こんにちは、鹿野一郎です。
今日は2024年11月17日の日曜日です。
前回の投稿で、自分が何をしたいのかわからなくなったというような、とてもネガティブな話を書いてしまいましたが、あれから1ヶ月程度が経過して、大分落ち着いてきました。
今の僕は毎日空手の練習をしています。
11月24日のパワーリフティング千葉県大会にはエントリーしていません。
今後、しばらくはスクワットもデッドリフトもしないと思います。
パワーリフティングにかける情熱は、ほとんど消えてしまいました。
でも、トレーニングをやめるはずはないので、トレーニングは続けていきます。
最近はベンチプレス、ショルダープレス、サイドレイズ、バーベルカール、ライイング・トライセップ・エクステンション、懸垂を3セットずつやるという、とてもソフトなトレーニングをしています。
以前のようなベンチプレスで1時間、スクワットで1時間、デッドリフトで1時間というようなボリュームのあるトレーニングはしていません。
空手の練習というのは、別に道場に通っているわけではなく、道場で最初に皆でやる基本稽古を一人で自宅でやっているだけです。
8月30日からスタートして、もうすぐ3ヶ月になります。
こんなに続くとは自分でも思っていませんでした。
パワーリフティングよりも空手をしようと頭で思ってやっているのではなく、心の中で「また空手をやりたい!!」という火が燃え上がってしまい、それに突き動かされてやっている感じです。
いつまでも続くはずがないので、いずれは空手の練習に満足し、筋力トレーニングを中心とする生活に戻ると思います。
空手の練習について
8月24日に学生時代のアルバイト仲間(学習塾の先生)で集まって麻雀をして、お酒を飲んだんですが、その時にある話を聞きました。
僕を空手の世界に導いてくれたスガのお父さんが道場の師範をしていたんですが、現在78歳になってもまだ師範を続けているという話です。
その話には驚きました。
僕は若い頃は空手をやっていましたが、39歳で結婚するときに空手をやめ、それから18年が経過しました。
一昨年あたり、予備校のあるクラスで生徒たちに、何気なく次のように言いました。
いいか、来週になってもわかりませんというヤツには上段回し蹴りを喰らわせるぞ。
今の時代、そんなことを授業中に言うのはかなり危ないですが、そのクラスは全員男子だったし、かなり和気あいあいとやっていたので、そのぐらい言っても大丈夫でした。
ですが、言った後ですぐに思いました。
あれ?今の僕に上段回し蹴りなんて繰り出せるんだろうか?
もう無理なんじゃないだろうか?
そう思って翌日自宅でやってみると、案の定足が上がりませんでした。
体が硬くなりすぎていて、1発の上段回し蹴りも出せなくなっていたんです。
でもスガのお父さんは78歳でいまだに師範をしている、そう思うと知らずのうちに空手の練習が再開されました。
再開した時は、1ヶ月もやれば上段回し蹴りも、後ろ回し蹴りも全盛期並みに出来るようになると思っていました。
突きの鋭さも取り戻せると思っていました。
が、そんなに甘くありませんでした。
練習を初めて2ヶ月半が経過していますが、後ろ回し蹴りはようやく中段ならゆっくり形をなぞれるようになったところです。
素早く相手を顔を蹴り抜くなんてことはできません。
まだまだ時間がかかります。
後ろ回し蹴りの練習は、再開直後は悲惨でした。
全く足が上がらないし、打点もずれているし、すぐに目が回ってしまいます。
後ろ回し蹴りで目がまわるなんて、空手をやっている人に言ったら笑われてしまいます。
それでもめげずにやり続けるんですが、足の軌道が全く定まっていないので、扇風機を蹴り倒してしまったり、室内に干してあった洗濯物に足を引っ掛けてすっ転んだりしていました。
やればやるほど惨めな思いをしましたが、それでもやり続けて今日に至ります。
蹴りの練習は左右20本ずつやっています。
家にはサンドバッグなんかないので、空で蹴っています。
練習を再開した頃は、後ろ回し蹴りを左右20本ずつやるのが拷問のようでした。
いつまで経っても終わらないし、目が回るし、息が上がるし、やればやるほど惨めな思いをするし。
現在、蹴りは14種類をやっています。
