万円程度しか貰えていないそうです。
非正規なので、いつ首を切られるかわからない恐怖と隣り合わせだと言っていました。
そのため、現状を変えようと、メガフォンを持って街頭に立ち、ビラを配っていました。
その番組は僕にとっては、本当に衝撃的でした。
高学歴イコール安定した人生と刷り込まれて育った僕にとっては、一撃で世界を破壊するほどの威力がありました。
また、予備校講師として、自分の職業を完全否定された瞬間でもありました。
なぜ、そんな事になってしまったんでしょうか?
東京外国語大学といえば一流大学ですよね?
しかも同時通訳ができる人なんて、そうそういないと思いますよ。
年収1000万円ぐらいあげても良いと思うんですが。
それとiPS細胞研究所なんて、日本でも有数の研究所ですよね?
だったらみんなお金持ちであるべきだと思いますが、4割が非正規雇用というのはどうしてなんでしょうか?
そういう僕自身も、非正規雇用で予備校講師をしていますが、僕の場合は、納得してやっているので良いんですよ。
僕は自分の現状に不満はないです。
このような考えから、ゴルフ先生は、受験勉強は損な投資だと言っていたんだと思います。
僕は受験勉強を投資だとは思わないので、娘が勉強したいのであれば、気が済むまでやらせようと思います。
やりたくないのであれば、あまり期待しない事にします。
お父さんが亡くなる時には、全く歩けなくなっていたので、脚を鍛え始めたそうです。
ゴルフ先生のお父さんはすでに亡くなっています。
亡くなる前は全く歩けない体になっていたそうです。
それを見て、ゴルフ先生は脚を鍛える事にしたそうです。
そしてジムに入会しました。
どういうトレーニングをしているのかは聞かなかったですが、おそらくマシーンを使った、レッグプレス、レッグエクステンション、レッグカールをしているんじゃないかと思います。
他に懸垂に目覚めて、懸垂を頑張り、今は自重で12回出来るまでになったそうです。
プロのコーチについてもらって、ゴルフを習っているんですが、そのゴルフのコーチから、もっと飛距離を出すために脚を鍛えろと言われているそうです。
なので、なおさら脚を鍛えていると言っていました。
僕はパワーリフティングをやっているので、脚を鍛えると言ったら、まずはバーベルを担いでのスクワットをしますが、老後に自分の足で階段を登れるようにするために鍛えるんだったら、スクワットだけでなく、ランニングもやった方が良いと思います。
ランニングは、外を走るんでも良いと思いますが、ジムのトレッドミルで傾斜をつけて走るのも良いと思います。
坂道を登り続けるのはかなりキツイと思いますよ。
あとは、毎日は出来ないですが登山なんかも良いですね。
登山はとてもキツイと思いますが、確実に脚は強くなると思います。
それと、普段からエレベーター、エスカレーターは使わずに階段で昇り降りするのが良いですね。
別にこれらを全てやる必要はないでしょう。
どれか一つでも良いと思いますよ。
バーベルを担いだスクワットだけをしていても、80歳になっても自分で階段を一段抜かしで上がれると思います。
ランニングだけでも大丈夫だと思います。
やり方はいろいろあると思います。
大人になって、娘と一緒に縄跳びをしてみて思ったんですが、子供の頃と違って、大人になると縄跳びがとてもハードな運動になっていました。
僕は高校時代は二重跳びを連続で141回飛ぶことが出来ましたが、娘が幼稚園生だった時に久し振りにやってみたら全然出来なくなっていて驚きました。
その後、奮闘して結構二重跳びを頑張ったんですが、最高でも66回しか出来ませんでした。
縄跳びをやった次の日は、足がひどい筋肉痛になりました。
スクワットはしっかりやっているのに、それとは別の重い筋肉痛になります。
使う筋肉が違うはずはないんですが、使い方が違うんでしょうね。
縄跳びでも続ければ脚力は維持出来ると思いますよ。
例えば、二重跳びの前跳び100回、後ろ跳び100回を毎日やるようにしたら、物凄く脚が鍛えられると思います。
僕の父は今85歳ですが、80歳の時に脳梗塞で倒れ、それ以来ベッドと車椅子の生活をしています。
母は80歳ですが、今でも階段は上り下りできます。
母は若い頃、文学少女で、本ばかり読んでいたそうです。
運動が大嫌いで、とにかく部屋に閉じこもっていたそうです。
歳を取ってから、そのことを後悔し、もっと運動して体力をつけておけば良かったと何度も言っていました。
その母でも階段の上り下りは出来ているので、実は80歳で階段の上り下りをするというのは、病気にさえならなければ簡単なのかも知れないです。
そう言えば、妻のお母さんも今80歳ですが、階段の上り下りは普通に出来ています。
やっぱり、80歳で階段の上り下りというのは、そんなに難しくないのでしょうか。
おわりに
今日は二日酔いのため、1日を潰してしまい、何のトレーニングも出来ませんでした。
明日はショルダープレス、フロントレイズ、サイドレイズ、リアレイズなど、肩のトレーニングをするつもりです。
余裕があったら、愛犬の散歩の時に懸垂もしたいです。
愛犬の散歩で随分歩きますが、歩くことも健康には良いですよね。
若い頃は、
歩いても無駄だ、ランニングをしなければ意味がない。
と思っていましたが、この年になると歩くことの大切さがわかります。
iPhoneによると、僕は過去1年に平均して1日あたりに歩いた歩数は8206歩だそうです。
愛犬の散歩の時に、iPhoneを持たずに行くこともあるし、授業中にも結構歩いているので、実際は1日あたり10000歩は歩いていると思います。
なんだか締まりがないですが、今回はこんなところです。
ありがとうございました。
外部リンク「平成29年県立千葉中学の1次試験(1科目目)」
外部リンク「平成29年県立千葉中学の1次試験(2科目目)」