パワーリフティング、試合前の試行錯誤 試合まであと9日

自分のバーベル パワーリフティング

こんにちは、鹿野一郎です。
今日は2021年10月15日の金曜日です。
パワーリフティング千葉県大会まであと9日となりました。
試合に向けて最後の調整をする期間ですが、月曜日のスクワットで左内股を痛めてしまったため、大分予定が狂ってしまっています。
月曜日はジムでスクワットをしたんですが、何故か普段より体がかたくて、ウォームアップの段階できちんと深くしゃがむ事が出来ていませんでした。
20kgのシャフトのみからウォームアップを始め、60kg、100kg、140kgとやりましたが、140kgでも深くしゃがめていないので、次の160kgは思い切り深くしゃがみました。
どうやらそれで怪我をしたらしいです。
おそらくこのときに股関節か、脚の筋肉を痛めたんだと思います。
次が本番セットの170kgで、これを3回または4回ぐらい挙げるつもりでいたんですが、1回目であっけなく潰れてしまいました。

その後、スクワットのちゃんとしたトレーニングをする前に、ベンチプレスの筋力測定をしたんですが、ベンチプレスをしているときに左脚の付け根が痛んできたので、スクワットのトレーニングは休むことにしました。
試合前にトレーニングを休むなんて、あってはならない事ですが、怪我でやむなく休む事になりました。
予定が狂ってしまいました。

次は水曜日です。
水曜日は自宅でデッドリフトをしました。
この日は184kgのバーベルを何回挙げられるかを調べるつもりだったんですが、左内股が痛いので思うように出来ませんでした。
恐る恐る、49kg、89kg、119kgとバーベルを重くしていき、なんとか184kgまで挙げることはできました。
目標としては184kgを5回ぐらい挙げたかったんですが、そんな状況ではなかったです。
全ての重さを1回ずつ挙げるだけでした。連続でやったら、さらに内股を痛めると感じたからです。
結局水曜日のデッドリフトのトレーニングも休むことになりました。
本当に予定が狂ってしまいました。

今日のデッドリフト

今日、金曜日の午前中にもう一度デッドリフトをやってみました。
一昨日の水曜日は1本ずつしか挙げなかったけど、今日は5本ずつやってみようと思いました。
まず49kgを5回挙げました。
内股は特に問題ないです。一昨日は連続で挙げる事が怖かったですが、今日は出来ました。
まあ、49kgなんですが。
次は89kgです。
89kgの5回も問題なくできました。

自宅だと、このように扇風機を浴びながらデッドリフトが出来ます。これは119kgのバーベルです。

次は119kgです。89kgのバーベルに左右15kgのプレートを追加して、119kgにしました。
119kgも5回挙がりましたが、このときに普段と違う事に気がつきました。
デッドリフトはファーストプル、セカンドプルという2つの動作に分割される事があるんですが、このファーストプルで内股の痛みをかばって、腕でバーベルを引き挙げているのがはっきりとわかりました。
踏ん張ると内股が痛むので、それをしないでその分、腕でバーベルを引いて持ち上げているんです。
ファーストプルは主に脚に力がかかり、セカンドプルは主に背中に力がかかります。
怪我をしているのは内股なので、セカンドプルはまったく楽勝なんですが、ファーストプルの初動に影響が出ています。

次は左右に5kgのプレートを足して129kgにしました。
これも5回挙がりましたが、やっぱり腕で引き揚げて、内股をカバーしています。
こんなやり方では、もっと重たいバーベルになったら挙がる訳がありません。

一昨日の水曜日には184kgまで挙げています。
それが限界だったわけではなく、それ以上は試さなかったんです。
限界を試して怪我を悪化させたら意味がないからです。
試合当時は190kgから競技を始めようと思っていますが、脚で踏ん張りが効かないならば、絶対に190kgなんて挙がりません。
腕で引ける重さではないです。僕にとっては。

次は139kgにしました。129kgのバーベルにさらに左右に5kgのプレートを足しまして139kgです。
139kgも5回挙げられましたが、かなり重く感じます。
普段だったらほとんど重さを感じないはずなんですが、今日はやたらと重かったです。

次は149kgです。左右から5kgのプレートを2枚外して、15kgのプレートを装着しました。
149kgもなんとか5回挙がりましたが、そろそろ限界かと思いました。
脚は全く疲れていません。限界なのは筋力ではなく、怪我の方です。
デッドリフトをする事で痛みがひどくなっている訳ではないですが、あまり無理をすると、ブチッ!と行ってしまうような気がするんです。

