減量2021 試合まであと50日

減量

こんにちは、鹿野一郎です。
2021年10月24日のパワーリフティング千葉県大会まで、あと50日になりました。
僕は74kg級に出場する予定で減量しています。
減量を始めたのは7月10日なので、まもなく2ヶ月になります。
7月10日の体重は79.3kgでした。
それから緩やかに体重を減らして、今朝の体重は75.4kgでした。
これまでの体重の推移は以下の通りです。

グラフを見ると、概ね計画体重を下回っているんですが、たまに大きくリバウンドしています。
最初の特大のリバウンドは7月25日で、23日から24日にかけて泊まりがけで富士急ハイランドに遊びに行ったことが原因でした。
でも一時的な体重増加で収まり、次の日からするすると体重は減っています。
8月の終わりに家族3人で養老渓谷に出掛けたんですが、その時もリバウンドしました。
そして、9月1日から3日にかけて、再びリバウンドしていますが、これは気の緩みが原因だったと思います。
昨日1日食事をきっちり引き締めたら、今朝の体重は今年最軽量の75.4kgになっていました。

気の緩み(体重が減っていたから)

減量を始めた当初は、「お酒を飲むのをやめて、お菓子を食べるのをやめる」という方針で減量していました。
これ以外は何も食事を変えていませんでした。
それでもこの二つは効果てきめんで、すぐに体重は76kg台まで落ちました。
そこでしばらく揉み合っていて、計画体重に追い越されそうになったので、そこで、「夕飯では米を食べない」という方針を追加しました。
これで75kg台まですぐに落ちたんですが、そこで気の緩みが出てしまいました。
やめていたはずのお酒をついつい飲んでしまいました。


あれは夏期講習の最終日だったと思います。
ようやく終わった。明日から休みだ、という解放感で、つい手を出してしまいました。
体重が計画を下回っているんだから良いじゃ無いかと思っていたんですが、9月に入って、体重が計画を上回る展開になってしまいました。
これは完全に気の緩みです。
今後はまた引き締めて、しばらくお酒を断ちたいと思います。
ここ数日、結構飲んだので、またしばらくお酒を飲まなくても耐えられると思います。

世の中に無数にある減量法は、食べたいものを我慢する方法を教えてくれない

僕は30代の後半から40歳ぐらいにかけて、とても太っていました。
164cmで90kg近くありました。
太る原因は、食べるからです。
あの時の食事の量は尋常ではなかったです。
それだけでなく、お菓子や菓子パンなどの誘惑にやすやすと乗ってしまい、好きなだけ食べて太っていました。
世の中には数多くの減量法がありますが、そのほとんどが僕にとってはあまり役に立ちませんでした。
何故ならば、ほとんどの減量法は、「食べなければ痩せる」という論理を説いているからです。
そんなことはわかっていますよ。
問題は、食べたい気持ちをどうしても我慢できないことでした。
それをどうやって我慢するのか、きちんと真正面から扱っている減量法というのはほとんどないんじゃないでしょうか。
少なくとも僕は出会ったことがありません。

例えば、コンビニエンスストアに行って、目の前にメロンパンがあったら、無条件に買って食べていました。
夜、仕事帰りにスーパーによると、2割引のシールが貼ってある餃子とか、チキン南蛮がおいてあります。
安いし美味しそうなので、無条件に買って食べていました。
この、「食べたい」という気持ちをどうやって我慢するのか。それをきちんと教えてくれる減量法はほとんどないように思います。
ただ一つ、僕が読んだ本の中で、とても良かったと思うのは、「いつまでもデブと思うなよ」(岡田斗司夫著)です。
でも、今回はこの本の紹介は省略させていただきます。

僕は何度も一時的に減量に成功し、すぐにリバウンドをするということを繰り返してきました。
そして、ある日、こういうことがありました。
今から5年ぐらい前でしょうか?もっと前だったかもしれないですが、この瞬間が、僕にとって痩せられない人間から痩せられる人間に変わった境目だったと思います。

