職場の同僚の糖質カットダイエット

減量

こんにちは、鹿野一郎です。
昨日、職場で同僚の先生とダイエットの話をしました。
僕の職場は予備校なので、同僚というのは予備校の先生です。この人をここではMさんと呼ぶことにします。
Mさんは以前は物凄く太っていて、体重は110kgぐらいありました。
でもこの5年ほどでダイエットして今は90kgぐらいです。
性別は男性で、年齢は僕と同じぐらいです。つまり、50代の半ばです。
身長は175cmか、もう少し上ぐらいに見えます。

Mさんの糖質カットダイエット

Mさんはダイエットをしながら筋トレもしています。
筋トレをしないとすぐにリバウンドしてしまうそうです。
普段は糖質をカットしていて、米、パン、麺類は全く食べないそうです。ぼくは驚いて、

鹿野一郎
鹿野一郎

それじゃあ、ふらふらになっちゃうんじゃないですか?

と尋ねました。
でも全く平気だと言います。
聞けば糖質をカットしているのは平日だけで、土日は普通に食べていると言います。それなら耐えられるかも知れないですね。

Mさんは糖質を取らないように心がけているそうですが、お酒はかなり飲むようです。
ビールや日本酒が好きで、日本酒は毎晩5合も飲むそうです。
かなりの酒豪ですね。僕もお酒は飲みますが、缶チューハイやウイスキーがほとんどです。ウイスキーは炭酸水で割って飲みます。
Mさんは、

本当はその方が良いんですよね。ビールとか日本酒は糖質があるから本当はダメなんですよ。

と言います。
わかっていてもやめられないのは、とても良くわかります。僕も同じですから。

その後、話は酒のつまみは話になりました。
僕は普段はちくわをつまみにしています。
ちくわには随分お世話になっています。
脂肪が少ないし、カロリーも低いし、比較的腹にたまるので、空腹を紛らわす時などにも重宝しています。
ところがMさんは唐揚げとかチキン南蛮、とんかつなどがつまみだそうです。僕は耳を疑いました。

Mさんは糖質カットダイエットをしています。
僕も昔、8年ぐらい前はやっていたので、その内容は知っているつもりです。
確かに糖質カットダイエットでは糖質を敵視する一方で、脂質には寛大ですよね。
僕も糖質カットダイエットをしていた時は、チーズやベーコンをバリバリ食べていました。でも、ある時から糖質カットはやめました。
ボディービルダーの方々がことごとく糖質カットダイエットを否定していたからです。

ボディービルダーは糖質カットをしない

2015年2月11日、津田沼のゴールドジムで当時のボディービル日本チャンピオンの鈴木雅選手のセミナーを受けました。
その減量編で彼は糖質カットはしていないと言っていました。
代わりに高炭水化物低脂肪のダイエットをしていると言っていました。
当時の僕には青天の霹靂でした。

鹿野一郎
鹿野一郎

炭水化物こそ憎むべき糖質ではないか?

と思ったからです。
チャンピオンは糖質カットはやってみたけど自分には合わないからやめたと言っていました。
そして今炭水化物はたくさんとって、脂質を減らすようにしたと言っていました。
全くもって驚きの話でした。でも言われてみれば心当たりがありました。
以前、糖質カットダイエットをした時は、最初は急激に体重が落ちましたが、数ヶ月で停滞し、落ちなくなりました。
その後も続けましたが、体重が減ることはなく、一年ぐらい掛けて元の体重に戻りました。糖質をずっと避けていたのにです。
 
この頃、見るようになった筋肉系ユーチューバーのkatochan33さんは動画の中で、

減量は脂質を抑えて、炭水化物を少しずつ減らす

と言っていました。また、筋肉系ユーチューバー飲みますコアラ小嵐さんは、

世の中に、炭水化物を取らなければ健康という、謎の思想がありますね。

と言って笑っていました。
実際問題、ボディービルダーの人々が試合に向けて減量する時は脂質をかなり少なくし、炭水化物を少しずつ減らしていきます。
katochan33さんの場合は減量初期は1日にご飯を450gぐらい食べていますが、末期には1日300gぐらいまで減らします。
糖質カットをしている人からすれば、300gでも食べ過ぎに感じると思いますが、ボディービルダーの人々はそうやってあのバキバキの体を作り上げています。
脂質もゼロにする訳ではないです。
脂質もゼロにすると筋肉な良くないそうなので、少しはとります。
コアラ小嵐さんは一回の食事でとる脂質の量を10g以下に抑えるそうです。
大体ゆで卵2個分ぐらいです。
つまり、唐揚げやチキン南蛮、とんかつ、ラーメン、パスタ、ピザ、ハンバーガーなどは脂質の取りすぎになるんです。

katochan33さんです。

筋肉系ユーチューバーのShoさんはダイエットの方法をいくつか紹介する動画の中で、糖質カットダイエットについても晴れていました。
ケトジェニックダイエットと言っていましたが、それは糖質カットダイエットのことですね。
糖質カットダイエットは即効性があり、短期的には効果が大きいけど、長期的にはあまり効果がないと言っていたと思います。
これは僕の経験とも一致します。
初めは急激に痩せますが、ずっと続けるといつの間にか体重は元に戻っていました。
なので糖質カットダイエットはやらなくなりました。