次の159kgは4回でやめました。
5回目を頑張ると、ブチッ!!と行ってしまうように感じたからです。

次は169kgをやりました。
これは1回挙げたところで、

鹿野一郎
鹿野一郎

今日はここまでにしておこう。

と思いました。
もし2回目に挑戦したり、次のセットで179kgに挑戦したりしたら、それこそブチッ!!!と行ってしまうと思ったからです。

でも、デッドリフトのトレーニングはきっちりやりたかったので、その後は149kgで6セットやろうと思いました。
バーベルから5kgのプレートを4枚外して149kgに戻しましたが、それを1回挙げたところで、これ以上は危険だと感じました。
149kgで5回6セットぐらいやるつもりでしたが、今日の僕には無理でした。
普段だったら何でもない内容ですが、内股に爆弾を抱えている今は無理でした。

試合までまだ9日あります。試合当日の内股の様子は今よりは良くなっているでしょう。
先週の水曜日(怪我の前)には179kgを連続6回挙げているし、一昨日の水曜日(怪我の後)には184kgを余裕を持って挙げているので、試合では190kgから始めるつもりですが、怪我の回復度合いにも依るかもしれません。
190kgを3回連続で失敗して失格、記録なしに終わるのは嫌ですが、190kgから始めても大丈夫なのではないかと思っています。

去年の9月27日の試合前の状況

去年は新型コロナウィルスの感染拡大のため、4月の試合が中止になりました。
でも8月中旬に発表があり、9月27日に4月の試合の代替大会を開く事にありました。
発表から試合までわずか6週間だったので、慌てて減量して出場しました。
でも普段通りの力を出すことはできず、惨敗しました。
記録はスクワット160kg、ベンチプレス105kg、デッドリフト185kg(BEST)、トータル450kgでした。
デッドリフトは自己ベストを更新しましたが、自宅のバーベルでは194kgが挙がっていたので、全く嬉しくありませんでした。
去年の敗因は、試合直前の急激な体重減少だと思っています。
去年の日記を調べ直してみたら、試合前の体重やトレーニング内容は以下の通りでした。

9月19日(土)74.9kg デッドリフト179kg 4回(BEST)
9月20日(日)75.0kg
9月21日(月)74.5kg スクワット170kgで潰れる、ベンチプレス105kg止め1回、
           107.5kg止め1回、110kg止め潰れる
9月22日(火)75.0kg
9月23日(水)74.6kg
9月24日(木)74.7kg
9月25日(金)74.5kg
9月26日(土)74.0kg
9月27日(日)73.0kg 試合当日 スクワット160kg、ベンチプレス105kg、
                デッドリフト185kg(BEST)、トータル450kg

スクワットは9月21日に170kgで潰れています。この前の週の9月14日には155kgを7回挙げていました。そしてこの日の体重は76.2kgでした。
1週間で体重を1.7kgも落としています。これでは力が出ないのは当然です。
さらに1週間前の9月7日には145kgを10回挙げていますが、どうやら去年は9月21日になるまで170kgのバーベルでスクワットをしていなかったようですね。
5/3/1プログラムに従ってトレーニングをしていたので、重さは自分では決められませんでした。
軽いバーベルでトレーニングをしていた事がわかります。
そして9月21日に初めて170kgに挑戦したら潰れたということです。

犬の散歩の時に撮りました。本文とは関係ありません。

これは今年とは大きく違うところです。
今年はこれまでにスクワットで170kgは、合計33回挙げているし、180kgも12回、190kgも2回挙げています。
ただし、それは体重が80kg近くあった時の記録が多く、74kg以下の体重になってからは170kgは一度も挙げていません。
10月4日に74.1kgの体重で170kgを2回挙げていますが、74kg以下の体重ではまだ170kgは挙げていません。

こうなると、スクワットの現実的な試技の重さは、160kg、170kg、175kgでしょうか。
経験則では、170kgが4回挙げられないと180kgが挙がりません。
今の状況で試合で180kgを目指すのはもうほとんど不可能です。
怪我がなければまだ可能性は少しだけあったかもしれないですが、怪我までしてしまったら、180kgは諦めるしかないと思います。
一応、明日の土曜日の早朝にジムに行って、最後のスクワットをするつもりですが、今日のデッドリフトと同じように、おっかなびっくりで軽めのバーベルを扱うだけになりそうです。170kgが何回挙がるかチャレンジだ!とはならないとおもいます。