妻と買い物に行って、ショッピングモールのフードコートで、美味しそうなパン屋の前を通りました。
いかにも美味しそうな、甘そうな匂いが素晴らしかったです。
僕はそのパンを見て、食べたいと強く思いました。
でも食べたら太るから我慢しなければ、とも思いました。
少し前の僕だったら迷わず食べていたと思いますが、この時の僕は迷いに迷いました。
食べるべきか、食べざるべきか、それが問題だ。
散々考えていると妻が、「どうするの?」と尋ねてきます。
「もう少し考えさせて」と言って、さらに思案しました。
店の人からすると、変な客です。
ずっと店頭のパンを凝視したまま思案に暮れている不気味な客だったと思います。
どのくらいの時間が経過したかわかりませんが、僕の腹時計では30分ぐらいかかったと思います。
長考の末、パンは買わずに素通りする事にしました。
このとき僕は自分で自分に感動しました。
史上初めて、胃袋の欲求を意志の力で封じ込めたんです。
ここまで来るのにとても長い時間がかかりました。

減量は知識が9割、ただしとても時間がかかります。

今の僕は目の前に、どんなに美味しそうなケーキやお菓子、高級な料理を出されても、試合前の減量中だったら一切食べたいと思わず、スルーすることができます。
昔は、スーパーで巨大なプッチンプリンを見ただけで、その大きさ故にどうしても食べたくなり、よだれが止まらなくなったもんですが、今は全くそんなことはありません。
何故、このように変わる事できたのか?
それは栄養に対する知識をつけたからだと思います。
筋肉系ユーチューバーのコアラ小嵐さんが、何かの動画の中で「減量は知識が9割」と言っていましたが、それは本当にその通りだと思います。
でも、今日知識を身に付けたら、明日から痩せられるのかというと、そんなに簡単では無いと思います。
頭で覚えた知識が、血となり肉となり、全身に深く染み込んで、完全に理解するまでには時間がかかると思います。
どのくらいの時間がかかるのかは、よくわかりませんが、僕の場合は2、3年はかかったと思います。
減量の第一歩は知識を身につけることだと思いますが、時間がかかります。

どういう知識かというと、三大栄養素を理解するということです。
三大栄養素とは、タンパク質(Protein)、脂肪(Fat)、炭水化物(Carbohydrate)のことで、これらの摂取のバランスのことをPFCバランスと言います。
減量をするならば、脂肪をなるべく抑え、タンパク質は十分に取り、炭水化物を徐々に減らしていくのが王道だと思います。

昔の僕ならば、タンパク質をたくさん摂りましょうと言われたら、牛乳をガブガブ飲み、牛肉や枝豆をバリバリ食べていたと思います。
でもこれはあまり良くありません。
まず、牛乳は脂肪を大量に含んでいるので、減量をするならば飲まない方が良いです。
低脂肪乳に切り替えるという手もありますが、飲まない方が良いです。
無脂肪乳に切り替えるという手もあると思いますが、それでも僕は飲まない方が良いと思います。

牛肉をバリバリ食べると、やっぱり脂肪を取りすぎてしまうので、よく無いです。
肉を食べるならば、牛肉より鶏肉の方が脂肪が少なくて良いです。
鶏肉の中でも、もも肉よりは、胸肉やささみの方が脂肪分が少なくて良いです。

枝豆も悪くは無いですが、脂肪分が含まれているので、量には気をつけた方が良いと思います。

さて、知識が身につくと、美味しそうなお菓子やケーキ、菓子パンを我慢できるようになるんでしょうか?
僕はなると思います。
美味しそうなお菓子、ケーキ、菓子パンを食べると、脂肪と炭水化物は大量に摂取する事になりますが、タンパク質はほとんど摂れません。
それは減量をする上で、とてもよく無いことです。
もちろん、どこの誰だってケーキ、菓子パンが減量の大敵であることは知っていると思いますが、その「知っている」のレベルが違うと思うんです。