それらを左右20本ずつ蹴るので、蹴りは全部で560本蹴っています。
一応それを毎日やっています。
もちろん、最初のうちはこんな量をこなせませんでした。
9月のメニューは突き、裏拳、手刀打ち、肘打ち、受け、蹴りで合計25種目でした。
でも初めのうちは半分もこなせませんでした。
やっとこなせたと思ったら、それから3日間全く何もできないというような感じでした。
やらなかった分は、どんどん借金として溜まっていきます。
でも9月22日になって初めて25種目全部やっても物足りないと感じました。
そのため、過去にやり残した分を後からやっていって、借金を返済しようと考えました。
空手の練習は表計算ソフトで、何をやって、何をやり残したか全てわかるように記録しているので、借金の返済は迷うことなくできました。
まずは上段突きの借金の返済が10月3日で終わり、中段下突きは10月6日で返済が終わりました。
以下、フックやアッパー、肘打ち、裏拳などの返済が完了していきました。
どうしても蹴りが残るんですが、それもどんどん返済していきました。
上段回し蹴り、後ろ回し蹴りなど4種目はまだ返済が終わっていませんが、11月中には全て終えたいと思っています。
筋トレだけをしていた時と比べると、明らかに運動量が増えました。
空手の練習と並行して柔軟運動もやっているので、体も柔らかくなりました。
股割りはまだ完全に開きませんが、170度ぐらいまで開くようになりました。
後少しです。
足を伸ばして座ってやる体前屈は腹がつかえて曲がりませんが、開脚の体前屈だとおでこが畳につくようになりました。
次はアゴがつくようにしたいです。
アゴがついたら次は胸で、胸がついたら最後は腹です。
全盛期はそれが当たり前のようにできていました。
当然ですが、お腹がつかえて前屈ができない状態は解消したいです。
つまり、減量が必要です。
2016年にパワーリフティングを始めてから空手の練習はしなくなりました。
柔軟運動もしなくなりました。
筋肉痛が酷すぎて出来なくなったんです。
毎週デッドリフトとスクワットをみっちりやると、常に脚が筋肉痛だったので、柔軟運動も痛くて出来ないし、空手の練習も痛くて出来ませんでした。
それでもパワーリフティングで自己ベストを更新することを優先させ、空手の戦闘力が失われ、体の柔軟性が失われることには目をつぶってきました。
でも、もう自己ベストを更新できないかも知れないと思ってしまってからは、激しく感情が入れ替わり、結果として空手の戦闘力や柔軟性を取り戻したいという方向に大きく針が振れました。
道場にも通わず、試合にも出ないので、いつまでもこの空手熱が続くとは思えません。
やがて、一通りの技が、自分で納得できる鋭さで繰り出せるようになったら、満足してまた筋トレを第一とする生活に戻っていくと思います。
でもそれがいつになるかはわからないです。
心の中の空手の火が燃え続ける限りは、空手の練習を続けたいです。
お酒の話
僕はお酒が大好きで、「酒なけりゃ、この世に生きる甲斐もなし」、ぐらいに思っていました。
(こちら葛飾区亀有公園前派出所の両津勘吉の言葉です。)
でも、それがガラリと変わりました。
10月26日の土曜日以来、全くお酒を飲んでいません。
それは職場であることを言われたからです。
僕は夏の前頃から、朝起きると腰が痛くて仕方なくなっていました。
腰が痛くて真っ直ぐに立てないので、左に少し傾いた状態で立っていました。
起きて1時間ぐらいすると、痛みが引いて、真っ直ぐに立てるようになります。
それを職場で話したら、生物の先生から、それは肝臓か腎臓が悪い可能性があると言われました。
かなり詳しく論理的に説明してくれたので、とても説得力がありました。
腎臓か肝臓が悪いと言うなら、きっと肝臓だろうと思いました。
お酒の飲み過ぎは自覚していたからです。
それまでお酒は気持ちよくなる薬と思っていましたが、その話を聞いて以来、体を壊す毒に思えるようになってしまいました。
そう思ったらお酒を飲みたいと全く思わなくなってしまい、自然にお酒から遠ざかりました。
別に禁酒をしている訳ではないんですが、飲みたいと思わなくなりました。
12月7日にまた学生時代の仲間と集まるので、その日は飲むと思います。
