こんにちは。鹿野一郎です。
今日は2021年の9月10日です。
僕はまだ新型コロナウィルスのワクチンは打っていません。
妻は昨日、1回目の接種を受けました。
行きは僕が車で送って行きましたが、僕はそのまま仕事に行ったので、帰りはバスと電車で帰って来る予定でした。
でも注射を打ったらふわふわした気分になって、歩くのが不安になったから、タクシーで帰って来たそうです。
夜になって痛みが出て、昨夜はほとんど眠れなかったと言います。
午前3時に一度起きて、痛み止めの薬(以前別件で病院に行った時に貰った薬だそうです)を飲んで、なんとか寝付けたと言っていました。
寝返りを打つことが出来ず、今朝の段階では、左肩全体がだるくて重いと言っていました。
僕の職場の人々は、大部分が2回目の接種も終えていますが、1回目はなんの副反応も出なかったという人が多いです。
でも2回目はほとんどの人が副反応が出たと言っています。
腕が36時間痛かったという人や、腕が三日間上がらなかったという人もいたし、左腕が手首まで赤く腫れてしまって1週間もそれが続いたという人もいました。
いわゆるモデルナアームというやつですね。
(ワクチンにはファイザー、モデルナ、アストラゼネカなどいくつかのメーカーもの物があり、モデルナのワクチンを打つと腕が赤くなる人が多いことから、モデルナアームと名付けられたそうです。)
でも妻は1回目の接種でかなりの痛みを経験しました。
僕は再来週の土曜日(9月25日)と、その3週間後の土曜日(10月16日)に予約をとっています。
ワクチンについてはとても複雑な気分です。可能なら打たずに済ませたいです。
まだ、長期的にみた安全性が確認された訳ではないので、後になって具合が悪くなる可能性があるからです。
ワクチンを強く疑っていました
新型コロナウィルスが日本に上陸したのは2020年の2月でした。
クルーズ船、ダイヤモンドプリンセスの乗客に、新型コロナウイルスの感染者がいることがわかり、横浜に停泊したものの、上陸を許可せれず、船内で隔離されていました。
また、発生国である中国で働いている日本人などを政府のチャーター機で帰国させ、千葉県勝浦市のホテル三日月で隔離するなどの対応も取っていました。
その後、コロナは市中感染で広がり、4月から5月にかけて史上初の緊急事態宣言が出されました。
これにより街の機能はほとんど停止したと思います。
子供の学校は休みになり、僕の仕事も休みになり、スポーツクラブやジム、娯楽施設、商業施設もことごとく休業しました。
あの頃は、運動不足を解消するために家族でジョギングをしている人が多かったです。
公園ではバドミントンやボール遊びをする人が普段では考えられない程たくさんいました。
みんな暇なので、食料品などの買い物は家族総出で行く人が多かったです。
うちもそうでした。
緊急事態宣言が開けると、世の中が再び動き始めました。
僕はコロナを警戒していて、2020年は年始から6月下旬までジムに行きませんでしたが、緊急事態宣言もあけたし、そろそろジムでのトレーニングを再開するか、と思うようになりました。
本当に論理的に警戒するならば、今でもジムには行くべきではないと思いますが、ここは理屈より感情でトレーニングを再開しました。
夏に予定されていた東京オリンピックは翌年2021年に延期が決まり、花火大会や夏祭、運動会、遠足、修学旅行などもことごとく中止になりました。
2020年の夏の頃は、感染者こそ多かったものの、死者数が大分少なくなっていたので、
もうコロナは終わったのではないか?
とすら思いました。
ところが冬になると再び猛威を振るうようになり、1日あたりの新規感染者数が2000人を超えるようになりました。
それまでは多くても400人とか500人位だったと思うので、2000人という数字は衝撃的でした。
再び緊急事態宣言が出されましたが、この頃からワクチンの話が聞かれるようになりました。
ワクチンが完成したという話です。
インフルエンザのワクチンの開発にはかなり長い年月がかかったそうです。
長い年月をかけて十分に安全性を確認してから実用化したと聞いています。
それに比べるとコロナのワクチンは、あまりにも見切り発車で、危険性を度外視しているのではないかと思えてなりませんでした。
日本では2021年2月から医療従事者向けのワクチンの接種が始まり、4月頃から高齢者向けの接種が始まりました。
僕の職場では、7月下旬ごろからワクチンの予約が取れた、取れないというような話題が多くなりました。
東京都民の人は早く打てたようですが、そうでない人はワクチンが遅れていたようです。
僕はワクチンの安全性に疑いの目を向けていたので、人から聞かれても、様子見をすると答えていました。
どのくらいの期間様子を見るのかと言われたら、本当に厳密に様子を見るならば、自分の年齢が54歳であることと、平均寿命が85歳ぐらいであることを考慮して、15年ぐらいでしょうか?
