こんにちは。鹿野一郎です。
平成21年(2009年)、子供が生まれました。
赤ちゃんの世話をするのはとても大変でしたが、この頃から自宅でダンベルを真面目に扱うようになりました。
理由はジムに行かれなくなったからです。
妻と赤ちゃんを残して自分だけジムに行くということは出来ませんでした。
仕事を終えて帰宅してから、子供が起きないように静かにダンベルでトレーニングをしていました。
この時、うちにはダンベルバーが6本、プレートが全部で34枚ありました。
合計重量は、116kgでした。
これだけあればどんな種目をやっても不足はないだろうと思いましたが、違いました。
ダンベル、バーベルには28mm規格、50mm規格という二つの規格があります。
これはプレートを装着する部分のシャフトやバーの太さを表しています。
このため、プレートに開いている穴の直径はこれよりも1mm程度大きくなっています。
28mm規格のものであれば、バーとプレートでメーカーが違っても問題なく使うことができます。
僕が自分で買ったNIPPYOのダンベルは28mm規格品でしたが、弟からもらったバーベルセットは規格外品で、穴の直径が26mmしかありませんでした。
ダンベルのプレートは大体28mm規格ですが、バーベルのプレートには28mm規格と50mm規格があります。
イメージとしては、28mm規格は家庭用、50mm規格は業務用という感じでしょうか。
ジムに置いてあるバーベルのプレートは大体50mm規格です。
話を進めましょう。
僕が持っていた機材は、28mm規格品はバーが2本、プレートが12枚47kg分あり、規格外品(26mm)はバーが4本、プレートが20枚64kg分あったんですが、互いに互換性がなかったため、不自由しました。
規格品のバーには、規格外品のプレートがはまりません。穴が小さいからです。
規格外品のバーには、規格品のプレートがはまりますが、バーが細いので、カチャカチャなって落ち着きません。
もし皆さんがこれからダンベルを買おうと考えているならば、ちゃんと規格品を買った方が良いと思います。
買った時はこの重さで十分と思っても、後で足りなくなるのはよくある話です。
その時に規格品ならば、追加でプレートを購入しても全く問題ないですが、規格外品だと他のメーカーのものと合わせて使うことができません。
なのでとても不自由な思いをします。
ならば、同じ規格外品のプレートを買い足せば良いように思えますが、僕の場合、これを作ったTMスポーツというメーカーは、すでにダンベルプレートの販売を終了していたので、新品は買えませんでした。一方で規格品ならば、そのメーカーが倒産しても、別のメーカーの規格品と合わせて使えるので、買うなら絶対に規格品が良いと思います。
ちなみに僕が買った規格品のメーカーであるNIPPYOは、2021年現在はなくなってしまっています。残念です。
僕はここで、ダンベルを買うなら規格品が良いと主張していますが、バーとプレートからなる昔ながらのダンベルをこれから買う人は少ないかも知れません。
今は可変ダンベルというものが主流になりつつあるようです。
僕は可変ダンベルは見た事はありますが、使った事はありません。
本家のパワーブロックを使った人はほぼ全員、口を揃えて、「これは良い。」と言います。
なので、これからダンベルを買う人は皆可変ダンベルを買うのかも知れません。
でも、それでも僕は昔ながらのバーとプレートのダンベルをお勧めしたいです。
ホームセンターなどで、ダンベルセットを売っていることがありますが、それらの多くは規格外品だと疑った方が良いと思います。
大昔ですが、弟が通販で買ったバーベルセットが規格外品だったので、ここは気をつけた方が良いと思います。
パッケージに28mm規格と書いてあることはなかなかないともいますが、バーの太さが28mmとか、プレートの穴の直径が29mmと書いてあれば大丈夫です。
それよりもインターネットで買う方が安全だと思います。
インターネットならば28mm規格であるか、無いかはすぐにわかります。それに玄関まで運んでくれるので、その方が良いと思います。
初めてダンベルを買う人は、「そんなに重いものは必要ないから、互換性は別に気にしない。」と考えるかも知れません。
でも、ちゃんとトレーニングをしていくと、どんどん力がついて、知識も増えて、いろいろな種目をやるようになって行きます。
そしてあっという間にダンベルのプレートは足りなくなります。
男性がダンベルセットを買うのであれば、僕は60kgセットを勧めます。
30kgのダンベルが2個作れるセットです。
そんな重たいのは必要ないよ、と思うかも知れませんが、ちゃんと鍛えれば30kgでも物足りなくなりますよ。
ダンベルを使ったベンチプレス、つまりダンベルプレスでは、意外とすぐに30kgでは足りなくなると思います。
その時に、規格品であればプレートの追加購入ができますが、規格外品だったらアウトです。
さらに、その規格外品を作った会社が倒産したり、ダンベルの販売を終了していたら、試合終了です。
なので規格品が良いと思います。
余談になりますが、正しいフォームで腕立て伏せをすると、両腕にかかる負荷は体重の7割程度になるそうです。
なので体重70kgの人が正しいフォームで腕立て伏せをすると、およそ50kgの負荷がかかります。
30kgのダンベル2個でダンベルプレスをする場合の重さは、単純計算をすると、体重70kgの人が、肩の上に10kgの米袋を乗せて腕立て伏せをするぐらいの重さです。
初めはきつくても、すぐに慣れてしまう重さです。
僕が大学一年生で初めてダンベルを買った時は、セット販売などなかったので、バラで合計12.5kg分を書いました。
何も知らないで買いましたが、偶然28mmの規格品でした。これは幸運でした。
その後、プレートはどんどん増えて、今では合計186kg分もあります。
そして、おそらく今年のうちに20kgのプレートをさらに2枚買うと思います。
はじめの一歩が小さくてもその後、どんどん大きくなっていく可能性があるので、買うならば絶対に規格品が良いと思います。
ありがとうございました。
僕のダンベル その11へつづく