その日はスガに、最近空手をまたやっているんだ!後ろ回し蹴りも出来るようになったと話したいです。
スガは学生時代はものすごく強かったですが、もう完全に空手から遠ざかってただのおじさんになりました。
仕事が忙しすぎて、空手の練習どころか、睡眠時間も満足に確保できていないようです。
お酒を飲んでいた時は、お酒を飲まないと夜眠れないと思っていましたが、そうではありませんでした。
空手の練習をしているのも関係していると思いますが、夜になると体が疲れ切っていて、自然にまぶたが重くなります。
お酒を飲まない生活を3週間以上続けて、お酒を飲まないと睡眠の質がとてもよくなるのを強く実感しています。
朝起きた時の疲れの抜け方、爽快感が全然違います。
本当に全然違います。
お酒をやめればその分だけ摂取カロリーが減るし、その分だけお金も手元に残るようになります。
なんか世界が変わったような気がします。
禁酒をしている訳ではないので、お正月とかにはお酒も飲むと思いますが、以前のように毎晩必ず酔い潰れるまで飲むという事はしなくなると思います。
これでまた一つ健康になりました。
以前空手をやっていた話
僕は若い頃、空手をやっていました。
23歳(まだ大学生)だったとき、アルバイト先の学習塾で知り合ったスガの影響で空手を始めました。
スガか空手の試合に出るというので見物に行ったら、彼は市原市の大会で優勝しました。
それを見て僕は感動してしまい、空手を始めることにしました。
まずはスガから基本的な突きや蹴りを教わりましたが、やがてスガのお父さんが教えている空手の道場に通うことになりました。
剛柔流の道場で、寸止めです。
そこで23歳から25歳まで空手をやっていました。
25歳で大学を(やっと)卒業し、予備校講師になった時にその道場はやめましたが、秋になって柏にある極真空手の道場に入門しました。
当時は船橋の実家に住んでいたのに、何故片道1時間以上もかかる柏の道場に入門したのか?
昔のことすぎて覚えていません。
その道場にはわずか半年しか通わず、翌年の春にはやめてしまいました。
何故やめたのか?
昔のことすぎて覚えていません。
今から31年前のことです。
それから6年のブランクを経て、32歳で今度は極真空手の西船橋の道場に入門しました。
この頃はすでに実家を出て、佐倉市で一人暮らしをしていました。
何故片道1時間以上もかかる西船橋の道場に入門したのか?
昔のことすぎて覚えていません。
その西船橋の道場で、白帯からオレンジ帯に上がり、青帯に上がり、黄帯に上がり、緑帯に上がり、茶帯に上がりました。
試合にもいくつか出て、支部内交流試合では銅メダル2つ、銀メダル1つを獲得しました。
千葉県交流試合ではベスト8止まりで、関東錬成大会は初戦敗退でした。
39歳でようやく結婚することになったので、それを機に空手をやめました。
空手をある程度本気でやるならば、道場に通うだけでなく、自宅でも練習をしなければならないし、打撃力強化のために筋トレもしなければなりません。
自分より背の高い相手の顔面に蹴りを入れるためには、柔軟運動もしっかりやらなければなりません。
さらに試合で延長、再延長になってもスタミナ切れを起こさないためには、ランニングもしなければなりません。
結婚前はこれらを全てやっていましたが、結婚したらそうもいかないし、子供が生まれたら全く何もできなくなると思ったので、結婚を機に空手をやめました。
そして18年の月日が流れて現在に至ります。
メンタル崩壊の日は10月14日でした
10月14日に97.5kgのバーベルでベンチプレスをしたら連続4回しかあがりませんでした。
前の週には95kgで8回あがっていたのにです。
これで気持ちが折れてしまいました。
トレーニングを続けていれば、調子の良い時もあり、悪い時もあるのはよく知っていました。
やたらとバーベルが軽い時もあれば、逆の時もあります。
なので、普段なら、バーベルが重く感じても、調子が悪いだけだ思うだけなんですが、何故か今回はそれが引き金になって、もう自己ベストを更新できないのではないかと思うようになってしまいました。
その後は坂道を転げ落ちるように心理状態が目まぐるしく変わっていきました。
記録の更新が出来ないならパワーリフティングの試合に出ても仕方ないのではないか?