今から15年間何の悪影響も出なかったら、15年後の僕は69歳でワクチンを打つ事になると思います。
15年を過ぎた頃から悪影響が出るということが、後になってわかったとしても、69歳の15年後は84歳で、もうほとんど寿命なので問題なしという考え方をすると思います。
では現実に15年も様子を見るのかというと、そうはならないでしょう。
その前に治療薬が完成すると思うので、ワクチンは打たないという結論になると思います。
ワクチンは15年も様子見をするのに、治療薬は様子見をしないのか?と問われたら、こう答えます。
治療薬は感染してしまって病気になった人に使う物で、使わなければ悪化して命の危険につながる可能性があります。
それよりは長期的な安全性が確保されていなくても、治療薬を使って治した方が良いと思います。
一方のワクチンは、健康な人が打つ物なので、長期的な安全性が確保されていないならば、打ちたくないという事です。
僕はそのように思っていたので、ワクチンは打たないつもりでいました。
8月になると職場での話題は副反応がどうだったかという話題が中心でした。
ワクチンを打っていないというと、驚かれ、理由を聞かれました。
様子を見ると答えると、納得してくれましたが。
ぼくは妻以外の人から、ワクチンを打つように強要された事はないですが、そういう事をする人もいるようで、職場ではワクチンの事は一切喋らない人もいます。
こっそり聞いたら、「ワクチン警察」がうるさいからだそうです。
ちょっと驚きました。
(ワクチン警察というのは今僕が作った言葉ですが、2021年の秋ごろにこの文章を読んでいる人は全員意味がわかるでしょう。でも何年もしてから読む人がいるかも知れないので、さっきのモデルナアームと同様に補足をします。以前は自粛をしないで遊び歩いている人を攻撃する「自粛警察」と呼ばれる人々がいました。その後、マスクをしない人々を攻撃する「マスク警察」が現れました。もちろん全員一般人で、警察とは何の関係もありません。なのでここではワクチンを打たない人々にワクチンを強要する人々を「ワクチン警察」と呼ぶことにしました。)
妻の圧力に屈して打つことに
僕はワクチンを打つつもりはありませんでしたが、妻は6年生の娘を守るためにワクチンを打つ決断をしました。
そして昨日1回目のワクチンを打ちました。
妻のあの痛がりようを見ていると、僕も打ちたくなくなります。もともと様子見派だし。
妻とはワクチンについて随分話しましたが、結局妻の圧力に負けて打つことになりました。
もし長期的に悪影響が出て深刻な健康被害が出たらどうするのかと尋ねると、妻は、その時は諦めるしかないと言います。
つまり、一か八かの博打を打ち、勝つ方に賭けるというのです。
僕は賛成出来ませんが、妻を信じることにしました。
映画「タイタニック」で、主人公のジャックは手錠で柱に固定されたまま船が沈んでいき、命の危険にさらされます。
そこへ助けに来たのが恋人のローズで、ジャックはローズに斧を振り落とさせて、それで手錠を切ることを提案します。
下手をすれば自分の手首が切断されてしまうし、成功する確率より失敗する確率の方が遥かに高い危険な賭けです。
でもジャックは、I trust you!と言ってその賭けに出ます。
結果として手錠は切れ、脱出できるんですが、僕はそれを映画館で見ていて、僕だったらあんな決断は出来ないだろうなと思いました。
でも決断しなければ確実に溺れて死ぬし、手首が切断されたら海に投げ出された後、結局死にます。
斧で手錠を切断し、自分は無傷でいられる以外に助かる道はないんです。
でも、それでも多分僕だったらあんなにすぐには決断できないだろうと思いました。
妻にワクチン接種を強く求められた時、僕は映画のこの場面を思い出して、妻の言葉に賭けることにしました。
夏場の異常な感染拡大で、打たないと怖いと思うようになりました
2020年から2021年へ延期された東京オリンピックは、国民の7割が再延期または中止を希望していました。
僕は中止を希望していました。
誰も憎くありません。
選手たちも組織委員会の人々も政府の人々も、別に敵視するつもりはないんですが、感染拡大を阻止するためにはオリンピックはやらない方が良いと思っていました。