昔の僕だったら、

鹿野一郎
鹿野一郎

1個ぐらい食べたって太りっこ無い。

と思って食べたと思います。
1個で気が済まなかったら、

鹿野一郎
鹿野一郎

1個も2個も変わりない。

と思ってもう一つ食べていたでしょう。
でも今は絶対にそんなことは思いません。
ケーキを1個食べただけで、1日に許容される脂肪の摂取量を軽く超えてしまうことを理解しているので、減量中は絶対に食べません。
食べたいとすら思いません。
減量中には、お菓子はケーキは、毒にしか見えないんです。
このように変化するのに、2年から3年ぐらいはかかったと思います。

ちなみに僕は減量に関する知識、PFCバランスに関する知識はほぼ全てYouTubeで学びました。
katochan33さん、コアラ小嵐さんなどの動画を見ているうちに、次第に体に刷り込まれていきました。

今日のトレーニング(デッドリフト)

今日は自宅でデッドリフトをしました。
デッドリフトは8月26日に自宅のバーベルで、149kg35本、159kg20本、169kg15本、189kg1本を挙げ、トータルボリュームは11トンを超えました。
これは僕にとっては最高記録でした。
これだけの内容をこなすのに2時間9分もの時間がかかりました。

今日はそれを上回ることを目標にしてトレーニングに臨みました。
結果は1時間18分でトータル12トンを超え、時短とボリュームアップの両方に成功しました。
今日は149kgを20本、159kgを47本、179kgを9本、194kgを1本あげました。
前回、2時間9分に及んだトレーニングはとてもキツかったですが、今日のデッドリフトはそこまでキツくはありませんでした。
体が強くなったのでしょうか?
そうならば嬉しいです。

次にデッドリフトをするときは、13トンを超えるボリュームを記録したいと思っています。

10月24日がパワーリフティングの試合なので、9月中旬ごろまではボリューム重視のトレーニングをし、その後は徐々に重さに慣れるトレーニングに切り替えていこうと思っています。なので、ハイボリュームを追求するものあと半月です。

僕は最近は、毎日自宅でフロアプレスをすることを心がけているんですが、今日は出来ませんでした。
今日のデッドリフトは前回ほどキツくなかったと書いたばかりですが、フロアプレスは出来ませんでした。
前回は2時間9分のデッドリフトの後に、さらにフロアプレスで9トン超えのトレーニングをしていましたが、今日はそれが出来ませんでした。
原因は体力ではなくて、気持ちの問題だと思います。
デッドリフトで12トンを超えたら、そこで満足してしまいました。
満足してしまうと、そこからさらにフロアプレスを100本やろうという気力が湧いてこず、終わりになってしまいました。

満足した理由は、194kgが挙がったという事もあるでしょう。
194kgというのは僕のバーベルの最大の重さなんですが、8月16日のトレーニングではこの194kgが1回も挙がりませんでした。
これはとてもショックでした。
そして8月26日には189kgが1回挙がったので、少し機嫌がよくなりました。
そして今日は久し振りに194kgが挙がりました。だから満足してしまったんだと思います。

減量を始めた直後は、スクワットのパワーがガクッと落ちました。
しばらくしてデッドリフトのパワーも落ちてきました。
でもさらに時間が経過すると、スクワットのパワーが少し持ち直し、デッドリフトも少し持ち直してきました。

試合の当日には74kg以下の体重で試技に臨むので、今朝よりもさらに1.4kg以上軽い体になっています。
その状態で今よりも強い力が出るように、調整をしていきたいです。

今日の成果(体重、デッドリフト)

今日は今年に入って最も軽い体重を記録しました。
これは一つの成果です。
そしてデッドリフトでも、1日12トン超えという過去最大のボリュームを記録しました。
ついでに、一時挙がらなくなっていた194kgが挙がる様になりました。
だから今日は良い日だったと思います。
本当はさらに闘争心を燃やして、フロアプレスもばりばりにやれればもっと良かったんですが、僕にはそこまでの強さはありませんでした。
まだまだダメですね。
でも、今日は良い日だったと思います。

ありがとうございました。

内部リンク「減量2021 試合まであと40日

内部リンク「減量2021 試合まであと90日

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