去年はベンチプレスはなかなか調子が良かったです。
9月21日に107.5kgの止めを成功させていますが、これは試合でのベストと同じ重さです。
試合の時はバーベルがとても重くて、スローモーションのようにゆっくりとバーベルが挙がりましたが、この9月21日の時は同じバーベルが嘘みたいに軽かったです。
これなら110kgも簡単に挙がると思いましたが、そこで油断が出ました。
もう意識は110kgではなく、115kgに向かっていました。
パワーリフティングのマスターズ2(50歳台)のベンチプレスの千葉県記録は112.5kgです。
107.5kgが簡単に挙がったので、これなら115kgも挙げて、千葉県記録を更新できるのではないか!と思いました。
そう考えるととてもわくわくしました。
なので、まずは110kgをさくっと挙げてしまおうと思いました。
でも、さくっと潰れてしまいました。
もしかしたらあそこで110kgをなめてかからず、110kgが挙がるか潰れるかに生死がかかっているぐらいの覚悟で臨めば、挙がったんじゃないかと思っています。
でも試合では、105kgを挙げた後、110kgで2回潰れて終わりました。
パワーリフティングの重量申請では、重量を下げることは出来ないので、110kgが潰れたから次は105kgというわけには行かないんです。

9月21日から試合当日まで、6日間で体重は1.5kg落としていますが、これでも力が出なくなりました。
減量のペースはもっとゆっくりでなければならないようです。
少なくとも僕の場合は。

デッドリフトは自宅で179kgを4回連続で挙げた8日後に190kgが挙がらなかったというのは、今でも信じられません。
やっぱりこれも8日間で体重を1.9kg落とした事が原因なんだと思います。

こうしてみてくると、去年の敗因はやっぱり、急激な体重減少による筋力の低下なんだと思います。

今朝の体重、朝食後の体重、午前10時の体重

今朝の体重は73.8kgでした。
朝食を食べた後の体重は74.9kgでした。
1100gも増えているので驚きましたが、冷静に考えればそのぐらい増えているはずです。
朝食では白米を150g食べました。これは秤できちんと測りました。
他に鶏肉を300gぐらい、茹でた野菜を150gぐらい、卵焼き150gぐらい食べ、コーヒーを500gぐらい飲みました。
合計すると1250gです。
なので体重が1100g増えるのは当然です。
試合当日、検量は午前10時から行われるので、それにあわせて10時にも体重を測りました。
その時は74.4kgになっていました。

このときに74.00kg以下ならば検量をパスできます。
試合当日の朝はコーヒーは飲まないと思います。
コーヒーで500g上乗せしてしまうのはもったいないですね。
白米に生卵をかけて食べるだけになるかも知れないです。
野菜は特に力になる訳じゃないと思うので、当日は食べないと思います。
おそらく鶏肉も食べないと思います。
それよりも白米を300gぐらい食べた方が力が出そうな感じがします。

こうやって考えると、前日の晩ご飯の量を決めるために、寝る前の体重と起きた時の体重の変化も調べておいた方が良さそうですね。
これまでの経験だと大体寝ている間に500gは軽くなるんですが、今は体重も軽くなっているし、年も取っているので、昔とは違うかも知れないです。

野球ファン、サッカーファンが羨ましかったですが、僕も同じだと気づきました

少し前に職場で、若い同僚が、

何か生きがいが欲しいんですよ。仕事ばっかりで何にも自分のことが出来てないし、やりたいことも特にないんです。

それを聞いて僕は、プロ野球やサッカーのファンになれば良いじゃん!と答えました。
野球やサッカーが好きな人は世の中にたくさんいますよね。僕は違うんですが、周りには野球ファン、サッカーファンの人がたくさんいます。
とても熱心な人になると、野球場やサッカー場に応援に行くだけでなく、仲間で集まると野球やサッカーの話ばかりしています。
野球場やサッカー場に行く時も、選手と同じユニフォームを着たり、派手な被り物をつけたり、顔をペイントしたりしています。
本当に凄い熱狂ぶりだと思います。
実は若い頃の僕は、そういう人達を少し冷めた視線で見ていたんですが、ある時からとても羨ましいと思うようになりました。
あれほど大喜びしたり、悔しがったり出来る機会というのは僕の人生には滅多にないからです。
特に応援しているチームが優勝を決めた時の騒ぎは、本当に楽しそうで、羨ましいです。