結局、オリンピックは海外からも国内からも観客を入れず、無観客でやる事になりました。
これは相当良い判断だったと思いますが、中止していればもっと良かったんじゃないかと思っています。
若く無名な選手たちが活躍してメダルを取る姿は素晴らしかったし、それを否定するつもりは全くないですが、オリンピックがなければもっと感染拡大の規模を小さく出来たと思います。
東京オリンピックが開催される事になって、人々の意識に大きな変化が現れたと思います。
「オリンピックをやるんだったら、自粛なんてやってらんねえ。」と考える人が出てきても仕方ないと思います。
そして、実際に夏は人の移動が増えたと思います。
こういう僕自身もオリンピックの開会式の日に、娘と2人で富士急ハイランドに遊びに行ってしまっているので、気持ちが緩んだ1人です。
僕が富士急ハイランドに行ったことを責める人がいても、何も言い返しません。
その人の言う通りだと思うからです。
一応僕にもその日に行くことを選んだ理由はありますが、論理的な真面目な人から見たら自分に都合の良い言い訳にしかならないと思うので、何も反論しません。
僕はオリンピックの中止を希望していながら、自ら遊びに行きました。
申し訳ありません。
8月に入ると1日あたりの新規感染者数が急激に増え、2020年の暮れの、1日2000人を遥かに超えて、連日5000人を超えるようになりました。
僕の職場でも次々と感染者が出ていましたが、会ったことがない知らない人ではなく、知り合いの中からも感染者が出てきました。
それも1人、2人と増えていき、現時点で6人まで増えてしまっています。あの時、8月中旬時点で、
もう、感染は時間の問題だ。仕事をしている限り避けられない。
と思いました。
救急車を呼んでも来ない。
救急車が来ても病院に搬送されない。
そのようなことが現実に起こり、自宅で亡くなる人が増えてきました。
病院に入れない人はホテル療養をする事になっていましたが、ホテルに入れない人は自宅療養をする事になりました。
そして自宅療養者はどんどん増えて、今日の時点では13万人以上いるそうです。
ここまで深刻な事態になると、やっぱりワクチンは打った方が良いのかも知れないと思うようになりました。
長期的な安全性は確認されていないと思いますが、その前に次の冬を乗り越えられるのかという問題がとても大きくなってきたからです。
冬はもっと凄いことになるだろうから、打った方が良いと思っています
8月の感染拡大は凄まじかったです。
医療崩壊も起こっているし、保健所も崩壊していたと思います。
このまま感染が拡大し続けて冬になったどうなってしまうんだろうかと、本当に怖かったです。
でも、実際には感染が拡大し続けることはなく、9月に入って新規感染者数は減ってきました。
とりあえず一安心です。
もし9月で1日6000人、10月で7000人、11月で8000人、12月で9000人なんてぐらいに増えていったら、もう終わりだと思っていました。
そうならなくて本当に良かったです。
でも冬になったら、もっと大きな波が来るのではないかと身構えています。
冬になればワクチンの接種もかなり進んでいるだろうから、それで防げるという部分もあると思いますが、ワクチンは万能薬ではないので、感染は拡大すると思います。
もしかしたら1日10000人の新規感染者が出るとか、1日1000人の死者が出るなんていう恐ろしい事になるかも知れないです。
そう思うと、今ワクチンを打っておかないと、とても怖い思いをするだろうと思うんです。
長期的な安全性について
長期的な安全性については、本当に長い時間をかけないとわからないですよね。
今から25年ぐらい前でしょうか、アメリカで狂牛病の牛が発見されました。
狂牛病のことはその後、BSEとも呼ばれるようになりましたが、BSEが何の意味で、何の略なのかは知りません。
若い人は知らないと思うので、簡単に書きます。
狂牛病は牛の病気で、感染すると脳味噌が溶けて死にます。
狂牛病に感染した牛の肉を食べたら人間も被害を受けるのではないかと考えられていました。
アメリカと日本では牛肉の生産の仕方が違い、日本の方が安全性が高く、アメリカ産は危険性があると言われていました。