ならばデッドリフトやスクワットはやらなくても良いのではないか?
ならばジムに行く必要もないのではないか?
なんとも言えない無力感がありました。
大学受験何終わって大学生になった時も似たような喪失感を味わいました。
ずっと受験のために勉強してきて、それがなくなってしまったからです。
あの時は自分を見失い、酒と麻雀に溺れるダメな日々を半年ばかり送りました。
でも今の僕は19歳の若者ではなく、57歳の大人なので比較的早く立て直すとこが出来たと思っています。
パワーアップが出来ないとしても、バルクアップはできるかも知れないので、胸、肩、腕、背中のトレーニングは続けるつもりです。
いくらなんでも筋トレをやめるということは、僕の中ではありえないことです。
パワーリフティングに対する情熱は大幅に低減しましたが、筋トレに背を向けることはありえないと断言できます。
ジムをどうするか
スクワットをやらないならジムに行く必要がないのではないかと思いましたが、急いで結論を出すと後で悔いることになるので、ゆっくり考えることにしました。
僕が通っているジムは佐倉の24時間ジムですが、同じ系列のジムが成田にもあります。
成田のジムにはサンドバッグがあります。
ジムを辞めるより会員資格を変更して成田店にも行けるようにした方が良いのではないかと思うようになりました。
まだ会員資格は変更していませんが、おそらく年が明けたら成田に行ってサンドバッグを蹴るようになると思います。
かつて佐倉市民体育館のトレーニングルーム、千葉ニュータウンのゴールドジム、津田沼のゴールドジム、成田のゴールドジムでサンドバッグをやっていました。
おそらく今は佐倉市民体育館にも千葉ニュータウンのゴールドジムにもサンドバッグはないのではないかと思います。
突きも蹴りも空でやるよりサンドバッグを相手にやった方が効果的だと思います。
今はまだ自宅で空で突いて、空で蹴って満足できますが、今の勢いが続くならやがてサンドバッグをやりたくなるでしょう。
サンドバッグを蹴ると足の甲やスネがアザだらけになります。
拳は皮がむけますが、なんかそれが懐かしいです。
最近のトレーニング
一応、今でも週に2回はジムに行っています。
最近のトレーニングは以下のような感じです。
ベンチプレス 82.5kg10回3セット
バーベルカール 42.5kg10回3セット
LTE 45kg10回3セット
ショルダープレス 50kg10回3セット
サイドレイズ 20kg10回3セット
懸垂 自重8回3セット<注釈>LTEはライイング・トライセップ・エクステンションの略です。
どの種目も、3セットしかやらない事をルールとして決めました。
以前は概ね5セットを基本とし、ベンチプレス、スクワット、デッドリフトなどは多い時は10セットぐらいやっていましたが、そういうトレーニングは当分しないです。
かつてのようにパワーアップを自分に課すようなトレーニングは、仕事みたいになってしまって、楽しいというより苦しいものでした。
しばらくはトレーニングを楽しみたいので、やっても絶対に3セットでやめるという事をルールとして守りたいです。
ショルダープレスは立ってやっています。
一時期腰が痛くなるという理由から、アジャスタブルベンチに座ってやっていましたが、立ってやった方が良いと思うようになったので、そうしています。
まあ、アジャスタブルベンチを用意するのが面倒になったというのもありますが。
以前、腰が痛くなった時は、立った姿勢で、腰を大きく後に反らしてショルダープレスをしていました。
その方が重たいバーベルを扱えるからです。
でもそれが腰の痛みの原因になっていました。
背中を後ろに反ると、重たいバーベルが上がるのは大胸筋も参加するからであって、肩のトレーニングとしては望ましくないようです。
なので、最近は体を直立させてショルダープレスをしています。
こうすると重いバーベルは扱えませんが、腰も痛くならないです。
上は肘が伸び切るまで、下はバーベルシャフトが鎖骨につくまで下げています。
懸垂はもっと痩せていた時は12回3セットぐらい出来ていたんですが、今は79kgも体重があるので、8回が限界です。
情けないです。
75kgぐらいまで落とせば10回3セットぐらいはできるのではないでしょうか?