Mさんの場合(僕の提案)

Mさんの場合は、まずはお酒のつまみから見直した方が良いと思いました。
唐揚げやとんかつをを、焼き鳥に変えるだけだ結構カロリーを落とせます。
まずはそれを二週間続けると良いと思います。
毎日体重を測るようにすれば、それで体重が減るのがわかると思います。
焼き鳥になれて、唐揚げやとんかつを食べたいと思わなくなったら、お酒の量を少し減らすのが良いでしょう。
5合を4合に減らすだけでも、200kcalは減ります。
これを続ければ1ヶ月余りで1kg減ります。それに慣れたら3合に減らし、それにも慣れたら2合に減らすと良いと思います。
ここまで来るのに半年ぐらいかかるでしょうか?でもこの半年で、はっきりと痩せると思います。

僕の弁当です。米と梅干しと、焼いた鶏胸肉です。

あとMさんは外食が多いそうですが、可能なら食べるものは自分で調理した方が良いです。
調理は「焼く」、「煮る」、「茹でる」が良く、「炒める」、「揚げる」はやめた方が良いです。
ただこれはいきなりやるのは難しいので、減量を始めて半年ぐらい経過して、いよいよ本格的は減量を始める準備が出来てからで良いと思います。
減量は根気強く取り組めば、1年で20kgぐらいは落とせると思います。
ボディービルダーの人々は毎回試合の度に皮下脂肪が無いぐらいにバキバキに減量しています。
減量は叶わない夢ではなくて、やれば出来る習慣です。
katochan33さんは、2021年9月11日の試合に向けた減量の中で、

落ちない脂肪はない。

という名言を残しました。
2020年は新型コロナウイルスの感染拡大で全ての試合が中止のなったので、およそ2年振りの減量になりました。
たっぷりついた脂肪がちゃんと落ちるのか不安だったけど、落とすことが出来たので、落ちない脂肪はないという言葉になりました。

リバウンドするのは、減量をやめるから

僕は以前、上手に減量をすれば、減量を止めた後もずっと痩せた体型を維持できると思っていました。
でも、それが間違いだということが、経験的にわかってきました。
減量を続ける限り、体重は減ります。
リバウンドして体重が増えるのは、減量を止めるからです。
理由はそれしかないと言って間違い無いでしょう。
ある時、katochan33さんに、視聴者から質問がありました。
その人は半年間減量をして10kg以上痩せることに成功していました。
そろそろ食事を元に戻したいんだけど、どうやって戻したら良いかという質問でした。
それに対するkatochan33さんの返事は、食事を元に戻したら、体重も元に戻ってしまうというものでした。
そして以下のようなアドバイスをしました。
今の食事を続けて、日曜日だけ少し多めに食べて良いことにするか、普段から食べる量を今の量よりほんのちょっとだけ増やすのが良いと言っていました。
つまり、元の食事に戻してはいけないのです。
これには、質問した人は打ち砕かれたと思いますが、これが真実ですね。
どんなに上手に減量をしても、減量をやめて食事がもとにもどれば体型も元に戻ってしまうんです。
痩せた状態を維持したかったら、ずっと少ない食事を維持するしかないんですね。

最近の僕の糖質カットダイエット

僕はkatochan33さんの動画に出会ってから、糖質カットダイエットはやめました。
でも、その後も一度だけやったことがあります。2019年の春です。
このときはパワーリフティングの試合に出るための減量をしました。
もともと試合に出るつもりはなかったので、減量はしていなかったんですが、都合により急に出場できるようになったので、試合まで残り1ヶ月の段階で出場を決意し、減量を始めました。
74kg級に出るのに、79kgを超えていたので、糖質カットをするしか無いと思いました。
糖質カットダイエットの良いところは、短期的に効果が出ることです。
でも良く無いところは、長期間続けると効果がなくなっていくことです。
1ヶ月後の試合に向けてとにかく体重を落とすならば、糖質カットが一番確実だと思いました。
そして、1ヶ月で7kg落とすことに成功しました。

試合に出て銀メダルを取りました。


糖質カットは厳しいダイエットだと思います。
2019年の減量は試合に出るためのものだったので、一切妥協のない減量でしたが、こんな食事を続けていたら死んでしまう、と何度か思いました。
最初は本当にきついですよね。
でも不思議なもので、そんなに少ない食事でも、だんだん慣れてくるんですね。
そして慣れた頃には、以前は何であんなに食べていたんだろう?と不思議に感じるようになりました。
食事の量については、今「普通」に感じている量が、実は「食べ過ぎ」なのかも知れないですね。
「普通」なのか、「食べ過ぎ」なのかは、体重計に教えてもらうのが良いと思います。

Mさんは今後、どうなっていくのでしょうか?
試合に向けて減量しているわけでは無いので、一直線に体重を減らすのは難しいと思いますが、何とか頑張って欲しいと思います。

最後に

僕は今日、2021年10月24日のパワーリフティング千葉県大会にエントリーしました。
階級は74kg級です。今朝の体重は75.5kgだったので、あと1.5kgです。
一時は83kg級へ変えようかとも考えましたが、やっぱり太っているより痩せている方が良いです。
試合が終わったらさらに減量して70kgまで落としたいと思います。

ありがとうございました。

内部リンク:2019年4月パワーリフティング千葉県大会に出場

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