そのため、当時はアメリカ産牛肉の輸入が停止し、吉野家や松屋などの牛丼チェーン店からは牛丼が消えました。
牛丼の代わりに豚丼(ぶたどん)が販売されるようになり、僕も何杯も食べました。
何年か経過して、再びアメリカ産牛肉が輸入されるようになり、牛丼も復活しました。
そしてスーパーの店頭にもアメリカ産牛肉が並ぶようになりました。
慎重な人は、今でもアメリカ産牛肉は食べないかも知れませんが、僕は10年ぐらい様子を見てから食べ始めました。
論理的には安全性が証明された訳ではないんですが、10年も被害がないならばもう良いだろうと納得してしまって、普通に食べるようになりました。
僕の日記を検索してみたら、狂牛病という言葉が最初に出てきたのは2005年1月13日の日記でした。
この時の日記には、過去の出来事として書かれているので、もっと昔のことなのでしょう。
おそらくアメリカ産牛肉を食べて健康被害を受けた人はいないんじゃないかと思います。
もし、いるとしてもかなりの少数なんじゃないでしょうか。
つまり、このアメリカ産牛肉は、長期的な安全性に疑問があり、敬遠されていたけど、今のところはどうやら大丈夫そうだという事になっているんだと思います。
逆に、当時は危険性がわかっていなかったけど、後になって被害者がたくさん出て、危険性が認識されるようになったものもあります。
詳しく知らないですが、まずは薬害エイズ事件でしょうか。
血液を固める成分が血液中になくて、薬を飲まなければならない人は結構いるそうですが、加熱していない非加熱製剤にエイズウィルスが混入している事がわかり、1000人を越す人がエイズに感染してしまったという話だったと思います。
感染がわかった人々は、言葉では言い表せない苦痛を味わったと思います。
本当に気の毒としか言いようがないです。
また、アスベストの件もそうですね。
アスベストは石綿とも言われ、建築現場で材料として使われていました。
安価なのに耐久性、耐薬品性、耐熱性、電気絶縁性に優れていて、奇跡の鉱物と呼ばれていたそうです。
立体駐車場など、いろいろなところでアスベストを目にしましたが、空中に飛散したアスベストを大量に吸い込むと肺を患うということが後になって発覚し、これも大問題になりました。アスベストを生産する会社の社員が何人も肺を壊したというニュースを聞いたような気がします。
さらに、ほとんど知らないですが、子宮頸癌のワクチンも似たようなものなのかも知れません。
以前は子宮頸癌のワクチンの接種を積極的に推奨していたそうですが、今では積極的な推奨はしていないそうです。
何らかの影響があること後になってわかったからではないでしょうか。
ちょっとこの辺のことはわからないです。
僕は今54歳ですが、自分で見てきた範囲内だけでも、最初は危険性が知られていなかったけど、被害者が多数出て、後から危険性がわかったという事例がいくつかあります。この新型コロナワクチンがそうならなければ良いと願いますが、長期的な安全は、ずっと後にならないとわからないです。
我が家のワクチン騒動
ワクチンを打った日にそんなに強い痛みが出るとは知りませんでした。
ワクチンを打ったら1週間は激しい運動をしない方が良いということも知りませんでした。
僕は9月25日(土)と10月16日(土)にワクチンを打ちますが、10月24日(日)にはパワーリフティングの千葉県大会に出るつもりです。
試合前にトレーニングを出来ない期間が2週間も発生するというのは、非常に困ります。
そして昨日は、妻をワクチン接種会場へ車で送っていったので、トレーニングの時間が短くなり、予定していた内容をこなせませんでした。
妻が2回目の接種をするときも僕が車を出すことになるので、トレーニングの時間が短くなるか、なくなる可能性があります。
ワクチン接種によってトレーニングの時間がかなり奪われてしまいます。
これが、僕のワクチン騒動です。
もちろん、健康を失ってしまったらパワーリフティングどころではないので、どっちが重要かはわかっているつもりです。
あとは、10年後、20年後に、コロナワクチンはやっぱり有害だったなんてことにならないことを祈るばかりです。
今回はこんなところです。
ありがとうございました。