僕のバーベル その2(ストラップを購入)

バーベル

こんにちは。鹿野一郎です。
平成28年(2016年)の2月27日にストラップを買いました。
自宅でデッドリフトやベントオーバーローをするときに、背中の筋肉より先に握力が持たなくなってしまうことが多くなったからです。


ストラップというのは、手首とバーベル、ダンベルのバーを固定するもので、握力の補助になります。
ストラップを使うと、デッドリフトやベントオーバーローだけでなく、懸垂をしていても手が開いてしまうような事はありません。
ストラップのグリップ力はかなり強力なんです。

それ以前はストラップの存在自体知らなかったので、空手の帯などでダンベルを手に縛り付けてやったりしましたが、なかなかうまく行かず悩んでいました。
そんなある時、YouTubeでkatochan33さんの動画を見てストラップの存在とその有用性を知りました。
katochan33さんは2014年1月1日公開の動画の中で、ストラップを使うとおよそ2倍の重さが持てると、実験を交えて説明してくれていました。
その動画の中では、katochan33さんはストラップを装着して、340kgのバーベルを持ち上げていました。
ストラップも凄いですが、彼の筋力も凄いです。これだけ効果があるならば、買うしかないと思ったんです。
大塚のゴールドジムで買いました。値段は1900円でした。

ストラップの効果は抜群で、これを使うとどんな種目をやっても、握力が先に参ってしまうなんて事はなくなりました。
デッドリフトやベントオーバーローのようにバーベルを引く種目では当然ですが、それ以外でも懸垂やサイドレイズなどで効果を発揮します。
懸垂をしていると、どんどん手が開いてきてしまって、やがて落ちそうになるもんですが、ストラップを使って懸垂をすると、そういう心配は全くなくなります。
完全に背中がお釈迦になるまで追い込めるので、とても良いです。
サイドレイズの時もそうです。
サイドレイズで握力がもたないから続けられないという事はないと思いますが、それでもストラップを使うと、安定感が違います。
これを買ったことによって、僕は自宅でのトレーニングがはかどるようになりました。
懸垂も、ストラップを使うことによって、ダイレクトに広背筋に刺激が入るようになりました。
とても良い買い物をしたと思っています。

ストラップには革製のものと、ナイロン製のものがあるようですが、katochan33さんによると、革製のものの方がグリップ力が強いそうです。
僕が買ったのはナイロン製ですが、今のところ、力不足を感じた事はないです。
買って5年が経過したので大分へたってきましたが、まだまだ使えそうです。
もし将来、これが千切れるようなことがあったら、次は革製のものを買おうかと思います。

ジムでデッドリフトをしていた頃は、よくストラップをジムに忘れてきました。
3回ほどやったことがあります。
いずれも受付の人に話をして、うまく回収できましたが、ゴールドジムでゴールドジム販売のストラップを使っていると、忘れ物をした時に少々紛らわしいです。
ある日、トレーニングを終えてシャワーを浴びて、帰り支度をしていた時、ストラップを忘れたことに気づきました。
すぐにトレーニングエリアに戻ってパワーラックを確認しましたが、すでに無くなっていました。
受付に話をしてみると、「これですか?」と言って、ビニール袋のつめて輪ゴムで止めてあるストラップが出てきました。
もうこんなに梱包したのか、ずいぶん早いなと思って見てみると、それは僕が落としたものと同型の別のものでした。
僕のものはもっとへたっているので、違うとわかりました。
半分諦めかけましたが、その後、別の場所から発見されて、いとしのストラップは僕の手元に戻ってきました。
その時、ストラップに自分の名前か、何らかのマークを刺繍しようかと考えましたが、面倒で現在までやっていません(笑)。

最近は、ジムで懸垂をするので、ジムにストラップを持っていきますが、今のジムでは忘れた事はありません。
今通っている24時間ジムでは、一人一つカゴを持たされて、そのカゴに消毒用のスプレーと、機材を拭き取るタオルを入れることになっています。
コロナ対策として、全ての器具を使う前、使った後に利用者が消毒液をスプレーして拭き取らなければならない決まりなんです。
ストラップはそのカゴに入れて持ち歩いているので、無くさないのでしょう。
そう考えると、トレーニングの時にこういうカゴを持ち歩く事は大切なのかも知れないです。
忘れ物の防止に役立っているのかも知れません。

話が少し変わります。
僕は使ったことがないですが、握力補助の道具としてパワーグリップというものもあります。
手袋のようなものですが、ストラップと比べると、装着がとても簡単だというメリットがあります。
ただし、グリップ力はストラップの方が強いようです。

実は僕は今度パワーグリップを買おうかと思っているんです。
理由は、ストラップより装着に時間がかからないからです。
バーベルに左右の手のストラップを巻き付けるのは、慣れていないと結構時間がかかります。今の僕だと両手を装着するのに、急いでも5秒程度かかります。
自宅で一人でトレーニングをしているならば問題ないですが、パワーリフティングの試合に出て、ウォーミングアップをする時には、このわずかな時間が周囲の人々の迷惑につながりかねないんです。
いつもウォーミングアップは時間が足りなくて、一つのバーベルに行列が出来ます。
例えば140kgのバーベルを皆が次々にデッドリフトで引き上げて、また列の一番後ろに並ぶという感じです。
列はどんどん循環します。
バーベルの重さは一周するたびに重くなっていきます。
こんな状況でストラップを使うのは正直気が引けます。
でもパワーグリップだったら、素手で握るのと同じ速さで装着できるので、気分的に楽になれると思うんです。

パワーリフティングの試合では本番の試技ではストラップやパワーグリップの使用が禁止されていますが、ウォームアップでは使うことができるんです。
僕はウォームアップで握力を消耗せず、本番の試技に万全な状態で臨みたいからストラップを使っています。
たまに試合で、デッドリフトを引き切ったのに、握力がもたずにバーベルを落としてしまって失敗になる人がいます。
本番でそういう思いをしたくないから、使うんです。
でも、僕以外の人でストラップを使っている人はわずかです。
ほとんどの人は、ウォームアップでもストラップをつけずにやっているんです。
皆さん、握力がおありなんですね。

なので、今度時間の節約のためにパワーグリップを買おうかと思っています。
普段は使わず、試合のウォームアップの時だけしか使わないので、使用頻度はほぼゼロになりますが、それでもやっぱりウォームアップ会場で時間を費やすのは気が引けます。

ちゃんと練習すれば、2秒程度で両手同時につけられるようになると思いますが、今のところ僕にはそれは無理です。
でも両手同時に素早くつけられるようになれば、懸垂の時などもかなり楽になるので、練習してみる価値はありそうです。

そうです。そうしましょう。
まずは練習です。短時間で両手同時に装着できるようになれば良いんです。
練習してもダメだったら、その時初めてパワーグリップの購入を考えることにします。
なんでも買い物で解決しようとするのはよくないですね。
まずは練習します。
ありがとうございました。

僕のバーベル その3へつづく

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