家のダンベル、バーベル達
最近はジムに週2回行くので、自宅でほとんどトレーニングをしなくなってしまいました。
そのため、僕のダンベル、バーベル、プレート達はほこりをかぶっています。
これはとても良くない事です。
ジムに行くのは週1回にして、もう1日は自宅で自分のバーベル、ダンベルでトレーニングをしようかと思っています。
かつて、土曜日など仕事が休みの日に、家で家事や原稿仕事などをしながらダラダラと筋トレをするのが何より楽しかったです。
でもこれからはそういう機会は減りそうです。
毎日空手の練習をするので、なかなか家でダラダラ筋トレをするのは難しいでしょう。
筋トレのインターバルに空手の練習をするような事ができれば良いんですが、なかなか難しいと思います。
ダンベルやバーベルを持ち上げて、疲れて体温が上がっているところに、インターバルでさらに空手の練習をやって疲れ、体温を上昇させるのは、組み合わせとして最悪だと思います。
今の空手熱がどこまで続くのかわかりませんが、空手熱が続く間は、ダンベル、バーベルを扱う時間は短くなりそうです。
もし空手熱が下火になって、また筋トレ熱が復活すれば、ほぼ毎日筋トレをするようになるかも知れないです。
この先、どうなっていくのかは自分でも良くわからないです。
とりあえず来年の春になると、パワーリフティングの選手登録をするのかしないのかを決めなければならなくなります。
実はもう決めていて、来年は選手登録をするつもりです。
来年はパワーリフティングの試合には出ないかも知れないですが、ベンチプレスの試合には出たいと思っています。
階級をどうするかはその時の体重で決めようと思っています。
その時になって75kg程度の体重で収まっているならば、74kg級に出るだろうし、今と同じ79kgぐらいあるなら83kg級に出ると思います。
その時になって見ないとわからないです。
おわりに
パワーリフティング優先の生活から空手優先の生活に切り替わって、色々と精神的なものや思考回路が変わったのがわかります。
例えば、ある暴力事件のニュースを聞いた時、襲われたのが自分だったらどう戦うか?と考えるようになりました。
深夜の駐車場で、男子大学生の3人組が、見ず知らずの男女の6人組に襲われて大怪我をしたというニュースがありました。
犯人の1人はバットを持っていたそうです。
もし僕が仕事帰りに1人で歩いているところを男女6人組に囲まれて、1人がバットを持っていたらどうするだろうか?と考えてしまいます。
手短に書くと、まずはバットを持っている人(おそらく男)に飛び蹴りを喰らわせて、バットを奪います。
失敗したら半殺しにされると思いますが、おとなしくお金を出しても半殺し、または本当に殺される可能性があるので、バットを持った人を含む6人に囲まれたら、もう覚悟を決めて戦うしかないです。
バットさえ奪ってしまえば、こっちの勝ちでしょう。
まあ、実際にそんな場面に遭遇することはないと思いますが。
格闘技をやっているとそういうことばかり考えるようになります。
少なくとも僕はそうです。
空手の練習をするとき、突きを出すときは目の前に立っている相手の顔面に打ち込む意識でやります。
蹴りもそうです。
裏拳も、手刀打ちもそうです。
受けをやるときは、相手が突いてくる、または蹴ってくることをイメージしてそれをかわす意識でやります。
そういう事を毎日毎日やっていると、それだけで格闘に対する意識が変わっていくし、いざという時に反射的に体が動くようになるでしょう。
若い頃、空手の道場で基本稽古をしているときは、無駄な時間と労力だと思っていましたが、最近になってそうではなく、とても大切な事なのだと思うようになりました。
何が言いたいのかというと、パワーリフティングを最優先に考える生活と、空手を最優先に考える生活では、頭の中がまるで違うという事です。
おそらく野球をやっている人、サッカーをやっている人、テニスをやっている人達にも、その分野の人にしかわからない価値観、思考回路などがあるのだと思います。
39歳で空手をやめた時、57歳で再び空手をやるようになるとは想像していませんでした。
それをいうなら49歳でパワーリフティングの試合に出るようになるということも想像していませんでした。
これからの僕の人生もきっと、空手と筋トレで構成されるような気がします。
5年後、10年後に自分がゴルフをしているとか、テニスをしているというのは、どうにも想像できないです。
今回はこんなところです。
ありがとうございました。