でも、気付きました。
実は僕も同じなんだと。
僕もそうやって他者から大きな喜びや刺激をもらって日々を過ごしているんだと気づきました。
僕が傾倒しているのは野球やサッカーではなく、パワーリフティングですが、YouTubeで、ボディービル、フィジーク、パワーリフティングの試合の様子を見たり、彼らの日々のトレーニングの姿を見てやる気を掻き立てられたりしています。
野球やサッカーに比べると比較にならないほどのマイナー競技ですが、根本は同じなんだと思いました。

野球ファンやサッカーファンの人々には、決まった応援するチームがあると思いますが、何故そのチームを応援するのかは、おそらく本人にもわからないんじゃないでしょうか?
巨人ファン、阪神ファンに、何故巨人が好きなんですか?何故阪神を応援するんですか?と質問するのは失礼なことですよね。
好きだから好きなんだとしか言えないことなんだと思います。
僕は昔はこれがわかりませんでした。
特定の選手を応援するなら理解できました。
でもその選手が引退したからこのチームはもういいや、と考えるならばスムーズに理解できました。
でも、多くの人はどんなに選手が入れ替わってもずっと同じチームを応援していると思います。
去年までヤクルトファンだったけど、今年から広島ファンに変わりました、というような話は聞いたことがないです。
好きなものは好き、ただそれだけなんですね。

もし誰かが僕に、「筋トレして何になるの?」と聞かれた、「楽しいからやっているだけです。」と答えます。
実際にそうやって受け答えしたこともあります。
何でパワーリフティングなの?ボディービルじゃダメなの?と聞かれたことはないですが、もしそう聞かれたとしたら、「パワーリフティングが好きだから好きなんですよ。」としか答えられないです。

僕はこれまでに空手、マラソン、ビリヤードなどをやってきましたが、最後まで続いているのは、筋トレなんです。
中学校の部活では、半年だけバドミントン部にいました。
高校は帰宅部でしたが、大学では混声合唱団とワンダーフォーゲル部に所属していました。
でもどれも続かなかったです。
続いたのは筋トレだけなんです。
好きだから続いている、ただそれだけだと思います。

上で紹介した職場の同僚は、仕事のしすぎでかなりヘロヘロになっています。
早く生きがいを見つけて、少しは仕事をセーブして、ゆとりのある暮らしを手に入れて欲しいと思います。

職場の同僚にはサッカーが大好きな人が1人いますが、その人は本当に筋金入りのサッカー好きで、2つのチームに所属して、週末は必ずサッカーをやっています。
片道1時間半もかけてサッカーをしに行くそうです。
視界が悪い土砂降りの時でも、みんな「ただの水だろ。」と言って、構わずプレーを続けていたそうです。
彼がサッカーの話をする時の目の輝きは本当に綺麗です。
本当にサッカーが楽しくたたまらない様子がダイレクトに伝わってきます。
僕もあんなふうにパワーリフティングを語れるようになりたいです。

でももしかしたら今回はそれに近づけるかも知れないです。
2017年にパワーリフティングの関東大会に出た時は、仕事が忙しくてほとんどトレーニングが出来ていませんでした。
試合当日は、天井を見上げながら、

鹿野一郎
鹿野一郎

何の準備も出来ないままに、ここまで来てしまった。

と思ったものです。
でも、今日仕事に出る時、試合が近づいてくるのが楽しみで仕方ないと感じている事に気づきました。
またあの会場に行けるんだと思うと喜びが湧き上がってきます。
(今回は会場が変わり、初めて行く会場なんですけど)
思うような結果を出せなかったらどうしよう?という不安はあんまり感じていないです。
怪我もしてしまったし、コンディションは良いとは言えないと思いますが、今回の試合のためにやってきたトレーニングは、これまでのものと比べるとレベルが違っていました。かなりハードにトレーニングしてきたので、力試しをするのが楽しく感じるんだと思います。
できれば残りの日々も毎日試合を楽しみにして過ごせたら良いと思います。
試合を恐れ、逃げたい気持ちになったまま試合会場に行くような事にはなって欲しくないです。
好きでやってる趣味なんですから、楽しくなければ意味がないですよね。

今回はこの辺にしておきます。
ありがとうございました。

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